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家族で一人一台、を目指し、妻の分も予約。合わせてカバーも買ってみた。試してみてから、次は長女の分も考えよう。 kobo Touch (シルバー)
2012.07.10
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横浜の世界SF大会(ワールドコン)に行く。展示のみの見学だったが、自分にとっての原点を見つめ直す良い機会になった。自分の好きなもの、作りたかったもの、やりたかったこと、それを忘れてはいけない。かつて大好きだったゲームのイラストを描いていた、日本のSF・ファンタジー画家の第一人者である加藤直之氏にお会いして、画集にそのゲーム風の手書きイラストを描いていただいた。画集の後書きに書かれていた、ベテランにして、なお創作の「苦労を再発見している」という節に心揺さぶられる。やりがいとは苦労することに他ならない。楽をしていないか?それは本当にやりたいことなのか?但しやり方はたくさんある。安易に好きなものに飛びつく必要はない。原点を忘れず、常に学ぶこと。それに尽きる。※写真掲載は許諾いただきました
2007.09.02
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自分は中学に入って以降、読んだ全ての本について記録をつけることを習慣にしているが、今月の社内報に感化されて、ふと、そこからテーマ別に自分の好きな本をメモしておきたくなった。○時空と存在「果しなき流れの果に」「宇宙からの帰還」○時空と存在(コミック)「火の鳥」「ファイブスター物語」○自分探し「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「天国が降ってくる」○死と悲哀「甲賀忍法帖」「バトル・ロワイアル」○昭和の闇「孤島の鬼」「虚無への供物」○異世界「指輪物語」「ドラゴンランス」○日本人マネージャー「なぜマネジメントが壁に突き当たるのか」「本質眼」基本的にエンターテイメントが多いが、こうやって眺めてみると、絶対的な存在(空間や時間)に対しての自己の存在を見つめなおしてくれるような示唆に執着しているのかな、と気づいた。そして、それこそが読書の醍醐味なのだと思う。
2007.08.23
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自由が丘に住み始めて二か月。ありきたりな表現にはなるが、この街は、自分が好む中世都市風の小道や建物、老若男女すべての活気にあふれ、理想的なところだなあと感じる。街の発祥が芸術に根付いたこともあり、そこが特に感受性の高い若者を引きつけるのだろうし、それでいて歴史の成熟に従って、年配の人々まで生活に溶け込んでいる。一人の休日。ちょっと豪勢に新調したAVセットで、スカパーのスターチャンネルで録っておいた「I,ROBOT」を見る。デジタル放送の録画になるとDVDで見るのとなんら変わらない。とても快適。しかし何故このタイトルなんだろう。昔から知られている「私はロボット」でも良いのでは。と「ロードオブザリング」も同じか。「ゲド戦記」は原作の邦題そのままだが、こちらは原作の2作目からだと違和感がある。街中へ買い物。夕方の薄明かりが幻想的。見慣れてしまった気がするなら一度ゆっくりと目をつぶってから見直そう。視覚の深呼吸。新鮮な空間に戻る気がする。ヴィレッジヴァンガードを散策。風呂に入れて光の色が変わる卵型のライトとお店のオススメのジャズカバーアルバム、ドイツ製のバスソルト、輸入コーラ、コミックをまとめ買い。古屋兎丸の短編集、綾辻と佐々木倫子のコラボミステリー。「虚無への供物」を見掛け、ふと長編ミステリを読みたくなる。帰り道、スタバでぼーっとする。家につき、音楽を聞き、風呂で泡にまみれ、ゲームをして、コミックを読みながら就寝。何か変わっただろうか、何も変わらない普通の日常。でも少しだけ元気を思い出しました。
2006.08.13
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再び自由ヶ丘の夜。スイーツフォレストも日曜の夜ともなると、さすがに人も減り、屋外のテラスは使いたい放題で、我がコドモ×2の絶好の遊び場となる。とりあえずギャーギャー叫びながら走り回ってます。。
2006.06.03
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ドーナツプラント。日曜の夜となると、さすがに人も減り、気持ちのいい時間となる。娘と二人で大きなドーナツを頬張る
2006.05.27
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広大な草原と海原。山と海に囲まれた房総は独特の地形でリフレッシュには最適。コドモとはじめてプール遊びもできて満足。
2006.05.20
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2002年に続いて、イタリアの至宝PFMのLIVEへ。写真は会場となったクラブチッタのそばのイタリア広場(?)。PFMについては以前書いたこちらのレビュー 詳細なレビューは見識者の皆さんに任せるとして、とにかく楽しいライブだった。平均年齢おそらく50歳すぎ、まさに今はやりのイタリアちょいワル親父ならぬ、ややもするとじいさんたち(失礼)。しかしそのパワーたるや、、今の若いバンドが束になってかかっていっても、そのライブの妙ふくめて、なかなかかなうものではない。この手のバンドは、ほんと、イタリアから来る、というだけで奇跡に近くて、30年に1度訪れるかどうかというところなわけだが、この5年で2度も行けてしまったということで、まだまだ次の楽しみなある意味、現役バリバリのバンドでした。古くて、「新しい」本当のロックミュージックが聞きたい人は迷わずに手を取りましょう。
2006.05.13
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正月のコンラッド東京に続き、GWも都内のホテルで。アジア最高といわれるエステは妻に行かせて、自分はとりあえずスパを利用。リラックスできました。
2006.05.06
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かつて、ここの日記でも、下記作品のレビューを書いたりしたが・・・少林サッカーいやはや、「カンフーハッスル」はそれを上回る傑作だと思う。「少林サッカー」の主演・監督をつとめたチャウ・シンチーの最近作。彼の映画は他にもいくつか見たが、どれもブラックなユーモアにあふれていて、何事にも徹底的。まさに天才肌な作品作りをするが、ここにきて、極上のエンターテイメント作品として、初心者からマニアにまで楽しめる大作となっている。実は最初はそれほど期待せずして見始めたのだが、後から後からまさに何重にも隠された興奮が押し寄せるようで、ぐいぐいと夢中にさせる展開。言うならば、ドラゴンボール実写版。マトリクス等、欧米の幾多の作品のパロディが延々と続く。本当にこの人は根っからのアニメ・コミックマニア。ある意味、香港版タランティーノ。自分にとっては、ジェット・リーの「ワンチャイ」シリーズに並ぶ傑作となりました。
2006.05.04
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久々に渋谷で買い物。実はいろいろと手を出しているものの、一番長続きしている趣味は、やはり音楽鑑賞、といったところ。といっても、昔はお決まりのように、いわゆる「ニューミュージック」から洋楽に入って、ビルボードは毎週欠かさずにチェックして、という感じだったが、次第に深みにはまり、プログレッシブロックへと至った。ということで、最初は渋谷でもHMVでCDを見ていたが、どうにも物足りなくなって、結局、ディスクユニオンに足を運ぶことに。知っている人は知っている、ホントに好きな人だけが通う音楽CD専門店。以前行った時は、渋谷店は品数が少なくてダメかなあ、と思っていたが狭いフロアにプログレコーナーもあって、だいぶマシになった。そこで見つけたのは、70年代イタリアンロックの最高峰と自分が思うバンドの激レアTVライブDVD。むむむと唸って、そのほか何商品かと一緒にまとめ買い。この幸福感は捨てがたい。いわゆるプログレにも、その深度には5段階位あって、自分はLEVEL4くらいまで行っちゃってると思う。となると買うのは、イタリア、北欧、中南米あたりが主で、音楽で世界一周ができちゃいます。でも世の中、マニアは底なしなもので、LEVEL5には恐ろしくて近づけません。プログレの他、最近はジャズロックやボサジャズも好きで、ようするにお洒落で(?)ヘンな(拍子の)音楽が好みです。
2006.04.30
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いろいろあって日記を再開しようかなあと思う。振り返ると、自分は小学生の頃は1年でノート10冊、日記を書いてしまうほどの物書きだった。なので作家になろうと思い立ったりもした。でも、その前は確かマンガばっかり書いていて、マンガ家になろうと思っていた。で、中学の頃からはゲームばっかりやってて、ゲームプランナーになろうと思った。そしたら、本当になってしまった。その後はインターネットにハマり、そのままネット業界へと転身。なんか自分の人生の選択って単純なのね、と改めて感じる。
2006.04.29
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最初の子、玲月があと1ヶ月足らずで2歳になる、という2月14日、2番目のコドモが誕生した。今度は男の子。雪矢と名づけようと思う。やはり2回目はいくぶん落ち着いていられたものの、病院というのはなぜか緊張する。まだ保育器の中だったので、手も触れていないが、また少しずつ実感が湧いてくるだろう。
2005.02.15
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育児や仕事でのトラブル等、毎日がドタバタ続きではあるが、最近は自分の趣味にも多少時間を割くことができるようになってきた。娘は毎晩、夜8時には寝かしつけられるようになったので、その後の時間は基本的には自由。最近全くできなかったオンラインゲームなんかを遊んでみて、やっぱり楽しいなあ、と思う。とは言うものの、何をしていても、途中で中断されてしまうことが多いので、何時間もどっぷりと、という訳にはいかないが。休日の昼はあまり遠出はできない分、まだコドモを連れて行くのが可能なうちに、お気に入りのお店での外食を楽しむようにしている。銀座の「福臨門」へ。ネットで検索してみれば、ありとあらゆる美辞麗句が並べられているであろう、香港に本店を持つ最高級中国料理店。以前も入りたかったのだが、入り口でビビってしまい引き返した覚えがあるが、ベビーカー持ち込みでも快く受け入れてくれて、サービスも良く、とても楽しいひとときを過ごせた。食事中、フロアスタッフが、うちの娘を抱いてあやしてくれた。何度か通い続けたら、この子は幼少にして、天下の「福臨門」の常連になれるかも、なんて思ったりした。平日には、家のそばの住宅街の中にあるインド料理屋へ。何はともあれカレー満載なのだが、とても安い上に、サービスも良く、一緒に連れていった娘のためなのか、ラッシーやらほうれん草カレーやらをサービスで出してくれたりして、あまりの気前の良さに、また来ます!と宣言してしまった。その帰りに、ちょっと気になっていたプールバーをのぞいたところ、ダーツマシンも置いてある、ということで、コドモを抱えながら、ダーツに興じる。広々としながら、全部合わせても、1000円札でお釣りが来るほどに安く楽しめて、ヘタな喫茶店に入るよりも全然良かった。調子に乗って、家に帰ってから、マイダーツを購入(2つ目)。いろいろあるけど、なんだか平和です。
2004.03.15
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3/9は、娘の誕生日。お祝いに前日からケーキを買っていて、ロウソクを立てて写真を撮ったりした。最近、寝顔にしか会えないので、できる時に、早めに。。先日、うちの妻の携帯から電話がかかってきて、とってみたら、ずっと娘が「うーうー」としゃべっていた。「もしもし」と何度も返答してみたが、一向に妻に代わる気配がなく、そのまま不思議な会話が続いて、1分位で切れた。後で妻に聞いてみたら、娘が自分でかけてきたらしく、全然知らなかったそうだ。うーん、すごいね。誕生日、おめでとう。
2004.03.09
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もうすぐ1年になる。とても早いものだ。本当にあっという間すぎて、この頃の娘の成長も急激すぎて驚いていたけど、でも1年になるんなら、やはりそういうものか、と感じる。まだ完全な2足歩行はムリだけど、つかまり歩きならどこででもできるようになった。周りにあるものは全て手にとってみないと気がすまない。自分と他人の区別がはっきりとつくようになってきたらしい。これまではモノをとったら、絶対に離さなかったのを、近頃は人に手渡しであげる、という技を覚えた。かけ声をあげながら体を動かしたり、人の口マネをしたり、うん、なかなかすごいぞ。人の好き嫌いもあるみたいで、気に入った人に話しかけられるととてもご機嫌。顔を横に傾けて、様子をうかがったり、手をふってみたり、自分だけの世界から他者との交流へと発展してきているのが不思議。
2004.02.16
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たぶん本年最後になると思うので、かなり久々に書いてみる。2004年は、いろいろあった。その総括。【コドモ】3月に生まれた娘も、つかまり立ちをしては、棚に並ぶ小物をかき回す程に成長した。昨日は、両手で拍手をマスターした。嬉しい。人類の歴史的に言うと、この半年で、数万年(?)分位、進化している。コドモはすごい。来年がさらに楽しみ。【仕事】結果的に言うと、私生活のおかげか、仕事面でも充実していた。仕事の経験もさながら、やはり人にとって一番大事なのは人生の経験をどれだけ積むか、だと実感した。そうすることで、いろいろなものが客観的に、問題点が極めて矮小に見えてきて、困難に立ち向かう時でもとても余裕が持てるようになるのだろう。【趣味】上記二つの反動か、趣味の面ではボロボロだった。好きなゲームもほとんどできてないし、映画やレジャーに行くこともできなかった。それは、まあ仕方ないので諦める。ただ、新しいPCを買ったので、これから親バカよろしく、ビデオ編集をするのがとても楽しみ。【レストラン】昨年に引き続き、2003年度のベストレストランを決めようと思ったが、そういうわけで、あまり外食をしていないので、やたら地元系に偏ってしまった。なので、公に書くようなものでもないが記録として残す。やはり、ほとんど全部、両親含め家族で行った所。・焼肉やっちゃん娘が生まれた日に食べたお店。忘れられないほどにウマかった。・中国飯店上海蟹の名店として名高いゆえにランチで食す。何を食べても美味。・ICHIBOKAKU瑠庵 楽天トラベルで予約宿泊した那須のホテル。建物は古いが、有能なスタッフを揃えているらしいフレンチの味は素晴らしい。デザートビュッフェも堪能。・壱語屋実家のそばの高級焼肉レストラン。相当にウマイ。・西安刀削麺チェーン店だが、地元店の味が素晴らしい。極めて香辛料のきいたクセになる味。たぶん一番通った店。来年は、今年以上に上記指標の全てを充実させようと思う。
2003.12.29
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ずいぶん長いこと日記をつけられずに、いくつも月が変わってしまった。確かに落ち着いてPCの前に座って、随筆なるものに励む時間など、とうてい取れなかったのも事実だが、この間、娘はどんどんと成長し、その記録をつけられなかったことは、もどかしい限りだ。ただ、一応、妻が毎日の成長記録をつけているようなので良しとしよう(こちらもあまりに手がかかる時期で停滞気味のようだが・・・)。デジカメ写真はかなりの数をとっているので、着々とアルバムは増えている。まとめて4か月分もの記録をつけるというのも乱暴な話だが、この間、娘は、人の顔を認識できるようになり、人見知りがはじまり、僕の顔を見て笑うようになり、親が来るとぎゃんぎゃん泣き喚き、寝返りがうてるようになり、はいはいまであと一歩で泣き喚き、母乳を飲んでも寝付かず、毎晩泣き喚き、散歩をすると喜ぶが、疲れると泣き喚き、だいぶオムツ変えの回数は減ったが、やっぱり気持ち悪いと泣き喚き、ホテル日航で家族食事会をやって、はじめての外出が「船の博物館」の「朝鮮工作船」だったり、意味もわからずに泣き喚き、つまり、とにかく良く泣き喚くようになった。元気に育ってくれているようで、それは安心です。
2003.07.26
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深夜、「母乳が出ないからミルクを作ってくる」と妻が階下へと消えると、娘を枕もとに置いて添い寝してみる。しばらくすると、泣き出してしまったので、おそるおそる抱き上げてみる。そうすると、ふっと泣き止んでおとなしくなった様子。良く見るとしきりに胸の方に抱きついてくる。どうやら、母乳を求めているらしい。よって、母乳をもらえない(あげられない)ことに気づくと、再び号泣し始める。。泣いている時に、音の出るおもちゃをカラカラと鳴らすと、ちょっとの間、そちらに気をそらして泣き止むのが楽しい。こうやって、すこーしずつスキンシップを図ってみよう。
2003.04.03
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出産から12日が経過。ようやく母子ともに退院することに。はじめのうち、とても淡白だった病院食も、次第に豪華で栄養満点な料理になっていったようだ。手続きをすませて、車で実家へと移動する。この子にとって初めての外界ということになる。見ない間にずいぶんと色白になった。生まれたばかりの頃の顔の赤みもむくみもとれてきた。目もぱっちりと開くようになって、とても愛くるしさがましてきた。周囲の人は、僕にも、妻にも似ている、と言う。そりゃそうだ。けれど、それはとても大事な意味がある。これが家族なんだなあ、というつながりを実感する。僕が生きる意味、働く意味、家族を持つ意味、というのを子供の存在が急にそれらの答えをもたらすような、そんな不思議な自覚を思い起こさせる。僕は僕のために生きているのではない、とひょっとしたら生まれて初めて考え始めた。子供の顔は見ていて飽きない。笑っていたかと思うと、突然しかめ面になったり、泣き出したり、寝ちゃったり、それはとても面白い。まだはっきりと目が見えていないというが、どうもこちらを認識はしているようだ。拍手をすると、その音に気づいて顔をそちらに向けるのが分かる。一つ一つ、反応というものを身に付けているのだろう、ということを僕と、そして子供と一緒に確かめ合う。家に戻って撮ってきたデジカメ写真を使って、いろいろとカードを作ったりする。とてもいい。うん、かわいい。もっといいカメラが欲しい。たぶん親バカになりそうです。
2003.03.25
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週末、病院に行こうと家を出る直前に会社より連絡が入る。いずれにせよ仕事で寄るつもりだったので、先に会社へと行く。なんだかんだで、面会時間の終わる夜8時をすぎてしまう。うーん。とりあえず病院へ向かうことに。駅までの道すがら同僚と、東京と地方の田舎の違いを語り合う。田舎にいた頃は、「空がとても近かった」んだそうだ。東京というのは、空までの距離が感覚的に遠く感じられる。というのも、自分がいて、そばに家があって、それより高い建物があって、ビルがあって、東京タワーがあって・・・なんて順々に高みを見上げて、やっと目線が空まで到達する。でも、田舎では自分がいて、すぐそばにもう空がある。東京では自分自身の存在を、何かと比較するように間接的にしか捉えることができない。でも田舎ではおそらく自分自身と空、宇宙の関係を感覚的につかみとることができるかもしれない。人というのは、「感じること」と「考える」ことを両立できるからこそ人なのだと思う。都会の中で「感じること」を忘れてしまうのはとても淋しいことだ。そんなことを考えながら歩いていると、たまたま恵比寿ガーデンプレイスのそばをさしかかっていて、まるでテーマパークの中のようだった。自分は地球に生きているのではなくて、テーマパークの中でうごめくゲームのコマのようだ。やっとのことで病院に到着するも、10時をすぎていて、入り口は時間外受付のみ。慣れている人ならばなんのことはなく出入りしているそうだが、救急で来ているのであろう家族の後ろを隠れるように潜入する。夜の病院はかなり怖い。暗闇の中、廊下を歩くのは相当怖い。呼び止められるのも嫌なので、ナースステーションの前を通らずにすむ階段から部屋へと接近する。もし僕が犯罪者だったら突破はカンタンなもんだ、と不謹慎なことを思う。病室に入ると妻が赤ん坊に母乳を与えているところだった。しばらくすると娘は疲れたのか、ぐっすりと寝てしまった。部屋に置いてあるビデオカメラ、APSカメラ、デジカメ、ケータイカメラ、とりあえずありとあらゆる方法を駆使して記録してみる。少しずつ顔が変化している。どうにもやんちゃらしくて、生後1週間にして、顔中、傷だらけ。。声は聞こえているらしいが、目はまだ見えていない様子。声のするほうに顔を向けるが、目はちょっとうつろな感じ。妻が「もう笑うんだよ」と教えてくれる。寝ている間にも、たまに笑みを浮かべている。楽しい夢を見ているんだろう。まだ、とても、とても小さい。次の日、昼から病室で過ごす。娘は、お腹がすくと、涙を流さずに泣いてアピール。ミルクを与えるとおとなしくなり、飲み疲れると、ぐったりと就寝。たまにむにゅむにゅ声を出し、しばらくするとおもらし。そんなパターンを繰り返している。ああ、とても老人に似ていると思った。否、老いるということは、確かに童心に返ることなのだろう。娘の顔を見ていると、それは0歳なのか、100歳なのか、人間にとっての両端にいる存在そのものの気がした。人はたぶん絶頂まで大人に行き着いたら、再び若返っていくのだ。老いることは、もしかしたらある意味幸せなことかもしれないと初めて思った。それはとてもピュアな意味だ。妻と子供の育て方について、いろいろとシミュレーションしてみる。まるで親のわがままな知的遊戯だ。でも、僕は一つのことしか望まない。何をして欲しい、何になって欲しい、とは思わない。「様々な判断材料を集めて自分自身の意思でしっかりと正しい選択肢を選べる」人間でいてくれさえすればそれでいい。あらゆる世界、あらゆる時代においても生き抜くためのとても大切な要素だと思う。
2003.03.16
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それは稀有な経験だったと思う。辛くて苦しんでいるのを見ても、僕には何もしてあげられない。せいぜい言葉をかけたり、体をさすってやったり、ただそれだけ。しかもその苦しみは治まるべきではなくて、ゴールにいたるまで継続しなければならないのだ。だから、あえてその辛さに同情したりすることもなく、むしろ笑顔で励ましてあげるべきだ。3月9日午前3時。妻の実家に滞在している僕のところに病院から電話が入る。妻は2日前に入院し、軽い陣痛促進の治療をうけていた。昨日は薬ではじめての陣痛を体験し、その際にはベットでうんうんとうなりながらも、なんとか痛みに耐えていた。病院の看護婦や先生には、「まだまだですね~」なんて軽く一笑に附されていた。深夜からはじまったのは本当の陣痛で、むしろ昨日の治療が功を奏したと言えるので、いよいよだな、と思うと緊張とともに喜びも感じる。妻はベッドの上で痛みに耐えながら、冷や汗をうかべていた。深夜の病院に人は少なく、看護婦も数人。偶然、その直前に外から陣痛のはじまった女性患者が運ばれていたらしく、隣の治療室からもうめき声が聞こえる。「あちらは二人目だから、おそらくすぐに産まれるけどね」なんて、助産婦の看護婦が教えてくれる。1時間後にお先に誕生したらしい声が聞こえてくる。妻の陣痛はますます激しくなり、母親から「帝王切開の方が痛みもなくて、いいんじゃないか」と言われていたこともあり、途中から、「もういいから、帝王切開にして」と痛みに耐えかねてつぶやきはじめた。そのたびに看護婦から「がんばれ、がんばれ」と何度も励まされる。全身に響く痛みをやわらげるため、ただひたすら腰やお尻、お腹を力をこめておさえてやる。陣痛の痛みは胎児がぐいぐいと体を押し下げる痛みだということで、それをうまい方向に支えるように力をこめると痛みが多少やわらぐようだ。そのマッサージをしてやるのとやらないのでは、相当に痛みの感じ方が違うらしい。まずは「朝まで」と言われ、午前8時頃の診察まで一緒に耐える。時間の経過がもどかしい。お腹につけた機械の電針がハリの具合を伝えてくれるので、「来る」という合図とともにマッサージを開始する。「まだまだ」と先生に言われ、今度は昼頃まで耐えつづけることに。最初は、「もういやだ」、あるいは痛みのあまり「切るなら切れ!」と男言葉でまくしたてていた妻だったが、その逃げたい気持ちが看護婦の「子供も頑張っている。お母さんも頑張らないと」という励ましで変化していくと、次第に顔つきもぐっと強くなっていく。それにしても今回、何よりも感動したのは、これら病院のスタッフのみなさんの献身的な努力。本当に彼らの言葉や身振り手振りの様には感謝のしようがないほどに救われ、仕事なのだとは言えど、みなさんの暖かい心や愛情を感じた。病院によって違うのかどうかは分からないけれど、環境的にはかなり恵まれたと思う(若い看護婦さんも素晴らしかったけれど、ベテラン看護婦の技や励ましはこの上もなく貴重です。病院選びには一番大事な要素かも)。さらに耐えつづけるも、午後2時頃、陣痛の勢いが確かではなく、かつ子供の体が相当に大きく、しかも方向が良くないということで、最終的には帝王切開を試みることになる。それでもこれまで支えてくれた看護婦さんは「これまで耐えた痛みは決して無駄にはならない。その分、元気な赤ちゃんが生まれる」と言ってくれた。午後3時頃、手術室に入り、僕と妻の両親は廊下で終わるのを待つ。間違いはないと思ってはいても、やはりその雰囲気が緊張を強める。時計を何度も何度も確かめてしまう。2003年3月9日 午後3時39分まるで約束されていたかのような日時に、娘は誕生した。3676g。予想の通りの大きな子供で、生まれた瞬間からひたすら泣きつづけていた。その後もずっとずっと手足をゆすって泣いていた。看護婦さんの予言通り、とても元気な子だった。顔がぽちゃぽちゃとふっくらしていて、「でぶな子だな~」と先生に言われてしまうほどだった。うん、確かに(今は)太ってるかも。でも何よりも元気なことは大きな安心だ。誕生は感動より安堵の方が強かった。自分の子だ、という実感もなかなか沸かない。まだまだこれから、むしろこれからずっと。その日は妻を病院に残し、焼肉店でお祝い。深夜からほとんど飲まず食わずだったので、本当においしかった。次の日、ぐっすりと寝てから面会に向かう。はじめて我が子を抱いてみる。軽いのだけれど、重いという実感。泣きはらしてはれぼったい顔もやや落ち着いてきている。病室にいる間は全く泣いたりもせず、とてもおだやかだった。フラッシュで写真をとると、まぶしそうに目をまばたきさせた。手術直後のため動けない、母親となった妻はうれしそうに枕もとに置いた我が子をなでた。子供の成長はとても早いらしい。その歩みをしっかりと記憶に焼き付けることができるかどうかがこれからの課題である。
2003.03.09
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ちょっと多忙にかまけ、何も手がつけられない。週末は、金曜日に妻の実家に向かい、日曜日に帰宅する繰り返し。向こうでは、ただ二人で散歩をするだけ。そんなゆとりが妙に気持ちいい。日曜日午後からは家に一人でいることになる。なんとか疲れをとらなければと思い、なるべく早い時間に食事と風呂をすませる。男一人だと言うのにムリヤリ優雅に振舞ってみる。バスルームにはボサジャズが流れ、使うのは、最高の香りのロクシタンのソープ類。風呂から上がったら、これまた極上のエステバンのフレグランスオイルの香りで部屋を満たす。それぞれ、香りは僕の好きな、グリーンティー、マリン系、ロータス等。あるいは、ちょっぴりジバンシーの香水を身につけてみる。なぜかジバンシーの香水は好きで、自分用で8種類も持っている(うちウルトラマリン系が5種)。と、香りだけでも、不思議な位にリラックスできて楽しい。こうでもしないと最近はツライ。。来週以降の生活を考えると、こんなことをしていられるのも最後かなあ、と思う、思う。
2003.02.25
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○正月。2003年の始まり。だらだらと過ごしてきた僕の生活も今年は大きく変わらざるを得ない。あまり遠出をすることもなく、お互いの実家に帰ったり、今や普通に正月からやっているデパートへ散歩に出たりするのみで、基本的には寝正月。だいぶ長い休みだったけど、ほとんど何もしていないのも良いことか。○家にいるなら、それ相応に勉強しようと、ほとんどムリヤリ、正月から、付き合いのあるFPの方を家に招き、いろいろと話を伺う。その後、かなりの比較検討、掲示板チェックを経て、某・新型銀行のネット口座を開設し、定期預金および外貨預金を開始する。外貨はドルおよびユーロを少々。二人で現在の金利と為替についてひたすら語り合う。「金持ち父さん」を真似て、いかに収入のサイクルを作るかを考える。これらの経験から、これまでの生活とはがらっとお金への向き合い方が変わるような気がする。と同時に、単に言葉だけでなく、姿勢として、「お金が目的ではない」生活というのがようやくできるのではないか。これほど大きな要素を知らないというだけで、決して無視するわけにはいかない。新聞やTV、ネットでのニュースの見方も変わってきた。「平凡な生活」なんていう言葉は嘘だ。自分とその取り巻く環境をどう捉えるか、その心構えによって世界は幾重にも変化する。そういう意味ではとても充実している、と思う。○とか言いながら、今年に入ってどうも調子が上向かず、調子を崩しがちで、体がついていっていない。週一のトレーニングをやめてから半年で随分また体力が衰えた。こればっかりは、体で何とかしないと。。○週末、近くの地区センターで実施された両親学級なるものに参加してみる。最初に大学の先生の講義やら体験フィルムなんかがあるのだが、生命の誕生の映像を見ると、涙が出そうになった。とても不思議。生きることは素晴らしいと思う。
2003.01.15
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今年の締めくくりに、この1年で出会ったレストランのうち特に印象深いお店ベスト5を選びたく思う。今年自分が行ったお店というのが対象なので、特に新しいお店ばかりではありません。基本的には数よりも、「これだ」と思うお店を各ジャンルで1店舗でも知っていれば十分だと考えているので、来年からはむしろこれらに繰り返し通いたいなあ、と思う。□唐宮お台場のホテル日航にある広東料理のお店。このホテルの中では比較的地味なポジションにあるが、非常に繊細な味や落ち着いた雰囲気ともに素晴らしい。香港のホテル・ニッコーの別店舗も素晴らしかっただけにこのホテル系列の店舗なら間違いない、とのブランドさえ感じる。ランチのみの利用だったが、次は祝いの席にでも使ってみたいと思う。□ナプレ予約の取れない表参道の超有名イタリアン。イタリア人が東京一おいしいピザと言い切るだけの味がある。ピザも前菜もパスタも肉料理も何でも本格的な味で、思い出すだけでよだれが。。狭くて騒がしく、給仕もてんてこまいの様子で、それほど落ち着けるわけではないが、いかにもイタリア風。もう少し気軽に予約なしで行けると良いのだが。□遊仙表参道の裏手にあるチャイニーズカフェ。お茶も食事も洗練されていて外れなし。いろいろな用途に使えるのが良い。場所柄、とてもお洒落な雰囲気でゆっくりくつろげる。今年一番通った店。□カーディナス・チャコールグリルカーディナス系列の恵比寿店。地下とは思えない驚きの空間。料理はボリュームがあり、野菜のおいしさを再認識できるのがうれしい。外人率の高い隠れ家的お店。□アランウォンズ・ハワイ舞浜イクスピアリ1Fにある有名店。和食等のアジアンテイストもふんだんな抜群のカルフォリニア料理。ランチコースは驚くほどの量。休日は裏手にある庭で、たまにミッキー&ミニー参加(?)の結婚式をやっていて楽しいかも。□シェ松尾(番外)今年のベスト5に入れるには恐れ多い渋谷松涛の名門フレンチ。日本人の味覚に合うように計算されつくされたフランス料理の全てに納得。真夏でも玄関口に立って迎えてくれるお店の方には恐縮。また機会があれば行ってみたい。□総括昨年の台湾・香港旅行以来、中華がブームで、いろいろ行ってみた。確かに本場にかなわないネイティブな味やコスト差はあろうが、東京でも続々と有名店が進出してきているので、今では本場に負けない中華料理を充分に味わえると思う。カレー、イタリアンは自分の中ではだいぶ落ち着いた。それに対して、巷で最も注目の新和食系は雑誌を眺めて行った限りではどうも満足できない。これまた昨年二度訪れた京都の名門店の伝統料理や銀座の老舗てんぷら屋等と比較すると、まだ雲泥の差があるような気がする。日本人に一番近しい味だけに、へたなごまかしはきかない、本当の料理を目指すには若すぎる店が多いのかと思う。あとラーメン店には数限りなく行って、いろいろお気に入りもありますが、こちらは数が多いので内緒にしておきます。
2002.12.25
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連休。最初の日は、歳の離れた従兄弟の誕生日&クリスマス会へ。一人っ子で少々甘やかされて育っているだけに付き合いづらいのだが、さすがにおもちゃをプレゼントすると機嫌よく、一緒に遊ぶ。以前買ってやったPG Zガンダム(でかい!!)を変形させ、今回買っていったMGガンダムGP03を開き、僕のお古のデジQを部屋の中で走らせる。自宅でやった時には面白くなかったのだが、立てた電池を倒しながら走る、というコースを作ったら結構夢中になる。やはり子供の方がアイディア豊富で何でも自分で面白くできるなあ、と感じる。ケーキやステーキなどいろいろごちそうになり、みんなでカードゲームをやって解散。それから2日間はとりたてて予定もなく、あまり外出するのも大変なので、近くへ買い物に出かける位。クリスマスはチキンということで、ケンタッキーでフライドチキンを買い込み、家でポテトを揚げてたらふく食べる。ポテトにはマヨネーズですよ、やはり。飲めないお酒代わりにアップルタイザーを。PCからはインターネットラジオでジャズが流れ、スクリーンセーバーに熱帯魚。DVDのヨーロッパ紀行ものを見ながらくつろぐ。いつも思うことだが、欧米に旅をすると強く感じるのは、彼らの中の時間の流れ方との違いである。日本の経済は生産高こそ世界有数であれ、それに比例して生きるためのコストも向上する。果たして自分が何のために働いているのか。一日の間で笑顔を見せる頻度は世界で何番目?街の中でいきかう楽しげな声はどれほど?単なる勤勉さは何も生み出さない。旅をするとつくづくそれを思い知らされる。
2002.12.24
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○クリスマスも近くなり、華やかな街並みを楽しもうと、代官山に繰り出す。ところが、寒さが厳しすぎて、方々をゆっくりと眺めている余裕もないほど。仕方ないので、クリスマスツリーの前で写真を数枚(1枚は関係ないおじさんのアップ)撮った後は、アドレス地下の高級スーパーで見慣れぬ食材の数々を見ていた。こういう輸入食材系のマーケットは見ていて楽しいのが、これらで普通に生活している人って、どんな感じだろう、と疑問が生じる。赤いドクターペッパーを発見し、喜んで購入。○予約しておいた「カーディナスオーシャンクラブ」へ。ちなみに13日の金曜日だが、店内はにぎわっている。「ゆったりとしたソファ席を」とお願いしていたら、窓際の一番はじっこの席へ。落ち着けるのはいいが、寒さがガラスごしに入り込んでくるのが痛い。店内のお客さんは全体的に若くて、おそらく合コンっぽい集まりが多い。ささやかな欲望を秘めた男女も1組なら絵になるが、これだけ雑然と集まると、かなり下品な空間になりかねない。代官山のこのレベルのお店なら、もうちょっととんがった客層かなあと思っていたが、季節柄もあろうか、やや興ざめ。給仕は一生懸命してくれるものの、料理はボリュームに欠け、体が冷えてくるので、デザートも抜きで出ることに。冬にこの手の海鮮料理は選んじゃいかんなあ。生ガキはおいしかった。で、思わず、家でコンビニ限定カップラーメンを食べる。。○土曜日は妻の実家にてお互いの父親の誕生会を行う。プレゼントを渡したり、おいしい和食をいただいたり、ほんわかとした集いになる。が、最近の諸事情につき、延々と母の愚痴を聞くことに。どうやら来年は忙しくなりそうだ。。よりいっそう、仕事とプライベートを切り分ける必要あり。自分の幸せがどこにあるのかを再確認。○週末から家計の勉強を進める。例えば、年間100万円の貯金ができたとする。そうすると、これから一応の定年までの30年間で貯められる額は3000万円である。子供の養育費に1000万円かかるとすると、3人養うと生涯賃金の全てが失われてしまうのである。当然、人が増えることで生活費はかさむし、住居費に振り分けた部分の変動もあるだろう。給与のベースアップは真剣に考えなければならないし、その3000万が時勢にあわせて自然に、しかも効率よく増える仕組みも考えておかなければならない。どうもこれはゲームである。今まで真剣に考えたことがなかったのだが、自分の生活に直結するだけに、考えることは苦痛以上に喜びをもたらす。そして間違いなく先に手をうった人間が目標を達成する確率が高い。こういう至極当たり前の知識が欠如していたことに反省。全く関係ないが、「人生ゲーム」というボートゲームがそれほど好きになれなかった理由の一つに、途中多少の分岐はあるものの、皆が同じコースの上を走っていく、という行為に物足りなさを感じた、ということがある。ゲームの勝敗を決めるのも最終的な獲得額(子供もお金に換算される)。おそらく、このゲームが作られた時に最もベーシックなライフスタイルをうまく数字化したアイディアは大変に素晴らしいが、人生の岐路や幸せの価値判断がより多用になっているのではないかと思われる現代においては、人それぞれの「人生ゲーム」があろう。仮想遊戯としての自分オリジナルの「人生ゲーム」を作ってみたい気がする。うん、これが究極のゲームだよ。
2002.12.20
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○南房総・勝浦のリゾートへ再び。今回は、友人たちと5人で小旅行となる。うち1人は日帰りだが、2部屋をとってくつろぐことに。到着後、すぐにレストランでランチ&カフェ。あいにくの天気で小雨がぱらついているため、敷地内でじっとしていることに。だだっぴろい敷地はあいかわらずで、廃墟みたいなところも含めぐるりと散歩。どこに出かけることもなく、ただ視界がずっと続いているだけで、とても気分がいい。○夕方からは、宿泊施設棟の中にあるホールのソファでみなでカードゲームに興じる。このドイツ製ゲーム「6ニムト」は仲間が多ければ多いほど盛り上がる傑作。かつてのUNOよりも面白いこと間違いなし。ホール内にはややブキミで不思議なクリスマス飾りがほどこされていて、気分も盛り上がる。○友人1人と別れてから、夕食へ。今回もフレンチのコースとなり、海鮮を中心とした料理はやはり美味しく満足。食後、また真っ暗になった敷地内を歩くと、不思議な気分を味わえる。互いの部屋に戻り、集まってからボードゲーム「カタン」を遊ぶ。だんだんとこのゲームの面白さが分かってきたような気がする。より理論的に攻略すべし。○朝、朝食のために扉を開けて外を出ると、一面の雪景色。ちょっとの間、あぜんとして、雪の上に足跡をつけまくる。広い庭が全て白く染まっており、ちょっと圧巻。もうここまで来ると天候に恵まれていないんだか、なんだか。ビュッフェの朝食をとり、解散してから、僕らは敷地内にある「タラソテラピー」に向かう。前から予約しておいたのだが、ここは海水プールをはじめ、マッサージやエステやらが集まった複合施設で、一日中くつろげるリゾートにふさわしいところ。雪の平日ということもあり、がらがらの館内でインストラクターに付き添ってもらいながら、プールの中で体操をしたり、個室でマッサージを受けたり、とても快適。これぞ贅沢かも。やはりスパは楽しいです。○帰りの列車に乗るのにたっぷり待たされて、少しトーンダウンしながら帰路へ。洋食に少しあきていたので、駅のそば屋で夕食をとる。これはこれでうまい。今度はさらに連泊できるといいのだけど。
2002.12.13
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○週末。またまたディズニーリゾートまで、電車とバスを乗り継いで行く。自転車なら50分程度。電車・バスなら早ければ30分ほどで着く。バスがなかなか来ずに、ランチタイムに間に合うか少々あせる。ちなみに浦安駅の構内にある「たいやき」屋にいつも心ひかれて、思わずランチ前に腹を膨らませてしまうこともしばしば。○今日のお目当ては、クリスマス前のイルミネーションとホテルランチ。先日、すでにはじまっているが分かっていたので、今日はゆっくりと見学しようと考えていた。まず、ランチは、「ホテルオークラ 東京ベイ」の名門中華「桃花林」にて。「ホテル オークラ」の本店には既に行ったことがあって、その類まれな繊細さは味わっていたのだが、今回はせっかくの近場に支店がある、ということで、割安なランチを試してみることに。舞浜の駅から、無料送迎バスに乗って、ホテルへ。昨年から、リゾートをぐるりと回るモノレールが走っていますが、ホテル方面へ行くなら、ミッキーのアナウンスも流れる無料バスがお徳です。○先にインターネットで割引クーポンをプリントしておいたので、ランチセット(2500円)が1割引きに。ちなみに、サービス料が10%なので、ほぼ相殺されます。ランチセットは、前菜、スープ、揚げ物(春巻き)、杏仁豆腐、他、メインの料理を1人2皿頼める。5種類の料理から2つなので、2人で行けば、1つを除いて全て注文することができる。コースというより、次々と料理が運ばれるので、優雅さはないが、円卓にずらりと皿が並ぶ様は、これぞ中華!という感じで、見た目にも楽しい。内容はお昼の中華定食で一般的な炒め物などが中心なのだが、やはり普通に見えても非常に味は良く、思わずご飯を3杯もお代わりしてしまった。。ということで、大満足です。○食事後、少々休憩した後、辺りのホテルを回ることに。ところで、かねてからディズニーリゾート系のホテルは、勝手に自転車ツアーを行っていたのだが、正直言って、あまりパッとしない。旅行会社のディズニープランはこれらのホテルでの宿泊をウリにしているものが多いが、そもそも「ディズニーランド」そのものが最高のリゾートなだけに、ホテル群はその中継点にしかすぎない気がしてしまう。そんな中では、「アンバサダーホテル」はオフィシャルホテルだけにディズニー心にあふれた雰囲気が感じられ、休みの日には、中庭でミッキーマウスも参加する結婚式の写真撮影なんかをやっていてなかなか楽しそう。ホテルのロビーはいつも子供たちでにぎわっているので、そんな空気が好きなら良いかもしれない。ディズニーシーに隣接している「ホテル ミラコスタ」は、新しいこともあって、他のホテルとは一線を画しており、宿泊客以外の入場を制限している場合もあるということで、まだ行く機会がない。宿泊したこともないくせに、ずばずば言い切ってみます。「サンルート」は、他のホテル群から少し離れていて、印象薄。「ヒルトン」は、一番格式高く感じられるものの、それほど特徴なし。「オークラ」は、こざっぱりしているが、やや冷たく突き放した感じ。「シェラトン」は、なんとなく、地方の大型温泉リゾートみたいな雰囲気が好きになれない。と、そんなホテル群の中で割と気に入っているのが、「ベイホテル東急」。中に入ってみれば分かるのだが、天井まで吹き抜けの広大な空間が広がっており、屋内とは思えないほどの開放感を演出している。コンセプトは南欧の街並みらしく、左右にお店や街灯が並ぶ様は、ちょっとしたヨーロッパ旅行気分が味わえる。夜、天窓が暗くなってくると同時に、街灯や室内に飾り付けられたイルミネーションが明るく輝きはじめ、とてもきらびやかで情緒あふれる光景となる。中央では結婚式が行われていて、関係のないホテルの訪問客も、ともに二人を祝福している。○僕らは、雑誌を見ながら、12月度の予定をいろいろと立ててみる。辺りがすっかり暗くなってから、各ホテルのイルミネーションの見学へ。それぞれ工夫をこらしているけれど、「オークラ」と「シェラトン」がともにど派手で面白い。帰りも無料送迎バスに乗って、帰宅。○帰りに寄った地元の魚屋・刺身屋で、「ひらまさ」と「紅鮭」を購入。そこで、なじみになったお店の方が妻の大きくなってきたお腹を見て、「うん、じゃあ縁起良く、おまけしちゃう」と言って、なんと500円の鯛の刺身をプレゼントしてくれた!これにはちょっとびっくり。おかげでとてもリッチな夕食となった。○残りの休みは、音楽を聴いたりしながら過ごす。最近購入した、パット・メセニーの「ファーストサークル」やそのライブ盤DVDを楽しむ。研ぎ澄まされた彼らの技術と郷愁を思い起こす美しいメロディの全てを堪能する。あとは、スイスのジャズロックバンド「ISLAND」のアルバムやジャパニーズ・プログレッシブ・フュージョン(ロック)と言うべき「KENSO」の「夢の丘」等を流す。○ずっと遊び続けている「FINAL FANTASY XI」は、ついにチョコボをゲット。これで、広大な世界の隅々まで疾走できるのは何よりも快感。日曜日の夜、心臓までバクバク鳴るような、かなりの拒否反応を示しながらも、仕方なく出社。長い夜が始まる。。
2002.12.02
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○気晴らしにイクスピアリへ。電車で2駅。続いてバスに乗り換え、20分程で到着。ここはショッピングモール版ディズニーランドといった趣なので、並んでいるお店も華やかだし、サービスもいい。渋谷や銀座、はたまた表参道に出るよりも近いし、楽しいかもしれない。今日のお目当ては、ちょっとリッチなランチ。以前から気になっていた「アラン・ウォンズ・ハワイ」レストランでコースを楽しむ。14:00に到着したが、まだ余裕があった。○店内はそれほど広くないのだが、ハワイ風の飾り付けなのか色とりどりの内装が華やかで、小さな池に面しており、並ぶ木々を眺めるだけでも楽しい。外界と世界を遮断して、ゲストに心からリラックスしてもらう、というディズニー精神がここでも徹底しているように思われる。食事は基本的にコースのみで、前菜、メイン、デザートと、あれあれと思うほど、はじめは少ないかなという気もするが、とんでもない。どのプレートもこれでもか、という程のボリュームで、しかも圧倒的に旨い。オーナーであるアラン・ウォンのルーツを反映して、ハワイ料理や日本料理、はたまたフレンチや他のエスニックの要素まで取り入れた料理の数々は、見た目も味も素晴らしい。隠し味に醤油を使っているのにとてもホッとしたり、うーむと唸ってしまうこと間違いなし。デザートも半端じゃないほどの量なので、女性でも食べきれないかも。量も味もGOODじゃなければ、というアメリカンキュイジーヌ(?)にちょっと感動。○食後にお店をぶらぶらと眺める。ブランド物の高級店も各種雑貨のお店もカフェも充実していて楽しめる。鉱石のお店や万華鏡専門店、鉄道や車のおもちゃ、ルームフレグランス等、いろいろ見たけれど、結局、なぜか坂本龍一のベストと「80年代洋楽ポップス」のCDを買っただけ。帰宅後は、懐かしい曲で盛り上がる。最近CMや映画のサントラで良く聞くけれど曲名を知らないものも結構あって良かった。テクノロジーは今聞くとしょぼいけれど、メロディーラインは確かにしっかりしていて、ずっと聞いていられる普遍的なものが含まれているのがいいね。オープニングは、やっぱり”Take on me”(a-ha)。
2002.11.25
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○週末。最近は、初日=うちでのんびり、ニ日目=おでかけ+出勤、というパターンが続く。うちでは、たまっているビデオを見たり、ゲームをしたり、ごろごろしている。ネットゲームではだいぶ、ゲーム内で友人ができてきて、楽しい。それにしても、随分年下(16歳!)の友達ができて、たまにメッセージが届く。ゲームって素晴らしい。○表参道の「糖朝」へ行く。いつも行列ができているらしいが、20分足らずで店内へ。ここは、香港では有名な中華スイーツ(デザート)専門店で、日本でのチェーン展開一号店にあたる。最近、お気に入りのお店の割とそばなのだが、今回は流行りのお店をのぞいてみることに。しかし、少々失望を味わう。うーん、そもそもが香港のチェーン店であり、それほどの期待をしてはいけなかったのか、それとも、厨房に見える日本人スタッフたちの腕が悪いのか。割とオーソドックスに、「ピータン粥」、「ワンタンそば」、「マンゴープリン」、「小豆入り豆腐花」といったところを頼んでみたものの、これだ、というものには残念ながら出会えなかった。最初の二つの料理は、以前書いた「池記」の方が遥かに本場の美味しさだったし、どうもダシが足りない気がする。では、ウリであるデザート群はどうかというと、マンゴープリンは平均レベルで、口の中のとろけ具合はイマイチだし、豆腐花は、ホントに豆腐だった。。ガイドブックに「日本人は醤油が欲しい」と書いてあったことに思わず納得してしまう。香港では、デザートドリンクにうまく使われていて美味しかったのだけれど。店内の雰囲気は上品でまあまあなのだけれど、奥のほうに座るとなかなか店員が来てくれないし、正直、年配のごく普通の店員が、「スイーツは・・」と言う度にちょっと苦笑してしまう。ごめんなさい。○渋谷までの散歩を、わざと遠回りして、「紀伊国屋」をひやかし、裏表参道と回り、キャットストリートをぶらぶらと歩く。薄暗闇の中、ちょっとだけ、非日常的な雰囲気を味わう。これから、深夜出勤です。がんばります。
2002.11.11
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○週末の出勤が続く。あいた時間を利用して、恵比寿へ。○ガーデンプレイスに新しいエリアができていて、オープン直後ということで、人でごったがえしている。ティーサロンや、ミネラルウォーター中心のバー、中国茶カフェなど、なかなか面白そうなお店がうまい具合に配置されていて、それらを上から眺められるのが心地よい。ただ、それ以外のショップやレストランは、限られた土地につめこんだな、という印象で、入口も分かりにくい。ガーデンプレイスのオープン当初にはなかったカフェブームにあやかった感のある施設で、そのうち飽きられちゃうかも。○夜は、「カーディナス チャコールグリル」で食事。ここはカリフォルニア・キュイジーヌをベースにした料理で様々に多展開を行っているチェーンだが、味、サービスともにとても良い。気づいてみると、周りは欧米人ばかりで、ちょっと異国のレストランな気分が味わえる。二人なら、コースで頼むもよし、適当にオーダーするのも楽しい。うにソースの料理、ポルチーニパスタ、ラムチョップなどを頂く。そして何よりも野菜のグリルが抜群。こんなに野菜って美味しいんだよと訴えかけてくるよう。○休日、家のそばの「野鳥観察園」へと散歩。ここは、皇太子がプロポーズをしたデート場所ということで有名。でも、一般の人間は中には入れず、周りをぐるりと歩くだけ。水辺にたくさんの鴨や白鳥が群がっていた。ちょっと歩いただけなのに相当な疲れを感じて、そばのケーキ屋で休憩。このあたりのお店では一番おいしいかな、と思った。時間のあるうちに、いろいろと足を伸ばしてみたい。
2002.11.04
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メール更新というのができるようになったらしいので、とりあえず試してみる。なるほど、メーラーから直接書き込めるのは、結構便利かもしれない。ふだんから結構大量に文章を書いてしまうので、日記なんかもブラウザに直接書き込むのは面倒なので、自分用にカスタイマイズされたテキストエディタで入力した後にコピペを繰り返していた。メーラーのテキスト入力機能も、自分用にカスタマイズしていて、エンターキーでの決定・改行や、矢印キーでの移動、Functionキーでの単語変換等は絶対にやらない。これで大体、通常状態の5割増くらいのスピードで入力が可能だ。と、どうでもいいことを書き連ねているのも、実は最近、あまりに仕事に忙殺されていて、何も書けるネタがないという問題があるからだ。大問題。少し、疲れてます。でも、どうもこの生活は最低でも1ヶ月位続きそう。。12月のリゾート計画へと逃避するしか。
2002.11.01
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○あわただしい仕事の日々から抜け出すように、同じ県内である南房総のリゾートまで羽を伸ばしに行く。とても広い敷地の中で、散歩をしたり、美味しい食事をいただいたり、部屋の中でゆったりとくつろいだりした。夜、外に出ると、どこまでも暗闇が広がっていた。なんとか方向はつかめるものの、歩いているうちに、だんだんと夢の中にいるような錯覚に襲われる。いや、本当は夢の中なのかもしれない。ふと目を覚ますと、きっと現実に戻るんだろう。闇の中で、光がないと、現実と夢は紙一重だなんて、とても哲学的な真理を実感してしまったような気がした。
2002.10.25
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○久々に、予約しておいたミュージカルを観劇。日比谷の日生劇場にて上演されている「モーツァルト」。実はそれほど期待するわけでもなく、市村正親や松たかこといった馴染みの俳優が出演している、ということだけで前評判を全く知らずに観に行ったのだが、東宝が力を入れているだけあって、「レ・ミゼラブル」や「ミス・サイゴン」といった大作に負けない良作だったと思う。時代背景を反映して、衣装は華やかだし、主演含め、みな声が良い。松たかこは狂おしい感情表現から、愛らしい仕草、伸びやかな歌に至るまで、一昨年頃の「ラマンチャの男」に比して、格段の進歩を見せていた。その生涯から、決して幸せな物語で終わるわけでもない、「モーツァルト」だが、起伏に富むストーリーと巧みな演出にしみじみと心に残る作品だった。帝劇ですぐに再演されるそうなので、また観に行ってみたい(但し、松たかこ出演は今回限りらしい)。○帝国ホテルのやや古めかしすぎる雰囲気をぐるりと回った後、そばのタイ料理屋「ティーヌン」へ。ここは元々、早稲田にあった本店が繁盛して、次第に支店を広げていったお店で、僕にとってはタイ屋台料理の初体験の店だっただけに思い出深い。ただ最近、地元のさらにネイティブなタイ料理屋に通っているせいか、日本人に合うように味付けされた料理はどうも物足りなく感じる。トムヤムラーメンって、こんなに甘かったっけ?○日曜日は遅起きの後、祖母の家へ。両親が先に到着しており、いとこの姉妹をまじえて、久々に親戚の集まる日となった。旅行添乗員をやっているいとこから、最近の状況は厳しいとの話を聞く。また、最近なぜか白バイ隊に所属となったらしい、消息不明(?)のうちの弟の話で盛り上がる。ポリシーのない彼も人並み以上に色々経験しているのがスゴイ。よく慣れたカナリアがばたばたと部屋中を飛び回る。このカナリアも弟の勤務していた派出所への届け物らしい。なぜ、うちの祖母が預かっているかはさっぱり分からないが、結構気に入っているらしい。○夜、電車の乗り換えの際に新しくなった丸ビルに行ってみる。一通り、レストランフロアを回る。香港最高峰の「福臨門」や名門洋食の「グリル満天星」等、受けのいい一流どころを集めたのは評価できるが、狭い中にごみごみと店が並んでいる印象はやや興ざめだ。リッチなデパートのレストラン街といった感じ。そんな中では、比較的リーズナブルでありながら、高級感も漂う中華料理店「筑紫楼」へ。ここは恵比寿に本店があり、何度か行ったことがあるが、さすが丸ビル店は本店よりも洗練された内装とサービスが心地よい。支配人のような振る舞いの男性のサービスがやたらいいなあ、と思っていたら、しっかりサービス料をとられていたが。といいながら、中国人ウェイトレスたちは、ミスをすると、お客の前でもしっかり嫌な顔をするのはさすが(?)である。ここは「ふかひれそば」が絶品で、「ワンタン入り蛯子麺」、「北京ダック」とともに頼む。ふかひれスープの超こってりした濃厚なスープは心底うまい。「北京ダック」は、店外からでも、ガラスごしにぶらさがっているのが、見えて、かなりリーズナブルなので頼んでみたが、「PEN」にも北京ダックの美味しい店として紹介された「富麗華」に比べると、相当味に差がある。あのじわっとした油の染み出る味わいが物足りない。多少肉がついていて、それだけ食べてみると分かるが、レバーのようで美味しくない。北京を訪れた時、夕食が「北京ダック」食べ放題だったので、満腹になるまで食べ続けた覚えがある。チープではあったが、あれはあれで満足度は高かったなあ、と思い出にふける。食後の杏仁豆腐も天下に轟くほどの名品なので、大変おいしくいただきました。
2002.10.18
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○金曜日、仕事でトラブルに巻き込まれ、終日その対応に追われるも、なんとかきっちりケリをつけ、約束の渋谷へ向かう。この日は、大学時代からの友人たちと食事をすることになっており、公園通りの「Toraja」というインドネシア料理の店を予約していた。丸々一時間遅れで到着し、このメンバーには正直不似合いなお洒落な店内にて、食事と久々のお喋りを楽しむ。一人は一年半の間、音信不通(?)になっていたほどなので、近況をいろいろ聞いてみる。写真をまじえながら、先週訪れたというベトナムの旅行話なんかをかわしながら、そのまま、近くの「讃岐うどん」の店、夜カフェとハシゴをする。でも、かなり予算は抑えつつ、なかなか良い店ばかりだった。○土曜日は、数度訪れている青山の中華カフェ&ダイニングの「遊仙」で、現在検討している資産運用系のアドバイザーの方とお会いし、私事をまじえながら、会食を楽しむ。以前、落として割ってしまった金属のハシは使いやすいものへ変わっており、サービス良し、雰囲気良し、何よりも美味しいお気に入りの店。夫婦ともども、3人で円卓を囲みながら、現在の経済状況や将来像などを語り合う。最終的に自分のほうから、ごくわずかながら契約を申し出たのだが、商品内容以上に彼の人柄に信頼がおけることが一番大事な決め手だ。世の中、最終的には、「人間」である。○日曜日は、タイ旅行から帰国したばかりの両親と祖母をそのまま家に迎え、近くの地鶏料理店で夕食をとる。彼らは慣れない鶏の刺身に箸をつけられない様子。ちなみに、タイではツアー料理なのか、全く辛い料理には出会わなかったらしい。○次の日、仕事の関係上、早朝出勤せねばならず、夕刻は早退して、初めて産婦人科に同行する。一人では決して来ることもないだろうし、やや緊張しながら、説明を聞く。カメラから見える体内の様子には少々面食らう。命が動いていた。
2002.10.08
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○先週結婚式をあげた会社の同僚と高田馬場で会食。お互いの夫婦同士での楽しい食事会となったと思う(先方は分かりませんが!)。「ラミティエ」という高田馬場では結構有名なフランス料理屋らしいが、今まで全く気づかなかったので、新しい発見となった。1000円であのボリュームのランチを食べさせてくれるというのは全くもって驚き。その後もカフェでお互いの結婚式や新婚旅行の話をアルバムを交えて楽しむ。次回の予定を固く約束して(?)分かれる。○その後、たまたまチケットを入手していたブランド関連のファミリーセールへと向かい、最後に家電量販店でソフトを購入。はじめは、ファイヤーウォールソフトを買おうと考えていたが、なぜかその会社の販売スタッフが、「来月、新バージョンが出ますので、それまで待った方がいい」なんて言うものだから、結局買わずじまい。正直な営業。代わりに、ちょっと探していた「アクアリウム」鑑賞DVDを購入。まあ、キレイな熱帯魚が涼しげに泳いでいるのを見るだけのDVDです。これで、うちのリビングにも「水」が加わって、ようやく形になったか?と思ったけれど、やはり自然な水の演出(大事なのは、音)が欲しいなあ、と感じる。○日曜日は、家でごろごろ&近所にお買い物。妻のお腹がそろそろ大きくなってくるため、あまり無理して外出はできない。近所のお気に入りのスーパーが閉店してしまう、ということで寂しさを感じる。仕方ないので、半額になっているエスニック系の食材を買い込む。
2002.09.30
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再び、3連休。○1日目。うちでゴロゴロ。ファイナル・ファンタジー11をやりまくる。次第に、一緒に冒険をする仲間も増えてきた。メッセンジャーのように気軽に連絡がとれるのも楽しい。とにかく、楽しくてたまらない。やみつきです。○2日目。小石川植物公園におでかけ。日本庭園や針葉樹林の間をしばらく散歩する。その後、照明を見に、秋葉原へ。部屋のコーナーに置くライトスタンドを探している。欧風のものよりは、木や和紙をあしらったアジア製品が欲しい。なかなか手頃なものが見つからなかったが、これから探し歩くのもいいかもしれない。帰りは、万世で名物パーコーラーメンを食べる。結局、いつになっても、こういう、ややB級なグルメが好き。○3日目。会社の同僚の結婚披露宴に参加。うちもそうだったけれど、人前式の式で、司会者の説明を聞いて、ああなるほど、これぞ最古の伝統だったか、と納得する。手作り感にあふれ、友人それぞれのエピソードも楽しく、感動的でもあり、これから末永くお幸せに、うちとも仲良くしてね、と願った。○今、はやりの楽天アフィリエイトなるものを利用しようと思っています。ためしに上記のリンクとかバナーをはっつけています。いくつか実験をした後、大々的にサイトを改造しようと思っています。でも、このサイトのポリシーとして、「絶対にオススメ」なものしか掲載しません。あるいは、正直に、「買うべきランク」みたいなものもつけていきたいな、と思っています。是非よろしくお願いいたします。
2002.09.24
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○パット・メセニー・グループ のライブ(NHKホール)を観る。相当前から予約してあったので、楽しみにしていた。チケットは数時間で完売するほどの人気で、僕も予約電話がかかるまでに40分位ねばったような気がする。今まで、結構マニアックなライブに続けて行っていたので、客層の違いに驚く。女性も多いし、全体的に若めで、フュージョン系のライブだからかな、と感じる。おまけに、どうも皆、パット・メセニー個人の大ファンらしく、彼のソロ、挙動にとびきり喜ぶ。僕自身は熱狂的なファンというほどでもないし、有名な作品を5、6枚持っている位だ。だから、あの曲のこのへんのアレンジが、とか、彼の演奏はいつもと違う、とか、細かいところは全く分からない。それでも、純粋な意味でとても楽しめたライブだった。まず、何よりも、音楽への愛情、そして、生きることの喜びみたいなものがひしひしと伝わってくる。美しいメロディーが、望郷の念と、広大な彼方への誘いを呼び起こす。そこには、堅苦しい「音楽ジャンル」などは存在せず、強いて言えば、ジャズであり、フュージョンであり、ロックであり、ワールドミュージックであり、シンフォニーであり、それらひっくるめてパット・メセニー・グループの音楽だ。次々と目まぐるしいほどに変化する曲想に、純粋に音楽の楽しみと喜びを感じ得る。個人的には、ギターという楽器に、あんまり魅力を感じていないので、主役のパットのギターと他の楽器群との音のバランスに最初はちょっと違和感を感じたけれど、盛り上がるテンションとともに堂々たるシンフォニックバンドぶりに感動した。ロックファンにも充分アピールし得る。○ライブの後、パルコにある「池記」という本場香港のワンタンメンの有名店で食事。池記http://www.chee-kee.com/ココは、本当に本場の味。ちぢれまくりの細麺も異様に八角臭いスープも、「これ、ホントに日本で受け入れられるの?」という位に香港っぽい。普通のラーメン感覚で食べようとすると、臭くて(?)ダメかも。でも、それが相当に癖になりそうな味。それに比べ、お粥はかなり食べやすくて美味しいので、こちらもおすすめ。
2002.09.20
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週末、そして連休。うん、週末日記だけはできる限り、続けてみよう。○金曜の夜は、夫婦で会うはずだった人たちとの約束がいきなりキャンセルとなってしまい、いささか憤慨しながらも、家のそばのお気に入りの焼肉屋へ。ここは焼肉よりも、サイドメニューの方がおいしい。「韓国すき」やテグタンスープ、ハラミ、豚トロでおなかいっぱい。○休みは、特定の予定は一切入れず、家でのんびりすることに決め込む。予約していたソファが届き、居間にはちょっぴり大きすぎる感もあるけど、これで自宅カフェ(気分)の完成。かなり部屋の中の物を整理したので、見た目にも気持ちがいい。夜、部屋の電気を消して、飾り棚の上に置いた木の格子のスタンド(特注!)に灯りをつけ、アロマオイルを漂わせてソファに腰掛ける。観葉植物の葉にかすかに灯りがかかり、BGMには喜多朗の「アジアン・カフェ」。これで台湾烏龍茶を楽しめば、十分すぎるほどのリラックス空間。アジアンリゾートの記号は、「木・緑・光・水」の要素かな、と思った。うちには、あと水の要素があれば完璧。熱帯魚とは言わないまでも、そんな演出を次は考えてみよう。○近所への買い物ついでに、ピザレストランでランチをとる。ピッツエリアというほど、こじんまりとはしていないが、釜焼きできちんとパリパリの薄地のピザが楽しめて、結構いい感じ。ドリンクバーがあるので、雑誌を見ながら、数時間居座って、温泉旅行の計画を立てる。○で、残りの時間は、先日接続が完了したばかりの「FAINAL FANTASY XI」をひたすらプレイ。まだ語るには早い気もするが、この出来は期待以上。オンラインゲームとしての完成度はさながら、システム、サポート、ツール、シナリオ、グラフィックと何もかもが素晴らしい。自分自身がゲーム世界で少しずつ成長していく様が、あらゆる面で体感できる作りとなっている。ROMに収録されているオープニングムービーは見る機会は少ないが、必見の出来。思わず涙が流れてしまうほど素晴らしい。演出面で感情移入を促す技法は、日本のゲームの真骨頂だ。とにかく、このゲーム、この先、何時間プレイすることになるか想像するだに、些細な不安と同時に、喜びで笑みが浮かぶ。○ビデオを数本鑑賞。「12モンキーズ」。ブラッド・ピットの演技がすさまじいこの映画だが、ラストはちょっと分かりやすすぎか?モンティ・パイソンの異才、テリー・ギリアム監督作品だが、「未来世紀ブラジル」の方が好き。続けて、「フィッシャー・キング」も借りてみる。○昨年公開された手塚治虫原作の「メトリポリス」。りんたろう監督というのは、この世代には「銀河鉄道999」でおなじみだが、あの当時の感動を期待するには、いささか出来が悪すぎる。CGと手描き絵の融合も不自然であれば、シナリオ、立体感、動きにも見るべきものなし。期待していただけに残念。旧世代の作品と言わざるを得ない。次は現在公開中の「千年女優」に期待。
2002.09.17
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そして、週末。○先週末から借りていたビデオをまとめて見る。「カッコーの巣の上で」を見て、僕の好きな作品って、こういう「抑圧からの自己の解放」をテーマにしたものなんだな、と改めて思う。「ショーシャンクの空に」、「いまを生きる」、「ブレイブハート」といった作品群に共通して言えるのは、逃亡ならぬ解放ではないだろうか。目の前の単調な生活が、視点をちょっと変えるだけで、生きる喜びを感じ得る新鮮なものに変化したりする。そのきっかけをどのように得るか、たえず敏感に様々なものに目を向けることこそ大切だと思う。○「少林サッカー」が日本でも大ヒットの周星馳の監督作品「喜劇王」を見る。面白い。マイク・マイヤーズしかり、こういうカルトな面白さがメジャー化しているのはすごいことだ。しかし、彼の作品は、日本でまだ全くと言っていいほど紹介しきれていないようなので、しばらくは、カルトに探して見る楽しみを享受したい。○電車とバスを乗り継いで葛西臨海公園へ。海のそばのバードウォッチングスポットをぶらぶらと散歩する。結構な距離を歩いて、帰路につく。前日にも家のすぐそばの江戸川まで散歩したが、やっぱり、海や川のそばはとても落ち着く。人の性格は環境で作られる。視界が遮られることのない、広い広い彼方が見えるところで過ごしたい、と心底思う。○とは、あまり関係ないけど、「海が聞こえる」というジブリのアニメ作品をビデオで借りてきて見る。こういう青春モノが大好きで、何度見ても爽やかな気持ちになれる。うーん、これも癒しを求めているのだろうか?○数日かけて、プレイステーション2をブロードバンド対応し、「ファイナルファンタジー×I」をプレイする準備にいそしむ。しかし、これだけお金と時間と手間をかけなければ、ゲームをはじめられない、というのも、ある意味、史上最強の難易度。自宅内無線ネットワークの設定がなかなかうまくいかないところで力尽きる。ゲームには入れず。。。○家のそばのお気に入りの紅茶ショップ「レピシエ」で、夏摘みのダージリンを買ってくる。これまでお安いフレーバードティー中心に飲んでいたので、改めて、ダージリンの奥深さの片鱗が分かったような気がして、感動。ダージリン特有のマスカットフレーバーとやらを下の上で転がしてみるような感じが楽しい。最近、中国茶贔屓だったが、やっぱり紅茶もいいものです。但し、紅茶は二度入れすると、やはり極端に味が落ちる(そもそもNG)ため、中国茶の方がコストパフォーマンスは良し。
2002.09.09
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再び、週末。○夏休み映画をちっとも見ていないことに気づき、金曜日の夜に慌てて、最終日の「MEN IN BLACK 2」を見に行く。家のそばのワーナーマイカルは21時以降でもやっているし、割引があって安いのでとても便利。もう長い間、ここ以外では映画は見ていないかも。○作品の方は、まあ続編なら妥当なところか、という感じで、特に驚きも興奮もなく、「おもしろかった」と単純に思う。このままシリーズ化されそうな作りだった。○次の日、今度は、念願の「オースティンパワーズ ゴールドメンバー」を、前作を家でDVDにて復習してから、見に行く。ネット上では、「1、2より、つまらなかった」とか、「前作よりおもしろかった」とかまちまちな意見が流れているけれど、思うに、このシリーズはもう、マイク・マイヤーズの独壇場といったところで、彼のアイディアを趣味満開で盛り込んだ内容に、あーだこーだ比較することさえ意味がないような「定番」な風格が出てきたと思う。つまり、「男はつらいよ、今回は前作より良かったな~」、とかあまり言わないのと同じです。ということで、僕は文句ナシに面白いと思ったし、細部に対するいちゃもんなんで全然必要ない。ちなみに、今回のヒロイン、ビヨンセはとてもかっこよかった。初代ヒロイン、エリザベス・ハーレーの方が好きだけど(こういうとこだけは、比較しちゃうなあ)。○勢いに任せて、そのままTSUTAYAの100円レンタルセールに乗じて、「ミッション・インポシブル2」、「ミステリートレイン」、「カッコーの巣の上で」、「(題名忘れた香港コメディ)」を借りる。○「MI2」は、明らかに前作とは作りが違っていて、スパイ映画というよりギャング・アクション映画?魅力的な出演者も少なく、やや雑な作り。「ミステリートレイン」は、最近お気に入りの「濱マイク」の永瀬正敏が世界に打って出たジム・ジャームッシュ監督作品。この監督はこれまで、大ブレイク直前のウィノナ・ライダーやジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップなど、主演に個性的な、「作品を選ぶ」若手俳優を使ってきた。永瀬もこの系譜につらなる魅力的な役者だと思う。この映画は10年以上前に劇場で初めて見たのだけれど、当時はまさに作品内のサブタイトル通り、「Far From Yokohama」、アメリカの空気がとても新鮮に異国として映っていた。でも、今見ると、やはり随分印象が違う。「Far From Yokohama」な印象は随分希薄になってきているような気がする。
2002.09.04
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再び、週末。○諸事情でなかなか家で食事がとれないため、外食が続く。金曜日の夜は、地元の「居食屋 恵」という焼き鳥のおいしいお店へ行く。お酒が飲めなくても、いろいろ食べられて、なかなかお気に入り。毎回必ず「ラムネ」を頼むので、顔を覚えられたか、最後にサービスでデザートをいただいた。焼き鳥のおいしさに目覚める。ここもそうだけれど、最近は、ジャズの流れるお洒落な○○屋(焼き鳥、焼肉、しゃぶしゃぶ等)というお店がはやりのようだ。○翌日の昼は、これまた地元の「ジャズの流れるお洒落な」焼肉店である「はな牛」へ行く。いつもお客が少ないように見えて、だいじょーぶかーと思っていたが、ランチ時からなかなか盛況の様子。なにせ安い。一番安いプルコギカルビ定食は、きちんとテーブルにて炭火で自分で焼けて、これに、キムチ・ナムル、ご飯、スープ、サラダがついて500円である。他に、カルビ、ハラミ定食なども、上記のサイドメニューに加え、さらに一品(牛筋煮込みや牛タンバーグ等)ついて、780円。炭火でじわじわ焼くのも楽しいし、やたら良心的な店だ。○家のインテリアを変えてから、とても気持ちがいい。飾り棚の中に香水を並べてみたり、棚の上に以前買った木製のランプを置いて、他の照明を消してみたら、ものすごく雰囲気が良くなった。これらにソファを加えて、カフェならぬ、自宅リゾート化計画を立てようと思う。参考までに「東京カレンダー」にて、バリのリゾート地の写真を熱心に見てみる。ふむふむ。
2002.08.28
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1ヶ月近くがあっという間に過ぎてしまったが、なんとか細切れにでも、記憶の断片を残してみよう。○金曜日の夜、地元のタイ料理屋に行く。以前にも書いたが、わが町は(きわめて偏った)インターナショナルシティ(?)なので、様々な各国料理が楽しめるのだが、このタイ料理屋は数年間通っている馴染みの店。店員とも顔見知りで、個人的な話をすることもある。味はとても庶民的でありながら、大変癖になる美味しさ。一応、今まで食べた中で一番美味しいタイ料理屋と認定してます。○会社帰りに青山のカイロプラクティックに行く。ここも長年通っている馴染みで、先生一人で全てを運営している個人医院。最近は、某有名番組にひっぱりだこみたいで、評判は上々の様子。自分の体のことを良く知ってくれている先生がいるのは頼もしいと思う。○その後、裏青山に今年できた中国茶カフェ&ダイニングバーのお店へ。メニューはシンプルながら、飲茶にいいものを揃え、何よりもデザートの杏仁プリンが絶品。これなら例のマンゴープリンにも負けません。このお店はとても気に入ったので、次の週にも友人たちとランチに行くことに。○会社の人から「東京カレンダー」と「ARIGATT」(http://www.arigatt.co.jp/)のバックナンバーを借りる。後者は流行の飲食店を経営側の視点から紹介している雑誌で、人気チェーンの戦略や業界事情がいろいろ分かって、とても新鮮。はやりのカフェ・カジュアルダイニング・新和食などの流行の仕組みを知りたいスレたユーザにはおすすめの雑誌。○「東京カレンダー」は寿司特集だったが、やはり特集の見せ方が抜群にうまい。まず、1ページ目で、「江戸前寿司」とは何かと老舗店の紹介。次の見開きで、「カリフォルニア」の寿司ブームの現状を紹介。「こんなに向こうは進んでるんです。でも。。。」と、さらに次の見開きで「だからこそ、今一度、日本の寿司を知ろう!」と特集タイトルが。うーん、まるで映像を意識したような展開の誌面作り。この雑誌は他の特集も同様の形式をとっていて、流れるような見せ方が秀逸。○妻の誕生日に、記念に念願の渋谷・松涛の「シェ松尾」へ。お互いの両親を含め6人で優雅なランチを楽しむ。タクシーでのりつけると、正門前にタキシードの男性が待っていて、迎え入れてくれる。半個室のようなこじんまりとした空間で、サービス満点の素晴らしい料理を頂く。伝統と格式が親しみやすい形でしっかりと守られている最上のレストラン。○その帰りに、東急文化村に寄って、「マグリット展」を鑑賞。シュールレアリズムの旗手としてベルギーでは国民的な人気を誇る画家だが、以前ベルギーの国立美術館を訪れた時よりもはるかに多数の作品が集められ、なかなか楽しめる。彼の現実感は分かりにくいようで、とてもすっきりしている。自分の目の前の事象が真実かどうかは、結局、感じるものの意識に全て委ねられるということ。当たり前のものを当たり前と感じてしまう陳腐な感性であってはならない。○東急本店から渋谷駅まで、東急の無料送迎バスに乗る。あの人ごみの中を歩かなくてもいいのは結構だが、やたら遠回りするので、歩く以上に時間がかかるような気が。でも、少しだけ高い視線で街を行くと、不思議に今までとは違うものが見えてきて、新鮮な気分が味わえた。大事なことです。○借りていた「ゴッドファーザー」のDVDを「1」~「3」まで見通す。どの作品も切なすぎる。それぞれのラストシーンが忘れられない。今でも、ふと心に蘇る。ぎゅっと心がしめつけられる。○現在、外資系保険会社の方と数度お会いして、自分と家族にかける保障など、人生設計に関する様々な話をしている。万が一の際に最低限残さなければならない保障、家族の成長に合わせて必要になる金額、自分がリタイアした後の生活保障。仕事なんかでは、毎週、毎月の予定や目標を立てることが普通なのに、何よりも大事な自分の一生というものについては、不安のあまりか、なかなか直視する機会がない。この社会で生きていくためには絶対にお金が必要なわけで、予想外の幸不幸があった際にも柔軟に軌道修正できるだけの計画性がないのは甘すぎる、と真剣に考えた。○お盆休みは毎日家でごろごろしている。最初の方で友達と表参道に行ったり、家に招待した以外は、ほとんどおうちで過ごす。これが、なかなか至福の時間だったりする。リビングの模様替えを行って、飾り棚を置いたり、テーブルを撤去して、広々とさせることで、とってもカフェ気分で、気持ちがいい。さらにはちょっとお高いソファを注文したので、到着するのがとても楽しみ。○ということで、休みはほとんどゲームとDVDで過ごす。「メタルギアソリッド2」と「かまいたち2」を遊ぶ。両者ともに優秀な作品だとは思うが、やはりそれぞれに大きな欠点を感じてしまう。いずれも、ストーリー性の高い映像や小説と、ゲームの融合という野心的な試みに挑んでいるわけだが、そこにひずみを感じさせてしまうのは永遠の課題なんだろう。ふりかえって、自分が心の底から最もやりたいことは何だろう、と考えると、実は上記へのチャレンジなのだと改めて思う。そろそろ真剣に深く考えたい課題だ。
2002.08.21
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ちょっとお出かけが続いているので、この週末は、「どこにも行かない」と決心。実は、家にいるのが大好きな出不精。買い物にも行くのも、旅行に行くのも、散歩に行くのも、かなり気合を入れないといけない性格。でも、家で、ボーっとしているわけではなくて、買ったけど、ほっぽらかしにしている、聞いてないCDが十枚程度、遊んでないゲームが5、6本、読んでない本が数十冊、見てないDVD/ビデオが十本程度、と僕を待っているエンタメ群に構うのに忙しいのです。ところで、レシピの本が面白くて、各ジャンルで使えそうな本を集めている。まず家庭料理を超基本からことこまかに説明している定番本を1冊、香港中華の本を1冊、お気に入りのキハチチャイナの本を1冊、エスニック料理全般の本を1冊、カフェ系おそうざいの本を1冊、その他、数冊。自分では本を選ぶのがうまいと思っているのだけど、レシピ本は、写真がたくさんあるか?、あまり材料に懲りすぎていないか?説明は分かりやすいか?見た目に作りたいと思わせられるか?てな基準で選んでいます。金曜日は、僕のリクエストでハンバーグを作ってもらった。挽肉を使わず、わざわざ牛ロース、豚のスペアリブから、手ごねしたらしいその味は絶品で、結構感動する。土曜日もリクエストで、帆立となすのXO醤炒め、帆立の刺身、鶏肉とチーズの挟み揚げ、松茸ご飯とお吸い物、でお腹いっぱい。家の料理が美味しいことほど幸せなことはないと思う。ということで、土日は、家で、某RPGをクリア、録画していたビデオ、借りていた「ゴッドファーザー」、「みんなのいえ」を見たり、雑誌を読んだり、たまに散歩がてらにお買い物。「ゴッドファーザー」は2回目なので、細かいところまで分かって、ますます素晴らしい。「みんなのいえ」は、三谷の「ラジオの時間」の次作にしては、ややこなれてない気がした。日曜の夜、駅前のとんかつ屋に初めて行ってみたが、老舗らしく、かなりおいしくて満足。食べることについては、本当にいい町です。この土日は記録的に暑かったらしいのだけど、うちは三方に窓が開いていて、風通しがとても良く、洋風の風鈴の音色が美しくて、とても快適でした。今年も冷房知らずで過ごしたいな。
2002.07.29
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北海道へ。実は日本国内は本州以外に離れたことのない、とても物知らずなヤツでありました。今回はワクワクした期待とともに初めての国内線の飛行機に乗って、北へ向かう。最初の感想は「機内でメシが出ない・・・」。函館。とても小さな街。歴史的な経緯もそれによる街の雰囲気も横浜の港に似ているが、もっともっとこじんまりとしている。とりたてて見所はないような町なのだが、歩いているとふと現われる教会や何気ないパブのたたずまいが、どことなく異国情緒を盛り上げている。このさりげないセンスはさすが異国への港町だな、と思う。山の上からの夜景は文句なしで素晴らしかった。地形の特異さにあいまった美しさは、さすが世界三大夜景を豪語するだけある、と感じる。光のない時代に夜景は存在しなかったはずだ。人工的なものなんだけれど、でもどことなく暖かさと優しさを感じる。夜、某ユーザランキングでダントツの北海道1位に輝いているお寿司屋さんで食事。いや、もう、まさに美味。新鮮な帆立の味わいはきっと一生忘れないでしょう。2日目は車で移動。途中、立ち寄った洞爺湖の眺めも素晴らしかった。町からちょっと移動するだけで、すぐに壮大な自然に触れることのできる北海道という土地は確かに魅力的だ。温泉ホテルに泊まり、次の日は朝から空港に向かって、あわただしい旅行もひっそりと終わる。もっともっと時間とゆとりをもって、また、参ります。
2002.07.26
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金曜の夜は、駅前の牛角チェーンの焼き鳥屋で食事をした。お酒を全く飲まない二人だけれど、最近、こんな感じの洒落たお店が増えてきて、割と気軽に利用できるのが嬉しい。軽く済ませたので、二人で2300円しかかからなかったのは驚き。うちの近くはとにかく多国籍に渡って飲食店がずらり揃っていて、千葉とは言え、新宿・渋谷にも負けない店揃えだ。中国、インド、タイ、メキシコ、バングラデッシュ等など・・・。なんで、こんなにあるのかと思う位に豊富。と、思ってたら、今週のHANAKOに紹介されてた。土曜日は妻の実家のそばに花火大会を見に行く。平賀源内発案の土用の丑の日、ということで、料亭から取り寄せていただいたウナギがとても美味しい。しばらくウナギにハマりそうだ。昔からの知り合いというお宅の庭に3年連続でお邪魔し、花火大会を楽しむ。しかし、時は確実に移ろう。昨年、結婚したばかりの長男夫婦にもう赤ちゃんがいたり、もっと小さかったはずの子供たちが元気良く走り回っていたり、なんだか不思議な気がする。「今年は不景気か、打ち上げ数が少ないねえ」なんて、花火で景気を占うご主人は、なんだか風流でうらやましい。日曜日は、自宅に友人を招き、相も変わらずのゲーム大会を開催。最近買いあさったドイツ直輸入のボードゲームを数種遊びまくる。どれも単純だけど、奥が深くて、最高に楽しいひとときを過ごす。その後、DVDで購入した「チェブラーシカ」(http://www.cheb.tv/)を見てから、みんなで「リンガーハット」に行って、チャンポンを食べる。安くてウマイ、基本だねえ。
2002.07.23
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週末。前日から妻の実家に泊まり、いろいろと気を遣っていただく。メンチカツ、コーンスープ、僕の大好物がとても美味しい。感謝。土曜日は朝10時に出発。駅前で待ち合わせた友人と3人で、気ままな旅を始める。運転は車好きの妻に任せて、僕は助手席でぼーっと風景を楽しむ。社内にはイタリアンジャズロックや洒落たポップスが流れ、リラックスした気分をいっそう深めてくれる。途中、トイザラスに寄り、子供に混じって、あれこれとおもちゃを見る。海のそばの回転寿司屋で何皿かつまんだ後、予定通り、大洗の水族館に向かう。駐車場には車がぎっしり停まっており、さすができたばかりのレジャー施設だと驚く。入館料は2500円とびっくりするほど高いけれど、館内は広くて綺麗で、いろいろと充実していた。ラッコは可愛いのだけど、ノイローゼ気味にキーキー鳴くのがやや気になった。海辺の水族館は清々しい印象にあふれていて、気持ちよかった。水戸市内へ向かい、約束の18時に、お店へ到着。今回は、友人の勤める美術館には寄らず、友人夫婦とそのまま合流して、美味しい創作料理をつまみに、近況を語る。CSのスカパーを入れている彼の家の話題はもっぱら、ワールドカップについて。サッカー話でひとしきり盛り上がった後、家へお邪魔する。窓から涼しい風は吹いてくるものの、突然やって来た猛暑で、部屋は蒸し暑い。お茶とお土産のどら焼きを食べ飲みしながら、持参したボードゲームを皆でプレイする。最初にプレイした「コズミックエンカウンター」はSFゲームの古典で、見た目は地味だが、実に奥が深い。毎回、種族の組み合わせで戦法が変わるので、そのたびに新たなスタイルを考えなければならないのが新鮮。それゆえに必勝法はないのだけれど、とにかく「あいまいな」交渉や同盟は禁物。嫌なものは嫌。自分にメリットのある時のみ、うまく立ち回る。これは実生活でも役に立つトレーニングだと思った。数度プレイした後、今度は、「カタン」という最近注目の大人気ゲームをプレイ。本国ドイツではとにかく大ヒットしていて、続編がたくさん発売されているらしい。こちらは充分に味わうためには、もう少し慣れと経験が必要だと思った。スカパーで繰り返されるワールドカップの再放映を見ながら、雑魚寝で就寝。こうやって学生の時と同じ生活が楽しめる、時間と仲間がいることはとても貴重だ。翌日、相変わらずの強い陽射しの下、人の少ないのどかな植物園へと向かう。森を切り開いた植物公園といった趣で、池と森のコントラストが眩しく、静けさそのものが美しい。途中、館内で、花の写真展を見て、本格的に写真をやりたいなあ、と感じる。空間の美を切り取る行為がものすごく自分好みな気がする。その後、僕ら夫婦のわがままでメルヘンたっぷりなレストラン「びっくりドンキー」にてハンバーグを食べてから、水戸を後にする。彼女の実家に車を返してから、帰宅後、買ってきた「アバロン」という、オセロとチェッカーを足したような対戦ゲームを二人で遊ぶ。久々にピリピリと脳に刺激を感じる知的遊戯を堪能した。これから鍛えて、大会にでも出てみようかなあ、と思案中。ややくだらないDVDを見てから休日を終える。次の日、とても大事な発見があった。なので、久々に日記を書いてみようと思い立った。いい意味で、生きることが最良のゲームなんだと思う。
2002.07.16
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今年度最高!の呼び声高い(と自分は思いました)痛快娯楽大作。ワールドカップ熱が盛り上がる、まさにどんぴしゃのタイミングでの公開。シニカルかつお洒落な笑いも満載、最新CGをお馬鹿に駆使したアクションシーンも見事。ラストめがけてぐんぐん物語のボルテージは上昇し、エンディングに至ると劇場の観客もみんな心地よい笑いの中で一体化してしまう程の、「いー感じ」の映画です。主演=監督自らが、「日本のキャプテン翼に影響を受け、実写化したいと思っていた」とインタビューで答えているように、まさに展開されるサッカーシーンはあのマンガまんまです。間違いなく、その世代(今もTVアニメやってるからコドモにも)には大受けすることでしょう。こういうお馬鹿映画は、アメリカで作るとやや下品になりがちで、例外として、本年度第3作目が公開される「オースティンパワーズ」が挙げられますが、イギリスのコメディー集団「モンティ・パイソン」風のシニカルで洒落た笑いを007のパロディー映画「カジノ・ロワイヤル」にかぶせたような作りでした。他の国からは、そんな洒落たコメディーは登場しないものかなあ、と思っていましたが、「少林サッカー」はツボにはまった!様々な映画のパロディーをちりばめながら、センスの良い娯楽映画に仕上がっています。「オースティン・パワーズ」+「メジャーリーグ」meet「キャプテン翼」 with カンフーといったところで、とってもオススメ!【オススメ度】★★★★(5段階)
2002.06.25
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この週末、お台場のリゾートホテル「ホテル日航東京」で羽を伸ばしてきた。先月の「フォーシーズンズホテル東京」に続き連月のホテルバカンス。どうも癖になってきたようだ。前回書いた通り、「本物」というものを考えるにあたって、サービスの質にこだわるようになった。流行のレストランやカフェの情報はもちろん気になるし、思わず雑誌もチェックしてしまう。でも、どうしても紙面から伝わってこないのは、その空間に身を置いたときに、自分がくつろげるかどうかということ。そのための環境を自然に作り出しているサービスが、そこには存在しているか。これはたぶん全てのサービス業、しいては、その代償として金銭を要求する全てのコンテンツに共通して言える課題だと思う。サービスというのは、眉をひそめる程にお粗末なものは論外だが、気になりすぎる位に過剰になってもいけないし、お金をたくさん払えば上がっていくものでもないだろう。但し、世界ではサービスは金銭と引き換えに受けるもの、という文化も存在しており、日本でも高級レストランや宿泊施設にそれは当てはまる。そんな慣習を享受したいと、若い頃は考えもしなかったが、実は、マクドナルドのように、格安でありながら世界品質でサービスを統制するファーストフード店も存在する。高い、安いではなくて、あくまでも価格に対するサービスおよび満足度という比較を、いつでも念頭に置いておくことが大切なのだと思う。と、本題のホテル日航は、文句なしにお気に入りの空間の一つになった。昨今のカフェブームで、コーヒーも紅茶も中国茶も大好きな僕としてもいろいろ探してはみるものの、どうもコレといった店が見つからず、ホテルのラウンジが今でも最も好きなくつろぎの場。ホテル日航はエントランスホールの天井の高さが気持ちよく、大きな窓の向こうに海が映し出され、リゾートとして申し分のない開放感を演出している。スタッフの対応も良く、朝から夜まで笑顔で接してくれるし、部屋もシンプルながら、落ち着いた印象を受ける。部屋の外にはバルコニーがついており、カーテンを開けると、正面にレインボーブリッジと海が広がり、その鮮やかな展望に思わず言葉を失う。また、先月の「フォーシーズンズホテル東京」に続き、今回もスパを利用してみた。たまにシティホテルに宿泊することはあっても、以前はどのように楽しんでよいのか、いまひとつ分からなかったのだが、宿泊者以外は、基本的には使えないスパはとても魅力的だ。日航ホテル自慢のスパは、露天風呂のように海に面した屋外ジャグジーも備えており、レインボーブリッジを見渡す夜景が醸し出す幻想美は最高。難を言えば、すぐ横並びにあるショッピングモールの陳腐なネオンが雰囲気を壊してしまっているところか。これはどうにも致し方がない(都市計画がいい加減なところが最大の問題か)。チェックアウト後に利用したのは中国料理店「唐宮」。香港へ旅行した後から、高級中華の魅力にひかれ始めたのだが、この店はこれまでの中でも最高レベルの満足度だった。海に面していないため、ホテル内の他のレストランに比すると派手さにかけるのは否めないが、禁煙席で、と頼むと、一番良い個室をわざわざ用意してくれ、とても落ち着いて食事ができた。点心を中心としたコースは見た目も味も素晴らしく、デザートとして出されたマンゴープリンは、香港の一流ホテルレストランに劣らぬ美味しさ。これはまた、ちょくちょく利用したくなるというものだ。 前述した「フォーシーズンズホテル東京」との比較で言うと、備品などの細かな贅沢さという点では、やや落ちるのだが、それはある意味、お金を積めば作り出せるものである。むしろ、その立地の良さと、人が演出するサービスの質という意味で、このホテルは高く評価できると思う。【オススメ度】★★★★(5段階)
2002.05.26
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