専業デイトレーダー・スティングの株式投資日記

ウィリアム・エックハート



「押し目で買うのは好きじゃないね。マーケットが上向きで買いに出るべきと思ったら、押し目を待たずに買いに出るね。直前に見た価格より安く感じるから、押し目は心理的に魅力がある訳だけれど、このアプローチは思った以上に危険なんだな。もし押し目で、価格が買値として魅力的なレベルに達しているとしたら、そのトレードには、以前ほどの価値が無くなっている、ということなんだ。うまくいくかもしれないけど、マーケットのトレンドが変わってしまっている可能性が十分あるしね。それにもっと重大なことは、押し目買いは取引機会自体を逃してしまったり、結局、高値で買わなければならなくなることにもなるんだ。押し目で買うのは、実際に利益を増やすというよりも、心理的満足を得るための気晴らしに過ぎないものなんだ。一般原則として、快適さを与えてくれるトレードは避けるべきなんだ。それは偽りの快適であることが多いからね。」
【新マーケットの魔術師】Jack D. Schwager著 135ページより引用

「上昇基調にあるマーケットにおいて買うタイミングを計る際、買値として魅力的なレベルに達するのを待ってはいけない」という事ですね。逆に魅力的なレベルで買えたら買えたなりの理由がある訳で、上昇するという読みが外れたと思うべきなんだよね。



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