すがまるの小屋

横顔


ただ目に焼き付けておきたくて

じっとあなたの横顔を見てた

そうしていると 心の中までも見えるんじゃないかって

どんなに目を凝らしても

あなたの気持ちまでは見えやしないのに

あなたの目は ずっと前を見てるけど

あなたの気持ちは どこを向いてるの

その気持ちの先に 私はいますか


そんなに見るなよ

いいじゃん減るもんじゃないし

減ったらどうすんだよ 


そんなたわいもない会話の中で

あなたに愛されてるんだって思える一瞬が

確かにあったから

私は目を逸らさないで きっと見つめ続ける

もしかしたら いずれ来る結末の予感の中

すべてを覚えておくために

私は見つめ続けているのかもしれないね

愛したこと 愛されたこと

その一瞬が 確かなものだったと

ぜったい忘れないためにね


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