パンだふるワールド

パンだふるワールド

マイノリティ・リポート


監督・スティーブン・スピルバーグ
出演・トム・クルーズ
   コリン・ファレル
   サマンサ・モートン

2054年の首都ワシントンDC。
保安チェックの一番厳しいこの地の警察に
犯罪予防局(プリクライム)が設置されてから6年
殺人事件はゼロ、犯罪そのものは90%減少という成果を
出している。それというのも未来を透視できるという
プリコグ(予知能力者)のおかげである。
3人のプリコグが透視した未来の殺人の光景をもとに
プリクライムが分析、判定し、殺人を未然に防いでいるという
わけである。
そのプリクライムも主任ジョン(トム・クルーズ)は
仕事は有能だが心に悩みと闇を隠していた。

ある日、ジョンが局で仕事中に
プリコグが未来の殺人を予知するのだが
その、結果をみて、ジョンは愕然とする。
なぜなら、犯人はなんと、ジョン自身だったのである・・

・・・・・★・・・・・・・★・・・・・・・・・★・・・・・・

こんな未来はいらないやろ・・思う
実際こんなことで、逮捕されたりしたら
君とは、やってらんわ・・と裏拳いれて、つっこみたくも
なるだろう・・・
なんたって、自分には身に覚えのない未来の罪で
裁かれるのだから・・
考えれば考えるほど恐ろしいシステムである。

とてもおもしろい!
「おおーーーーー!!」と思わせるような展開が多々ある
どひゃ~と心臓がひっくり返るような個所もある
そうそう・・アガサ(サマンサ・モートン)が怖い。
何度もびっくりさせられる。

サマンサ・モートンは若いのに、なかなかの芸達者である。
まるで手にとるように未来が見えているかのような
表情をみせている。しかもあの髪型・・
ラストでは伸びた髪を披露しているが
別人のようなチャーミングさである。

トム・クルーズは大変だ。
あんなに、何をしてもかっこよさを求められるというのも
しんどいだろう・・
しかし、それこそが彼の仕事かのように
頑なに(?)かっこいい!!
走る姿があんなにかっこよく映る人も稀だろう
殴られても蹴られても倒れない。
あんたはロボットか??
いや、誉めているのだ。
ほんとに彼はすごい!かっこよく見せるプロだ。

惜しいのは、テレビスポットCMで
見せ場のほとんどのシーンが公開されていることだ。
そのシーンだけを楽しみにしてみてしまいがちになる・・

派手なアクションに惑わされないで
じっくり観てほしい
でないと、わからなくなってくるから・・。

ラストが安易かなー
ジョン(トム・クルーズ)の嫁の奮闘ももう少し見たかったような
気もするし・・。






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