Anemaziro～アネマジロ的考察～

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May 23, 2004

本日　１８日からの日記をＵＰ致しました。

有意義な書き込みを頂いていますので　皆さんのコメントも一緒に読んで頂けるとうれしいです。

アネマジロは　趣味で海外旅行をしたが、今までで　一番のオススメは　ギリシアのサントリーニ島である。

嬉しいことに　明日２４日から　４日間連続で　夜８時　
ＢＳにて　ギリシアの紹介番組がある。
この初日が　サントリーニ。
見られる環境の方は　是非ご覧下さい。

先週は　珍しく「うたばん」なる番組を見てしまった。
このエンディングが　以前４／２８の日記でも書いた　ナンシー・シナトラの歌だったのである。
この曲で　ご幼少のアネマジロ＆弟 ○坂アルマジロは　踊り狂って遊んだものだったのだ。
グリッサンドのようなギターの下がって行く音が　何とも面白かった。

カンヌで　柳楽君が男優賞。「華氏９１１」がパルム・ドールですし、今回のカンヌ、ありきたりの判定なのか　異例なのか。。。
今までとちょっと違うような気がします。
柳楽君の目を見て　妖怪人間ベムのベロ
を連想したのは　アネマジロだけ？？

深夜に　ヒストリー・チャンネルにて　アンディ・ガルシアの話を見た。（ゴッドファーザーPART３,アンタッチャブルなど）
キューバ人だったんだぁ。しかも色々な活動をしていたみたい。
映画で見えない顔に信念を持った人だったのね。

映画に興味のある方は　アネマジロが尊敬する哲０７０１さんの日記へ　おいで下さい。
映画の生き字引みたいな方である。

弟アルマジロとの思い出の一つ。
今　甥っ子兄が入院している機会なので　書いてみようと思う。

彼が　幼稚園に入園する前に　経験した　２度の入院の時のことである。

彼が幼稚園に入る前と　入ってから。
当時　彼は　小児喘息だった。
アネマジロとは　１．５歳違いだから　アネマジロの記憶もかなり曖昧であり　断片的ですが　ご了承下さいませ。

おそらく　風邪をこじらせたのだ。
真夜中、もう寝ていた時に　あわただしく両親が　弟を抱え、「大人しくしていなさいよ！」と言い残して　出かけてしまった。
その時間は　５分もかからなかったと思う。

何が起こったのか　到底理解のできないお子ちゃまのアネマジロ。
弟に何かあったらしいというのは　理解できる。
しかし、幼稚園児が　真夜中に家に一人取り残される心境は　はかりしれない。
トイレなんて　滅相も御座いません。（当時トイレは　ボッチャントイレで　暗がりにあるものであった。下から　お化けが出て来そう。。。）
まあ　それよりも　弟が無事であるように　一生懸命お祈りしていたような気がする。
ビェンビェン・シクシクと泣きながら。。。

人懐っこいアネマジロは　お友達も多かった。それでもバスで通う幼稚園だから　そんなに友達が近くにいるわけではない。
近所の友達と遊ぶのだが　そこには　必ず　弟アルマジロがセットであった。
そして　アネマジロは　彼がオマメにしてもらえるように根回しをする。ちびが鬼ごっこで捕まるのは目に見えてますからね。
（知らない方もいるかもしれないが　オマメとは　全ての罰則を免除される。一番最初に捕まっても鬼になる事は　ないのである。）

弟アルマジロは　小学生の何年生かまでは　ちびの部類。
前へならえをすると　ウルトラマンポーズがメインだったので　いざ後ろになったら　やり方が判らなかったという。
一番前だから　他の人間がどうしているのか　見た事が無いのだ。
（なるほど　と思いましたが）

友人達も　嫌がらず、付き合ってくれた。連れて行ったからと言って何か言われたという記憶はない。
（ちなみにアネマジロは　その頃　二刀流で刀を背中にさして遊ぶ子。天下無敵でありました　が　友人に強要はしてないっス。）

どこに行くのでも「ぼくもいくぅ・・・」と言うアルマジロを嫌がるという事は　アネマジロには爪の先ほどもなかった。
そんな話をすると　「え～～？？嫌じゃないのぉ？」とびっくりする人も多いが　それがアネマジロには　とても不思議。
トルヴェールと本多さんの演奏会があった時（３ｄａｙｓ）の打ち上げで　本多さんに奇人扱いされたが　世間ではそうなんですかね？？
この世にたった二人の姉弟であるし。母は　とても兄姉達と仲が良い。仲が良くて当たり前なのである。　
（この金魚状態は　彼が小学生になるまで続きました。）

そんな具合に　べったりりんこんとくっついて育った姉弟であるから　片方がいないとなると　不安で仕方が無い。
しかし　連れて行かれた　その時と　面会に行った記憶しかないので　アネマジロは　その時だけ　不安だったのかもしれない。

彼が入院した病院は　里見公園という　里見発犬伝由来の出城があったところの近所の国立病院。
当時は　総合病院だった。
そして小児科は　他から細菌等が入らないようにするためか、脱走防止の為か　大きなガラスの扉で外界と仕切られていた。

「子供は入っちゃいけないんだから　見つからないように入るんだよ」

母にそう言われたアネマジロは　見つかったら摘み出されると思った。
あっちの影に隠れ、こっちの影に隠れ。。。忍者状態。。。

一度　看護婦さんが通った。
腰を屈め、壁に張りついた記憶がある。看護婦さんの足元だけが見えた。

頭の上にちょっと出たカウンターがあった。
おそらくナースステーションの前だったのだろう。

今　思えば、看護婦さんから見えないわけはない。
見て見ぬふりをして下さったのだろうね。

丸見えで必死に隠れる幼児。。。よく声を出して笑わなかったものだ。その時の看護婦さんに感謝するね。

やっとたどりついた弟の部屋。
一度行った時は　ビニールテントの中で　高濃度酸素に包まれていたような気がする。

その　忍者をやった時は　大丈夫だったはず。
彼と　ケロヨンともぐらのビニール手人形で遊んだと思う。
それから　しばらくして　また　忍者のように戻った。

アネマジロが必死に隠れつつ　脱出しているのを　弟　アルマジロは　逃げられるように静かに見送っていた。
声を出したら　バレて　ねえちゃんが怒られるからね。

無事に外に出られたと思ったら　急に寂しくなったらしい。

大声で泣きながら　ダ～～ッと走ってきて　でっかいドアにかじりついた。

「ねえちゃ～～ん！！　ぼくも　かえるぅ～～～！！！」

顔は　涙でくしゃくしゃの状態。真っ赤だった。

看護婦さんにつかまって　声は　ほとんど叫び声に近い。。。
絶叫状態。。。本当に喘息か？

まるで　山椒太夫の安寿と厨子王犬夜叉の珊瑚と琥珀である。

母に手をひかれて　後ろを振り返り　振り返り　そこを後にした。

あの時の　弟　アルマジロの声と姿は　今も忘れることができない。

ヒヨワで　泣き虫だった　弟　アルマジロは　当時は　まだ推奨されていなかったようだが　水泳をやったり、吹奏楽をしたり。
喘息は　すっかり治ってしまった。マラソンでは３位以内入賞をしたり。

身長は　そこそこ（１７０超）になって　今では　立派な

おやぢ

になりました。。。。

ＰＳ　ちなみに　彼と喧嘩をしたのは　今年２月に勃発した寿司まずい事件が　ほとんど初めてではないかと思いますです。。。

もっと　珍しい？？

そして母が言うには　アネマジロが離婚して戻った時には
「Ｉ　ｗａｎｎａ　ｋｉｌｌ　ｈｉｍ！！」（もちろん日本語で）
言っていたそうな。。。
アネマジロが　本当に自殺でもしてたら　やりかねませんね。。。
奴は命拾いをしたな。

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Last updated May 27, 2004 06:33:31 PM
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