原因について
３度目にIUIをするときに、３度もIUIをして駄目だというのは、もしかしたら、夫の「精子の頭の部分に卵の膜を溶かす物質が無いのかも知れない」という話があって、それについて、「どうしてもっと早くその話をしてくれなかったのか？そしてどうしてその検査を先にしてくれなかったのか？（無駄なお金を使わない為）」という憤りが夫にはありました。
その要因を持っている精子というのは、物凄く稀だそうです。そしてその検査にかかる費用もかなり高いらしく、それで検査を先にせず、IUIに入るのがこのクリニックでは普通に行われていたらしいです。
でもねぇ、もしそのことが先に分かっていたら、絶対妊娠は出来ない訳だし、先に調べた方がはっきり分かることなのにとかなり納得いかなかったです。
そして、夫の精子の運動率と数だけが、私達の場合の不妊の原因だと信じていました。
ところが妊娠できた今、振り返ってみると 今回日本の新しいクリニックでやったテストで、不妊の原因は夫の精子だけではなくて、実は私自身にも問題があったという事がわかりました。
そのテストというのは、ヒューナーテストというモノで、これは卵が育った一番妊娠しやすい時にインターコースをして、次の日、子宮の中に残っている精子の状態を見るというテストなのですが、私の場合、精子が全て居なくなって居たのです。つまり精子が私の子宮の中では存在しない、死んでしまっていたという事です。
どうして精子が居なかったのかというと、子宮には頚官粘液という液が出ていてそれが子宮に居る精子を乗せて卵管の方に送る役目をするらしいのですが、その液が出ていないと精子は中々泳いで卵管に行けないらしいのです。もしくは、精子も生きては居られないのかな？（私は医者じゃないので、この辺は詳しくありません、もし違っていましたらメールなどでお知らせください）
そういう訳で精子は全滅だったわけです。
つまりIUIをいくらしたって、この頚官粘液が無い為に私の卵と夫の精子は出会う事も無かった訳ですね。IUI３度もやってるの、意味ないじゃないですか？お金も精神も体も時間も、全てやってた事は無駄な事じゃないんでしょうか？
ただ、これで子供が出来るって言う期待と毎回裏切られて悲しみと、クロメッドやホルモン剤の注射で少なからずとも体を痛めていますよね。お金も保険が利かない分、特にアメリカは高いんだし、時間も約１年も無駄にしていますよ！
このテストの事をもっと早く知っていたら、私にも原因があったんだと分かっていたら、IUIなんかやらずにいきなりIVFから出来た筈です！
私の住んでいる場所は不妊治療クリニックはここしかありませんでした。そのほかは他の州や、かなり離れた町まで行かなければできなかったでしょう。日本の場合は、国土が狭いだけに沢山のクリニックがあると思います。医者任せにならず、自分でもできるだけ勉強していろんな事を調べて、クリニックを探すことをお奨めします。
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