現在76ドル後半で推移
。現在は下降局面。だた、スローストチャスからは、来週中ごろまでには底入れしそう。原油の需要動向は、強い反発は予想されない。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間(11月11日まで)石油在庫統計を分析
してみると原油在庫はほぼ横ばい。石油製品需要の弱さからくる需要減を原油輸入削減で相殺、輸入量減少幅はドル安で増幅されているため、その分を国内原油増産している様子。ドル安は、米国の原油生産量を活発化し、輸入量を削減する為、経常収支の赤字幅の縮小に貢献するのだが・・・。石油産業全体としては、原油生産だけが活況を呈している。
ガソリン需要は長期減少基調。個人消費が弱いと言うことか。年末クリスマス商戦は相当に厳しいそうである。中国貿易統計は、米国へ輸出の伸びが堅調、日本の貿易統計は米国への輸出の伸びが低迷。ならば、米国クリスマス商戦は、日本同様の安売り合戦となりそうである。ディーゼル油需要が戻ってきていいることから製造業は回復傾向にあるのだろうが落ち込み時に比べ戻りが余りにも鈍い。製造業の回復も限定的と言うことだろう。
原油価格は、需要からは下降圧力、ドル安からは上昇圧力を受けていそうである。さて、どちらに振れるか・・・来週中までは下がりそう。ただ、採掘原価から考えて今の原油価格は、適正価格を大きく上回っていると考えている。、今後、世界の石油離れは加速すると思われる。
米財務省証券の海外保有額の推移から産油国がドル離れしていると考えている。米国は回復の兆しが出てきた国内輸出産業を守るため、今後しばらうは、ドル安を放置すると考えられる、しかし、これは産油国のドル離れを加速しドルの決済通貨としての独占的な地位を傷づけてしまうかもしれない。大丈夫なのかドル!!。ちょっと心配。
2010年01月第5週分米石油在庫統計… 2010年02月04日
2010年01月第4週分米石油在庫統計… 2010年01月30日
2010年01月第3週分米石油在庫統計… 2010年01月24日
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