Hush,Little Baby －保健師さんの育児ブログ－

水ぼうそう

水ぼうそう(水痘) 第二種学校伝染病 :すべての発疹がかさぶたになるまで出席停止

原因　：　水痘・帯状ほう疹ウイルス感染

潜伏期間　：　 2～3週間

感染経路　：　空気感染(吐く息の中のウイルスによる)
　　　　　　　飛沫感染(せきやくしゃみでウイルスが飛ぶ)
　　　　　　　接触感染(つぶれた水泡の中のウイルスで移る)

症状　：　
　　・微熱から38度くらいの熱と発疹が1週間くらい続く。
　　・発疹は小さな赤いポツポツ→透明な水ほう→黒いかさぶたになる。
　　・発疹は胸、背中、おなか、顔、手足、頭髪の中にできる。
　　また、口の中、まぶた、陰部などの粘膜にもできとてもかゆい。
　　・かさぶたは7～20日でとれていき、しばらくは白い跡が残るが、やがてきれいに消える。

治療　：　
　　・病気にかかってから2日以内なら、抗ウイルス剤が処方されることがある。
　　その場合、症状も軽くすみ治りも早くなる。
　　・かさぶたができ始めてからは効果がないので、自然治癒に任せます。
　　・かゆみが強い時はかゆみ止めの抗ヒスタミン剤を使います。

家庭でのケア　：
　　・からだが温まるとかゆみが強くなるので、冷たいタオルなどで軽くたたいてあげましょう。
　　・口の発疹などで食欲がない時は無理させずぬるめのスープ類など消化の良いものを。
　　・お風呂は熱がなければシャワー、かさぶたになったらお風呂に入ってもよい。
　　どちらもこすってはいけません。
　　・発疹がすべてかさぶたになれば、うつすことはないので保育園にも行けます。
　　・かさぶたを無理にはがしたり、水ほうをかきこわしたりすると細菌感染をおこしあとに残ります。
　　・かゆみが強いのでかきこわさないように、爪は短く切り、手はよく洗ったり拭いてあげましょう。

予防接種　：
　　・水痘ワクチン（生ワクチン）接種は、H26年10月1日から定期接種となった。
　　・接種時期は、１～３才に至るまで(３歳の誕生日の前日まで)。
　　・上記期間に３ヶ月以上の間をあけて２回接種。
　　・水痘にかかった場合、２回接種が終わっている場合は対象外。
　　・一般に1度かかると2度とかからないと言われているが、再発症の例も多く、
　　抗体が消えれば再発症する可能性は高い。
　　・おたふくかぜワクチンや日本脳炎ワクチンと同時接種もできる。

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