Hush,Little Baby －保健師さんの育児ブログ－

BCG

BCGワクチン(生ワクチン)

病気と説明　：　結核
　・結核菌の感染で起こる。
　・まだ毎年3万人近く患者が発生している。
　・結核の免疫はお母さんからもらう事ができないので、新生児もかかる。
　・乳幼児は免疫が弱く全身性の結核に罹ったり、結核性髄膜炎になることもあり、
　重い後遺症を残す可能性がある。

BCGワクチン　：　
　・牛型結核菌を弱毒化して作った生ワクチン。
　・接種法：管針法といってスタンプ方式で上腕の2ヶ所に押し付けて接種する。
　・接種したところは、日陰で乾燥させる。(約10分)

接種時期　：　
　　・生後３ヶ月～６ヶ月の間(5ヶ月～1才にする動きあり)
　　・災害等でやむを得ない場合に限り１歳まで
　　・生後０ヶ月から可能だが、生後３ヶ月以降が好ましい

副反応　：　
　　１、接種後10日頃に接種局所に赤いポツポツができ、一部に小さい膿ができることがある。
　　２、接種後4週間頃にこの反応が最も強くなる。
　　３、その後かさぶたができて接種後3ヶ月までには治り、小さな傷跡が残る。

　　・これは異常ではなく免疫がついた証拠です。
　　・自然に治るので包帯や絆創膏をしないでそのまま清潔に保って下さい。
　　・接種後3ヶ月を過ぎてもジクジクしているときは医師に相談してください。
　　・まれに接種した側のわきの下のリンパ節が腫れることがあります。
　　ようすをみて構いませんが、ただれたり大きく腫れて膿がでるような時は

　　医師に相談してください。

コッホ現象とは　：
　・お子さんが結核にかかったことがある場合、接種後10日以内にコッホ現象が起こる
　・コッホ現象とは、接種局所の発赤・腫脹・化膿等をきたし、2～4週間後に
　消炎、瘢痕化して治癒する一連の反応のことである。
　・コッホ現象と思われる反応がお子さんに見られた場合、速やかに市区町村に相談
　あるいは、医療機関で受診してください。
　この場合家族の結核感染も疑われるので医療機関を受診しましょう。

接種後の注意　：
　・接種した部位は十分乾燥させてから衣服を着せてください。
　・当日の入浴は構いませんが、接種部位を強くこすらないように。

ブログ記事： BCG接種跡の経過☆

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