蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

「クレヨンしんちゃん 踊れ!アミーゴ!」



お子ちゃま達を連れて映画 「クレヨンしんちゃん、伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!」 を見に行きました。

私、クレしん好きなんですよね~。(笑)
子どもに見せたくないTV番組リストにいつもあげられているようですけど、そんなに悪い番組だとは思えなんですよ。
いや、むしろお勧めかも。(笑)

クレしんの映画は全て見ましたが、どれもなかなかよく出来ています。
ストーリーは面白いし、感動のシーンもある。そして作品の中に、見ている人に向けたメッセージがきちんと存在するんですね。

以前の日記にも書きましたが、私がクレしんでお気に入りの作品は「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」と「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」です。
「オトナ帝国~」の方は、大阪万博なんか出てきて、懐かし~!
また「戦国大合戦」の方は、ストーリーがほろ苦く泣きました。(苦笑)

今日見た「踊れ!アミーゴ!」を見ても・・・泣きました・・・。後ろの席に座っていた子連れのお父さんはガハガハ笑ってましたけどね。

ストーリーは・・・。
最近春日部市で奇妙な噂が広まっています。自分とそっくりのニセモノがいる・・・というのです。暗い道を歩いていると、誰かが後ろをついてくる気配がする。振り向くと誰もいない。そして家に帰ると自分そっくりの人間がいるというのです。そんな噂に恐がるしんちゃんたち。心なしか風間くんの様子がおかしいような・・・。
ある日しんのすけは、みさえとひろしとひまわりと4人で最近出来た大型スーパーに買い物に行きます。どのお菓子を買ってもらおうか夢中で品定めをしているしんのすけの前に、みさえがやってきます。欲しいお菓子を全部買ってあげるという、いつもと違う優しいことをいうみさえ。しんのすけが狂喜しているとジャッキーという美人のお姉さんがやってきて・・・。


どこで泣いたか・・・?ネタバレになりますので、見ていない方はスルーしてくださいね。




やはり野原一家がニセモノと本物を見抜く眼力を持っていたことでしょうか。
「だてに夫婦やっていないわ」と「だてに親子やっていないぞぉ~」のセリフにぐぐっときました。
私なら、きっと娘達のニセモノはすぐわかると思うんですよ。でも夫のニセモノはわかるかな~?とちょっと不安になっちゃって。
娘達に「お母さんのニセモノと本物を見分けられる?」と聞くと、一言。
「うん、ヤン・ジヌ関係のことを聞けばいいでしょ?」
ははは・・・。(滝汗)確かにそうかも。

あと感動した場所は、自分オリジナルのサンバを楽しんで踊ればいい・・・とジャッキーが悟ったところ。
何事も極めようとすれば、厳しさが伴うのは当たり前の話なのですが、そこに「楽しむ」という気持ちがなければ、無味乾燥なモノになってしまうのではないでしょうか。
ジャッキーは、対戦相手のアミーゴ鈴木を倒そうとするあまり、技にだけ神経を集中し、そして緊張のために自分の弱点を露呈してしまうんですよね。
しかししんのすけの踊る個性的な(汗)サンバを見て、今までの自分が忘れていた「サンバは楽しんで踊る」という初心を思い出したんです。

そして心の底から楽しんでサンバを踊り、捕らわれていた春日部の皆も彼女の踊りを見て、自然に体が動き出します。
それはサンバのリズムのときばかりではなく、春日部音頭のときも同様で、皆心の底から楽しんでサンバと春日部音頭を踊ります。

風間くんが、自分の母親もニセモノかもしれないと疑いつつ、それでも世界中の人間がニセモノになっても自分の母親だけは本物だ、そう信じたいと言った時にも涙が流れまひた。
うちの子たちは、ここまで私を慕ってくれるかしら?そして信じてくれるかしら?
親を最後まで信じていたい子どもの心を思うとき、自分の子どもを虐待する親のニュースを思い出してしまいました。自分の親にひどい目に遭わされる子どもは、何に救いを求めたらいいのか・・・。

あ~、クレしんの映画を見て、いろいろ考えてしまいました~♪

そういえばこういう本があるそうです。
「子育てにとても大切な27のヒント クレヨンしんちゃん親子学」
汐見稔幸&野原しんのすけ一家 著(笑) 双葉社








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