Hush,Little Baby -保健師さんの育児ブログ-

りんご病(伝染性紅斑)

りんご病(伝染性紅斑)
第三種 学校伝染病 : 症状が安定していれば登校可能。

原因  :  パルボウィルスB19の感染

かかる時期  :  冬から春にかけて流行しやすく、2~12歳の小児がかかりやすい

潜伏期間  :  約2週間

感染経路  :  接触感染(唾液などウイルスが手から手へ)
       飛沫感染(ウイルスがせきなどで飛んで)
      ※感染力はそれほど強くない
      ※発疹(頬の赤み)のでる1週間くらい前から感染力があり、発疹が出ると
       感染させる危険がなくなるので隔離の意味はない。
      ※妊婦が感染すると妊婦が感染すると胎児にも感染がおこり、胎児水腫を合併し、
       流早産を招く危険があるので注意が必要。

症状  : 
  ・はじめに風邪様の症状(37度前後の熱)が出てしばらくすると両頬が一面に赤くなり、
   その後腕や太ももに発疹ができる。
  ・発疹ははじめはポチポチとした斑点のようだかだんだん真ん中が薄く周りを赤く縁取った
   レース模様のようになるのが特徴。
  ・鼻や唇の周囲には発疹は出ない。
  ・鼻を中心に蝶々が羽根を広げたように左右対称に頬が赤くなる(蝶形紅斑)。

  ・発疹は1週間くらいでだんだんと薄くなって治る。
  ・しかし1度消退しても日光や物理的刺激で再び現れ数週間持続することもある。

  ・まれに咳、頭痛、筋肉痛、関節痛などを訴え、首のリンパ節が腫れることもある。

治療  : 
  ・ウイルスによる病気なので、自然になおるのを待つ。
  ・発疹がときに痒みを伴う場合は痒み止めの軟膏を塗ったり、内服薬を服用することもある。
  ・1週間から10日で自然に治り、発疹のあとも残らない。

家庭でのケア  :
  ・日光に当たったり、入浴したりすると発疹がひどくなることがあるので、
   外遊びは控えたほうが無難。
  ・入浴も避けシャワーで汗を流すほうがよい。 
  ・発疹が出てしまったら、他人に感染させる危険はないので、普通に生活していてよい。
  ・ただし、病気にかかったあとなので、極度に疲れるようなことは避けたほうがよい。
drugtegakiakachan

子供の病気症状別チャート に戻る


学校伝染病 に戻る




hushバナー


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: