忍の不思議なファンタジックな日々

忍の不思議なファンタジックな日々

Apr 16, 2006
XML
テーマ: 小説日記(233)
カテゴリ: 1話~
あなたへ


 手紙の続きをお伝えします。始めに私達が向かった先はですね。スニフの家です。ミイはあまりいい感じはしてないようですが、とりあえずという事で、私達はスニフの家に行く事に決めました。話を聞いていると、昨日ハイキングに行ったメンバーは、ムーミン一家と、スニフと、フローレンとフローレンのお兄さんのスノークだそうです。1ヶ月前から決めていたそうで、ミイは一番楽しみにしていた感じが伝わってきます。ようやく、ミイは私に興味を持ち出したようで、私のふわふわした毛に触ってきます。するとミイが「あなたの毛、気に入ったわ!私に頂戴!」と言ってきました。私はどう答えていいのやら・・・「ぬいぐるみでは無いからあげられないよ」と返事をしました。ミイと会話を交わすだけで疲れてくる感じです。でも・・・どんな言葉が出てくるのかなぁと、少し、私自身思ってる所がありまして、少し複雑な気持ちでした。

 ようやくスニフの家の前まで来ると、スニフが家の前で「1、2、3.4」と声をかけながらラジオ体操をしています。「みなさん!朝からどうしたの?」とスニフがみんなに声をかけてきました。スニフは私の顔をじろじろと、こっちをみてきます。ムーミンが私の事やミイの事をスニフに伝えると、「ミイは、言ったよ」と返事を返しました。ミイはまだ納得してないようで・・・私は、多分ミイは全員に聞いても、納得しないだろうなぁとその時思いました。

 最後に向かう先はフローレンと、スノークが住んでいる家です。ムーミンはスニフも誘おうとしましたが、スニフは用事があるそうで、スニフの用事?何か事件でも起こそうとしてるのかなぁと私は思いました。次はフローレンね。フローレンもムーミン的な感触がするのかなぁ?と、私は少し楽しみにしながら、ムーミンの後をついていきました。

 フローレンの家の前まで着き、ムーミンが「フローレンいる?」と声をかけながら扉をノックすると、「いるよ!少し待って」と返事が返ってきました。少し私達が待つと、フローレンが出てきました。フローレン!フローレンの声が聞こえてきます。ムーミンの声と、フローレンの声を一緒に聞く事で、私はムーミン村に本当にいるんだと確信が持てました。話し声の内容からするとスノークは家を出ているそうで、ムーミンが私の事をフローレンに伝えると、フローレンが「始めまして」と手を伸ばしてきました。私がフローレンの手に触れると、フレーレンもムーミン的な感触はしますし、フローレンの手の温かさも、一緒に伝わってきます。

  フローレンの話では、昨日ミイのお姉さんの、ミムラお姉さんに道ばたで会い、ミイから、みんなあての手紙をあずかってるから、取りに来て欲しいと言われたそうで、フローレンは今日手紙を取りに行こうと思っていたそうです。でも、ミイが目の前にいましたので、その必要はないとフローレンは思ったらしく、ミイにたずねると、ミイは「手紙なんて書いた記憶はない!」と返事をしました。ミイはそのような手紙を書いた記憶がないようです。

 ミイはハイキングの事はどうでもよくなったようで、手紙の事で頭がいっぱいになってる感じがしました。ミイの頭の回転(違う意味で)の速さは驚かされるばかりです。一滴のしずくが、全ての色を変えてしまうように、ミイの頭は手紙液で埋まってしまったようです。私達は、その手紙を確認するために、フローレンもつれてミイの家に行く事に決めました。

 ミイの家にたどりつくと、ミムラお姉さんが出てきました。お姉さんの顔とミイを比べると、驚かされます。。お姉さんは美人なのですが、ミイはどちらかというと年齢を重ねるたびに、しわが増えていくような感じです。本当に同じ姉妹なの?と私は思いました。「手紙ね、はいこれね」と手紙をムーミンにわたしました。ムーミンが手紙をあけて、みんなでみてみると、このような内容でした。

 みんな~へ~

 あ~

 今、私は夢の中にいます。素敵な王子様が私を待っています。むゃむゃ~
 今日のピックニックはむにゃ~むにゃ~
 王子様が私をつれさってくれます。むにゃ~むにゃ~
 今日は家にいないとむにゃ~むにゃ~

                                               ミイ~むャ~

 ミイは半分寝ながら書いていたみたいです。筆跡もミイのものみたいです。ミイは、とぼけるように「ふ~ん」と返事をしています。みんなの顔はあきれ顔です。さすがミイだと私は思いました。たぶん、このような事はよくある事なのだと思います

 今日の夜はムーミンママが夕食を、ごちそうをしてくれるそうです。今夜はムーミンの家でお泊まりができそうです。今はムーン達と外の草原で、フローレンが作ったサンドイッチを食べてます。ムーミンもフローレンも私の書く手紙に興味があり、誰に手紙を出してるの?恋人?って聞いてきます。ここの世界は、お互いの人の事をよく知っていって、お互いが助けあってるような感じがします。
今ここちよい風が私の心に吹いています。私のベルもその風につられて少し鳴っているみたいです。あなたが元気である事を心から願います

今日の手紙はここまでです。


                            お便りします。忍より






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Apr 16, 2006 09:57:32 PM
コメント(2) | コメントを書く
[1話~] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

sinobu_kyousa

sinobu_kyousa

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

nana8381 @ dddd http://hellowork01.cho-chin.com/ http…
子ぎつねペレン @ Re:(1話)はじまりという日(04/16) はじめまして、ブログ開設おめでとうござ…

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: