鹿の国から'24・・・・・・・・FP汀

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ライフプランは、最悪の場合も想定しよう。



従来のライフプランでは収入が増えていくのが前提でした。しかし、それでは万一のリストラや失業で就業不能の場合の生活設計の目安がよくつかめなませんでした。今後は夫の収入が途絶えて、妻が働いた場合も、半年くらい生活できるようにしておくということも必要です。また、将来収入を上げるために、自己投資やキャリアアップを図る方も増えてきました。学校教育費?は子供ばかりではなく、世帯主や配偶者にとっても必要な時代になってきています。
さらに副業ばかりではなく、週末起業を始める方もでてきています。

一方で、夫婦で財布や資産管理を別にしている家庭も増えています。経済的に相互に依存しない生き方です。この場合のライフプランは、夫婦それぞれのライフプランがあって、必ずしも全体が一つになりません。また、家賃など生活で交差する部分はそれぞれ分担するケースが多くなっています。しかし、この場合も片方がリストラや失業に遭う可能性もあります。その時の家計はどうするのかなど、まだ様々なケースに備えておく必要があります。

 また、サラリーマン家庭でも、不動産投資などから副収入を得ていた方で、それが空室になりローン支払い分などが持ち出しになっている方もいます。売却したくても売却できないで、家計収支を悪化させているという場合も少なくありません。

 必要なのは、状況が変わった場合に、すぐに家計を改善していく対応力です。それぞれの家庭で、最低固定支出を見直して、変動費を節約していくという家計管理が、これまで以上に大事なことになっています。年収が多い家計でも、生活コストが知らず知らずに高くなっていて、家計の縮小が思うようにできない場合があるので、油断していると大変なことになります。早めに家計の収支の実態をとらえるようにして、最低いくらあれば生活できるのかを出しておくことが大切です。

 ファイナンシャルプランナーは、このようなご相談に対しても、お客様の身になって問題解決のお手伝いをしていきます。これも家計のリスク管理になります。


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