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2007.07.23
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カテゴリ: 感想


 デビュー前に書かれた習作『ろくでなし』(1997年立風書房刊)をリライトし、装いも新たに柚木草平シリーズに加えられた作品。ということは『ろくでなし』では別の主人公だったわけで。

 “永遠の38歳”のはずの柚木草平35歳、刑事を辞めて8ヶ月ということからか、あるいはもともと20代の頃に書かれた習作だからか、セリフも行動もやはり他の作品に比べて若いというか、青い感じがします。
 ストーリーはちょっとSFがかった内容で、他の作品ではあまり見かけない傾向の作品かもしれません。その辺り、読み手によって好き嫌いが別れる可能性があります。もっとも、僕はこの程度なら全然大丈夫で楽しく読みました。
 ただし、習作当時のエネルギーをそのまま残したとあとがきにあるように、少々強引で無理やりな感じが漂うことは否定できません。柚木草平初心者にはあまりおすすめできない作品でしょうか。割り切って「ヤング草平」と考えればいいのかも。

 3歳分未熟で野心家な柚木草平。それだけでなく、やはりいつも以上に女性に振り回されている気がします。
「東京という街の困ったところは・・・・・・いい女が多すぎることだ」

関連作:『彼女はたぶん魔法を使う』『初恋よ、さよならのキスをしよう』『探偵は今夜も憂鬱』『誰もわたしを愛さない』『 刺青白書
2007年7月21日読了





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Last updated  2007.07.23 13:49:13
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