人工内耳をするまで



以前の日記に書いたように 両耳スケールアウト(両耳100db以上の完全失聴)です。
補聴器をつけても全く何の音も聞こえません。

当然自分の声も聞こえません。


小学校低学年の時に難聴が発覚。

10代の後半に初めて補聴器を購入したけど、うるさくて我慢が出来ず使わずじまい。

30代前半のある真夜中に突然ゴォーー!!っと言う音を感じて目覚めその時より、大幅に聴力低下。 
以後、補聴器生活が始まった。


それまでは 聞こえが悪いと言う事はわかっていたけど それほど不自由は感じなかったのよね。
聞こえなかったら すぐその周りにいる人たちに助けを求めていたからなんだけど。

私σ(^^)の場合は 「聞こえません」って人に言う事に対して それほど 嫌だ! とか はずかしい とかね思わなかったの。
聞こえないんだから教えてもらったらいいやぁ~てなぐらいの軽い気持ちでしかなかったのよね。

これって子供の頃からの癖みたいなもんで 私σ(^^)にとってはごく当たり前の行動だったわけ。
その辺りが大人になってから難聴になった方達とはちょっと感じ方が違うところみたいなんだよね。

ただね、聞こえが悪いって言っても どんな音があるのかが知らなかったから自分の周りにある音だけが私σ(^^)の音の世界だったのね。

だけど 補聴器をつけてからは 
人が歩くと足音があるんだ! 
窓の外を走る車の音が部屋の中まできこえるんだ!などね(笑)

初めて世の中ってもっといっぱいいろんな音があるんだってことを知ったわけ。


音の無い生活は私σ(^^)にとってそれほど苦しくて堪らないみたいな事は無かったんだけど、でも周りとの連結が取れない事が一番の問題だったのね。

特に旦那様との会話が減ってしまった事は 凄く淋しかったし、旦那様もそうだったらしいんだよね。
つうか不便!って言う方が大きかったかもね~(笑)

ゆえに人工内耳の手術に踏み切ったの。

んとね、人工内耳って言っても簡単にはわからないよね。


【 次へ】



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