松江宍道湖


松江宍道湖温泉


 松江宍道湖温泉に行ってきました。宿は『てんてん手毬』。宍道湖畔に面した温泉街の一番西の奥にあり、道をはさんだところにお湯かけ地蔵さんがいてはる静かな場所。宿に着くとお茶菓子に抹茶のサービス、自分で『お茶をたてる』経験ができる。寛いだ後、気分に合わせたお香を選ぶ。そして浴衣選び、このサービスは女性限定とのこと。帯は浴衣に合わせて見繕ってくれる。夏場なら選んだ浴衣で松江をぶらり散策・・・ってのも風情があっていいなあ。

 部屋に通してもらったとき気づいたのは全館畳が敷いてあること。フロント、廊下にいたるまで畳。階段も和風ではだしに心地いい素材が使われていた。部屋の名前は花の名前、私たちは『紅梅』に泊まった。窓からは宍道湖が一望でき、すがすがしい気分。

 夕食前に温泉を楽しむ。浴衣に着替えるが2人とも慣れない作業にしばし奮闘、お互いの着替える様を見てはクスクス笑いがとまらない。浴衣の着方手引きに習ってなんとか着付け完了、いそいそと浴場へ。ほほほ~ん『畳の温泉』とは面白い。洗い場に濡れても大丈夫な畳を敷いてある。足で踏んだ感触はやわらかい、やさしい、ヒヤッとしない。直に座ってもお尻は痛くない。これはいいアイデアだ。この足の感覚、似ているなあ・・・私は柔道場を思い出した。

 お湯は無色透明。単純塩泉。源泉の温度は77度。皮膚病や傷、婦人病によいとされる。ぬるりとしたお湯ざわりは肌に優しいな~って実感できる。湯に浸かれば肌はしっとり、身体ぽかぽか、いい気分。


2日目 出雲大社で雨の慕情
今日の目的地は『 出雲大社 』、なのに朝から曇天(T_T)

 松江温泉から出雲大社に向かうには一畑電鉄が便利。宿から最寄の松江温泉駅までは徒歩10分程度。たーちゃんと私は駅まで歩くことにした。案の定、雨がぱらぱら降りだして、かさを持たない2人は駅まで小走り。電車に乗って1時間、出雲大社前に到着。

 駅前の神門通りを北へ向かう。5分ほどで鳥居に到着、松の馬場を抜けて拝殿、本殿、神楽殿の順に参拝してきた。大きな注連縄には目を奪われたほどだ。雨が本格的に降ってきたのでピンクのビニール傘を購入、仲良く2人で相合傘。

 出雲大社を後にして2人は出雲そばを求めて歩く。国道431号を南下すると目に付く黄色に赤字の看板、出雲そばの老舗『荒木屋』である。道案内のとおり歩いていくと、お待ちかね『出雲そば』とご対面なのだ。挽きたて、打ち立て、茹でたてをモットーに200年暖簾を守り続けている。そばは若干太め、だしは甘くてクセがあるのが特徴。

【荒木屋】定休日は水曜日。営業は11時~17時まで。
0853-53-2352

 夕方までには時間に余裕がある。たーちゃんと相談の結果、焼き物を見に行くことにした。場所は玉造温泉駅のそばにある湯町窯。黄色い焼き物がやさしくて温かい、手の中に太陽を抱いてるような風合いが素敵だった。私もマグカップを購入。

【湯町窯】 湯町窯の焼き物
玉造局62-0726

 宍道湖をぐるり1周して松江に戻ってきた。小腹が空いた2人は宿に戻る前にもう一軒、蕎麦屋『一色庵』に立ち寄ることにした。おすすめは卵黄、トロロ、山菜を添えた『三味割り子』、これには蕎麦湯に白身をといておぼろ風のスペシャルな蕎麦湯がついてくる。蕎麦湯自体も濃い目で、私好みの味だった。

【一色庵】地元の人にも評判のこだわりの店
0852-31-7180


最終日 晴れて八重垣神社

 晴れて嬉しい2人は 八重垣神社 へ向かった。所要時間は松江駅からバスで約30分。八重垣神社は由緒ある縁結びの神社、たーちゃんと私は祈りを込めてお参りしてきた。ここの『鏡の池占い』で良縁に恵まれるか否かがわかるという。結果、私のほうがたーちゃんより先に沈んでいった。

【八重垣神社】お参りすれば良縁、子宝に恵まれる・・・
0852-21-1148

 神社に参拝がてら手打ちそばを食べた。神社の裏手、鏡の池に向かう途中にある『八重垣茶屋』では縁結びにちなんだ夫婦そば(割り子そば)をいただく。この蕎麦屋、結婚式場ラセーレ平安閣の敷地内にある。式場では古式由々しい結婚式が挙げられるそうだ。

 縁結び祈願が旅の目的?の女2人旅、温泉で心身ともにリフレッシュ。明日への活力はメモリ満タンにして帰ってきた。これからも蕎麦湯通信を宜しく。

 お土産といえば【山本おたふく堂】の『ふろしきまんじゅう』が絶品。鳥取県名物だが松江のキヨスクにも売っていた。黒砂糖の素朴な味わいが魅力的、食べだしたらとまらないほどクセになる。

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