ぼくとこころのすきまかぜ

2007.07.29
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君のつややかな黒い髪が好きで、

君の普通よりもちょっぴりとだけ高い声が好きで

君の細くて白い手先が好きで、

君の生き方が好きだった


もちろんもうそんな君はいない いないんだ

だってもう髪は茶色だし

だってもう早すぎる煙草で声は潰れちゃったし

だってもう肌は不自然な小麦色だし




だってもう生き方は僕が触れられることは無いし、







君は気付いていたけれど
僕も気付いていたけれど

目をそらしていた、それぞれにまぶしいものを見てしまったから
踏み外してはいけない
そういって僕らはお互いのレールを守るため必死だった


きっといつだってサインは転がっていたのに

君の最初の煙草
君の最後の登校

君の最初の笑顔
君の最後の涙


そのときの気持ちだって、理由だって、


知っていた、



























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Last updated  2007.07.29 20:44:04


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