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June 7, 2008
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カテゴリ: 演芸・舞台
「玉川奈々福のおはようライブほとばしる浪花節!」

木馬亭 10時30分~

奈々福「牧野弥右衛門の駒攻め」(曲師・沢村豊子)
奈々福「金魚 夢幻」(作・玉川奈々福) (曲師・沢村豊子)

4月末の金魚亭に行けなかったのですが、ここで再演するということで。

「金魚 夢幻」
幻の金魚を作ることに命をかけている金魚師の伝助。数々の失敗を乗り越えて、ある色をした「幻」という金魚を作り出す。
普段から伝助に目をかけている熊さん。「幻」を勝手に競売にかけたところ、アラブの油田王が高値で競り落とす。
熊さん、テレビの画面を通じて伝助に詫びる。


金魚師と金魚の悲恋物語なのですが、よくできておりました。

外題付け(物語の前文にあたる表題付け)
「それはまだ人が“愚か”という尊い徳を持っていた昔の時代、金魚と人の物語」

わかる人はわかる谷崎潤一郎の「刺青」の冒頭文。
「愚かという尊い徳」というフレーズが耳に残る。
人々が今のように軋みあっていなかった時代の物語。(谷崎は江戸時代を想定してるが)
「刺青」は女性の肌に魂を掘りたい彫師。
こちらは、魂をかけて自分が納得のいく金魚を作りたいという金魚師「伝助」の話。
谷崎の胸を借りてか、向こうを張ってか、奈々福さんが自分なりの金魚師を描こうという思いが伝わってきます。

「幻」を勝手に売りさばいてしまう熊さんも、悪人ではなくお節介な人として描いているところがいかにも浪曲的。
金魚が川を上る道中付けはあるし、リポーター中継もあるしと、「金魚と人間が話すの?」という若干の疑問がわくところも、すかさず解説でフォローと、すべて計算されていて、感心させられるところが多い。


かける所があるかわかりませんが、どれだけのお客さんに受け入れられるか興味があります。

浪曲系ブログは、検索すると、稲田さんか風間さんか、ここが引っかかることが多いので、案外プレッシャーだ。





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Last updated  July 1, 2008 10:28:53 PM
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