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バックパッカーの旅Ⅰ(東京~アテネ)
バスのパンクは自転車の空気入れで直す?
バスを乗り換えて、カンダハルを発つまでに30分ほどかかった。
カンダハルを出発する頃には、バスの中は立ち席で満席状態。
どこかの外国の大型ツアーバスが、このオンボロ・バスをどんどん追い抜いて行く。
俺 ”あ~~~~あ、俺もあんな奇麗なバスに乗りて~~~~な!”
あんな大きな奇麗なバスに乗って、ゆっくりとシートにくつろいで、眠っている間にいつの間にかへラートに到着していた・・・・・・はずだった。
時が経てば、貴重な体験だったなー!と笑って済ませられるかもしれないが、この時点ではこのオンボロ・バスが、アクシデント続きの最悪のバスに乗っていると言う認識はなかった。
バスは小さいのに、身動きできないほど、現地人で込んで来た。
バスは右に左に揺れながら、オンボロバスに似合わないスピードで走っていく。
小さな集落で何人か下ろし、また何人か乗せて走る。
後ろのドア付近にいる、若い助手が叫ぶ。
助手「ラブ・ハー!!」
たぶん日本語でいう、発車オーライ!と同じ意味なのだろう。
カンダハルを発って、次の街に入る頃にはもう夕闇が迫っていた。
小さな町を過ぎた所で、最初のアクシデントが起こった。
俺 「どうしたんだ?・・・・パンクかよ??」
周りは見渡す限りの砂漠。
すぐ近くに検問所(とは言っても、踏切りようの遮断機が道を塞いでいるだけの検問所)と古井戸が見える。
バスを道の端に寄せて、バスの後部座席の下から、道具を取り出してタイヤの交換をするらしい。
感心な事に、スペア―・タイヤを積んでいたらしく、テキパキとタイヤの交換を始めた。
それでも、交換に一時間半もかかってしまう。
俺 ”何で??交換に一時間半もかかるの???”
バスの乗客たちは、誰も文句を言わず、黙って修理が終るのを待っている。
地平線が横たわっている。
その地平線に、今にも夕日が沈もうとしている様は、なんと言う美しさだろう。
そんな夕日を見ていると、一時間半もそう長くは感じなかったようだ。
交換が終ったらしく、道具をバスの後部座敷に戻して、”さあ!これから出発だ!”と思いきや、せっかく乗り込んだ半数の現地人が、またゾロゾロとバスを織り出すではないか。
俺 ”えっ?何で下りるの??”
なんと・・・・なんと・・・!
回教徒なのか、アラーの神に祈る為バスを下りだしたのだ。
バスの周りでしゃがみ込んで、お祈りをする人はまだ良い。
夕日に向かって歩き出し、砂漠の真ん中でお祈りを始めた。
まだまだ、そんな人は良い。
酷い奴は、夕日を何処までも追って、何処までも歩いているではないか。
アラーの神である太陽?に少しでも近づこうとして、見えなくなるほど歩くバカがいる。
大地にひれ伏して、額を擦りながら祈る。
俺 ”何も、そんなに遠くまで行かなくても・・・・。”
皆、思い思いにお祈りを始める。
そんな様子をジッと見ていると、厳粛な気持ちになってくるから不思議である。
バスの中には、宗教の違う人達が、彼らの祈りが終るまで、何も言わずただジッと待っている。
何か異様な雰囲気である。
こんな宗教に頼っている限り、彼らの進歩はないなー!(進歩が良いかどうかは、分らないが・・・。)と思いながら、彼らのお祈りをジッと見る。
夕日がほとんど、地平線に姿を消した頃、彼らのお祈りは終った。
遠くまで行っていた人達もゆっくりではあるが、戻ってきてやっとの思いでバスは発車した。
小集落に到着して、数人の乗客たちを下ろす頃には、辺りはもう真っ暗になっていた。
その村を出て5㌔も走っただろうか??
二回目のアクシデントが起こった。
俺 ”ええっ!!また・・・・またパンクなの???”
スペア―・タイヤもないので、一番近いグリーシェの町の近くまで戻り修理する事になったらしい。
ここまで来ると、変に落ち着いてきた。
もうどうにでもして?!という感じがしてきたから不思議だ。
掘建て小屋のようなレストラン??の駐車場??にバスを停めた。
道の反対側には、果物屋が裸電球で商売をしている。
果物屋が数軒、軒を並べている。
テントを張っただけの粗末なものだ。
それでも、行き交うバスの旅行者を相手にしているのか、夜遅くまで店を開けているらしい。
こんな所にも、コーラが置かれていた。
全員バスを下ろされる。
掘建て小屋の中は、裸電球が一つ、明明と灯っている。
周りが真っ暗なものだから、そこだけがまるで劇場の舞台のように浮かび上がっている。
そして、電球の周りを数えきれないほどの小さな虫たちが飛び交っている。
中に入って食事を取る者。
ティーを注文する人。
外で修理の様子を見るもの。
様々にくつろいでいる。
そんな中に、ひと際目立つグループがいた。
四人のフランス人旅行者だ。
女性が二人。
ヒッピーの格好をした、二十代の若者だ。
”旅をしている女の中で一番汚い格好をしているのがフランスの女だ。”
と誰かが言っていたのを思い出した。
それほど汚い格好をしている。
女は胡座をかいて、大きな口を開けて、周りを気にせずしゃべり、食事を取っている。
そんな圧倒するフランス人旅行者がいる事で、少し安心させられる。
これが現地人だけだったら、果たして絶えられたかどうか。
インドの三等列車のような気持ちになっていたかも知れない。
いろんな人種がバスに乗っていただろうが、俺には西洋人以外人種はわからない。
フランス人「よー!日本人、一人かい??」
男の一人が俺に声を掛けてきた。
俺 「ヤー!」
フランス野郎「お前もハッシッシ目当て???」
俺 「NO!」
フランス野郎「俺たちはヒッチハイクで来て、ハッシッシを吸ってるうちに仲間になって、これからヨーロッパに帰る途中さ。」
俺 「・・・・・。」
フランス野郎「何処まで行くんだい。」
俺 「ギリシャだ。」
フランス野郎「あのポンコツバスに乗ってきたのかい?何処へ行くバスだい??」
俺 「へラート行きだ。これが二度目のパンクさ。」
フランス野郎「へ~~~!それはとんだ災難だな!こっちへ来て飯でも食わないかい。」
周りを取り囲んでいる現地人などは、全く意に介さないようで、誰が居ようが居まいが、お構いなしで大きな声でしゃべり、ゲラゲラ笑い転げているさまは、全く陽気というか馬鹿まるだしとでも言おうか。
みんなの中に入って、コーラで喉を潤し、チャエと少しばかりの食事を取る事にした。
一人の少年が給士をしているようで、みんなの食事や飲み物を配っている。
今夜は突然、大勢のお客が来て忙しそうだ。
このフランス人とは、へラートでもイランでも顔を合わせることになる。
こんな砂漠の真ん中で、なんとも賑やかな夜を迎えてしまったようだ。
少年が食事を持ってきた。
パサパサの米に、何かが載っている。
”何だこりゃ?”と思いながらも、もうここまで来たら大腸菌もくそもない。
ガツガツと胃の中に放り込む。
空腹には十分な食事だ。
外では五六人の現地人が、タイヤの修理をしている。
このときにと、スペア―タイヤの分まで修理をしているようだ。
俺「えっ???」
修理を見て、我が目を疑った。
なんと自転車のタイヤに空気を送り込む空気入れで、バスのタイヤに空気を押し込んでいるのだ。
バスのタイヤだよ。
大きな男が上半身裸になって、汗をかきながら、交代でエッチラ・オッチラと、自転車で使う空気入れを押したり上げたりして空気を入れている様は、もう滑稽としか言いようがない。
それでも周りも、当の本人達もマジで作業を続けている。
果たしていつになったら空気が入るのか。
なんとものんびりした話である。
作り話と思われても仕方がない。
いつ終るとも知れない、タイヤへの空気入れが、黙々と続けられている。
*
空腹を満たし、喉を潤し、背筋を伸ばして、良い休養になったようだ。
外へ出る・・・と言っても、掘建て小屋にドアは付いていないのだが・・・。
シュラフを肩に引っ掛けて、外へ出る。
ひんやりとはするが、寒くてたまらないほどではない。
空を見上げると、宝石箱をひっくり返したような、満天の星が空一面輝いている。
足を少し開いて、大地にドッカと地に足をつけて、両腕を組んでジッと空を眺めて、日本のことを思い出す。
今、これと同じ星を、日本では17時間前に見ている事になる。
などと、感傷にふけっていると、”ワー!”と歓声が上がった。
その声に我に帰り、空から大地に目を移すと、一人の現地人が俺の股間を四つんばいになって、潜り抜けては笑っているではないか。
周りの現地人もそれを見て笑っている。
やられた!
タイヤへの空気入れはまだ続いている。
時折、車が前を通り過ぎていく。
そのとき、イランの方角、つまり西の方から、一台の大きな最新式のバスが、音も立てずスーッ!と停まった。
バスの中は明明と灯りが灯り、奇麗な服を着た観光客達がゆったりと、リクライニング・シートに身を任せている。
我々のバスとは大違いだ。
俺もこんなバスに乗るはずだったのに・・・・・と悔やみながらも、今置かれている自分の立場に十分満足していることに気が付くと、知らず知らずに笑みがこぼれてくるのが分る。
中に日本人らしい若者が、俺に気がついたらしく、バスを下りてきて声を掛けてきた。
青年「なんで、そんな格好をして、こんな所にいるの??」
俺 「バスがパンクしちゃったの!」
青年「へ~~~!」
俺 「・・・・。」
青年「寒くないですか??」
俺 「別に・・・。」
それだけ言うと、近くの果物屋へ果物を買いに走った。
目の前には天国行きのバスが停まっている。
広場には、地獄行きのバスが修理されている。
俺は今、地獄行きのバスと関わっているかと思うと、なんだか笑みがこぼれてきた。
天国行きのバスは、地獄行きのバスのタイヤのパンク修理には目もくれず、乗客たちが果物屋から引上げてくると、何事もなかったように、来た時と同じように音もたてず滑り出した。
まるで地獄行きのバスなど、存在しなかったかの様に。
テールランプの明かりが、小さくハイウエーの闇の中に消えていくのをジッと見ていた。
なんだかんだしながら、タイヤの空気入れは、延々と四時間以上も続いた。
これは笑い話ではない。
真実なのだ。
夜中の0時過ぎ、地獄行きのバスはやっと動き出すことになった。
そして、ここで出会ったフランス人四人も、このバスに乗り込んだ。
パンクさえしなければ会うこともなかった彼らと一緒になった。
これが本当の旅の楽しさなのかも知れない。
バスはまた、闇の中をハイウエーという白い一本の糸の上を、何処までも何処までも走っていく。
闇に向かって。
闇の中に溶け込んでいく。
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