北海道一周編 5日目
かぶじろうさんといく 積丹・小樽絶景ツアーの1日
ツーリング・レポート
時間 | 一言 コメント | 資料 |
06:36 盃野営場 |
おはようございます。 こちらの夜は暖かいです。いや,そこそこ寒いのですが,気持ちよく眠れる程度で熟睡できました。この旅1番の夜となりましたね。 しかし,日の入らない谷間にあるサイトのため,テントは朝露でグッショリです。 さて,パンでも食べて,片付けぐらいはじめましょうか。まずは食器洗いから。 と,この時間から走っているライダーの音がします。単気筒ですな。早起きだなぁ~。 |
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07:36 盃野営場 |
って,かぶじろうさんではないですか!カブ太郎の白いボックスが見えたので一発で分かりました! 自分は食器洗いなんぞしておりましたので「早いなぁ~!」などど言いながら手を振ってご挨拶。 食器を洗っていたので手がベショベショでしたから,はじめの握手もできませんでした。でも,あったかいコーヒーの差し入れまで頂き,しばしお話を。 自分は改造とか詳しくないので,あれこれと質問してしまいました。そのあとテントを撤収して荷物を積み込み記念撮影! |
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08:01 奥に見えるのはジュウポウ岬 |
このあとはカブ太郎の後ろについて積丹の岬を海岸線に沿って走ります。だいたい,どこもこんな感じの絶景ばかりですが,トンネルも多く自分のロガーは再補足に失敗。途中から記録されていませんでした。これは襟裳に続いて2回目の出来事です。買っては失敗…の連続ですな。 積丹の連続カーブもかぶじろうさんのライディングは速いですよ。 しかし,この後もっと早いことが分かってしまいます。やはり,バイクは如何に手足のように扱うかが大事だと感じます。 |
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08:08 ジュウポウ岬を越えたところ |
数年前,北海道は珍しく台風の被害にあいました。 台風の多くは道東をかすめていくのですが,その年ばかりは北海道全体を覆い隠すような台風が来て,ここいら周辺の海岸線は壊滅的な被害を受けました。 そんな名残の残る地を紹介していただきながら,要所で休憩&写真撮影。ここの駐車場にもすでに車が2~3台おりました。 このあと,徐々に車が増えていきます。天気も良いし絶好のドライブ日和ですからね~! |
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08:26 神威岬 |
なぜ女人禁制だったのでしょうね。 海の神様は女性なのでしょうか。よく言いますよね。やきもちを焼いて船を沈めるとか。 すごく良いお天気ですが,このはるか向こうまで歩いていく気にはなれませんでした。だいたい,ここに来るのも何百mかは上ってきたのですから。 アップダウンはあるし,だいたいにして向こうに見える人が小さいです。 ここで,しばらく景色を楽しみました。この上には昔の軍のレーダーだか電波だかの探査か何かをしていた跡地があったようです。 |
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08:26 神威岬 |
どうですか。縮小しているので見えて欲しい岬の先の方の道や人の小ささが伝わりにくいですね~。 朝の8時代からウォーキングにいそしむ体力なんて残されていませんでしたから。 そこそこ見たあと,来た道を歩いて帰りました。帰りは下りだから楽だなぁ。お,バイクが見えるね。いたずらされてないかな?バッグは無事かな? あれ,バッグ,どうした? さっきの場所に忘れてきました~。また坂を駆け上がるドクロでした。危ない危ない…。 |
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08:27 神威岬 |
とにかく海がきれいでした。日本とは思えません。 行ったことはありませんが,沖縄周辺の海も,こんな感じできれいで,しかも砂浜なのでしょうね~。行ってみたいものです。 こうやって,高いところから海を眺めますが,下の波や石のサイズから,これを見に下りたら帰りにえらい目に会うぞということが分かります。 神威岬は下に下りることはできたのかなぁ。 |
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08:50 野塚町 過ぎ |
さっきまでいた神威岬を横から一望できる駐車場です。 察するに,小高い丘がどこだったのかと考えると,どちらかで,さらにその先をかなり歩くということが容易に分かります。 しかし,そこをがんばった人には神威岩などを観ることができます。 今度,車で来たときに行くことにします。5日間の最終日に行くところではありません。 |
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09:01 積丹岬入口 |
コチラはいいですよ,積丹岬。 バイクを駐車場に停めて,すぐ,このトンネルです。 そして,このトンネルを抜けた直後に感動があります。 その感動の勢いのまま,冷静さを欠いて島武意海岸まで下りてしまうと,きれいな積丹ブルーの海と間近に出会えます。 しかし,そのあとのことは誰も責任を取ってはくれません。 |
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09:05 積丹岬 |
かぶじろうさんに撮影していただきました。ありがとうございました! 海岸まで下りれば奥に見える岩をもっとたくさん見られるそうです。その他にもぐるっと行けるそうですから,子ども連れの方は生き物でも採って遊べそうですね。 ただ,どさくさに紛れてウニなんか取ってしまったら密漁になってしまうのでしょうね。 どうでもいいけど,自分,太ったなぁーと思います。むくんでるのか!? |
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09:05 島武意海岸 |
島武意海岸です。 積丹岬に行って,階段をひたすら下って海まで下りたら,そこが島武意海岸です。 トンネルを越えて冷静でいられたら,下りていく人の小ささに気付き,下りたあとは上らなければならないということに気づくことが出来るでしょう。 でもまぁ,一度は下りておきたいと思うわけです。車で来たときに下りることにします。 |
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09:23 幌武意町漁港 |
道を左に折れて下っていくと,そこは漁港になっていました。家が十数軒たっている感じで,ダイビングのお店と不釣合いなおしゃれなペンション風の建物もあります。 積丹ブルーの海を潜りたくなる気持ちは分かりますね~。漁港の海もきれいで,底が見えます。ウニが見えます。魚も泳いでいます。 漁港の中は水が濁って底が見えないというものだと思っていましたが,とてもキレイでした。まぁ少なからずゴミは浮かんでいましたが。 カブ太郎は漁港に溶け込みますが,サンダーちゃんはムリしてる感じです。 |
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09:55 丸山 |
学校ですよね,パッと見。 しかし,温泉です。何温泉というかは分かりません…。グーグルマップ版で場所を確認してください。 一応温泉好きですから,ぜひ行ってみたいですね。車で来たときに。 神威岬を歩いて,積丹岬を下りて,疲れた体をここの温泉で癒すという構図でいいですね。 坂を上ってきたわけですが,その坂から学校の壁に描かれた温泉のマークが見えたらしいです。全然気付きませんでした。 |
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11:10頃 余市 ニッカウヰスキー 工場 |
余市の道の駅の近くにあります。 以前とは駐車場の仕組みが変わって道の駅とは反対側の入口から入れたようです。 せっかくですから,この後のこともあるし道の駅にバイクを停めて歩きました。 ここは良かったですね~。 1.無料である 2.癒しの空間である 3.無料で色々飲める 4.日本のウヰスキーの歴史が分かる たくさんの観光客が来ていて,無料でガイドツアーも催してくれます。無料ですから,勝手に一緒に歩いて聞いてもいいわけです。 こういう観光地かと思いきや,しっかりと工場の人が仕事をしています。 つくづくウヰスキーというのは熟成されるのを待つのが仕事なんだなぁと,その出来上がるまでの時間の長さとゆったりとした仕事ぶりに癒しを感じてきました。 世の中,これくらいのんびりしていないといけない…と,大慌てで5日間走りまくった男は言っておりました。 |
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11:32 余市 かきざき商店 |
2度目の来店でございます。 前回はかみさんと来ました。そのときもそこそこ待ちましたが,この日のこの時間は超グッドタイミングでした。 店の中でしか待ちませんでした。 と言う訳で,旅の始まりが樺太食堂で,旅の終わりは柿崎商店です。この間の食事はみすぼらしい物が続きました。 頼んだのはホタテ丼。樺太食堂でもっと食べたかった美味しいホタテをたっぷり頂きました。撮影はかぶじろうさんのデジカメ。発色がいいですね。 |
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12:55 小樽水族館上の展望台 |
さて,満腹になったあとも絶景ツアーは小樽編に突入。またまたかぶじろうさんに撮影していただきました。 祝津パノラマ展望台 真新しい看板ですね。タクシーがたくさん来ています。穴場に違いありません。だいたいにして,どんな道を通ってきたかと言うと墓場に沿って走ってきたくらいですから。 小樽市内から来るとしたら,水族館をさらに上まで登ればいいわけですけどね。視野が広くて気分がいい展望台です。車が多いかな。 |
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13:42 天狗山 スキー場 |
小樽絶景ポイント2は天狗山です。 毛無山もいいですけど何度も来たことがありました。ここは初めて来ました。 スキー場ですが,海が見えるスキー場って,いいですよね~。まぁ斜面も恐ろしげな角度ですけど。 上のほうがなだらかなスキー場だということでした。また,急斜面の横にも緩やかな迂回ルートがありますから安心してください。 スキー場ですが景色の良さやアトラクションなどもあり,人で賑わっていました。無駄がなくていいですね。 |
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天狗山スキー場から見た小樽市です。毛無山から見た景色よりも都市が近くに見えます。 仕事柄,まぁ毎年小樽は研修で訪れているのですが,小樽という都市全体が大きな港であることが分かりますね。端から端までをつなげる堤防のような物があるのに気付きませんでした。 遠くに見えるものが巨大なんだけど一目で見えてしまうと,距離感とか大きさとかがわからなくなってしまいます。 積丹といい,小樽といい,絶景は物を見る目が変わりますね~。 |
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15:14 銭函 コンビニ |
旅の最後,一番の山場(難所)と思われた積丹―余市―小樽―札幌間を楽しく案内していただいたかぶじろうさん,スペシャル・サンクスであります。しかも,こうやってたくさん写真を撮っていただき,終いには走行ログまで頂戴してしまいました! 次回,私はオレンジのマラサイで。そしてかぶじろうさんはピンクのナンバーと化したカブ太郎で,ご一緒する日を期待しております。 その前に,冬場にあったりして(笑) お互い,長生きはしましょう! |
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16:17 多分浜益のあたり |
この辺りで現状を家族に連絡。 が,しかし電話が通じない。 圏外でした。 私の携帯はauです。 アンテナ一本が出たり消えたりでは通話は厳しいですね。メールを送信しておきました。失敗したら,また後で勝手に送ってくれるでしょうから。 だんだん日が暮れてきましたが,日本海側は先述の通り日没側なのでギリギリまでお日様に当たっていられます。だから,結構明るいです。 途中,断崖の民家がない地区に忽然とガソリンスタンドがありました。あそこ,ライダーにとっては嬉しいけれど,きちんと採算取れているのかなぁ。 |
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17:33 留萌市 スタート地点に戻る |
午後5時30分。無事に北海道一周海岸線時計回りを完結させました! 途中,励まし・応援・ご心配頂き本当にありがとうございました。 日没までには到着を!と思っていましたが,残念ながら日は沈んでしまった後でした。 結構 感無量です |
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19:12 無事帰宅 |
久しぶりに家族と会いました。 久しぶりに娘としゃべりました。 寒くて口がよく動きませんでした。でも,ちゃんと無事に帰ってこられたし,トラブルらしいトラブルもなく,安心して走ってこられたのは国産ヤマハのサンダーエースのお陰だと思います。 とてもよい旅でした。 とてもよいチャレンジでした。 自分の中で何かが変わっていればいいなと思います。 北海道一周をたくらむ皆さん。たかが,やっと一周しただけの男ですが,何か聞きたいことがあったらメッセージでも入れてください(笑) |
5日目まとめ
1.積丹・余市・小樽は観光地で休日ともなれば札幌方面などから大量の車がやってきます。早めの行動を。
2.余市のニッカの工場は,中まで車が入れます。駐車場が無料かどうかはチェックしていません。道の駅からは,そこそこ歩きます。
3.ニッカの工場は1時間くらいは時間を採ってのんびり見たほうがいいですね。この日は自分が先を急ぎ目立ったので。試飲したかった~。
4.かきざき商店には11時過ぎの入店でしたが,この日はOKでした。しかし,食べ終わって帰るころには階段にも店の外にも行列が。
北海道一周のまとめ
1.外で食事を作らないのなら,椅子は要らない。
2.カッパは頻繁に着たり脱いだりするので,ネットに収納した方が多分楽。
3.サブ・シート上にサイドバッグや荷物を置くから,工具はサイドバッグなどに移動した方がよい。
4.海沿いで朝日が当たる場所の方が,テントの渇きが良くて撤収が楽。
5.キャンプ場は車両進入可の方が当然楽。バイクとテントがいかに近いかが重要。
6.風呂道具は前夜に着替えとともに一つのバッグにまとめておくとサッと入りやすい。
7.ガスコンロは2台あるほうがいい。
8.午後5時を過ぎると閉店するスタンドが多い。給油はその前に。
9.きれいに海岸線を走ろうと思えば,2700kmはある。今回は道東で一部省略している。
10.1日の距離は道北・道東でも700kmが自分では限界。道央・道南においては600kmぐらいがせいぜいかな。
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