今日、おひな様を出しました。本当は立春の明日出すべきなんでしょうが、日曜だし時間もあるので今日出してしまいました。

本来は6段の大きなもので、祖父母が贈ってくれたものです。とはいえ、いろんな手間などあることも考えてとりあえずお内裏様だけは出すことにしました。
おひな様を入れている箱の中を見ると、なんと私が1歳になっていない頃の1979年の新聞が梱包用に入っていました。



79年頃の女性自身の広告には、谷村新司さんの盗作疑惑、杉良太郎さんの認知裁判といった芸能記事もありますが料理特集も大部分を占めていて、今のような下世話風味はそれほどないですね。
東北外語専門学校の広告には、秘書科の文句に「近代女性の花形、女性秘書・高級事務員の養成」とあります。 高級事務員!
ぱっと聞くとすごい日本語です
。
ちなみにこの新聞の他の欄で、「学用品・こんなのいらない!」という特集が組まれていました。内容を読むと、「鉛筆削りはいらない!ナイフで削って大切に物を使えば教育的にもいいし、ナイフの使い方を覚えれば調理でも役立つ。」「勉強机のデコラティブな装飾はいらない!」「12色以上の絵の具はいらない!子供から混ぜる楽しみや色の創作の楽しみを奪う」などなど。
現在の子供のことを考えると、親の世代には耳の痛いことばかりが書いてありました。まぁ、さすがに私も鉛筆削りくらいは使いましたけどねぇ。でも、子供のうちは何十色もある絵の具とかは確かに必要ないですね。
全て用意周到にされた今の環境って、幸せなのかどうかたまに分からなくなることもあります。