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May 1, 2008
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カテゴリ: 本・雑誌
『すべては音楽から生まれる』茂木健一郎
PHP新書

昨年12月刊行。図書館でリクエストしておいたらやっと回ってきた。

副題は脳とシューベルト。
脳科学者が理屈をこねるというよりは、ライブ体験を通して、音楽はいいよということを言ってる感じの本。

茂木さんの高校時代、文化祭では毎年学年でオペラを発表するしきたりがあり、2年の時にやった出し物で主役の女の子がハプニングで1オクターブ高い声で歌って、そのまま歌いきってしまって感動した。などというエピソードも書かれている。

後半から怪しい様相を見せ、しまいには上手くできた広告本を読まされた感じになってくる。

(引用)--------------
音楽における体験の豊かさや感動の深さという点では「ライブ=生演奏」に勝るものはない。どんなにすばらしいライブでも、録音では、演奏会場での感動と同じものを享受することはできない。脳へのサインを送る力というものを考えると、CDやDVDの音は、ライブ演奏を決して超えられないのである。

もちろん、毎回すばらしい演奏に出あえるとは限らない。ただ、可能性は常にある。それは身を委ねる価値のある可能性だ。一回性の出会いを求めて、私はコンサートホールに足を運ぶ。それが「生きる」といことであり人生そのものであるかもしれない。



冒頭1章では、音楽はいかにライブに限るかを語る。
演芸や演劇も「ライブが一番」という主張と同じなので、共感する部分は多い。

1992年3月、NHKホールで茂木さんが聞いた演奏に触れている。
シノーポリが指揮したウィーンフィルのシューベルトの交響曲「未完成」。


客席にいる私にも「歌え、鳴り響け」と訴えかけているかのようだった。そんな音楽体験をしたことがある。


そうそう、いろんな所で聞いたり見たりしていると、そんな体験が積み重なってくるものだ、と共感を覚える。

で、最後の章になると、ゴールデンウィークに開催されるクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」のついて触れ、プロデューサーであるルネ・マルタン氏との対談を掲載している。


チケット代も2000円、3000円くらいの低価格。いろんな人にクラシックを聴いて欲しいといったイベント。無料イベントもあったりして有楽町近辺がクラシックに囲まれる。

わかりやすく言えば「大銀座落語祭」と全く同じ(わかる人にしかわかりやすくない)。
で「ラ・フォル・ジュルネ」の今年のテーマがシューベルト。
うーん、何だかこの本を読んだら、ラ・フォル・ジュルネに興味を持ってチケットを買う人が続出してしまいそうだ。『R25』に近い、相当仕組まれた感じもしなくない。実情はどうなのかわかりませんが。

しかも、この本とのタイアップでクラシック・コンピレーションアルバム「脳とクラシック」、「脳とシューベルト」、「脳とモーツァルト」が、4月30日にエイベックスから3タイトル同時リリース…。


おかげで今日、神田で取材を終えた後、有楽町のビックまで買い物に行き、ついでに様子を見て来てしまった。

イベントとしてはとても面白そうで、仕事さえなければ是非行ってみたいところだが、「大銀座落語祭」同様、主要なチケットは結構売れてしまっているようです。





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Last updated  May 1, 2008 06:09:25 PM
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