sionMEWnoブロ愚

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第2章 持ち主-彼女-


明らかに女性だ。
この顔も知っている。

この顔は…ミチルだ。
僕は確か男だったはずだ。
そして、ミチルではない。

それ以上思い出せない。
そして相変わらず声が出せない。
不安が支配していく。

もう一つわかることがあった。
ここは
僕の家ではない。


ザー…ガガッ


「……あれ?」



今ノイズが走ったような……ノイズ…?


「!  声が!?」


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