Hush,Little Baby -保健師さんの育児ブログ-

おたふくかぜ

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
第二種 学校伝染病 :耳下腺の腫脹が消失するまで出席停止

原因  :  ムンプスウイルス感染

潜伏期間  :  2~3週間

かかる時期  :  3~6歳が多い(60%)

感染経路  :  接触感染(唾液などウイルスが手から手へ)
       飛沫感染(ウイルスがせきなどで飛んで)

症状  : 
  ・耳下腺が腫れて熱が出る。
  ・頭痛が出たり、食べ物を噛むと痛みを訴える。
  ・耳下腺の腫れは、3日目がピークで5~10日で消える。
  ・両方腫れるときと、片方しか腫れないときがある。
  ・熱は3~4日続く。
  ・一時的に40度くらいの熱を出す時もあれば、熱が出ないこともある。
  ・髄膜炎、膵炎、腎炎、難聴などの合併症が出ることもある。
  ・髄膜炎は約半数に見られ、そのうち症状が出るのは10%、軽症ですむことが多い。

治療  : 
  ・このウイルスに有効な薬はない。
  ・症状を抑えるため、消炎鎮痛剤が処方されることがある。

家庭でのケア  :
  ・痛がるときには、冷たく絞ったタオルで冷やしてあげるといいでしょう。
  ・物をかむときも痛がるので、スープ、茶碗蒸し、プリンなど柔らかいものを与えます。
  ・水分の補給も忘れずにしましょう。
  ・腫れが引くまでは外出を避けて、家の中で安静に過ごさせましょう。
  ・保育園や幼稚園に通っているときは、医師の許可が出てから通園させます。

予防接種:おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン(生ワクチン・任意接種)
  ・おたふくかぜは一度かかると、生涯免疫ができ、二度と発病することはありません。 
  ・1歳以上のまだかかっていない子どもや成人を対象に、任意接種が行われています。
  ・生ワクチン接種は、からだの中にウイルスが残っていたり、他のワクチンがあると
   効果がでにくくなります。
  ・はしかや風疹、水ぼうそうにかかったり、予防接種を受けていれば、それから
   1ヶ月以降に、おたふくかぜの予防接種を受けるようにしてください。
  ・1回接種した人でも、3~5年たったら2回目を接種するのがおすすめです。
  ・日本脳炎ワクチンやみずぼうそうワクチンと同時接種可能、かかりつけ医に
   相談してください。
  ・思春期以降の発病では、精巣や卵巣の合併症になる危険があります。
    精巣炎・副精巣炎 : 14~35%
    卵巣炎 : 約7%
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