おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

2010年07月31日
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カテゴリ: 米国経済(GDP)
 調整色がきつく2番底懸念すら漂っている。2010年2四半期速報値(年率換算)は前期比2.4%増、13億2165万ドル。大方のアナリストが出していた予想を下回る結果のようだ。


 米実質GDP成長率の短期推移をグラフ化すると下図のようになる。
20100731_米実質GDP成長率_短期.jpg
作成者:キュー

 期間1年の移動平均を下抜けし、下降基調。直近2ヵ期連続の下降。主因は、貿易赤字の拡大。輸入は前月比28.8%増、輸出は同10.3%増でGDPを2.78%押し下げである。反面、民間設備投資は17%増。住宅購入者向け税控除措置、クラウドコンピューティング普及で機器/ソウトウエア押上の影響。不安要因は、個人消費支出。1.6%増と増えてはいるが減速傾向。次期も減少するなら、住宅購入者向け税控除措置切れとのダブルパンチで相当にやばくなる。成長率は2%を維持できなくなるやもしれない。

 米実質GDP成長率の長期推移をグラフ化すると下図のようになる。
20100731_米実質GDP成長率_短期.jpg
作成者:キュー

 一次回帰直線は右肩下がりのy=-0.009x+4.44862。2010年2四半期の値は2.2%。米国の潜在成長率は2%前後と見られるから、今年中にGDP成長率がマイナスになることはなさそうだか、2%は割りそうに思えてならない。日本経済の失速が心配される。






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最終更新日  2010年07月31日 23時15分27秒
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