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久しぶりに米村先生の話を。つい最近のこと。急ぎの用件があって、米村先生に電話を入れるもつながらないので、メールを送ったんです。。。。でも返事がないこれ、早く返事が欲しいんだけど。。。 ※ 急ぎと言っても体調云々の話ではなくて、 患者さんご本人やご家族が焦りまくっている っていう内容で、これ、精神的に相当よくないですからね 緊急案件なわけですで、再度、電話を入れてみました。 先生、メール送ったんですけどと言うと、 見とらんのです なんかありましたか (ごにょごにょ・・と私) ふぅ~ん じゃ、明日、見ておきますわとの返事。まぁ、これで安心だな・・・と思いきや。。。翌朝、米村先生から電話が メール見とるんやけどぉ、 届いてないんです いつ、送りましたかと言われる。 えっとぉ。。 もう3~4日前ですよ 確か・・〇日です と答える私。 そんな前かぁ。。 じゃもっと前だなと仰る米村先生。どうやら、PC画面を見ながら話しているご様子。私も急いでPCを立ち上げて、内容の確認体制をとります。 これ〇日のやつだからぁ・・・ もっと前かと独り言を仰りながらPC画面を見てるご様子。 一体、何日メール見てないんですかと言うと ここんとこ、見とらんくてぇ・・ やっぱりないなぁ。。 もう1回、送ってくださいと仰る。。。。仕方ないので、再送はしましたが、急ぎも急ぎなので、口頭で用件を話すと、直接、患者さん本人に連絡を取ってくれることに。こんなドタバタのやり取りの後、30分くらいしてから、当の患者さんから私に連絡があって、どうやら、米村先生、直接、連絡してくれたみたいです。まぁ、米村先生もご多忙はご多忙で、疲労も溜まっているのは間違いなく、そんでもって、手術前の慌ただしい時間にこんな対応してくれたのだから、ありがたい話ですけど。でふと思い出したことがあります。23年前の11月。2001年のことですよ。焦りまくって精神的に相当よくないという今回の案件の主同様、これは2001年当時の私自身でした。あの時も、米村先生、即対応してくれたんですよね。これから学会に行かなきゃいけないって時に。 あれから23年23年経つんですよねぇ。。。自分でもびっくり23年前のご恩、今もなお、忘れちゃぁいません。だから、今も続けてます。まぁ、色々と変わったとこもあるけれど。今年もぼちぼち、米村(阪神) VS ひろりん(巨人)で仲が悪くなる季節になってきましたしね毎年、恒例のやつです相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2024年04月08日
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このころ、腹膜偽粘液種の患者さんからご連絡を頂くことが増えています。それも、長年のお付き合いの方々から。この病気は、5年選手、10年選手、15年選手・・・が沢山いる病気です。通常、癌という病は5年生存率で表すことが多い病気。5年経てば、完治宣言さえすることもある病気。そんな中で、当たりまえのように5年、10年、15年・・・とご存命の患者さんがいるのが、この腹膜偽粘液種という癌です。 なら、良いじゃん、 長生きできてるんだから・・・って思う方も多いと思います。ですが、そうとも言えないのもこの病気です。再発もせずに、ずっとお元気な方ももちろん、おられますけれど、5年、10年、15年と言う時を経て「末期」という時期が訪れてしまう患者さんもいるのが、この病気です。誤解して頂きたくないのは、「末期」=余命宣言って訳じゃないこと。あくまでも、医学的な分類では「末期」でも、それから、何年も生きられます。ただ、この何年もの「末期」は体力的にも、経済的にも、精神的にも楽ではないんです。と言うのも・・・粘液腫瘍が増殖を始めてしまうと、色んな臓器に浸潤して穴を空けてしまう。時に、腹壁にも浸潤して穴を空けてしまう。瘻孔 というヤツです。瘻孔 ができれば、ストマの方が使用するパウチで難をしのぐのですが、これが、お安くはないですし、通常の使用頻度よりも、はるかに多い。瘻孔も1つや2つで済まないことも珍しくありません。不思議な事に、この「瘻孔」が出来てしまう患者さんは、病気発症後、5年、10年・・・経った方ばかり。そして、この腫瘍はなぜか左下腹部に集中しておきています。粘液腫瘍が切除できるうちは、何回でも、切除で対処が米村流。切除が難しい状況になると、今は、マイクロウェーブで焼くという手法をとっています。時に、開腹で粘液を掻き出すってこともありますが。ですが、掻き出しても、マイクロウェーブで焼いても、再び、増殖を始めてしまうのが、この病気のしつこいところ・・・つい先日、長年交流のある女性患者さんから電話がありました。彼女の声を聞くのは、本当に久しぶりのことです。2012年に出会って、ずっとお友達のあっちゃんです。あっちゃんは、2010年に虫垂炎で病院に飛び込んだんですよね。この時、虫垂癌だったと思うですけど、当時は、病理検査はしなかったみたい。米村先生の元へきたのが2012年ですから、私ともそれ以来のお付き合いです。再発を何度も繰り返してきました。今回は、腫瘍が大きくなってしまって、次回の予約外来は10月だけれど、どうしたら・・・という相談でした。米村先生に相談すると外来を早めるよう指示。状態を簡単にお伝えすると、しつこいとしか言いようのない、再燃する腫瘍に対して 何度も、マイクロウェーブやってるうちに 良い結果が出た患者もおるからぁ、 こうなったら、腫瘍と根競べや こっち(医者)が負けたらいかんって、逆に闘志を燃やしておられました 相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いておsっよう
2023年06月18日
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昔も、似たような題目で記事を書いたことがありますが、今回は、直近の米村先生のお言葉として題目にしてみました。つい先日、You Tube で偽粘液種の患者会の方が運営される講演会を拝見しました。そこで、米村先生が、温熱療法(HIPEC)の有効性を吠えてました~何年くらい前だったかなぁ。。。ある患者さんから私にメールが届きましてね。 「こんなサイトを見つけました ひろりんさんは、どう思いますか」という内容だったんです。このサイトというのが、複数の医師が運営するサイトで、医療論文を紹介するというものでした。見てみると。。。色んな医療論文を紹介されている中で、腹膜播種に対する温熱療法に関するものがありました。米村先生が、You Tube の中で仰っていたフランスの医療論文です。腹膜播種に温熱療法は効果は無かったと結論付けたものでした。サイトでは、この論文を紹介した医師の私見も書かれていました。この論文が存在することは事実なので、論文紹介という目的においては、何も言うことはないのですが、この私見がですね、私だけでしょうか、「悪意」を感じてしまいました。それで、この内容を当時、米村先生にメールでお送りしました。こんなサイトがありますよと。なんか、悪意を感じるんんですけど・・って私のコメントをつけて。送った後、米村先生に感想をお尋ねすると あれね、僕、見ましたよ 僕らがやっている内容と少し違うねぇ 温度と時間が足らんって思いますわ 実際、胃がんや卵巣がんでは 僕らの症例では、効果でてるしねぇ まだ、大腸がんや偽粘液種には症例数が 足らんけど これから証明してみせますわ と、力強く言うておられましたねぇ。あれから何年か経ち。。。先日の、You Tube での講演内容となりました。で、今回の講演を拝見し、 (米村先生が、理論的にしゃべってるぅ~ と思ってしまいました)と、思った内容をそのまんま、ご本人に言うと、 あっははは・・・ 先生、吠えてましたねぇ おぉ~、先生が怒ってるわぁ って思いましたもん あっははっは・・・ 胃がん、卵巣癌には実績を出しとるしね、 腹膜中皮腫なんて、凄い実績なんですわと、力強く仰ってました。実績を出すには、10年以上の時間がかかりますし、比較検討 をせねばなりません。 批判する医師が少なくないことは確かですけども、じゃ、他に何か新たな手を考えて腹膜播種を治そうとしているまたは、実績をあげているのなら批判上等だと思うんですけど、大抵は、そうじゃないんですよね。患者さん側が、腹膜切除や、温熱療法、腹腔内投与について、他の医師にどう思うかを質問する You Tubeも見たことありますけど、あまり良い反応じゃなかったです。現実は、できる施設や、できる医師ばかりじゃなくガイドライン以外の治療を行うとなれば、院内の倫理委員会を通さねばなりません。お金だってかかります。医師だって、研修が必要ですから、「やれない」もしくは「やらない」が大前提の中で、質問を受けて答えるのは、聞かれる側も、内心は、お困りなのではないかと、単純に思ってしまうのですが。実際、私が見たこのYou Tubeの中の医師は、腫瘍内科医の先生で、良い反応ではなかったですけれど、まぁ、中には効く人もいるんだろうからと完全否定ではなく、やりたければ、やってみるのも・・・と、困りながらお返事しているように見えました。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2022年12月22日
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先日のブログを読んで、 「えっひろりんさんにとっても 米村先生って恩人だったの」と驚かれた方や 「ひろりんさん。。。 大恩人の扱い、ざつ。。。」って思われた方、案外、おられるのではないでしょうか私、この活動を誰にも相談せず勝手に始めました。父が亡くなった後、米村先生とお会いする機会を得て、交流が始まったのですが、この活動を米村先生ご自身も知るところとなり、その時にですね お互い、言いたいことは言いましょう そうじゃないと、続かないからって、米村先生が仰ったんです。なので、私、素直にそのお言葉に従っているだけなんですまっ、本当のところは、米村先生、うちの博士のことがお気に入りでしてね。 医者じゃないからええんですわ なかなか医者以外の友達はできんから あったまええねぇ 知りあえて良かったぁ~ とべた褒め。私は、そのオマケなだけなんですけど。うちの博士も、米村先生のことは、あの姿勢が、本当の医者だと敬意をもち、陰ながらお支えしているという感じ。少し前のこと。多量の腹水で苦しんでいる患者さんのご家族から相談がありました。今の病院は、何もしてくれませんと。藁にもすがる思いで、自由診療の治療を受けているのですが、(主治医には報告すみ)効果はでておらず、腹水が顕著となり、とても苦しがっているので、腹水を抜いて欲しいと訴えるも、利尿剤の処方でおわり。腹水で苦しい思いをしている場合、腹水が全ての臓器を圧迫してしまうので、食事が摂れないとか、便通に問題がでるとか、色々と不都合が出てきます。時に、肺をも圧迫してしまい呼吸に影響を及ぼしてしまうことも。。。なので、単純に抜いてしまえば、ご本人は楽になります。ですが、ただ抜くだけではアルブミンも排出されてしまうので、体力、栄養状態が悪くなってしまう懸念があります。何より、抜いても、また、溜まってしまうので、これを繰り返してしまうと、全身の栄養状態が悪化してしまいます。なので、腹水をCART でろ過して戻すという手法があります。これを繰り返しながら、抗癌剤治療を行い、奏功すれば腹水はたまらなくなります。実際に、こういった症例はありますからね。これはわかってはいるのですが、米村先生の患者さんであれば、そりゃ、直ぐ、米村先生なら上記の処置をしますが、全然、縁もゆかりもない患者さんの話ですからねぇ。どうしたものかと・・・米村先生に相談すると、 そりゃ気の毒や、 直ぐに来てもらったらええって仰るではありませんか。えっいいのって思いはありましたけれど、そんな事は言っていられない状態でしたからね。すぐさま、ご家族に伝え、今は、米村先生の患者さんになりました。頑張って、通院されています。どこの誰かもわからない患者さんでしたけど、昔から、米村先生にはこういうところがあります。ただ。。。過去にも同様の患者さんがおられました。同じように腹水を抜いて、CARTして、抗癌剤治療を行いましたけど、抗癌剤治療って、誰にでも効いてくれる治療ではなく、逆に悪化させてしまうことがあります。この過去の患者さんの場合、残念ながら、一気に悪化してしまい、しばらくして、そのまま亡くなってしまいました。治療なんてしなきゃ良かったと、ご家族から言われました。結果が出なければ、後悔されるし、恨みごとを言われることもあります。そんな過去が蘇り、今回、私は少し躊躇してしまいました。でも、米村先生には躊躇がありません。私は、このブログを通して、癌治療は博打だと常々言っておりますが、治療が患者さんにとって希望であるならば、博打であっても、行う意味はあると信じています。何故なら、希望がなければ人は生きられないからです。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずです お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いておりまやせ
2022年06月21日
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プロ野球シーズンが始まると、米村先生とはバトルが繰り返されるのが通例です。Dr.米村豊(阪神)VS ひろりん(巨人)の口撃、舌戦。。。。ところが、今年は勝手が違っています。まず、開幕早々から阪神が怒涛の連敗さすがに気の毒過ぎて、性格の悪い私も まだ、始まったばかりですからと慰めてしまいました。そのうち、巨人が連敗、首位脱落となると今度は米村先生から そのうち、ええこともあるからと慰められ。。。な~んか変な年になっています。調子狂うなぁ。。。このところ、腹膜偽粘液種の患者さんとの交流がグっと増えたような気がしていましたが、数的には、そうではありません。増えたと感じるのは、長生きされる患者さんが増えたからなのでしょう。10年を超えてお付き合いしている患者さんが、他の癌の患者さんと比べると、断然、多いことは事実です。メールは途絶えていても、先日のように、コメントを下さる方もいますし、年賀状を欠かさず下さる方もいます。全く、音沙汰ない方もいますから、(良いんですよ、元気でいてくれれば)実際の数は、わかりませんけども。この病気の不思議な点は、10年以上、再発もせずに元気でいる方が結構いるのに、同じ10年でも、再発を繰り返す方もいる。中には、10年どころかあっという間に駆け抜けて逝ってしまう方もいる。この違いは何なんでしょう違い過ぎやしませんかという事を米村先生と話すことが多くなりました。例えば、胃癌であれば、最近は。あまり耳にしなくなりましたけど、ボールマン分類というのがあって、4つの型に分類されています。どれにも当てはまらないタイプもあり、混合タイプもありますが、一応、傾向は予測でき、その対策も存在しています。が偽粘液種になると、ローグレードと、ハイグレードって、あまりにもアバウトな分類過ぎやしませんかと米村先生に言ってみたら、 本気で研究する医者が少なすぎるんやわと言うてました。私が不思議だと思うことは、米村先生ご自身も同じのようで、不思議だと思っているようです。この病気のエキスパートだと言っても、全てわかってますなんて言い切ってしまえば、もうその先には何も見込めませんが、わからない とご自分で認めることは、まだ先に何か治療があり、それを求めるという意志の表れでもあります。本来なら病理学とか、免疫学とか、DNAとか、スパコンとか使って、じっくり調べる、研究するといったことが必要なんじゃないかなぁと素人ながらに思いますが、これまた素人ながら、どえらいお金がかかることもわかります。切除することは大前提これには全く異論はありませんが、それだけでは追いつかないのがこの病気のように思えてなりません。海外では、粘液腫瘍だけを溶かす薬が存在していたり、移植手術を行う国もあると聞きました。ですが、現在の日本ではまだ実現性に乏しいのが現実です。ならば、ならばと、米村先生の十八番でもあるHIPECはどうだろうってなって、病気の進行は待ってくれませんから、今できる範囲で、使える薬の範囲でお金があまりかからない範囲で、許される治療の範囲で、(範囲ばかりやな。。)残念ながら、どうする事も出来ないこともあるけれど、それでも、暗中模索を繰り返しているのが米村豊医師です。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずです お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2022年05月18日
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昨夜、米村豊先生がご出演されたラストドクターの感想が、少しずつメールで届き始めました。私個人と致しましては、この10何年、米村豊医師は、よく最後の砦と言われているけれど、そうじゃない、最初の医師だと訴え続けているのですが。何と言っても米村先生の武器は手術ですからね。手術というのは、1度受けると大なり小なり癒着がおこり、その癒着が、本来の腫瘍剥離の邪魔をしてしまうことって結構あるんです。手付かずに来て頂いた方が、剥離しやすいことは確かですから。更に、病状が進行してからでは、手術に対する体力も落ちてしまいます。体力が落ちれば、術後の回復にも影響を及ぼしてしまいます。だから米村先生は最後の砦なんかではなく、ファーストチョイスの医師だと言い続けて10何年という訳です。今回、放送を機に懐かしい方々の近況を知ることができました。先日のコメントの方も、偽粘液腫の患者さんですけど、もうかれこれ10年ですし、大腸がんの再発で来られた女性患者さんも、もう軽く術後5年を突破して今は8年?かな。検査結果、また問題なしですって。あと、虫垂癌腹膜播種で来られた女性患者さんも10年を超えて、今は、テイクアウトが増えて夫婦で太り気味だとか。嬉しい報告が続々です 相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、お名前の明記をお願い致します お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2020年08月03日
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すみません、こちらの更新、かなり滞ってしまって。。。毎日、メール対応はやってますんで8月2日(日)フジテレビ20時~22時米村先生がご出演する医療特番の放送日程が決定したらしいです。最近届いた新患さんからの情報ですが、今、米村先生の受診予約は1ヶ月先だとか。米村先生に 今、先生の予約取ろうとすると 1ヶ月先らしいですよって言ったら、 へぇ~・・・って。(おいおい。。。)追記(2020.7.27) 米村先生ご出演テレビ番組 日曜THEリアル! ラストドクター その命を救えるのはあの人しかいない相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、お名前の明記をお願い致します お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2020年07月24日
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私自身も、母の入院で心身共にドタバタしておりますが、こちらの活動もちゃんとやっておりまして、メールのお返事、時に直接のお電話と、対応はやっておりますので先日、米村先生とお話している時に、癒着剥離 の話題となりました。再発の癌の場合、前回の手術で癒着していることが多いのですが、癒着の度合いというは、個人差が大きいのです。手術を受けると、どうしても、大なり小なり癒着がおきます。再発、再手術となると、前回の手術による癒着と更に、再発の癌が作る新たな癒着もあったりして、手術には技術が求められる・・・ってこと多々あるようです。で、ある患者さんが再発で米村先生のもとへ来られました。術前にHIPECをやってみようってことになったのですが、癒着がかなり酷く、HIPEC そのものができなかったんです。こういうケース、滅多にありません。私が知る限り、これまで1例もなかったんです。だから、私的にはえっって感じでした。そんなこともあるんだと。。。HIPEC ができないから、もう手術しかないって流れになって、実際に手術となったんです。そこで米村先生、見事に剥離しましてね。ごっそり臓器を切除。米村先生 あの酷い癒着を剥離する技術を身に着けるまで 20年かかりましたわ 今なら上手く剥がせるようになったけど、 昔の僕なら、無理やったわ と、ある意味、自画自賛しておられました。大阪の病院には、常に何人もの医師が研修に来られていますが、研修に来ている医師に、この技術を教えているのだと仰ってました。外科医は職人さんですね。場数踏んで、技術を習得していく、職人さん。そうそう、このごっそり臓器を切除した患者さん、元気にしてます。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、お名前の明記をお願い致します お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2020年06月20日
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ある患者さんが地元の病院で緩和ケアへの移行を薦められました。体調と相談しながら・・・ではありますが、治療をするつもりでいました。とり切れない癌が残っていたので、治療をする為に体調を整えている間に、治療をお休みしている間に、新たに再発の癌が見つかりました。もう、治療はやっても意味はありません緩和ケアへの移行を薦めます・・こんな見解がでたのです。それで、この言葉が出たのです。「なんで、なんでやったらあかんの」これは患者さん本人の口から出た言葉・・・・ではありません。ご家族から出た言葉・・・でもありません。これは、米村先生の口から出た言葉です。上記の経過の報告は患者さん本人から米村先生よりも早く、私に届きましたので、米村先生にお伝えしたのです。そしたら、「なんで、なんで(治療)やったらあかんの」って仰る。(いやいや、アナタお医者さんですよねそれも癌の専門医ですよねアタシは、ただの主婦ですよ。なんか、この台詞、おかしくないですか) 患者が、治療を望むなら、何とかしようって思うでしょう なんで、そう思わんのかなぁ それが、僕には理解できませんこう、真剣に仰る。癌の治療には、何を選択してもリスクが伴います。上手くいくとは限らない。それに、健康保険の絡みもあります。何より、治療そのもののリスクが命を縮めたり、命を奪う危険もあります。こんなことは、100も承知の米村先生です。でも、上手くいくことだってあるし、予想外の好転となることもあります。そんな予想外の患者さん、何人も見て来ました。「奇跡」は実在しています。ステージ4の癌なら、更に進行した癌なら、腹膜播種なら、治療をせずに亡くなってしまったとしても、それは、誰も責めたりしません。医学的に、「仕方ない」 ことだから。逆に、おこるかどうかわからない「奇跡」に賭けて治療やって、万が一のことがあれば、問題になってしまいます。実在するとは言え、多くはないから「奇跡」なのであって、頻繁に起こる事例なら、迷うことなくどの医師だってやるでしょう。仮に、患者さんが命を縮めても良いから、死んでも良いからと、治療を強く望んだとしても、家族の思いが同じとも限りません。だから医者は、進行した癌患者さんの治療に対して慎重にならざるを得ないのが現実なのですが・・・米村先生は 命は、患者本人のものだから、家族は関係ないんです 本人が望むかどうかが大事なんです・・と、ホント何の危機管理もないこと、仰る。正直なところ医療関係者にとって、怖いのは残された家族の意向なのに、こういう点、一切、おかまいなし。それでも。。。患者さんは天秤にかけて考えなければなりません。遠く離れた土地で治療の続行を望めば、家族との時間が限られてしまいます。幼いお子さんでもいる場合は、身を切られる思いでしょう。昔、ある40代の女性患者さんが言ってました。彼女は関東の人でしたが、大阪の病院で入院中でした。 小学生の息子から毎日、電話がかかってくるんです お母さん、早く帰って来て、 もうこんな生活、僕、耐えられないって もう直ぐ帰るからって言うと、何時?何時?って 電話口で泣くんです 近くで同じ治療をしてくれる病院があれば、 直ぐに帰るんですけど・・・ 今の自分を治療してくれる病院なんてありませんそう言って溜息をついていました。結局、彼女は地元に帰りました。「奇跡」 に見切りをつけたんです。私はお医者さんじゃないから、患者さんの病状だけを見ている訳じゃないです。治療法や、検査結果だけを重視して、命だけを見て、生きることだけに重きをおいての指針は立てられません。だから時に、「奇跡」 に見切るをつけることに賛同し、迷いの中にいる人には背中を押すこともあります。本人の気持ちを尊重しながら。。。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、お名前の明記をお願い致します お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2019年04月23日
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先月の上旬だったかな・・米村先生が 読売新聞から取材の申し込みがありましたよ~と仰る。 凄いじゃないですかと言うと、 偽粘液腫を取材したいんやてと仰る。○日に取材を受けることになっているとか、雑談でお聞きしておりました。 うちは読売新聞(ジャイアンツファンですから)だから 気にして見てますね こんな会話をしておりましたが、それが、本日4月1日から連載が始まりました。読売新聞の中の医療ルネッサンスというコラムの中で、「患者の少ない癌」 という題目で 腹膜偽粘液腫が取り上げられています。米村豊医師の話も出ています。私は読売新聞購読者なので、読売オンラインでも新聞が読めるのですが、オンラインで読むと、写真はカラー。今回、紹介されている患者さん、とっても美人です是非、ご覧くださいませ。全2回の予定です。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、お名前の明記をお願い致します お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2019年04月01日
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年末のご挨拶を。さすがに年末、ここ連日は朝からずっと動きっぱなし忙しい。。。今日は朝から台所で煮物作り。箸休めにしかならない一品ほど、手間と時間がかかりますねぇ。ちゃんとメモして買い物に行った筈なのに、あっ、忘れたってな物、絶対に出てくるものですねぇ。結局、何度も激混みのスーパーに行くハメにそう、忙しい一番の理由は、自分のミスと、手際の悪さと、日頃の手抜きのせいなんですよねぇ。埃が目に見えるって・・・これって、私だけブログの今年の更新は本日までとさせて頂きますが、相談メールの対応は、もう少し頑張ります毎年、この時期になると必ず米村先生が 来年も頑張りますよ、僕、やりますよ 来年も宜しくお願いしますって仰るんですが、今年もちゃんとこのフレーズ、聞けました。この十数年、毎年、欠かさず聞いてますねぇ。そしてまた同じ返事を私も。 はい、わかりました、こちらこそ宜しくお願いします 今年はこんな言葉も仰ってましたっけ。 当たり前の話なんやけどぉ 今、僕のとこに来ているのは生きている患者さんだけや 亡くなった患者さんのことも忘れたらいかんね治療成績が伸びてきてはいても、やはり、厳しい病気に変わりはないのが現実ですから。それでも諦めることなく、また来年も頑張ろうと思います。皆さん、良いお年を。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、お名前の明記をお願い致します お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2018年12月30日
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治癒が難しいのが腹膜播種ですが、治療成績は、少しずつ伸びてきています。専門書 になっておりますので、素人さんには理解も読むのも大変ですけども、これまでの治療成績等が載っている本のご紹介です。腹膜播種の治癒をめざす包括的治療 2018が出ました。米村先生が勤務している病院の売店、ならびにアマゾンで購入できるようです。私も注文しました~米村先生に 「送ってくださいよ」って。
2018年09月30日
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気が付けば、かなり更新せずにいたんですねぇ。。。自分でびっくりこのGWは、毎年恒例の菩提寺での行事に参加した以外は、特にどこへ行くでもなく、普通に日常を過ごしておりました。ただ、GW後半は中途半場な風邪をひいてしまいましたぁ微熱に鼻水に喉の痛みです。動けるので普通に動き回ると、体がだるくなる体調不良。今日あたりは、ようやく風邪が体から抜けきるところです。GW前は、これまた毎年恒例で、米村先生のご予定をお聞きしておきました。まぁよく動き回る方ですし、大抵は、緊急連絡が入るので予定を聞いておかねばで電話を入れました。そんな珍しく特別な用もない電話の中で、何時しか、昔話が出来るようになったのだと気付きました。そう言えば、半年くらい前だったかな、米村先生がしみじみと、言うてましたっけ、 もうこっち(大阪)に来て9年ですわ こんなに長くできるとは思わなかったなぁって。 静岡におられる頃からのお付き合いです。あの頃を思えば、まだまだ手強いとは言え腹膜播種の治療成績はかなり上がりましたよ。温熱療法も、腹膜切除もけんもほろろの時代でした。特にスキルス胃癌・腹膜播種だと、術後1年生存率データが堂々と存在するような感じでした。それが今では、1年越えは普通。3年越える人は、超珍しかったけど、今や、さほどの珍しさでもなくなりました。患者さんやそのご家族にすれば、手術しても1年やそこらの命なのか・・・と愕然とショックを受けるのかもしれませんが、医療関係者達にすれば、余命数ヶ月や半年からのスタート。月単位の延命に、しのぎを削ってきたんです。まだまだ満足にはほど遠い発展途上ですけども。それでも、頑張ってやってきたから治療成績は伸びました。緩和ケアを推奨しても構わない状態から、敢えて、そうはせずにやってこられました。米村先生ってば、 あと5年、いや10年、死ぬまでやりますと力強く言われるので 先生が医者やっている間は、お付き合いしますよと返すと、 宜しくお願いしますとこれまた、力強く返って参りました
2017年05月06日
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Facebook を始めました。。と言っても私ではなく、米村豊先生ですけどね。私はやっておりません。Facebook でyutaka.yonemuraで検索しても出てきますけどURLを載せておきます。https://www.facebook.com/yutaka.yonemura.hipec.gastric.cancer何時だったか米村先生と電話でお話している時に Facebook 始めましたから見てくださいって言われていたのですが、私自身はやってなくてIDを持ってない。ID を持ってないと見れないのだとばかり思ってました。で、ずっと見てなかったんですけど Facebook 見てくれましたって又言われちゃいましてID 無くても誰でも見れると聞いて、先ほど、私も初めて拝見した次第です。海外からの医師が研修に来ていたり、海外からの患者さんも増えてきて、国際色豊(まさしく、お名前通り)になりました。
2015年10月13日
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今日は久しぶりに、脱線して米村豊先生のお話を。色んな腹膜播種の患者さんや、ご家族からご相談を受けておりますが、その都度、米村先生にはご相談させて頂いています。この流れは、ここ10年以上続いています。そんな中である時のこと こんな患者さんから相談が来ているんですがぁ・・ ふむふむ 今、患者さんはこんな状態で・・・・ ありゃぁ・・・ で、こうこうああで・・・・ うっわぁ・・・ で、ああでこうで・・・ そりゃ、大変やわ~・・・って言われます。米村先生はもっと大変な患者さん、沢山診ているやんか・・って思う。またある時は、 患者さんご本人から電話があったんですが、 声が何とも弱弱しいんです そうなんや・・ でね、こんなこと言われるんですけど、 どう考えても手が見当たらないように思うんです そやねぇ、栄養の点滴や輸血で様子みるしかないやろねぇ 声に力がないし、心細そうでねぇ。。。 心細いんやろねぇ・・ さすがにねぇ、お気の毒になったというか、 切なくなったというか・・・ わかるなぁ~その気持ち・・・って言われます。重複するようですけども話している相手は、外科医の米村豊医師で、決して、ご近所さんとの立ち話ではありませんよこういう所が、良い意味で科学者になりきれないんだろうなぁ。本来、治療が確立されていない、難治性の病気の治療研究に取り組む人というのは、科学者でなければならない。ノーベル賞を貰うような医師は、実際には医師の資格をもつ科学者ですもんね。医療の分野は、治験やら臨床試験やらが無視できないから、どうしても医師資格が必要なんだけど、本質は違っている。患者さんの性格とか、家庭環境とか、そんなモノ全て無視して取り組まないと研究データなんか取れない。「情」 が入り込むと、正確なデータは取れないし、判断も鈍ってしまう。だけど、それが出来ないのが医者なんだろうなぁ。まぁ、こんなお人だから私も無償でお手伝いをやっているんですけどね。
2015年03月03日
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しばらくぶりの更新で、本当にすみません。単純に、相変わらずの日々でございます。先日、米村先生と電話でお話しした時のこと。色々と話しているうちに、新たな治療の試みの話になったんです。これ、まんま書いてしまうと、これまた色々あるんで、ぼかしまくりますが・・・ 今度、これやります へぇ。。。それ、やる意味も価値もありますねぇ。。 実際、この薬剤は効きますもんねぇ でも、まだ、○○癌には保険適用外の薬剤じゃないんですか そうなんです だから、費用は病院持ちにしようと思って、倫理委員会を通るようにするんです 通らなかったら、厚労省から下りる研究費で賄います 研究費が下りなかったらぁ・・・しゃ~ないから自腹やね あっははは そう、これまでも米村先生ご自身での持ち出しって多かった。自腹当たり前~で、ここまでやって来ましたからねぇ。「研究」 って大抵がどこも台所は火の車。米村先生とて同じ。実際問題、研究費が下りてくれないともちません。いつまで経っても、「腹膜播種」 は何をやっても同じ・・・という立ち位置。これ、何とか打破せねばで、これまでずっと米村先生は実際、赤字治療というか儲からない治療を続けてきています。ここ10年ほど、米村先生がやって来られた治療や手術は良く知っていますが、 えっ 先生、そんな事まで出来るようになったんですか それって、消化器外科医の範疇じゃないでしょって事が何度もありました。外科医って言うと、多くの方が何でもどこでも切れると思っているようですが、んなことはありません。胃しか切れない、切ったことがないなんていう消化器外科医はごろごろしているとうちの博士。米村先生の場合は、腹膜播種の患者さんばかりだから、当然のごとく、あちこちに転移しているケースが少なくない。その分、切らないかん箇所や臓器が増える。米村先生は、子宮卵巣切除はお手の物、腹膜切除は米村先生独自の技術。これに加えて、付随する他の臓器の切除・・・大したもんだ・・・とこれまたうちの博士談。 米村先生、まだまだ進化してますねぇ~ はっはっはは そうでしょ、患者さんの為にまだまだ頑張らんとね辛いことが多々あるのは、言わば当たり前。くじけて落ち込むのも、当たり前。それでも尚、前を向かねば、今、戦っている患者さんが困るというもの。今尚、進化中でございます。たぶん、私もね
2014年04月27日
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ご存知の方も多いかと思いますが、米村豊医師は、腹膜播種センターを大阪・岸和田徳州会病院内にて設立させました。腹膜播種を制するのが、米村豊医師の長年の夢ですからね。私からみると、米村先生は永遠の青年で、夢見る夢男君ですけど、患者さんにとっては、どんな病状でも諦めない姿勢こそが医師に求める姿ですからね。ちなみに私は夢見る現実子ちゃんで、うちの博士は現実しか見ない現実男君って感じです。この夢男君と現実男君、実に気が合うから不思議。で以下の状況は、今朝、米村先生より電話があって知りましたのでここでもお伝えしておきます。つきましては、腹膜播種センター設立にあたり、現在、岸和田徳州会病院で医師を募集しております。 ・外科医 ・内科医 ・婦人科医年齢不問、初期研修を終えた医師、癌治療に関心がある医師を求めています。岸和田徳州会病院のHP診療科のご案内(左上にある)センターのご案内はこちら腹膜播種センターをクリックhttp://www.kishiwada.tokushukai.or.jp/link/html/sinryouka/sinryouka22.htmlコピペにてご覧下さいませ尚、私は岸和田徳州会病院のまわしものじゃないですよんこれが、患者さんの利益に繋がると願ってます
2013年03月12日
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私事ですが、母の入院も丸2ヶ月が経過しました。この間、病院に行かなかった日は、2日間だけという病院通いの日々でした。どうにも CRP が安定しません 明後日、注文したコルセットが出来上がってくる予定ですが、注文した途端、CRPが16に跳ね上がってしまいましてねぇ。。。何時、使用できるのやら。。。明日、ムンテラです。ところで、つい先日の米村先生の外来ですが・・・70人もの患者さんが来院されたんだそうですこれだけの患者さんが来られると、1人平均10分としても11時間かかる計算です。私に届いた報告メールには、9時間待った患者さんがおられました。朝9時に病院に到着。だけど、診察室に呼ばれたのは、夕方6時過ぎだったそうです。これまで私のデータでは、「7時間待ち」 が最長でしたけど、今回は、記録更新しちゃいました。もちろん、これは良い記録じゃないですけども。この9時間待ちの患者さん、ご本人がお元気そのものだから・・・という事もあるでしょうけども 米村先生、かなりお疲れのご様子でした と、米村先生を気遣って下さいました。その米村先生、実際、相当疲れたようです。前日は12時間の手術やってましたからねぇ。お昼も食べず、朝からずっと外来やっていて、診察室出る頃にはもう真っ暗ですから。 4時間も5時間も待つなんて異常やわ こんなの絶対に良くないですわ 何とかせないかんと思うとるんですと仰ってましたねぇ。。。しかしぃ・・・何とかすると言いましてもねぇ。。。何とかするって言うとですね、まず、外来日を増やすが思い浮かびますが、米村先生のスケジュールは殺人的です。体力的に無理というよりも実際、物理的に無理です。絶対無理。で次に思い浮かぶのが、他の医師と手分けして外来を行うですが、これは、患者さんサイドの反応が気になります。だって、皆さん、米村先生に診て貰うと言うよりも、米村先生に会いに来てるという方が、少なくないですからねぇ。「あの笑顔に救われている」 患者さんが実に多いですもん。となると、後は時間配分となるわけですが時間配分を作ると、70人なんて人数をそもそも、1日では受け付けられません。常に「もう満杯です」ってことになって、予約できなくなる患者さんが半数出てしまう計算です。どうしたらええねん。。。今のところ、待ち時間に対するクレームは、少なくても私には届いていませんが、何時間もかけて来院して、何時間も待たされて、数分診療ではやはり、患者さんだって辛いですよね。それにしても、手術前は水分を極力控え、食事も殆ど摂らず立ちっ放し。10時間を越える手術も珍しくない。おまけに外来日は、こんな状況でしょう。医者って、体に悪いことやってますね。
2013年01月29日
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昨夜は、母の入院している病院の整形外科の先生からお呼び出しがあって、お話を聞いてきました。どうやら母の入院、あと追加で1ヶ月ってところです場合によってはそれ以上もありうるとか。。。癌ではないけれど、菌が血液の中を駆け巡っているようです。肝臓の次は、骨折箇所近辺。CT所見から他には見当たらないものの、今回見つかった場所は背骨の神経の近くなので、炎症が神経を圧迫して激痛を引き起こしている模様。とにかく炎症を抑える為に膿を抜き、これ以上菌が広がらないようにと絶対安静を申し付けられました。こうなると癌の転移と似たようなもので、どこに菌が隠れているか、居ついてしまうかわからない。癌の場合は抗癌剤でそれを阻止するけれど、母の場合は抗生剤。抗生剤の乱発は、恐ろしい菌を生み出す恐れがあるから、どう化けるかわからない。ホント、癌とよく似てますわ今度は整形外科での治療となり、また転科となりました。で年末でしょ、病院通いでしょ、年内に退院すると思っていたからベッドが来ちゃうでしょ、とにかくドタバタ、アタフタ、チョー多忙で動きまくり。こんな時に限って、夜に昼にケータイに緊急メール着信。色んな方から来るんですよねぇ。。。その都度、 せんせーーーーーってな感じで、米村先生を捕まえたりしてねぇ昨日なんてねぇ、 「まだ病院から連絡が来ないんですが・・・」ってメール。米村先生にセカンドお願いしていたんです。 えーーーっ1週間も前に米村先生にメール入れて、宜しくで話がついていた筈なのにぃ・・・こりゃまた米村先生やってくれたな。。。たまたまタブレット持ち歩いていたから良いようなもの。メールチェックして、患者さんのお名前確認して、さぁ米村先生に電話 えっ 何時メールしました もう1週間くらい前ですよ、 その後、電話してお願いしたじゃないですか ふぅ~ん ちょっと待ってくださいね、見てみるから えっとぉ・・・(PCを操作しているらしい) ん~、ないなぁ 日本語で書いてますか 僕にくるメール、日本語ってあんまりないから・・・って仰る。そうそう、たまたまこのお願いメール英語で書いたんだったうっかりしてたなぁ、私ってば。あっははは・・・・んなわけねーだろこの時、ちょっとめまいが・・・アタシも病院通いで疲れているのかしらんそうよね、毎日だものね、疲れも溜まる頃よね私だって。いや、ちゃう私の疲労の原因は絶対、別にあると確信した私ですまぁあれこれ、すったもんだの果て・・・急いで患者さんサイドに電話を入れ、 ご心配なくと安心して頂いたのでした。あぁ・・・いつもの事ながら今年も大変疲れました
2012年12月26日
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相変わらずの病院通いの日々です。母の入院生活も3週間となりました。年末だし、病院も人手が足りないし、ボチボチ病院の事情で退院ってな具合になるんじゃないかって思うんで、それならそれで、家の中変えないかんやんでドタバタです。先ず、ベッド買わないとなぁ。。。母の入院の話は、たっま~にですけども、もう一つのブログで書いてます。癌以外のどうでも良い話ばっかです。もう一つブログ作ってたって、誰も知らないでしょ1日のアクセス数が一桁~10ちょいの誰も見てないブログでっすさぁて、どこにあるでしょうどこにあるかって教えないも~んところで今日のお話は夕べ、米村先生が仰った言葉、言うならば 米村豊語録です。 僕はね、常々若い医者に 1%の可能性を探せって言うてるんです(ほぉ~米村先生、カッコイイ事言うやん)米村先生の元へ来られる患者さんや、そのご家族は大抵が余命宣告を受けています。米村先生、これが先ず気に入らない。 なんで余命なんか言うんです 余命なんてねぇ、言うても何も良いことないんですよ 悪いことばかりで、良いことは一つもないそもそも最初から諦めている、匙を投げている姿勢を示すんじゃなくて、例え1%でも可能性を探すことから始めないといけないというのが、米村先生の持論です。つい先日も、虫垂癌の再発患者さんが余命半年と告げられました。出来ることといえば、バイパス手術が精一杯。これだけ癌が沢山あると切除できないし切除しても意味がない・・・と言われてしまいましたが、米村先生、これに猛反対。一転して腫瘍切除を目的に手術の運びとなりました。 切っても良い結果が出るとは限らん だけど、切らな先が見えとる 切らなくてもて同じやからね 切って延命の可能性が1%でもあるなら、切るべきやと思うんですできれば切って欲しいというのが、ご本人とご家族の希望なら尚更のこと。で、この患者さんも、ならば1%の可能性にかけましょうってことになったみたい。ご主人から、メールがありましたから。あっ、この患者さんの可能性が1%って訳じゃないですよ、1%というのは、あくまでも言葉のアヤですからね。 1%の可能性を探せか・・・ 良い言葉ですねぇ、「米村豊語録」で書いちゃおうかなぁ~とご本人に言うてみました。 あっはははは・・・ウケとりました
2012年12月17日
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今日は重いテーマです。米村先生のところには、北は北海道、南は沖縄、果ては海外からも患者さんが来られます。近くの病院で手術できる状態なら、簡単に治る病気なら、わざわざ遠くから患者さんは来ません。そうじゃないから、手術出来ないって言われたから、遠くからも来られる訳です。一般的には 「腹膜播種」 と診断されたら、手術対象外患者さんですからね。ですが、米村先生の場合は腹膜播種の患者さんであっても、腹膜切除を施行するから手術対象患者さんになる訳です。とはいえ、全ての腹膜播種の患者さんが手術対象になる訳じゃないです。ですが、患者さん側にすれば、自分が、自分の家族が手術対象になるかならないかわからない。例え、手術は出来なくても、手術以外の何かしらの治療をしてくれるかもしれない、治療の提案をしてくれるかもしれない・・・と、沢山の患者さんがやって来ています。特に余命1ヵ月とか2ヵ月・・・なんて言われた患者さんにすれば、藁にもすがる思いな訳で、家族勢揃い、時に親戚一同揃ってやって来られます。米村先生に対する期待度の表れとも言えます。ですがこの間、米村先生がこんなに事を呟いておられました。 僕はねぇ・・・ 手術を目的に治療しているんです 手術する為には、抗癌剤治療が効いてないとダメなんですわ消化器外科医なんだから手術が目標の治療を行うのは、当然で、それが米村先生の役割です。 だから、手術がどうにも出来ない患者さんは断っているんですこう言った後、直ぐに いや、断ってはいないんやけどと言い直し、溜め息をつかれました。余命1ヵ月とか、2ヵ月とか言われて来る患者さんは、抗癌剤治療が効かなくなったか、治療をやりつくしたか、治療が出来る状態じゃないから、そう言われている訳です。米村先生は、こういう患者さんに対して 今のところは、手術は出来ないから、 主治医に抗癌剤治療をやって貰って下さいって言うらしい。ところが、相手は「余命1ヵ月って言われているのに、抗癌剤治療をやって貰えるものですか」って言う。 そうなんよね、矛盾してるんよね・・・と、また溜め息です。米村先生の病院では、入院治療が請け負えないんです。ベッドは術後の患者さんで常に満杯で、フル稼働。入院して治療を行えるベッドの余裕なし。だって外科医ですから。。。こうなってくると外科医の範疇ではなく、内科医の手腕が問われるか、もしくは緩和ケアの充実が図れるか・・・結局・・・こういった患者さんに対しては、米村先生は何も出来ないんだけど、それを言えば相手は救われない。だから、ギリギリのところで踏ん張って、何とか患者さんに元気をあげているようです。その分、米村先生の溜め息は増えているんですけどね。医者としての苦悩とジレンマを抱えておられます。米村先生が静岡の病院に勤務されていた頃、余命1ヶ月と言われたスキルス胃癌患者さん(30代・女性)のご主人がセカンドオピニオンに来られた事があります。患者さんはかなり黄疸が出ている状態で、入院を余儀なくされていました。残念ながら打つ手なし。それでも、このご主人が診察室から出てくると 良い先生だぁ~って号泣したのを見たことがあります。患者さんは救えないんだけど、その代わりに救った「何か」を私は生で見たんです。だから米村先生が、「どうすることも出来ない」 と白旗を絶対に揚げない姿勢は意味があると思っているんです。ある意味、「まやかし」 かもしれないし、医療とは言わないけれど、その「まやかし」も苦しんでのこと。心ある医者なら、何十年も苦しんでますよ。私だって、ここ10年は苦しんでる。。。
2012年09月26日
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米村先生が静岡の病院で勤務されていた頃から、「他病院の医師が米村先生の手法をけちょんけちょんに言ってまっせ」 という話はしばしば小耳に挟んでました。患者さんサイドから、こういった内容は度々耳に入ります。それがテレビ等での露出が度重なってから、この数が増えたように思います。まぁ、同業者が同業者のコトを、例えば 「テレビで紹介されるなんて、凄い医者」 なんて褒めるコトはどこの世界でもないから、風当たりは強くなるだろうなぁ。。。とは覚悟してましたけどね。患者さんサイドくらいなもんですよ、「テレビに出たことがある医者=凄い権威の医者」って図式が頭の中にあるのは。同業者は大抵は、苦々しく見てますからねぇ。実際、過去に「私は医者ですが、専門外なので相談させてください」という女医さんがいましてね。「テレビで出ていた某医師よりも、うちの病院の医師の方がずっと腕が良いのに、 テレビの影響って怖いですよね」って言ってたことがありました。これが同業者の目ってヤツなんだなぁって思ったものです。まぁ、これは仕方ないっす。批判されるのは有名になった証拠だし、無視できない存在になったってことでしょうし。。。問題は。。。 「米村先生の手術を受けるなら、もうここでは診れません」と主治医に言い渡されることです。こういう医師が、このところ増えているような気がしてなりません。そんな小さいこと言わんと、アタナも医者なら、患者さんを医者で支え合いましょうぜぃって言いたいトコなんですが、頑なに拒否る医師は実在するんですよねぇ。拒否る医師には、拒否る理由ってモンがあるんでしょう。こういった医師の共通事項は、多くの場合、一方的に悪い情報しか患者さんに与えてません。あたかも、そんな手術を受けたら直ぐに死んじゃうみたいなそりゃ患者さんサイドはびびるわな。ですが、ですが・・・ですよ基本、癌の治療に安全なんてないでしょ。どんな治療でも、ガイドライン通りの治療でも、死亡例ってあるでしょ。数%とか、数が少ないとしても、その数%に当たれば、その患者さんにとっては100%でしょ。それに何より、ガイドラインの治療が延命を保証してくれてる訳じゃないでしょ。リスクがゼロって訳じゃないでしょ。ガイドラインの治療でさえ、治療の選択権は患者さんにあるわけでしょ。提示された治療以外の治療法を選択すると、「もう診ません、勝手にしてください」 って言うのってどうなんでしょうねぇ。私としてましてはねぇ、出来るだけ、術後の病状の連携が医師同士取れるように、常に常に米村先生のお尻を叩いてます。 米村先生の患者さんでしょ 米村先生の方からちょっと頭下げて丸く収まるなら、良いじゃないですか 患者さんの利益に繋がるんだから 安いもんでしょとか、もう滅茶苦茶言うてまんがな。私のブログの熱心な読者は、ご承知だと思いますが、ここでは、良い経過の患者さんの話ばかりを書いてません。術後、数ヶ月で他界された患者さんの話、延命こそは果たしたけれど、数年後に再発して他界された患者さんの話、そして、先日書いたような何年も元気でいる患者さんの話。みんな実話として書いています。米村先生の手法を一方的に良くは書いていません。残念な経過も正直に書いています。手術を後悔する患者さんもゼロではないでしょう。でも、結果が思うように出なくても、やれるだけはやったと後悔の念を持たない方は沢山います。元気な患者さんからの近況は、なかなか届かないんですけど実在します。私のブログで、真実を見極めて治療選択の材料にして頂けたらと思ってます。あと、医者の人格っていうのも、患者さんには無視できないでしょうから、米村先生のお人柄も含めてね。元気な方からの近況メールはめっぽう少ない。だ・か・ら・元気な患者さん方真実の証人として、時折、近況をお願いしま~す
2012年06月02日
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このGW中は、さすがに可哀想だから米村先生を解放して差し上げ、私なりに気ぃ使って連絡せずにおりました。私自身のGW中はどうしてたかと言えば、途絶えることのないメールに目を通し、尚且つ、チビチビながらお返事をし、時に遊びにも出かけ。。。で終わりました。で昨夜、久しぶりに米村先生に電話したら おっ、ひっさしぶり~ 先生は何してましたのん お~そうかぁ、休みだったかぁ~で結局、お互い連休という感覚がなく、当然のことながら 「連休なんかあるかいな」 と言う状況だったことが判明したのでした。実際に 「連休」 なんかしたら、やることが溜まるだけで後が大変ですもん。GW前、米村先生、「GWは論文書いてます」 って言うてましたけど、はかどったのかどうか。。。連休中も病院に出向かれていたようですからねぇ。よくよく考えてみると、医者って因果な商売ですよねぇ。真夜中に呼び出されたり、日曜も祝日も病院に行っていたり、ケータイなんか広まってからはどこにいても「当たり前」に捕まってしまう。米村先生なんて口うるさい私に捕まっては、何故か怒られ、何故か謝る羽目に陥り、ホントお気の毒で「連休」だったから、そりゃ用件山積。そんな中で、用件というよりも世間話に近いんですが、ある偽粘液腫の患者さんの娘さんと何度かメールのやり取りをしていましてね。現在、某大学病院で治療を受けているようです。1度手術を受けてますが、粘液腫瘍が広範囲に広がっていたようで取り切れなかったとのこと。腫瘍は沢山残っているから、後は抗癌剤治療での対処となったようですが、この抗癌剤治療も、「効く」か 「効かないか」 はわからないとの条件付きです。実際、全く効かない患者さんもいますし、それなりに、普通の癌のように効く患者さんもいて、それがこの病気の難しいところです。「病気」 って書いてますが、実際は病名じゃないですよ、偽粘液腫というのはね。症候群を指す言葉です。だから、虫垂癌や卵巣癌が判明した後に 「偽粘液腫」 と言われる患者さんもいます。「自分は虫垂癌なのでしょうか?偽粘液腫なのでしょうか?」と質問される方もいて、患者さん本人が混乱することもしばしばです。で話は戻って、この偽粘液腫の患者さん(女性)、抗癌剤治療にトライするも副作用強すぎて一旦、givu up。テレビに出演された米村先生の存在を知り、手術を考えるも、主治医に否定されてしまったそうな。 「初回手術であれば良いけれど、再手術の場合は、 米村先生は臓器全てを切除してしまって、臓器そのものの機能を失ってしまう だから、お薦めしません」と言われたそうな。。。まぁ、当たらずとも遠からずってとこかしらん。一理はあるけど、んな訳あるかと、突っ込める部分もある説明でんなこれでは。で米村先生にこの話をまんま、世間話的に伝えたんです。 米村先生ってば、○○大学病院での評判、悪っはい、このまんま言いましたよ、米村先生にはね。そしたら、 あっははは・・・ 僕もまだまだやね~もっと論文書いて治療を理解して貰らわんとね~と笑ってましたよん。場合によっては、臓器も一緒に切除することもあら~な。それで、QOLが低下することもあら~な。それでも、生きる時間が稼げるからやるんでしょ~が。逆に手術で体力を落とし、時間を縮めてしまうこともあるってことは否定しません。でも、効くかどうかもわからない治療に身を任せて、先が見えている時間を過ごすっていう運命を受け入れるならともかく、そうでない患者さんもいるわけですよ。QOLを落とさずに、再発せず元気な患者さんもいるし、QOLの低下を受け入れて前を向いて生きている患者さんもいるし、再発しても再度、切除を繰り返しながらも懸命に生きている患者さんもいるわけですよ。悪い話ばかりじゃなくて、こういった実在の患者さんの話も、一応、言うて欲しいところなんですけどねぇ。だって、これは嘘じゃないもの。100万人に1人とか言われちゃっている病状ですよ。医師人生の中で、そんな患者さんと一体、何人出会いますかねぇ?たまたま知りえた悪い結果が、良い全ての結果を消してしまうのはどうなのかなぁ。。。って単純に思うだけなんですけどね。
2012年05月07日
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昨日は、山梨県まで行って来ました。昨年も満開の時期を狙って行った、北杜市のお寺にある神代桜と、韮崎市にある、わに塚の桜を見て来ました。どちらも満開神代桜の方は樹齢2000年の古木で、沢山の支え棒によって何とか生き永らえているという風。「望まれるなら生きてみせましょう」 という感じでしょうか。お寺にある桜なので、参拝しながらの見物です。参拝の際には、あるスキルス胃癌の患者さん(40代・女性)に穏やかな日がずっと続きますようにと手を合わせて来ました。彼女とは付き合いが長く、術後5年経ち、その時はお祝いもしたのですが、今は状態が良いとは言えません。写真は韮崎市にある 「わに塚の桜」 です。写っている人との比較でわかると思いますが、樹齢320年。大樹という言葉がふさわしい桜です。こちらは一切の支えなく、自らの生命力だけでそびえていました。回りには一切、風雪をしのぐものは存在せず、ひたすら孤独と苦難に耐えて生きているという風です。「孤高の桜」という言葉がふさわしい。オーラを感じると言うか、感動に値する桜です。ところで、2005年当時の話を書いているうちに、当時の米村先生との面白エピソードを思い出しました。これも2005年の話ですよん。当時、静岡の病院に勤務していた米村先生。市が新聞社と共催して、市民向けの癌講座を開くことになり、そこに米村先生が講義するというので行くことにしました。数日前に米村先生に電話をいれる。 先生、開催場所の市民会館までお送りしましょか すんません、よろしくお願いします病院にいるから○時に迎えに来て欲しいと言われる。(そんな遅い時間で良いんだろか)と思いつつ、当日、博士と二人して車でお迎えに行く。 今、病院の玄関ですよ~と電話を入れる。 もう10分くらい待ってください更に時間が延びる。。。(もう始まる時間なんだけどぉ)15分くらいして、やっと現れた米村先生 すんません、待たせちゃって 今、秘書から電話があって、先生、忘れてませんよねって言うんですわ 忘れる訳ないやんねぇ 僕の講義、2番目やもん、間に合いますよ(はぁこれはヤバイ)あちらじゃ米村先生がちっとも現れないので、相当焦っていると踏んだ博士、いつもよりスピードを上げて運転する。当の米村先生は、 ほら僕、講義の内容に花を入れることを思いついたでしょう それやってたら、時間かかってしまったんですわ(はぁ、んなこと知らんがな)さっきまで講義で話す内容をPCでまとめていたらしい。焦る博士と私の内心も知らんと、ご本人、鼻歌なんぞ歌ってる。。。兎に角、急いで市民会館に車を走らせ、会館前で 先生と先に車を降りて行け 車を駐車場に入れてくると米村先生と私を降ろす。この横断歩道を渡れば市民会館というところで、赤信号につかまる。イライラと焦る私。ふと横を見ると、あれ米村先生がいない後ろを振り向くと、米村先生ってばカバンからデジカメを出して、腰を下ろし、道端の花壇の花なんか撮ってる。。。(はぁ) 先生 今は、んなコトしてる場合じゃありません、 信号変わったら走りますよ青信号に変わると、仕方なく私につられて走る米村先生。会場につくと、これまたイライラと米村先生を待っているスタッフに煽られて、今度は楽屋に走らされる米村先生。 ほな、またあとでね~と言って走っていかれましたわ。考えてみれば、この頃から疲れさせられてましたねぇ。。。
2012年04月19日
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連日の大腸癌・腹膜播種患者さんの5年生存日記をちょっと中断して、夕べのエピソードを。ちょいとばかり笑えます。。。米村豊先生、天然日記とでも言いましょうか。昨夜、来週に米村先生のセカンドオピニオンを希望する某患者さんの予約をお願いしようと、電話を入れました。 来週のセカンドお願い分をメールしておきましたその昔の川柳で、「メールしたよと、電話をし・・・」みたいな句があったけど、これやらないと、ホント不安なんですよねぇ ふぅん、未だ見てないんですわ ちょっと待って下さい、今、見ますたまたまPCの前に居たらしい。 あれ未だ来てないなぁ えっだって、昼間送りましたよ私もPCの前に居たので、送信トレーを確認するとちゃんと送信済みトレーに載っている。 ん~、やっぱり来てません たぶん、明日、来るんじゃないかなぁ (はぁ~) 先生、郵便じゃないんだから、んな訳ないでしょ えっとぉ、たぶん、もう容量が一杯なんだと思います この前もメールがごっそり消えてしまってぇ そういう時は、古いメールから消えるから今日のメールは消えませんよ ん~、ちょっとメールを消してみますわ えっと、でりーと、でりーと、あっ違ったこれかとPCと格闘しているらしい。 送受信っと おお、来た来た・・・でも、まだ来ないなぁ せんせ~、私、伝書鳩でも飼いましょか くっくくく・・ 一度、再起動かけてみます、それで上手くいくと思います 今、画面が真っ黒になりました(・・・って、んな事まで実況中継せんでええがな、あたしゃ、ネットのサポセンかいなそもそも、コレずっと待ってないかんのかいな) これ、おっそいんです・・・やっと起きた えっとぉ、送受信っと おお~ きたきた、これですね、○○さんね、わかりましたやっておきます米村先生宛てのメールって、添付資料が多いからPCの容量が一杯になってしまうらしい。だから、こういう事が多々あるらしい。少しばかり、海外の学会に行っておられたから、メール溜まりまくりしていた事も今回の原因なんだけど。し・か・し・・・メール受信するのに18分かかったんですけどぉ。。。やっぱ、伝書鳩だな
2012年03月02日
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ちょっと前に、腹膜中皮腫の患者さんの話を書きました。200万人に1人と言われる、とても稀な病気です。日本国内で報告されているのは、年間28例だとかここで、ひろりんの妄想劇場の始まり始まり~体調不良から、さんは、□□総合病院で診察を受けました。検査しても原因わからず・・・しゃ~ないので、□□病院は系列の△△大学病院を紹介します。△△大学病院でも検査して、経過観察して尚且つ、なかなか病名わからずでしたが、ようやく稀な ××病 であることが判明します。そこで若くてやる気満々の主治医は、世界中の論文を読み漁り、これイケるんちゃう?と思われる治療法を見つけました。この患者の治療、コレやらせて下さいと上司に報告します。一般的でない治療法を施行する場合、どの病院内にも設けられている倫理委員会という組織の了承を得なければできないんですよ、大病院というトコはね。だから、倫理委員会に申し出る前に上司に了解をと思ったんですねぇ。 上 「ばかたれ、こんな治療やらせられるか」 若 「なんでですかぁ?」 上 「こんな治療やって健康保険のレセプトが通るか? 通らないと、病院もちやで」 若 「ほんなら、病院の研究費枠で出せば良いじゃないですか」 上 「あのなぁ、こんな稀な病気研究して、仮に実績あげたところで、 患者数少なすぎて、元が取れんやろ ここはしがない私学やで、今時な、少子化で医学生も減ってきとる 医者になろういうヤツが、少ないご時世や そんな中で、私学助成金も減らされたんやで どこに、そんな稀な病気研究してメリットがあるんや 今時な、大学病院も経営考えなやっていけん時代やで」 若 「え~っ、そない厳しいんでっか?ここも? ほな、どないしたらええんでっか?」 上 「そやなぁ、やっぱメジャーながら難しい病気の治療実績をバーンと上げるか 医学生の偏差値をグーンと上げるかやないか?」 若 「ひぇ~、そりゃどっちも難しいなぁ」・・・あのぉ、コレはひろりんの妄想劇場ですからね、言っておきますケドも フィクションですからね、作り話よん。今日はちとばかり、暴走気味?で結局、この稀な病気な患者さんはどうすんねんという事になりますとですね・・・ 上 「どこかの病院紹介して、他で診て貰いなはれ」 で、ちゃんちゃんです。だから、稀な病気はちぃとも研究が進まない、実績が上がらないんですねぇ。。。市場が小さ過ぎて、医療の採算ベースに乗らない。だから、製薬会社も本気で研究しない。例えば、腹膜中皮腫で言えば、日本語で書かれた本が無いそうな。書いてもねぇ、年間28例じゃぁねぇ、一体誰が読むねんそもそも、医療関連の本なんざ書いても、ろくに売れやしません。それに加え、稀な病気となれば、「書くだけ骨折り損のくたびれ儲け」 で大赤字は目に見えてます。ところが、米村先生 僕が、腹膜中皮腫の日本語の本を書こうと思うとるんです はぁ?年間28例の為にですかぁ? こんなアホな医者がおってもええやん、ねっ本を書くというのは、実に空恐ろしい労力が必要です。米村先生なんて、毎日、手術に外来に、国内外を問わず学会に・・・と飛び回ってます。真夜中の急患で叩き起こされることもあれば、早朝に病院に飛んで行かねばならないこともある。。。僅かばかりの症例の為に治療研究するとなると、採算ベース度外視しないといけない訳です。これまでも手弁当で、研究費やら本の出版やら、独自の器具発注やらで出費はかなりのものです。米村先生ってば、貧乏医者街道まっしぐらって感じだなぁ。。。しかし・・・最後の 「ねっ」 ってトコ、結構笑えますよん
2011年06月18日
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こーゆー事を書くと、個人情報云々?になるとご指摘を受けそうな気も致しますけども。米村先生、海外の学会に出向かれていて、ちょっとばかり日本を留守にしていたもんですからその分、何かと問い合わせが相次ぎまして・・・忙しくて、更新できなかったのよと言い訳しておきます今は、ちゃんと日本におられますよん。ちょいと前のことですがやはり、米村先生のセカンドオピニオンを受けたいと主治医に申し出た方から、「米村先生の手法はかなり古いから、お薦めできない」と言われた方がいましてねぇ。ですが、帰国されたばかりの米村先生の話によれば、アメリカの国立がんセンターでもあるNIH(国立衛生研究所)では、米村先生の治療実績を認め、同じ手法で治療を始めたそうな。日本では「古い」?けど、アメリカではナント「新しい」みたいですよん。今回の腹膜播種の学会では、年間症例数がダントツの1位だったとか。2位の医師が160例で、米村先生は250例ですからね。米村先生が 僕、世界一になりましたよと言われるんで、何のこっちゃと思いましたわ。(ついに、米村先生も世界一のクレイジーになったんですねぇ。。)と、こーゆー事を陰でコソコソ言うのは、陰口ですけども、私の場合、ご本人にちゃんと言ってますんで、陰口じゃないですこーゆー発言をすると、当のご本人はウケルウケル あっははっは・・・ですよまた先日、術後に憩室炎で再度開腹した際に、洗浄細胞診で癌が沢山検出された患者さんの話を書きましたけど、この方、実はオーストラリアにご自宅があった日本人なんです。胃癌宣告で、帰国されてこのような結果となり、治療は日本で専念しようと思うと同時に、やはり余生は日本で・・・とお考えになったのでしょう。オーストラリアの家の整理の為に、しばらくオーストラリアと日本を往復されていました。その時にオーストラリア国内でも腹膜播種をネットで調べたそうですが、そのオーストラリアで見つけた幾つもの文献に、「YUTAKA YONEMURA」 の名前が沢山出て来たそうな。日本だけじゃなくて、オーストラリアでも有名な先生なんだと思ったそうで、それで決心がついたと言ってました。あれから3年半という時間が経ちました。この話を聞いた時、ほぉ~と私が驚きましたねぇ。そう言えば、米村先生ご本人が 僕はね、日本じゃ全然有名じゃないけど、 世界では、ほんのちとばかり有名なんですって仰ってましたが、ホントだったのね。・・・って私が信じてなかったというか^^;出来ることならば、治療をやりつくしてからではなく、腹膜播種と診断が降りたなら、早々に来て頂くことが望ましいです。治療をやり尽くした患者さんが、沢山こられている現状で、事実上、四苦八苦しながら治療に当たられています。治療をやり尽くした患者さんの治療成績は、イマイチ芳しくないのが現状でもありますからね。
2011年02月24日
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つい先日、米村先生のセカンドオピニオンを希望される患者さん(スキルス胃癌)のご家族から、このようなメールが届きました。主治医である腫瘍内科医に、セカンドオピニオンを申し出たら、米村先生の手法を真っ向否定し、米村先生の治療を受けたいなら、この病院と縁を切ってから行って下さいと言われたそうな。細々としたセリフが書かれていましたけど、まぁ、米村先生はけちょんけちょんに言われてますな。こーゆー事って、以前にも何度かありままして 「またか。。。」って感じ?ですわその都度、米村先生には 先生~、〇〇病院の××先生ってご存知ですか? いや、知らないです 先生ってば、けちょんけちょんに言われまくってまっせ 先生、患者さんの評判は良いけど医者からの評判、悪いっすね~(と、私の場合、このまんま言うてます) 腹膜切除は世界ではスタンダードなのに、日本は遅れているんです もっと、世界のペーパー(論文のこと)を読めば良いんですと、ちょいとばかり憤慨されます。殆どの場合、米村先生の手法を批判する医師のお名前さえ、当の本人はご存知ではなく、「誰です?それ?」と言われ、言うならば、誰だかわからない医者から、一方的に批判されている感じなんです。批判するなら、患者さんの目の前ではなく、ご本人に言えば良いのにねぇ?と思うのは、私だけ?専門医であれば、学会で顔をあわせることもあるでしょうに。で、こんな話をした後、 ほら、この間言っていた、〇〇病院の××先生と、学会で会いましたよ 僕の事をけちょんけちょんに言ってたという、あの先生です 話もしたけど、何も言ってませんでしたよとか ほらこの間言ってた、△△先生(米村先生の事は薦めないと言った方)と学会で会いましたよ すっかり意気投合して、仲良くなりましたと、誤解が解けたり実際、米村先生ご本人と会ってもおらず、また、ろくに話もした事の無い医師が、一方的に批判されている事が多く、誤解もある様子です。まぁ、誤解を作っている米村先生も悪いんですけどね。そもそも医者という人種は、他の医者が褒められたり、マスコミに出たりすると、面白くないものらしい。これは、米村先生も同じみたいなトコあります。私個人は父の本来の主治医であった、消化器内科医を凄い医師だと思い、博士共々、認めています。だから、米村先生の前で褒めることもあるのですが、外科と内科は水と油ということもあってか、面白くなさそうな雰囲気を醸し出されます^^;実際、父の主治医だった X先生と、米村先生はソリが合わない。そこで言われる反論が笑えます。 あの先生はね、頭が良すぎてしゃべっている事が途中でわからなくなるんですと、けなしているんだか褒めているんだか、よ~わからん。内輪で話す、「ここだけの話」みたいな時でも、こんな風で決して、けちょんけちょんに他の医師をけなすなんて事は無いですよ。全く無いです。だから、いっつも一方的に言われっぱなしを知っている私としてはねぇ。。。まぁ、当の米村先生がこんな風で、全く気にしておらずなんで、まっ、いっか。(ちっとは、気にせいや)
2011年02月20日
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1~2週間前の話ですけども、米村先生から郵便物が届きました。何かなぁ?と思いつつ開けてみると、A4の紙が104枚・・・・腹膜切除に関する論文でしたわ 送ってくれって言うとったでしょう(・・・って何時の話やねん、もう半分忘れとったわ)確かに、随分と前にそういう話をしてまして、これからこの論文は本になる予定ですが、その前段階の状態が送られて来たという訳です。完全に医師向けの医療論文で、英語と中国語の併記です。ブラジル人医師が撮影したという、手術中のカラー写真が沢山載ってました。(食欲減退・・・)米村先生は英会話には苦労しない人ですが、やはり、出版する本となるとプロに英訳と中国語訳をお願いしたそうで、英訳だけでウン十万円、製本代はその倍のこれまた、ウン十万円かかるとか・・・もちろん自費ですわ。未だ、製本されていませんので、内容等は公開できませんがこれは、海外向けとなります。英語と日本語の併記も、同時に作る予定だそうです。送られた来た論文は英語と中国語の併記バージョンなので、ざっと目を通しただけですが、これを仕上げるまで1年半くらいかかったそうで、あのハードスケジュールの中、よくもまぁこんなに書けたなぁと感心の至りです。腹膜切除術は、米村先生の専売特許という訳ではありませんけども、実際に施行している医師はごくごく稀であり、症例数で言えば、米村先生より多い医師はいないと断言できます。そんな多くの症例数を持つ米村先生ですが、大腸癌からの腹膜播種と、胃癌からの腹膜播種では、術後の経過に大差があると仰っておられました。 大腸癌の患者さんは、幾ら切ってもピンピンしているけど、 胃癌患者さんは、途端に体力を失くしてしまう ほら、胃って大きいでしょう? 大きな臓器を切除すると、どうしてもそうなるんよねぇ・・・とか言われるんですけども、その前に、「胃って大きいでしょう?」 と言われても、あたしゃ胃なんて見たこと無いんですけども・・・・正確に言えば、2005年にスキルス胃癌の知子さんの手術の時に見てますが、「大きいでしょう?」って言われても、確かに、2008年に膵臓癌のヒゲさんの手術の時に見た、膵臓や脾臓よりは大きかったけど・・・くらいにしか、わからないんですけどぉ・・・そもそも、大きい臓器とか、小さい臓器というよりも、摘出する臓器の周り張り巡らされているリンパの影響だと思います。胃の周りって、沢山のリンパがありますからねぇ。これらを切断する事が、術後の経過に大きく関わっているのではないかと・・・膵臓なんて小さいけど、神経のネットワークと呼ばれる臓器ですからね。小さい中に、神経が沢山集まっている臓器。ここだって切除となれば、「大変」 ですよ。そもそも、人の体というのは消化器で言えば、口食道胃腸肛門と繋がっている訳ですが、外界に触れる箇所ほど、バリアが張り巡らされているというか、外から進入して悪さを働くウィルスや菌に対抗出来るようになってます。つまり、大腸癌より胃癌、胃癌より食道癌、食道癌より口腔癌の方が、切除した場合、大変だということになります。こう断言してしまうと語弊もありますが、より外界に近い箇所ほど、重要な臓器に近いこともあり、「大変になる」 という表現を使わせて頂きます。口腔なら脳が近いですし、食道なら肺や心臓が近い・・・腸なら膀胱や子宮、卵巣が近いですが、膀胱も子宮や卵巣も、無くても生きられますが、脳や肺、心臓はそうはいきませんからねぇ。。。まぁ、こんな事は米村先生は百も承知なんですが、あのお人はこういった内容をすっとばして、「大きい臓器である胃を切除すると、大変になる」 ってなるんですねぇ。。。そりゃすっとばし過ぎだろとか、思うんですが^^;そもそも、大腸癌の患者さんだって、「幾ら切ってもピンピンしてる」 ってあーた、んな訳ないでしょう。大腸癌の患者さんだって、それなりに苦労してまっせ。これまた百もご承知なんですが、こういった表現が米村流とでも申しましょうか・・・気分を害された患者さんがおられましたら、誠にすみません。シビアな現状や、患者さんの辛い心の叫びは充分承知しております。胃癌患者さんの「大変」 は、術後は食事の苦労が避けられないので、どうしても体力の回復に時間がかかる傾向があるという意味もあります。食事って、生きる上での源というだけではなく、食事=幸せに繋がりますからね。美味しいって感じる事は「幸せ」そのもので、精神衛生上も、必要な行為でもあります。で、論文の話に戻りますけども、また1~2ヶ月後には、大腸癌編の論文が送られてくる予定でございます。
2010年10月17日
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大型連休中なんで、こんなブログを見てる人なんかおらんやろ・・・と、たかをくくっていましたけども、そうでも無いようで・・・最近ではサボってばかりで、更新もろくにしてないのに、アクセスして下さっている方々、申し訳無いですm(_ _)mそー言えば、米村先生が 「送ります」 って言ってた 「腹膜播種」 の本がまだ届きません。1ヶ月くらい前だったかなぁ・・・ 今、腹膜播種の教科書を書いているんですと言われるんで 確か、3週間くらい前にも、お聞きしましたけど? もう、締め切りが1ヶ月過ぎているんです(・・・って、んな自慢気に言わんでも^^;)で、この本が出来たら、送りますと言われるんで、 「じゃ、勉強します」 って返事しておいたんですが、ちぃとも、届きませんまぁ、米村先生は 「送りますって言ったけど、送ってこない」 前科2犯ですけどね。1回目は、大阪に移動されたばかりの頃、岸和田名物の 「水なす」 が大層気に入られ、美味いからと、ぬかづけにした物を、わざわざ持って来てくれた事があります。我が家には、ぬか床がありますと言うたらば、 「じゃ、今度は箱で送ります」 と言いながら、送ってこない。。。2回目は、大層、感銘を受けた和歌山県出身の偉人がいて、その偉人伝が素晴らしいから、 「この本を送ります」 と言いながら、やはり送ってこない。。。生き方がご自分と似ているとかで、感動しまくったそうな。。。まぁ、この場合は送って頂いてもナンなんですけども^^;そもそも、この偉人が誰だったか、話を適当に聞いていた(←興味ない話はいつもこんな風)んで、???なんですけども。ははは・・・私って、こーゆーヤツなんです。でも、今回の 「腹膜播種の教科書」 は、これは興味あります。どうなっているのやら??なんで、ちょいと煽ってみようかしらん?
2009年09月23日
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このところ、辛い話題が相次いでしまったので、今日はちょっと一息いれますね。たまには、笑える話題が良いですよね。笑える話題・・・って言うと、すぐに頭に浮かぶのは「米村先生」ですわもう、あのお人は笑いのネタの宝庫ですから。米村先生との会話は、私からの連絡事項3~4割、先生からの話2割、のこり4~5割はあっちこっちに話が飛びまくりです^^;話の途中で、米村先生がよく言うのは今ね、○○先生と一緒におるんですわああ、そうなんですか・・・って、どなたです?その方?ほら、××病院の(・・・ったく、アタシャ厚労省のデータベースじゃないんだから、医師の名前言われたって、わからんがな最近は、随分と覚えましたけども)こんな会話をうちの博士に言ったらば、一般の人が検索できる厚労省のデータベースがあるぞと言う。。。それが、これですhttp://licenseif.mhlw.go.jp/search/top.jsp厚労省が出している、「医師等資格確認検索」ってやつです。医師および、歯科医師の名前を入れると、何年に医師資格を取得したのか出てきます。病院名等は出てきませんし、ありふれたお名前の医師だと、何人も出てきちゃいますけどね。んで、うちの博士が「米村先生は偽医者じゃなかったぞ」と言うとりましたわなので、米村先生に直接言うてみました。うちの博士が、先生は偽医者じゃなかったと言うとりましたあっははは・・・僕は偽医者じゃなかったですかぁそりゃ良かったあっははは・・・と、やけにウケとりましたがな
2008年11月10日
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久しぶりに米村先生のお話をこちらも、タイムリーに書くと色々と不都合が出るといけないので、かなり時差しての内容になりますが・・・・「米村先生の話」って、先生の患者さんにウケるんですよねぇ米村先生って、本当に移動が多いお方です。何が入っているのやら、重そうなカパンを常に持ち歩いてます。ある時、先生、随分と重そうなカバンですねぇ・・・重いですよ、持ってみますか?そう言われるのでそれじゃちょっと、とカバンを持たせて貰った事があります。腰にきますよ~と言いながら、肩にかけて頂きましたが・・・重っ!!!マジに重かった何キロくらいあるんですか?これ?8キロくらいですそれじゃ、スーパーで売っているお米を持ち歩いているようなものじゃないですかははは、お米かぁ・・・そうですねぇまぁ、実際先生が背負っているモノは、もっと遥かに重いんでしょうけども。ノートPCやら、何やらかんやら、たくさん詰め込んでおられますわ。で、その次にお会いした時は、カバンが変わっていまして・・キャスター付きになってました。やっぱり、先生にも重いのね。
2008年04月09日
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いやはや・・・毎日の「迷惑メール」にうんざりしております最近になって、正規メールボックスにやたらと迷惑メールが紛れ込むようになりましたもともと、迷惑メールボックスには毎日100通くらいのメールが届いてますが、正規メールもたまに紛れてしまう為、一応、件名だけはざっとですが目を通しています。ですが、見落としてしまう事もあるかも?ですので、私から届くメールを「返信」で返して下さいませ!!この間、スーパーで「ぶりのアラ」が1パック150円也で売っているのを、うちの博士が目ざとく発見!!ぶりの頭が入っているやつで、これはダシが出るぞぉ~と、言うので2パック購入。焼き豆腐やら、白滝、シメジも買って、今夜はぶりのアラ鍋にしようと決定。うちの博士、魚にはちと煩い人。夏になると早起きして漁港へ行き、朝市で魚を買って来る←付き合わされる刺身にしたり、干物を作ったり・・・自分でやる人なんですわ。んで、この晩は叔母が作った完全無農薬の白菜、大根、ネギをたんまり入れて、超激安のお鍋が完成~これが大好評でした。母が「こういう、美味しいお鍋を米村先生が来られた時に作ってあげたら良いのに」と言う・・・・うっ・・・暗い過去が蘇る~もう結構前の話だけど、米村先生が我が家に来られた時にお鍋を作ったんです。うちの母、「テレビに出た人がうちに来た!!」などと言う^^;ちゃうでしょう~、うちに何度か来た人がテレビに出ただけじゃないの。うちの母、米村先生の立派な体格は「素晴らしい財産」だと言う。身長が180cmを越えてますからね。外科医は体が資本ってとこあるからなぁ・・・体力勝負の究極の職人さんってところじゃないでしょうかね~話は戻って・・・あの時はカワハギを使った鍋でした。ところが、この時に私ったら焦がしてしまたんですぅ~(T T)せっかくのお鍋が大失敗!!博士からはバカタレ!!せっかくのカワハギを焦がしおって!!と、叱られ・・・・先生からは新しい味との出会い!!とか、言われ・・・・おまけにこーゆー味だと思えば、美味しいですよノープロブレン!!ですと、私を慰めているんだか、落ち込ませているんだか、よーわからんコメントまで頂戴し・・・(皮肉にしか、聞こえないんですけどぉ~)まぁ、それでも二人とも結構食べてくれました母が、あの鍋以来、米村先生が我が家に来ていないので、きっとあの「鍋」に懲りたのよと言う。もう、あれ以上の慰め?の言葉が見つからないから、だと。そうなのかなぁ~懲りちゃったのかしらん?今度、先生に聞いてみようっと。
2008年02月05日
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久しぶりに米村先生のお話を先生、しばらくお留守でしたから、用件山積み~これ全部、メールに書くのもメンドイし・・・新年早々に電話というのも気が引けましたけども、しゃーない、電話すっか先生に電話するのって、気合と電池が必要なんだよなぁ・・・と思いながら。捕まえるのも大変だし・・・んで、用件一つずつクリアしつつ・・・えっと、他には無かったかしら?ん~メモしてから電話すれば良かった・・と、コレいつも思う事。用件はパッパパッパ片付け!!と、いきたいところですが・・・いつもの先生のペースに巻き込まれ~あーでしょ、こーでしょと、私からの用件時間より、先生からのよーわからん話の方が長い、長い・・・・んな中で・・・今の医療体制はですねぇ・・・まずっ!!この手の話になると絡まれる~どうやって逃げようか・・・と思ったけれど、時既に遅し!新年早々、捕まってもーたがな。先生~、私に絡むの何とかなりまへんかぁ??お願い、誰か巻き入れてえ~ん(T T)やっぱり今年もこのパターンでっか・・・んな先生の話に付き合いつつ・・・ちゃんとスケジュール報告もありまして・・また、海外の大学から講演依頼が届いたそうな。昨年も、あちこちの国から講演依頼があって、飛びまくってましたけどね。先生いわく、先生が推奨している治療法(手術を含む)は、海外では随分と認められていて、症例数がどんどん増えているのだとか。ヨーロッパではどうとか、アジアじゃどーとか、アメリカじゃどーとか・・・絡みも長いけど、この手の話はもっと長くて止まりませんですじゃ先生、世界のヨネムラって書いておきましょか~はっははは・・・・日本じゃ変なことばかりしとる医者だと思われているって、書いておいて下さいと、ご本人が言うので書いてみました
2008年01月07日
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医療関係のドラマにハマってます。「医龍」でしょ、「ER」でしょ、「グレイス・アナトミー」でしょ、ちょいと前まは、「ブラックジャックによろしく」でしょ、「白い巨塔」でしょ・・・昨夜は「医龍」です。坂口君が格好良い~って言うのもありますが^^;これは心臓外科医のドラマですけども。うちの博士、ここ数年心臓外科医とも懇意になっていて、心臓にも詳しくなり横で生解説付きで見てますわ。その昔は、肝臓外科医とも仲良かったし、消化器外科医は米村先生でしょ、ごく最近では脳外科医ともツテが出来たようで、そのうち外科医で体中回るんじゃないかしらん。そーゆー不思議なヒトです。昨夜のドラマでは、朝田先生が医師免許を賭けて9歳の男の子の手術に臨むまでの話でした。心臓移植が必要な男の子の状態が悪化し、肝硬変になってしまいます。止む無く生体肝移植を行なう事になったんだけど、その手術中に心臓のドナーが現れ、同時に行なおうとするところで昨夜は終わり。この手術を行う事は、医師免許剥奪にもなりかねない医療行為で、それを承知で行おうとする訳です。当然、倫理委員会で承認されるハズもない、無茶な手術なんですが・・・それでも、やろうとするんですよねぇ・・・このドラマの朝田医師は。この「医師免許をかけて手術をする」というのは、米村先生の口癖でもあります。電話で話すと、何故かこーゆー話に発展する事が度々ありまして・・・ちゃんとした用件がどこをどう反れてこうなるのか、いっつも不思議なんですが。まぁ、この手の話になると30分コースですわ^^;僕はねぇ、医師免許をかけてこんな変な手術(ご本人が言うんです)をしているんです。こんな変な手術(何度も書きますけど、ご本人がこう言っているんです)をしなきゃ、患者は助からんでしょうと、熱く語るんですよねぇ・・・んな事、ちゃんとわかってますってば。こうなるとなかなか止まらなくて、はい、はいと聞いております。僕は変わり者って思われてますからねぇそうですねぇ・・・・おっと、つい頷いてしまうところだった・・・私ってば正直者だから^^;それも、ちゃんとわかってますってば。こういう、先生の姿勢が皆さんに受け入れて頂いているんですよね。患者さんは、文字通りの「命がけ」ですけども、先生もある意味「命がけ」で治療に当たっています。僅かの可能性であっても、それはゼロじゃないですから。
2007年12月14日
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米村先生の診察を受けた方から、報告のメールがよく届きます私が時折書く先生の人間像から、皆さんなりに想像しながら病院に行かれるようで、「想像通りの先生でした」とか、「目を見ながら、丁寧に説明して下さいました」とか、「とても気さくなお人柄ですね」とか・・・こんな感想が届きます。それでも、皆さん「緊張しました~」とも書かれます。あらま、緊張しちゃいましたかぁ??(・・って、アンタくらいだよ、先生の事を散々言う人は)←天の声んじゃま、これから先生に会いに行く方々が緊張しないように、ちょっとしたエピソードを披露しましょう・・・先生には内緒で先生は新幹線に乗る機会が、すんごぉく多いです。この中でPCを叩く事も多々あるようですが、さすがに長時間は出来ませんよねぇ・・そんな時は眠るか、音楽を聴くのだそうな。その音楽ですが・・何だと思います?58歳の先生が聴く音楽って1度、聴かせて頂いた事があるのですが・・・サザンでしたえっ?先生、サザンなんて聴くんですかぁ???桑田さんって、天才だと思いませんか?とのお返事・・お見逸れいたしました~m(_ _)mこの間はドリカムのCDを5800円で買ったとか言っておられましたし・・・見かけも中身も、お若い!!他にも移動中には落語のCDを聴いたりすると言われるので、落語じゃないけれど私のお気に入りの「浪曲」を推薦しました。子供の頃、両親が浪曲師の二代目・広沢虎造の「清水の次郎長」を、当時はLPレコードでよく聴いていたんです。聴くつもりなくても、自然と耳に入っていて・・子供ながらに引き込まれました。当時、小学生の私が面白いって思ったんですよ。浪曲???って、バカにするなかれ!!マジにおもしろいんですって、これは!!数年前にはCD化されて、100円ショップで売っていました。これを見つけた時は、全完買いましたよ。で、米村先生にもお薦めしたんです。そしたら、本当に購入したんだそうな。あれ、面白いねぇ~、ハマった!!って、おっしゃってました。それから、たまに都鳥一家(登場するヤクザ)って悪いヤツでしょう?森の石松を、閻魔堂でだまし討ちするんだよなぁこの詳細を細かくお話しになったりします^^;こんなしょーもない話で盛り上がったりもしておりますですこれから、診察やセカンドオピニオンに行かれる方々、緊張しないで行って来て下さいませ。
2007年11月30日
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テレビ番組「たけしの本当は怖い家庭の医学」が本になるらしいです。発売日は、未だわかりませんけれど。その中で、米村先生の回も収録されるそうな。本が発売されたら、またプチブーム到来するかしらん?テレビ放送ほどじゃないでしょうけれど。前もって、先生からは発売されたら、また忙しくなるかもしれませんが、宜しくお願いしますと、早々に言われてもーた。えっ?マジっすか???またっすか??あっちゃ~・・・この会話にうちの博士が登場し先生、もう2~3回はテレビに出て下さい腹膜切除を皆に知って貰って、市民権を得ましょう~えっえ~・・??!!何でしょ、この二人のノリはよ~わからん・・・
2007年11月18日
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現在、米村先生の外来に毎週診察に行っている患者さんからの報告ですと、とにかく毎週混雑している様子です。これは、テレビ放送前からの様子らしいですが。で、予約を入れて行っても2~3時間は待たされるそうな・・・先日、先生のご判断と許可を頂いて、飛び込みで診察を受けに行った患者さんから電話を頂いたところ・・・ナ・ン・ト!!!7時間待ちだったそうです~先生の許可を事前に頂いていたから、診て頂けたものの、そうでなければ受け付けで断られるところだったそうな・・・・待つ事は覚悟して行かれた患者さんなので、この7時間待ちにも文句など一つも言われませんでしたけどね。それよりも7時間待って、ようやく診察室に入ったら、先生の方が疲れておられました忙しすぎて、返ってお気の毒でしたと、逆に先生を気遣われる始末・・・まだまだ、フィーバー(死語?)は続いているのねぇ・・・それで先生に患者さんが、先生がとてもお疲れの様子だったと心配されてましたよ~と伝えましたらあの日は特にすごくて、朝から晩まで休憩なしで、夕方には声が枯れてましたと、おっしゃっていました。このところ毎週こんな感じみたいです。静岡勤務時代も大人気の先生で、新患受け付けが一番多かった医師なんです。でも、週に3日外来を持っておられた事もあって、ここまではすごくなかったなぁ・・確か。
2007年10月23日
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現在、頂いているメールの返事に追われております。米村先生のテレビ出演後に頂いたメールに対しましては、事実上のお詫びメールを送らせて頂いております。それ以前からのお付き合いのある方々に対しましては、今まで通りのお付き合いをさせて頂きます。テレビ放送後は患者さんや、電話が病院に殺到し、事実上、病院の機能に支障をきたすほどの多大なご迷惑を病院におかけする結果となりました。今回のテレビ放送は、米村先生所属の病院とは何ら関係がなく、米村先生ご自身が病院に対して大変申し訳なく思っておられます。この殺到した患者さんの半数近くが、実は米村先生のご専門とは程遠い患者さんでした。テレビというマスメディアを通してさえも、正しく伝わらない部分がある事を知りました。これまで、米村先生と私の共通したポリシーは「患者さんを選別しない」というものでした。ステージや年齢で患者さんを選ばない・・・これを信念として、やって参りました。ところが、これほどの多くの患者さんが殺到してしまうと、一番したくない事をせねばならなくなります。米村先生のご専門以外の患者さんは、これはもうお断りするしかありませんが、本来の患者さんをも選別しなくてはならない状況です。この点に関しては米村先生共々、とてつもなく落ち込んでおります。今しばらく、この状況が続く事が予想されますがいずれ落ち着き、また本来の信念で治療や相談を受けられるようになると思います。誠に申し訳ございません。現時点で病院に問い合わせをされますと、今後の先生の治療に差し障りが出てくる可能性があります。どうか、ご遠慮頂きますようお願い致します。今後の見通し等のご質問は受け付けますので、私にメールを下さい。今まで私自身がお断りしてきた方は、「胃癌の疑いあり」の状態の方だけです。胃癌と診断を受けてからの相談をお願いしますと、お返事致しました。それ以外の本来の患者さん、ご家族からのご相談に対しては、全て応じて参りました。今後も、全ての方々のご相談に応じるつもりでおりますが、何せ一人でやっている零細ブログ(ってこれ、普通ですけど)、お返事までに時間を要する事をご理解ください。今後もどうぞ、宜しくお願い致します。
2007年10月06日
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先日のテレビ放送後から、患者さんからの問い合わせが、病院に殺到しております。特に病院には大変ご迷惑をかけており、実際に支障が出ております。誠に申し訳ございませんが、患者さんを一切受け入れられない状況となりました。先生の専門外の患者さんも殺到していて、本来の先生のお仕事が頓挫しかねない状況です。これまで、誠心誠意患者さんに当たってこられましたが、現在はもうお手上げの状態です。先ほど先生からご指示があり、私もしばらくは患者さんやご家族の精神的ケアだけに集中するつもりでおります。なにとぞ、ご了承ください。先日の日記にコメントを頂いた方々には、誠にすみませんが日記自体を削除させて頂きました。本当にすみませんm(_ _)m
2007年10月05日
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多くの方々にご心配をおかけしております、ホントすみません早々に49日法要のお誘いがきまして・・・人が現実逃避しようとしているのに、次々と現実なのだと思わずにはいられない事柄がやってきますわ。米村先生のテレビ出演日が近づいてきたので、ちょっと宣伝しておきましょ10月2日(火)夜7時から3時間の特番で、テレビ朝日 最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学に出演されます。今回、先生は「腹膜偽粘液腫」という、稀で尚且つ難しい腹膜の病気の名医として紹介されます。腹膜の研究を長年されていますからねぇ・・・この撮影は、手術風景とスタジオの2箇所で行なわれたそうです。手術風景の方は、たまたま撮影日に私も病院に行きまして・・・取材を含めて2回あり、2回ともたまたま行っておりました。別の病院で撮影がありましたから。クルー達と盛り上がっている先生の声を廊下で聞いたくらいですけども。でも、今日は撮影がある!と聞いていたのに、テレビ局らしき車は見当たらないし、ホントに撮影をやっているのかしらん?って思っていたら、撮影を終えたスタッフがカメラを抱えてドヤドヤと出てきました。ああいうスタッフの方々って、皆さんお若い!!東京から車で来ているのかとばかり思っていましたけど、タクシー呼んでました。スタジオでの撮影の日は、先生が無茶なスケジュールを立て、海外での講演に出向く前日だったんです。昼間は病院で診察と簡単なオペ。その後にスタジオで撮影、そしてそこから成田です。スタジオから、テレビ局が用意してくれたタクシーで成田に行けたから楽だったとおっしゃってましたよ^^そうそうこの海外での講演を終えて、今度は関空から病院へ行き、外来というメチャクチャなスケジュールに対して、ちゃんとお小言を言わせて頂きましたよ~そんな無茶をして、お体を壊したらどうするんです!!路頭に迷う患者さんが沢山でてくるじゃないですか!!いや、でも今までもこんな風にしてやってきたから・・・今までは良くても、今後は絶対にダメです!!!総理大臣の変わりなんていくらでもいますけど、先生の変わりはいないんですからね。もっと、ご自分の体を大事にしてくれないと、困るのは患者さんなんですから。こんなに腹膜に拘って、ずっと熱心に取り組んでいる医者なんて、そうはいないんですからね!!もっと、自覚を持ってくれないと困ります。今度、こんな無茶な事をされたら、本気で怒りますからね!!いいですね!!もう、ガ~ミガ~ミ、く~どくど・・・言っておきました。そしたら先生怖いねぇ・・・と、うちの博士に助けを求めてましたうちの博士は先生をかばってましたけど、今度はこの二人の博士に対して、再度お説教を始めちゃいました
2007年09月30日
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昨日、切ない「ありがとう」の言葉が届きました。最愛のご主人さまの旅立ちのご報告でしたが、私が気落ちするのではないかとお気を遣われ、迷われたようで、半月経ってからのご報告でした。言葉にあらわせないくらい感謝しています。主人もきっと同じ思いですと書かれた文面は、胸を締め付けられる思いで、どうしても涙ぐんでしまいます。こんな時はいつも「もう辞めようかなぁ・・」という思いがよぎるのですが、そんな時は何故か落ち込ませる間もないほどにメールが沢山届きます。そして、また奮起する自分がいます。この「ありがとう」を支えに、また頑張ってみようかな・・・と。今回、トップページに敢えて9月13日の米村先生の予約が満杯だと記載致しました。というのも先生のもとへ講演依頼がきまして、ユーゴスラビアに行っておられたのです。13日の朝8時半着の飛行機で帰国され、そのまま空港から病院へ行くとお聞きしていましたので、さすがに先生のお体の疲労を心配し、いつもは書かない予約満杯を記載致しました。それに、国際線って数時間遅れって珍しくないので、もし飛行機が遅れたら、外来がナイターになるんじゃないか?という心配もありましたので^^;いつも、予約が一杯でも書かないのですが、今回は特別でした。さすがに昨日は朝から心配しておりました。ちゃんと予定通りに外来が行なわれているかなぁ・・・と。午後にはお電話を頂き、早々に安心できましたけどね1週間も日本を留守にされると用件は山積みで、一気に吐き出させて頂きました。とにかくご多忙の先生です。数年前のGWなんて、ホントにすごくて、前半はイタリアの学会、真中は横浜で胃癌学会、後半は中国の病院から招待をうけ、中国へ・・・とにもかくにも飛び回っておられます。世界には130を越える腹膜播腫の学会が存在しているというのに、日本にはゼロだと嘆いておられます。それだけ、腹膜播腫はマイナーな病気。取り組む医師も沢山おられるのでしょうけれど、諦めてしまう医師がとても多いです。ある小さな学会で論文を発表したら、誰も腹膜播腫なんかに興味を示してくれなかったと、こぼした事がありました。そんな現状の中で、今も尚、諦めきれずに腹膜の病気に取り組んでおられます。しかし・・・今回みたいな無茶なスケジュールはもう立てないように、ビシッと進言しておかねば!!これ以上、心配事が増えたら困りますからね~^^
2007年09月14日
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2日に風邪で熱を出し、熱は1日だけで治まったものの・・それからずっと、頭痛と咳、鼻水にやられておりますぅ・・・自分で聞く自分の声が、自分の声ちゃう~っていう情ない状態で更新もサボり気味、メールのお返事も遅れがちで大変ご迷惑をおかけしております。もうちょっとだけ、温かい目と気を長くしてお待ちくださいませm(_ _)mホント、すみませんです。随分と楽になって参りましたが、咳がしつこくて参りますですこの間、ある若い男性患者さんの奥様からお電話を頂きました。ぶっちゃけちゃうと、患者さんはもともとは米村先生の患者さん。現在は地元の病院で入院されています。ご主人の状態がよろしくないようで、とても不安な様子でした。何度となくメールでお付き合いがありまして、米村先生の患者さんでもある事から、こちらも全てオープンなお付き合いをしていました。ドタバタと忙しい週を過ぎ、私が風邪ひいちゃって連絡も取れずにいたので、熱が下がってから即、ケータイにメールを入れました。ずっと気になっていたんです・・・・状態が悪そうだったから。そしたら、「電話しても良いですか?」という返事が届きました。「どうぞどうぞ」と即、返信。それから、電話で小1時間くらいですかねぇ・・・おしゃべりしました。随分と精神的に参っておられるご様子だったので、ここは一番、米村先生の話題で盛り上ってみようかしらん?と、先生ネタを連発!内容は内緒ですだって、先生に読まれちゃったら困りますもの^^;受けてましたねぇ~消え入りそうな声だったのに、声を出して笑ってました。さすがスーパードクター!!です。あんなに元気消失していた方を笑わせてしまうのですから~ははは・・・・この件をその後、当の米村先生に話しておきました。先生の話、メチャメチャ受けて笑っておられましたよ~あっははは・・・・そういうサポートも必要なんよねぇ・・・と、先生。これが米村先生の良いところ。医療は、治療だけが全てじゃないって事をちゃんとご理解しておられます。癌患者さんを抱えるご家族も、ある意味「病気」になってしまうものです。こういう先生ご自身も、患者さんには笑顔で話すように心がけているとおっしゃいます。この患者さんの、その後の経緯もちゃんとご存知でした。治療が止まっていたのですが、再開した事も。笑うってとっても大事なことで、泣きたい時ほど笑いが必要なもの。文字だけだと伝わりにくい事もあるし、閉じこもりがちになりそうな時こそ、「話す」事は大事な要素です。特に女性は「話す」事がストレス発散にもつながりますからね~友達でも、親でも、子供でも、知人でも誰でも話せる相手・・・見つけてください。そして、笑顔をとりもどしてください。
2007年08月07日
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昨夜はつい夜更かししちゃいました^^;大坂からお客さんが見えまして・・・夜中2時半まで飲んでしまいましたぁそのお客さんからのお土産です。・・・って、これでどなたがいらしたか、バレバレ?そうです、米村先生ですわ何でも、この間の先生の外来日である木曜日は、やたらと新患が多かったそうな。それも遠方の方が殆どで、受け付けの人が驚いたらしい新患だけで16名あったとか・・・ひょっとして、私がブログで書いたからかしらん?この中の数名は、私に連絡がありましたけどね~で盛り上がりの中で、再発もせずに元気にしている患者さんの話題が出ました。この4年半、本当に普通の生活が普通に送れている患者さんです。先生のご自慢の患者さんの一人でもあります。患者さんは30代後半かな?もう40代に突入されたのかな?女性患者さんですが、このご夫婦とお付き合いがあります。お会いする度に本当にお元気で、これまたお綺麗で・・・再発もなく、ここまで来ているので定期検診も半年に1度から、1年に1度となりました。先生の病院移動の話はご存知でしたが、先生ご自身は直接話していないと言われるので、「じゃ、電話してみましょうか?」と、思いついたのが23時を回っていました。さすがに遅いよなぁ~、失礼だよなぁ~、単なる思いつきでこんな時間に電話されちゃぁ・・・とは思いましたがケータイだし、まっ、かけるだけかけてみようかとかけてみましたでも出ません・・・こんな時間にいきなりの着歴じゃ驚かれるといけないので、一応メールも入れておきました。そしたら、じきに折り返しの電話がありました。サッカーの試合に夢中で気付かなかったそう。夜分遅くの電話という失礼を謝り、内容を簡単に説明した後に先生と変わりました。結構、この思いつき電話を喜んでくれたようです米村先生「たけしの本当は怖い家庭の医学」って言う番組に出演されるんですよ~ほら、ブラックホスピタルっていう番組。放送は10月なので、まだ先ですけどね~秋になったら、又、書きま~す!!
2007年07月29日
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もうお気付きの方もおられると思いますが、今まで「Y先生」と称してここで書かせて頂いておりました、米村豊先生のお名前を出させて頂く事にしました。と言いますのも、いよいよ米村先生とのボケ突っ込みの息が合って参りましたからで・・・・という訳じゃなく(案外、嘘でもないけれど^^;)、米村先生は6月まで静岡がんセンターで副院長を務めておられましたが、今月7月からは大阪の病院での勤務と変わられたからです。「公務員って色々と大変なのよ~」という事情(これ以上の突っ込みはご勘弁!)があったので、バレバレながらもY先生とさせて頂いておりました。このところ、米村先生の動向に関するご質問メールを度々頂いておりますので、ちょっと書いておく事にしました。腹膜播腫と診断を受けたら、先生のお話を聞く事は損にはならないはずです。先生の元には、北は北海道、南は九州沖縄・・・果ては海外からも患者さんが先生を求めて訪れています。そもそも、腹膜切除が出来る医師は皆無と言っても過言ではない状態だからです。移動前まで米村先生が使用していたアドレスは転送措置をとってありますが、その転送先のアドレスは先日開通したばかり。一気に400通ものメールを受信されたとか・・・で一つ一つに目を通し、現在お返事を書き始めたばかりだそうです。米村先生にメールを送ったのに、返事がない!!とお嘆きの方がおられましたら、今しばらくお待ちくださいm(_ _)m m(_ _)m待てないよ~とお急ぎの方は私にメールください。先生に連絡を取ります。
2007年07月21日
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久しぶりにY先生のお話を一昨日の朝、Y先生から電話がありました。前の晩、用件を簡潔にまとめてケータイにメールを送ったら、5分後に返信が来るという素早さ!!メールをすぐに返せるなら、電話しても大丈夫だろうと、電話をかけたものの何故か出ません・・・繋がるのを待っているうちに留守録にまぁ、用件はメールで済んでいるからいっか・・・と気にしませんでしたけどね。とにかく大抵は病院におられますし、あちこち飛び回っておられるので移動も多い、繋がらない事自体は珍しくはないですし。車中って事もありますからね~そしたら翌日に電話をくれました。確認したい事項をパッパと話し、私の本来の用件だけなら数分で終了です。その後に、先生ご自身から今後のスケジュールの自己申告が始まりました2年くらい前から私の手帳にはY先生のスケジュールが書き込まれるようになりました。常々、連絡が取れないと困ります!!と言っているので、先生ご自身から報告を頂くようになった訳です。○日が××で学会△日が□□で講演・・・こんな感じです。とにかく、とにかくご多忙~なお方ですよ・・・ぼちぼち歳を考えないとねぇ・・・・そういう自覚は全くナシのお人ですが^^;その後は、あーだこーだといつものごとくあっちゃこっちゃに話が飛ぶ飛ぶ~そして、旦那さん、元気ですか?と何の脈略もなく言い出します。今、いますよじゃ、変わってくださいで、ここで主人にバトンタッチ。今度は主人とあーだこーだの話が開始!振り出しに戻りました~(^0^)とっても権威の先生とは思えませんですわ^^;間違いなくスーパードクターなんですけどねぇ・・・・そもそも、先生のスケジュールを把握するようになったのは、ある患者さんのご家族からのメールがきっかけでした。Y先生の患者さんや、ご家族とも何人かお付き合いがあります。その中の患者さんの娘さんから母(患者さん)がいない所で、Y先生にお聞きしたい事があるんです。先生にお時間を頂けないでしょうか?こんなメールが届きました。患者さんのご家族としては、ご本人がいるところでは聞き辛い内容もあるものですからね。でも、何故私に?と思いながら読み進めていくと実は、以前Y先生から何か困った事でもあったら、ひろりんさんに言えば僕の所に届くからって言われていたんですと、書かれていました。なるほど~、それで私にって訳かぁ~って納得ですでもY先生からそんな事、言われた事ありましぇ~ん^^暗黙の了解ってヤツみたいです。患者さんサイドにとっては、Y先生は高い所にいるスゴイ人のようで、やはり世間話をする相手のようにはいかないみたいです。私が丁度良いクッションになるならば、お安い御用です
2007年06月29日
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これまでに、何人かの「権威」と呼ばれる医師と出会って参りました。又、私自身はお会いした事は無いものの、患者さんやご家族からその医師の人となりを聞いてきました。実際に会った「権威」と呼ばれている、ある医師・・・父の最初の主治医ですが、そんな偉くてスゴイ医師とは知らずに、たまたま担当になったのです。院内の他の患者さんからは羨ましがられましたねぇ~「あの先生なら、大丈夫よ!日本屈指の先生ですもの」そう言います。どこで何を聞いてこられたのか、又、何を基準としてそう言うのかわかりませんけども、とにかく院内での、この医師の評判は良かったです。実際、「権威」と呼ばれる医師でもありました。ではありますが・・・この医師、常に上から物を見ているというか・・・まぁ、偉い先生なのですから致し方ないのでしょうけれども、決して親しみやすいタイプではありません。「権威」の医師って、こういうものなんだろうなぁ・・・って思っていました。治療に意見を述べると「素人が病気の勉強なんてしなくて良い」とハッキリ言われました。自分は自他共に認める偉い医師なのだから、黙って言う事を聞いておけば良いのだと言わんばかりです。これまたハッキリと、ご自分で「自分は偉い医師」だとおっしゃいましたから、これは間違いないと思いますよ^^;それでも懲りずに患者側の希望を言う私達もナンかも?ですが、その希望を押さえつける為にご自分の学歴を披露するこの医師も??じゃないですかねぇ~そもそも、大学のネームバリューだけなら主人は負けてませんから、それを知っていても学歴を披露したかどうか・・・・常に自分を上だと思っているから、出た言葉じゃないでしょうかねぇ~うちの場合は、こんな「権威の医師」なら願い下げだと病院を自主退院しちゃいました。たった一つしかない命を預ける相手ですからね。この後も父は二人の「権威」の医師にお世話になりました。一人の医師はしばらくして転勤してしまい、必然的にもう一人の医師にお世話になる事となりました。このお二人はテレビにも出た事もある、やはりスゴ腕の医師でした。治療は実際このお二人にお世話になりましたし、実績を持つスゴイ医師方でしたが、親しみやすかったというか、気持ちを和らげてくれた医師はレジデントの若い二人の医師でしたね。あのお二人のレジデントの医師方がいなければ、再び医師選びを後悔していたかもしれません。他にも、有名と言われる何人かの「権威の医師」の話は時々耳に届いています。どなたも、残念ながら患者さんサイドの評判はイマイチ(>
2007年06月06日
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Y先生との電話での会話をちょっとご紹介先生との連絡は大抵はPCメールですが、急ぎや確認(時々天然が入るので不安になるので^^;)したい事があると電話になります。案外?話し好きなお方という事もあってつい、あちこちと話が飛び回り長くなる事もしばしばそんな中でケータイメールが見れるようになったから、ケータイへのメールでも良いですよ先生、老眼なんて全くナシなのに何故かケータイメールは今までしていませんでした・・というか、出来なかった?んで、メールと言えば専らPCでした。ちょっと自慢気にケータイメールなんておっしゃっいましたよ~ケータイでメールをされるようになったんですか?・・って言われても、私先生のケータイのメルアド知りませんけどほら、あれですよ・・・云々話をよくよく聞いてみると、どうやらケータイのEメールではなく、同じケータイ会社同士の人が出来る文字数が少ない、あのメールらしい。確か、先生のケータイ会社は××でしたよね?ちょっと待って下さい。えっと、△△って書いてありますねこのちょっと待っての後に、ご自分のケータイをご覧になったらしい・・・ケータイは一つしか持っていないし、普通自分の持っているケータイの会社って、機械を見なくてもわかるもんじゃなかろか???ここがY先生らしくて、つい笑ってしまいますここで、ケータイのメールとは何ぞやをご説明して差し上げちゃいました。ふぅ~ん納得してくれたかと思いきやでも、時々メール入ってますよで・す・か・ら・・・・・はい、ここでまたまた説明・・・ぜーこ、ぜーこ私はいつからケータイの販売員になったんだ僕ね、そういうの全然わからないんですはぁ~・・・脱力・・・ちと疲労・・・ここが又、先生の先生たる所以でしてふんぞり返っていて当然のお役職だし、間違い無く偉~い権威の医師なんですけど、そんな事を微塵も感じさせないお人柄です
2007年04月10日
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ブックマークに、新たなお仲間のブログを追加しましたちょっと前にヒゲさんがヤフーのサイトでスキルスで検索すると、ひろりんのブログが1位になってるよと、教えてくれまして・・・ほんまかいな・・・で、検索してみた時に、たまたま見つけたシンシアさんのブログです。スキルス闘病中ですが、すんごぉくお元気な患者さんで~すしかし、本当に検索したらこのブログが1番で出てきたのにはビックリしました我ながら、スゴイ!!と感動ですY先生は、私にとっては大がつくほどの恩人であり、今も尚尊敬している大先生です。そもそも、2001年に父のスキルスが発覚した当時はTS-1なんて出回っておらず、Y先生に出会わねばこの薬の恩恵を受ける事はなかったのです。父が入院もせずに元気で自宅で過ごせたのは、何よりY先生のお蔭であり、いつか又Y先生には再会したいとずっと願っていました。もし、再会出来る日がくれば涙ぐんでしまうんじゃないか・・・って思っていたほどです。まさか、こんな風にボケ突っ込みが出来るようになるとは、さすがに思いませんでしたが・・・^^;まさとさんも同様です。丁度父の闘病中と時を同じくして、奥様がスキルスと発覚。どこの病院でも匙を投げるような状態でした。そんな状態の奥様に一縷の望みをかけ、手術に持ち込んだのがY先生でした。先週先生から聞いた話では、まさとさんの奥様はかなり状態が悪く、200個を越える数のリンパから癌細胞が発見されたのだそうです。僅かの可能性にかけ手術に持ち込みましたが、残念ながら術後3ヶ月で他界されました。これだけの客観的な内容から見れば、批判を受けても致し方ないかもしれません。ですが、まさとさんは今も尚、Y先生に感謝され、当時の恩返しをと積極的に患者さんのご家族のサポートに当たっています。まさとさんご自身もお仕事でかなりご多忙なのに、睡眠時間を削ってまでも、メールのやり取りをされているようです。テレビではスーパードクターと評されて、命を救う医師が紹介されています。ですが、Y先生も多くの患者さんの命を救ってはいますが、難しい病気故にテレビで紹介される医師ほどは多くはありません。命を救うのが医師の勤めではありますが、それがどうしても叶わない患者さんも残念ながらいます。命を救って感謝されるのは、言わば当たり前・・・、Y先生は残念ながら救えなかったけれども、残った家族にはとても感謝されています。どれほど、全力を尽くしてくれたのかを実感するからです。そんなドクターって、どれほどいるんでしょうね。Y先生はそんなドクターの一人です。
2007年03月10日
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先週末、我が家を訪れたY先生ですが、もうすんごぉくご多忙の中に来られました。1日から3日まで、名古屋で胃癌学会がありまして、3日の朝にご自分の論文を発表し(今回の学会では計3つの論文を発表してきたそうな)、その後名古屋を出られ、ご自分の病院での慰霊祭に参列毎年、この時期には1年間にこの病院で亡くなった方々の慰霊祭が行われています。大きな病院では、大抵は行っています。Y先生が亡くなった患者さんのお名前を読見上げたそうですが、(一人では無理で二人でされたとか)過呼吸を起こすかと思うほどの人数だったそうです。それだけ、癌で亡くなる方が多いという現実は胸が痛みます。で、慰霊祭を終えてから、まさとさんの車で我が家へ来られました本来なら、私達が先生の元へ出向くのが常識なのですが、主人も多忙で土日が休めず、この日も仕事で帰宅したのは20時先生とまさとさんを2時間近くお待たせしてしまいました、すみませ~ん先生が我が家に来られるのは2度目で、前回は腕を振るって料理を作りましたよ~そ・れ・な・の・に・・・・スーパーで買って来て、切ってお皿に盛っただけの、この豆腐、上手いね~と、何度も言いますこの件をずっと根に持っている私は、お会いする度にせっかく料理を作ったのに、豆腐が上手いしか言ってくれない!!と、不満を言っておりましたで今回は、しいたけを焼いて醤油を垂らした物をお出ししたのですが・・・このしいたけの、いしづきの切り方が上手い!!ですと!!!先生~、私に喧嘩うっとんのかぁ~先生は、翌日朝10時の飛行機で日帰りで金沢へ行かれました。本当に、ご多忙のお方でございます。来訪の時の話はまだ色々ありますので、又書きますね
2007年03月09日
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