2006年12月28日
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早いもので、今年もあとわずか。今日から仕事も休みだ。

少し、ゆっくり時間が取れるので、先週見た映画「硫黄島からの手紙」の感想を書こうと思う。

私の弟が海上自衛隊に勤めており、数年前まで、彼は年に何度か硫黄島へ行っていたので、良く弟から硫黄島の話を聞いていたので、この映画には予告編を見た時からとても興味があった。

クリント・イーストウッド監督のカメラワークは上手くて、「ラスト・サムライ」の時よりも、渡辺謙の演技が輝いていたと思う。


私はこの映画を見て、自分の中に、精神的な右翼性をあらためて発見した。


戦争を決して賛美する訳ではないが、愛する人たちを国土を守るためには、無駄死にするとわかっていても出陣してしまうだろう。

硫黄島では、数多くの人たちが自決し、この映画でもその様子が描かれている。

穴蔵の中の集団狂気に支配された空気の中で、正気を保っていられれるか、自問自答すると、まったくその自信が無いし、悲しいことだが、「天皇陛下万歳!」と散っていく自分を想像してしまう。

「生きて虜囚の辱めを受けず」、その精神に強く賛同してしまう自分が居る。




しかし、一方では、とても「死」を怖れる自分が居る。

自決などとんでもないと考える自分が居る。

そんなことを考えさせられる、とても難しい映画だった。

感動して泣くかと思ったが涙は流れず、複雑な感情が残った。

徴兵制度が復活して、お呼びがかかったら、「お上には逆らえない。」と絶句して、応召されるだろう。

願わくば、そんな難しい選択をしなければならない時代にはなって欲しくない。







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最終更新日  2006年12月28日 23時35分30秒
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