らくがんの休日

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探しに行こうよ

★探しに行こうよ (PS2) RPG

ストーリー ★★★★★
システム  ★★★☆☆
操作性   ★☆☆☆☆
おすすめ度 ★★★★★

主人公は『リズ』という町へ引っ越してきた少年、そこで知り合った子供達と冒険に出かけるというストーリーです。

プレイした印象では、RPGというよりはアドベンチャーに近い感じ。
謎解きが中心で、一応キャラクターの成長はありますが、戦闘にはまったく重点を置いていません。
戦闘回数も少ないですし、強い敵もあまりいません。

パーティーは4人まで、友達になれる子供達は10人います。
それぞれが特殊能力を2種類持っていて、謎解きにその能力が必要となってきます。
主人公は冒険の目的に合わせて、必要な能力を持った友達を誘い、その能力により問題を解決していきます。
1番大きな特徴はパラメータに『友情度』があって、特殊能力を使ったり、一緒に戦闘することにより上がっていくこと。
友情度が上がると、友達が家に遊びに来るなどの特殊イベントが発生します。

操作性は、はっきり言って悪いです。
家の出入りなどの画面の切り替え時のロードの長さ!
たったそれだけの事に短くて5秒、長い時は15秒以上待ちます。PS2とは思えない・・・。

それから、戦闘シーンでアイテムが使えないこと。
RPGでそれってどうなのよ?回復系がやられたら、もうアウトです。

他にも、ビジュアル的には入れそうに見えるけど、ほとんどが背景で実は狭いマップとか、
通常は異常に広い当たり判定なのに、たまにすごい微妙な場所があって反応しないとか、
『見回す』という操作はあるものの、見回したところで先が見えるようにならない上に、あまりやると画面酔いするとか。

そんな最悪の操作ですが、おすすめ度は★5つ。
なぜなら、それらを補ってあまりあるストーリーの豊かさがあるからです。

主人公はいわゆる勇者ではありません。
剣が使えて、好奇心旺盛で、少しばかり勇敢な普通の男の子。
出かける冒険も、最初は「町内の探検」や「ねずみ退治」といった他愛ないものから始まります。
そして最終目的でさえも『世界を救う』などという仰々しいものではなく、『永遠の友情が約束されるという伝説の地を探す』
という子供の夢の延長にあるもの。
その中で子供達は互いに信頼を育て、仲良くなっていきます。

世界観もしっかりしていますし、キャラクター達はみんな個性があって可愛いです。
冒険に誘いに行った時に話しかけると、友情度によって答え方が変わっていき、親しさを実感できます。

キャラ達が家に遊びに来る特殊イベントは、全キャラを見たいと思わせるほど微笑ましい。
イベントは2段階あるようです。
キャラにもよるようですが、友情度50以上になった時と、150以上になった時かな?

ただ、50以上はともかく、150以上は1回のプレイで全員はムリでしょうね。
RPGとしては比較的短時間でできますから、何回か繰り返してもいいですね。
私は、平日1~2時間と土・日を入れた1週間程度でエンディングを見ました。
2回目は土・日だけで十分やれます。
ほのぼのした可愛い話が好きな方には、絶対オススメ。
やらなきゃもったいないですよ。


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