October 27, 2014
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カテゴリ: そのほか
“Star of the County Down”

1990年頃に初めてアイルランドの伝統音楽というものに出会いました。
衝撃的な出会いを与えてくれたのがこのCD1988年に発表された
“the Chieftains”とvan Morrisonが共演したアルバム”Irish Heart beat”でした。
それがドイツリートの源流の一つであるヘルダーの詩、その元となったパーシーの詩集、
そして更にまたその源流に辿り着くことにもなりました。

また、何よりもアイルランドの民族楽器のありかたに
それまで西洋音楽に抱いていた固定概念がひっくり返されました。

このときに衝撃を受けた曲“Star of the County Down”


一時期アイルランドの伝統音楽にのめり込んでいましたが、
十年ぶりにその活動を新たな形で再開する事にもなります。

今回この曲を歌いながら、改めて実感している事は
『明治期の西洋文化の移入以降、われわれ日本人もその伝承の流れの中に今、明らかに居る。』
ということです。

イギリス民謡と呼ばれる民謡の殆どはその出自ははっきりせず、
歌詞が新たに付けられる度に新たなアイデンティティーを吹き込まれ、
アイルランド民謡、スコットランド民謡、イングランド民謡などとされ、
様々なジャンルに股がって、その歌唱スタイルや伴う楽器と共に今日も変化し続けています。
これこそ"traditional(伝承・伝統)"の醍醐味だと思います。

そして、イギリス民謡の何曲かは日本でも唱歌、賛美歌、歌謡曲として


安土桃山時代に次ぐ二つ目の西洋音楽の波が押し寄せた明治時代。
いずれの時代もキリスト教と共にその波は訪れました。

今回は、その象徴的な存在の日本聖公会川口基督教会での開催です。
  • christmasconcertのコピー のコピー.jpg

この演奏会もその伝承の流れの中に居ます。


I heard the voice of Jesus say - Songs of Praise







Come, Let Us Use The Grace Divine


O Sing A Song Of Bethlehem - Chicago Metro Presbytery Music


Five Variants of 'Dives and Lazarus,”1939


“Kingsfold"


My Love Nell


“Star of the County Down”
Van Morrison and the Chieftains
(この演奏がこの曲の今日の演奏スタイルの発信源になっていると思われます。)

The Pogues

Orthodox Celts

The King’s singers

From the New Country/Star of the County Down(へんてこりんな編成だけどおもしろい)


賛美歌120番「いざ歌えともよ」


聖公会聖歌528番「主のみ手はかつて」






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Last updated  October 28, 2014 12:23:39 AM
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