コトノハ

2006.09.15
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カテゴリ: 愛読書
菜根譚 (さいこんたん)は、 中国 明代 末期のものであり、主として前集は人の交わりを説き、後集では自然と閑居の楽しみを説いた書物です。
別名「処世修養篇」(孫鏘(そん しょう)の説)といわれます。
洪自誠 (洪応明、還初道人)による 随筆 集。

その内容は通俗的な処世訓を 三教 一致の立場から説く思想書です。
中国で読まれるより日本の
加賀藩 儒者、林蓀坡(はやし そんぱ、1781年-1836)そして 実業家 政治家 などにも愛読されてきたものとされるものです。


今日の気持ちに即して


本の書名に
「人常に菜根を咬み得ば即ち百事なす可し」
意味は
凡そ人間は徒らに美味を求むるなく、
大根や蕪のような粗末な食べ物に甘んじているようであれば
どんな事でも成就することができる。

大根や蕪のような根菜類をうまいと思えば

これは凄いぞと思いつつ…

それでは、次をお読みください。

毋憂払意  払意を憂うることなかれ
世の中は思い通りにいかなくとも心をとざすことはない

毋喜快心  快心を喜ぶことなかれ
世の中有頂天になって喜んではいけない

毋恃久安  久安を恃むことなかれ
世の中が無事平安であるからといっていつまでもそれを恃みにしてはいけない

毋憚初難  初難を憚ることなかれ
世の中いつどんな困難があるかもしれないが、尻込みしてはいけない

その困難に克ってこそ初めて成就できるものだ・・・

なんて・・・
言葉にするとほんと楽しいね・・・
実行してみましょうか。






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Last updated  2017.05.13 20:58:15
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