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December 13, 2007

ハートとピンク

カテゴリ： Jｅwelry

憧れているダイヤが２つある

ハートシェイプで少し大きめのもの
と言っても０．２ｃｔ以上あればいい
天然のピンク
小さくていいけれど、０．１ｃｔ以上は最低でも欲しい

資金はないのでどちらにしろ小粒とされるものしか買えない
けれど、私には０．２ｃｔ以上は大きく思えるので良し！
そりゃ、もっと大粒なものが欲しいというのが本音だけれど
それはまだまだ先でいいと思うのだ

先日、ちょっとした出会いがあった
とあるデパートのジュエリーフェア
半年に１回開催されるもので
いつも目の保養に覗きに行くイベント

夏にもフェアは開催されていて
そのとき出会った一人の宝石商さんがいた
私は彼のことをすっかり忘れてしまっていたけれど
彼は私のことを覚えていて
彼のブースの前を通りかかったら声を掛けられた
「お久しぶりです」
そう言われて、夏に出会った人だと思い出した

残念ながらそれはネックレスだった
自分で見て惚れ惚れしたい私はリング好き
アレキのリングもあった
けれど、そこに使われていたアレキはネックレスの石には劣った
地金はプラチナ

迷ったけれど、綺麗なアレキを見てしまったら
いくらプラチナのリングと言えども妥協できなくて購入しなかった

夏に出会った彼は、今回あのアレキを超える品がないと言う
だからお薦めできる商品がないと
そこで彼が惚れて社長に頼んで買ってもらったという
メキシコオパールとタンザナイトを見せてもらった
見たこともないほど美しく、大粒で、惚れ惚れした
もちろん、見るだけ
いい経験をさせていただいたという感じがした
オパールはオレンジ色だが透明度が高く美しい虹色が浮かんでいた
タンザナイトは紫と赤紫が綺麗に輝いていた
本当は商品なのだが、しばらく見て楽しんだら売りに出すらしい
その気持ちがよくわかる石たちだった

しばらく話をしているうちに
本社にピンクダイヤがあるという話が出た
空輸すれば翌日届くとのこと
見てから購入するかは決めて良いとのことだったので
とりあえず見てみたいがためにお願いした
会社にあるピンクは０．１ｃｔ～０．２ｃｔ
石のサイズ違いで５本あり、もしサイズが小さければグレードの高いほうが来る
全国宝石学協会の鑑定書つき
地金はプラチナ

実際に届いたものを見てみると０．０９ｃｔ
ＶＳ１のファンシーライトピンキッシュオレンジ
デザインはとてもシンプルでピンクの脇に２つぶホワイトが並ぶもの
裏抜きなしのため指あたりが素晴らしく付け心地抜群

迷った

理由は、憧れていたピンクが目の前にある
しかも地金はプラチナ
しっかりとした鑑定書もついている

だが、０．０９という小ささ
せめてもう少し欲しかった
自分で見ている分には惚れ惚れするほど美しいけれど
少しでも離れると地金リングに見えてしまう

さあ、どうしよう
値段は５万円

迷った、ものすごく
リング１本で４０分くらい迷っていた
一緒に行った友達も、宝石商の彼も巻き込んで悩んだ

そんなところにひょっこりと伏兵が現われた
ケースに並んでいたハートシェイプのダイヤ
鑑定書はない
地金も１８金
１０倍ルーペで中を見たけれど
素人、しかもルーペの扱いが慣れていない女には何も見えなかった
すごく綺麗だと思ってしまった
０．３２ｃｔあり、つけてみると存在感があった
両手にハートとピンクを着けてみた

憧れていたダイヤが今、目の前に２つある
しかもどちらを買おうか比べている
なんて贅沢なことをしているんだろうと思ったけれど
かなり時間をかけているのでそんな悠長なことを思っていられなかった

両方に着けてみて比べてみたら余計にわからなくなった
友達に着けてもらった
ハートに惹かれた

素直に友達が着けていたら「羨ましい」と思うから
ピンクは遠くからみるとわからない
ハートは遠くからみてもハート
自己満足でいくのか、誰が見てもかわいいリングにするのか
決め手はほぼ、それに絞られた

宝石商の彼は私がプラチナと１８金でも迷っていることを察して
ハートの金額を５０００円下げてくれた
これでフェアになるから、この状態で迷ってくれと

結局、私は友達が着けていたときに「羨ましい」と思ったほうに決めた
宝石商の彼にも相談したけれど
実際に着けてみると、勧められたのはハートだった
「どう見てもかわいい」と・・・

ハートダイヤ