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稲葉忍
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(28) May 9, 2025
テーマ： 今日聴いた音楽(79031)
カテゴリ： 音楽（歌番組・MV含む）
今回のお題は聖飢魔II「The END OF THE CENTURY」。
1986年4/2にCBSソニー/フィッツビートから発布された2枚目の大教典。初のセルフプロデュース作で、本作はダミアン浜田による制作曲の集大成となっており、世紀末の初期代表曲が多く入ってる。さらに前作から加入したジェイル大橋による曲も初めて収録されている。
本作からシングルカットされた「蝋人形の館」がヒット曲となり、TVに出演したことから影響し、オリコンチャート最高5位となった。
本作をフィーチャーしたミサ・ツアーは各会場とも満員御礼となったが、アイドル的人気が出たことで事務所に対し取材依頼が殺到する事態が発生。対応に追われた構成員の中には不満を持つ者も現れ、また実力不足を自認していたBaのゾッド星島は本作発布後に脱退している
＜曲目＞＊CD版
02． THE END OF THE CENTURY
03． DEMON′S NIGHT
04． 悪魔の讃美歌
05． JACK THE RIPPER
06． 蝋人形の館
07． 怪奇植物
08． FIRE AFTER FIRE
＊対応サブスク：Apple・Spotify
＃1と＃５はLP盤に入っていない
LP盤はミニアルバム形式でリリースされたため33回転の12インチディスクとして発布されたためCD版の＃1と＃5は収録されず、各曲のイントロ部分の説法（セリフ）も入っていない。
#1は1984年に＃2に続いてダミアン浜田が制作した曲。初めは「新・聖飢魔Ⅱのテーマ」というタイトルだったが、地球デビューに伴い改題された。インストナンバーだがHMバンドらしい壮大さがある。
浜田は世紀末を意味する「歌詞のあるテーマ曲」というコンセプトでこの曲を作ったと述べてるが浜田の作曲スタイルは自由気ままなものだったため、本作のようにコンセプトありきの製作は困難を感じる部分もあったという
＃3は聖飢魔Ⅱの地球デビュー後初の曲。LAメタルの影響を受けてる？
＃4はデビュー前の1984年に浜田が制作した曲でアマチュア時代最後の曲となった。
デモ制作の段階で打ち込みのドラムを入れ、4chのマルチトラックレコーダーを使用して制作された。浜田はデビューに向けた楽曲制作のため、ドラムマシン、MTレコーダーを購入したものの、それ以降全く作曲ができなくなり、プロとして活動する自信を失い聖飢魔Ⅱを脱退することになる。前口上のセリフは元々存在せず、本作をレコーディングの際、閣下がディレクターのサチュロス丸沢と共に考案した
タイトル通りのメロディ、コーラスワークが見える曲。詞に「エロイムエッサイム…」とある。間奏の泣きのギターがええ。
＃5は＃6のB面で「切り裂きジャック」がテーマ。当初は聖飢魔Ⅱの前身バンド「RAY」で「衝動殺人者RAY」というタイトルで演奏されていた。後で「衝動殺人者」となり、更に聖飢魔IIの曲として今の形になった。 この曲はブラック・サバスの「悪魔的」、スコーピオンズの「暴力的」、ジューダス・プリーストの「背徳」「背信」要素にシンパシーを感じた浜田によって初めて制作された曲。
歌詞に暴力的なところがあるよなぁ「切り裂きジャック」がお題だけに。
＃6は小経典（シングル）1号。漫画「人形地獄」（ムロタニ・ツネ象 原作）映画「サスペリア」にインスパイアされた浜田によって悪魔的・黒魔術の要素を導入した世界観が特徴。地球デビュー前に作られたが、小経典版と初期バージョンではギターソロなどが変更されている
閣下の「お前も蝋人形にしてやろうか！」のセリフが印象的だが、アマチュア時代から採用されていたとのこと。HMの様式美てんこ盛りな歌。間奏のギターソロはエース長官によるもの（後の再結成ミサでは大橋が担当）。
＃7は1983年に「魔王凱旋」（1st収録）の後に収録された曲。もともと浜田が早大フォークソング部に所属していた女性ボーカルのバンドから依頼されて作った曲でその段階では「魔女ダーリア」というタイトルだったがそのバンドでは没になり、聖飢魔II用に詩を変更して発表された。
＃8の前口上はもともと＃2のデモバージョンで使用されていた。
THE END OF THE CENTURY [ 聖飢魔2 ]
1986年4/2にCBSソニー/フィッツビートから発布された2枚目の大教典。初のセルフプロデュース作で、本作はダミアン浜田による制作曲の集大成となっており、世紀末の初期代表曲が多く入ってる。さらに前作から加入したジェイル大橋による曲も初めて収録されている。
本作からシングルカットされた「蝋人形の館」がヒット曲となり、TVに出演したことから影響し、オリコンチャート最高5位となった。
本作をフィーチャーしたミサ・ツアーは各会場とも満員御礼となったが、アイドル的人気が出たことで事務所に対し取材依頼が殺到する事態が発生。対応に追われた構成員の中には不満を持つ者も現れ、また実力不足を自認していたBaのゾッド星島は本作発布後に脱退している
＜曲目＞＊CD版
02． THE END OF THE CENTURY
03． DEMON′S NIGHT
04． 悪魔の讃美歌
05． JACK THE RIPPER
06． 蝋人形の館
07． 怪奇植物
08． FIRE AFTER FIRE
＊対応サブスク：Apple・Spotify
＃1と＃５はLP盤に入っていない
LP盤はミニアルバム形式でリリースされたため33回転の12インチディスクとして発布されたためCD版の＃1と＃5は収録されず、各曲のイントロ部分の説法（セリフ）も入っていない。
#1は1984年に＃2に続いてダミアン浜田が制作した曲。初めは「新・聖飢魔Ⅱのテーマ」というタイトルだったが、地球デビューに伴い改題された。インストナンバーだがHMバンドらしい壮大さがある。
浜田は世紀末を意味する「歌詞のあるテーマ曲」というコンセプトでこの曲を作ったと述べてるが浜田の作曲スタイルは自由気ままなものだったため、本作のようにコンセプトありきの製作は困難を感じる部分もあったという
＃3は聖飢魔Ⅱの地球デビュー後初の曲。LAメタルの影響を受けてる？
＃4はデビュー前の1984年に浜田が制作した曲でアマチュア時代最後の曲となった。
デモ制作の段階で打ち込みのドラムを入れ、4chのマルチトラックレコーダーを使用して制作された。浜田はデビューに向けた楽曲制作のため、ドラムマシン、MTレコーダーを購入したものの、それ以降全く作曲ができなくなり、プロとして活動する自信を失い聖飢魔Ⅱを脱退することになる。前口上のセリフは元々存在せず、本作をレコーディングの際、閣下がディレクターのサチュロス丸沢と共に考案した
タイトル通りのメロディ、コーラスワークが見える曲。詞に「エロイムエッサイム…」とある。間奏の泣きのギターがええ。
＃5は＃6のB面で「切り裂きジャック」がテーマ。当初は聖飢魔Ⅱの前身バンド「RAY」で「衝動殺人者RAY」というタイトルで演奏されていた。後で「衝動殺人者」となり、更に聖飢魔IIの曲として今の形になった。 この曲はブラック・サバスの「悪魔的」、スコーピオンズの「暴力的」、ジューダス・プリーストの「背徳」「背信」要素にシンパシーを感じた浜田によって初めて制作された曲。
歌詞に暴力的なところがあるよなぁ「切り裂きジャック」がお題だけに。
＃6は小経典（シングル）1号。漫画「人形地獄」（ムロタニ・ツネ象 原作）映画「サスペリア」にインスパイアされた浜田によって悪魔的・黒魔術の要素を導入した世界観が特徴。地球デビュー前に作られたが、小経典版と初期バージョンではギターソロなどが変更されている
閣下の「お前も蝋人形にしてやろうか！」のセリフが印象的だが、アマチュア時代から採用されていたとのこと。HMの様式美てんこ盛りな歌。間奏のギターソロはエース長官によるもの（後の再結成ミサでは大橋が担当）。
＃7は1983年に「魔王凱旋」（1st収録）の後に収録された曲。もともと浜田が早大フォークソング部に所属していた女性ボーカルのバンドから依頼されて作った曲でその段階では「魔女ダーリア」というタイトルだったがそのバンドでは没になり、聖飢魔II用に詩を変更して発表された。
＃8の前口上はもともと＃2のデモバージョンで使用されていた。
THE END OF THE CENTURY [ 聖飢魔2 ]
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