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July 13, 2008
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カテゴリ: 演芸・舞台
浪曲乙女組!(東京公演)

新宿・シアターアプル 14:00~16:20

女性浪曲師3人(玉川奈々福、菊地まどか、春野恵子)で結成したユニットの公演。

キャパ700のシアターアプルが満員に。
キャパ150人の木馬亭がいっぱいになるならいざ知らず、浪曲だけで700の入れ物をいっぱいに。

いろんな会で「乙女組チケット買ってくださーい」と叫んでいる奈々福さんを見てきたし、新聞、ラジオと、できる限りの広報宣伝活動をしているのを見てきたので、コマプロのサポートもあったとはいえ、満員にした奇跡に、心から敬意を表したいです。
700の入場者を集めた、ということだけで9割は成功してますね。

番組は、客の半数以上が浪曲初心者であることを想定した浪曲入門的な構成。ツウには物足りないかもしれませんが、せっかく足を運んでくれた人に少しでも理解してもらって楽しんでもらおうという心配りがされている。
演目は、3人とも自信のネタで直球勝負。「お客さんに聞いてもらいたい」というアピール以外に、3人の仲で「負けたくない」みたいな意気込みが見られた。これだけのパワーで迫って来る浪曲を後半の部だ2時間近くぶっ続けで聞き続けるのはしんどかったけど。


実演:菊地まどか
三味線:玉川奈々福
解説:春野恵子

ここはNHKホールか?と思わせる、ベタな演出がいかにもで面白い。
女優経験のある2人は、芝居の間を外すこともなく卒なく進行するのに対し、菊地まどかさんのところでは妙な間ができたり、棒読み口調になったりでスリル満点。結構面白い

浪曲三味線には楽譜がないという話から、曲師と浪曲師の掛け合いを説明し、細かく説明してくれたのは奈々福さんらしい。

■第二部 浪曲
春野恵子「袈裟と盛遠(けさともりとお)」(曲師・沢村豊子)
菊地まどか「嫁ぐ日」(作・宮本麗子 曲師・沢村さくら)
玉川奈々福「茶碗屋敷」(曲師・沢村豊子)


「袈裟と盛遠」は平家物語を題材した作品。人妻の袈裟御前に惚れた武士・盛遠。袈裟の夫・渡辺亘を殺害しに来た盛遠に対し、袈裟御前は夫の身代わりになって首をかき切られ、貞淑と家を守る。愕然とした盛遠は出家するという、現代人には理解されにくい昔の話。

豊子師匠との最初のきっかけが合わなかったというところも浪曲に楽譜がないということを計らずも証明した形に。

「嫁ぐ日」は、いかにも大阪、松竹新喜劇風の人情話。恐らく、大阪でじいちゃんばあちゃんが多い席や慰問などでこれをやると相当受けるだろうなあと想像できます。だからこそ勝負ネタで来たんでしょうね。
私にとってはヘンテコな新作浪曲にしか聞こえないのですが、東京でも年配の方は結構ウルウル来そうな感じでした。
民謡演歌系の声でしたがバランスがよくて聞きやすいです。今度はちゃんとした古典で聞いてみたいです。

「茶碗屋敷」、大きな会場でトリねたとしても十分。貫禄の高座。客の私としては2時間聞き続けて全体の疲れがここに来てしまったんですが。





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Last updated  July 15, 2008 02:41:34 AM
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