金魚にとって水は人間の空気と同じです
人間だっていきなり暑いところから寒いところへ、空気が濃いところから薄いところへ、
みたいに環境が急変したらストレスを感じますよね
金魚も同じです
また、ペットショップから家に連れ帰るだけでも金魚には結構なストレスです
健康な子だったら耐えられるけれど、金魚すくいなんかで弱ってたり
ショップでちょっと病気がちだったりする子にとっては、
いきなり違う環境に放り出されたら最悪弱って死んでしまう事も…
なので、できるだけ金魚がストレスを感じない形で鉢や水槽に移してあげたいと思っています
新しい金魚が家にやってきたら、月夜野ではこんな感じで旅の疲れを癒します
<水合わせ>:もとの水と家の水をゆっくり合わせていきます
※もし前日から「明日金魚買う」とわかっている場合は、バケツ1杯(10L位)水を汲み置いておく
※予期せず来た場合はやむを得ないので カルキ抜き
の調整剤を使用します
●まずビニールの袋の水の温度と汲み置き水の
温度を測り、2~3度違うようならば袋ごと
バケツの水に浮かべます
あまりにも温度が違うようなら、お湯や水を
バケツ水に入れてほぼ同温にしてからにします
●10~20分位で同じ温度になったら、金魚たちを
袋にに入っていた水ごと手頃な入れ物に入れます
3L位入るのが良いかもしれません
ビニールの水は入れ物になみなみとではなく、
1/3位量にします
この時点で特にエアレーションはしません
●金魚の入っている方の水の1/4量、バケツ水を加えます
30分位したらまた1/4、また30分置いて1/4のように、
最終的に元の金魚水がバケツ水で1/4位に薄まるまでバケツ水を足していきます
あわてず、ゆっくり時間をかけてやります これで水合わせは完了です
<トリートメント>:簡単な薬浴です
●別の容器に汲み置き水を入れます(できれば5L位)
●金魚の様子を見て使用する 薬
を決めます
特に異常がない場合/白点や体表の白濁時
→グリーンFリキッド、メチレンブルーなど
充血やエラの動きがややおかしそうな時
→パラザンD、エルバージュなど
※薬の種類は 専門書 などで確認をお勧めします
●異常がない場合は規定量よりやや薄め、異常がある場合は規定量の薬を水に溶かし、 エアレーションします
●水合わせ後の状態で金魚だけをそっと薬浴槽に入れ、半日~一日そのまま放置します この間は極力水を汚す要因を無くしたいので、エサはあげません
金魚の様子を見て異常がない場合はトリートメント終了、薬浴槽と鉢の水を水合わせして金魚だけを鉢に放しますまだ異常が解決されない場合は、水を換えて再度薬浴を続けます
これで晴れて金魚たちは引っ越し完了となりました
余談:上のやり方はかなり丁寧にやった場合です
金魚の様子を見て時間を短縮したり、トリートメントを省いてしまったり
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