うわさ

風に乗って飛んできたの
あなたが私を好きだって
嬉しくてうれしくて
舞い上がりました
でも、あなたがなかなか
言ってくれないから
私から言うことに決めたの

誰もいない美術室
絵の具の匂いが体に充満して
心臓はバクバクで
顔は真っ赤になってうつむいて
小さな声で言ったの
「好きです・・・」って・・・
あなたは困った顔して
「ごめん」って言ったね
涙が流れ止まらなかった

私はなんてバカなんだろう
うわさは所詮うわさなんだから
信じちゃダメなんだよね

1つ賢くなったあの時でした





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