おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

2010年08月16日
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カテゴリ: 国内経済(GDP)
 実質GDP成長率は0.1%増、年率換算で0.4増。実質GDP成長率は内需で0.2ポイント押下げられ、外需で0.3ポイント押上げられたらしい。名目GDP成長率は0.9減、年率換算で3.7減。成長率の低下は政策効果が一巡したから。内需に自律的な回復力が感じられない。
 ドル換算の名目GDPはついに中国に抜かれた模様。「経済大国」という言葉が死語になる日は近い。


実質GDP成長率をグラフ化すると下図のようになる。
 90年から現在までの一次回帰直線はy=-0.0435x+4.49685。回帰直線はマイナス圏に沈み込んだまま一向にプラス圏へ戻らない。マイナス圏に定着する様相をみせている。
 実質GDPも名目GDP同様、長期減少傾向に転じようとしている様である。


 短期の内需は横ばい、外需は増加基調で減速傾向。実質GDP成長率がマイナスに沈むのは時間の問題と思っている。政府目標は達成不能。

名目GDP成長率をグラフ化すると下図のようになる。
 90年から現在までの一次回帰直線はy=-0.0822x+7.6136。回帰直線はマイナス圏に沈んで久しい。既に20年にもわたり名目GDPの減少が続いていること、今後、国内人口の減少と高齢化を考えれば、今後20-30年中に名目GDPが増加に転じる可能性はない。

 中国にGDPが抜かれたことは、象徴的な意味しかないが、今後を考えた場合、国内企業は規模で中国企業に太刀打ちできなくなると思われる。体力勝負の技術開発で日本企業は徐々に後れを取り、技術的優位性を徐々に失って行くと思われる。個人としての直近の関心は、太陽電池・リチウム電池。日本企業が今後も技術的優位性を保つことは難しそうだとみている。パナソニックはババを引いたのかもしれない。







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最終更新日  2010年08月17日 16時54分11秒
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