Anemaziro～アネマジロ的考察～

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September 16, 2004

ＵＰの順番が　日付順ではないので　新着ＵＰインフォメーションを　どうぞ。

前宣伝では　ブッシュをおもしろ可笑しく批判した映画　という印象だったが　詳しい分析と内容は　無知なアネマジロよりも　映画の生き字引である　哲０７０１さんがＨＰで数日に渡り語っておられるので　それを参考にされると良いと思う。

http://plaza.rakuten.co.jp/cinemaopensaloon/

一般人アネマジロとしての感想を書かせていただく事にする。
一部　映画の種明かしが入るが　タイトルに掲げた映画は　２本とも見る事に価値がある映画だという事で　お許し願いたい。

華氏９１１

これは　ブッシュが当選した時からの　裏話が　まことしやかに解説される。

弟、父ジョージ・ブッシュ、最高裁にいるパパの友人（？記憶が定かではない）

対立候補のゴア氏が　当確とされつつ　くつがえされる報道が。。。
それを流したのがブッシュの従兄弟！？

しかし　それで　どんどん事態が変わって行く。

もともと選挙権を反対派の人間が名簿からはずされるように仕組まれたとか等など。。。

上院では　その議長も勤めていたゴア氏の進行で　当選の違法性を下院議員が何名も　多くの署名を持って発言するが　その署名には１名でも上院議員の署名がなければ無効。
誰一人として署名をした人間はいなかった。
既に　最高裁で有効の判決が出た後の話。
そして　ブッシュの反対派は　有色人種として差別されたという印象が強くなる。

大量に流れ込むサウジの金。
ラディン一族が強い権力を持っている。
そして　ブッシュ一族との長年の確執。
ロシアがアフガンに進行した時には　アメリカは武器を大量にアフガンに提供。
その時には　オサマに感謝されているという。

ラディン一族とオサマの関係は　切れていないという話。

実際の飛行機がツィン・タワーに激突し、崩れ去るシーンは写らない。

ここで働いていた人達がいたのだ。
オフィスらしいと思える　ペーパーが舞うシーン　が印象的だった。

何故　テロ当日からの動きが鈍いのか。。。
攻撃先が　何故イラクになったのか。。。

イラクに　行った若い兵士達。
最初は　勇ましいヘビメタを戦車にもＣＤで流し、ヘルメットにもそれが流れるようになっていて　それを聴きながら敵を殺るんだと。。。
狂気！

話が進むにつれ　様相は変わってくる。

何故　戦わねばならないのか？
イラクのために戦っているのに　何故　憎まれるのか？

亡くなった家族を悼む人。
黒焦げになりながらも　イラク国民になぶり者にされる米兵士の遺体。。。

ブッシュ批判というよりも　やはり　戦争の悲惨さ、異常性。
そして　賛成しつつも　議員の中でイラク戦争に子供が参戦しているのは　一人だけだという。

多くは　貧困層の人間。
ブッシュが嫌った人達が　上層部の人間の平和を守っているとムーア監督は主張する。
一部の人に捧げられたとエンドロールが流れるが　このあたりの配慮からかも？という気がした。

人種差別、戦争の狂気と残虐性、悲惨さ。戦争とは何か。
アメリカが抱える多くの問題を背景に　戦争批判を感じる映画という気がした。

無知なアネマジロには　へぇ～～　と思うような捕らえ方が多かったし　裏話であったが　ＴＶドラマの　ホワイト・ハウスなどを見ると　なるほど　さもありなんという気もする。
今度シリーズの３作目が放映される。

多くの戦死者が出たという事実が隠されたのだという話で　アメリカ国旗に包まれた棺が並ぶシーンがある。
その後に　軍服姿のブッシュが兵士達と並んで写真を撮っているかのようなシーンがある。

そのバックで流れている音楽なのだが　これはアメリカ人にしかわからないジョークが隠されている。

「アメリカン・ヒーロー」という超人気ＴＶ番組があったのだ。
２０年ほど前に　日本でも放映されていた。
主演はウィリアム・カットで　映画「ビッグ・ウェンズデー」の主役３人の中のひげをはやした人物。
その主題歌のサビの部分がワンフレーズしっかりと流れている。

日本人で覚えている人は少ないだろうな。。。
アネマジロはそのEPを持っているのだけれど　訳詞を載せようと思ったのだが　奥の方に入ってしまって出せなかった。。。

アメリカン・ヒーロー関連ページあらすじ　日本語サブタイトルなど

 アメリカン･ヒーロー　Part1 １話～６話　2004/8/24発売

 PART2　７話～１５話 2004/9/24発売

他は１１月、来年１月発売予定らしい。

ビッグウェンズデー
ウィリアム・カット出演。

ディープ・ブルー

ＢＢＣが数年をかけて撮った映像として期待していたのだが。

良くこの類のドキュメンタリーを見ている人間にとっては　内容はつまらないものである。
映像がすごく綺麗かというと　海の美しさで言ったら「グラン・ブルー」の方がよっぽど美しい。

グラン・ブルー。このＤＶＤは　特別版
ｼﾞｬｯｸ･ﾏｲﾖｰﾙという実在の人物がモデル。
素潜り世界記録を巡り、競う二人の男と海のお話。
映像が美しい。ライバル兼友人役にｼﾞｬﾝ･ﾚﾉ。

オットセイを襲うシャチ。
そんなシーン　もういいよというぐらいクドイ。
しかし　沖で尾びれにたたき上げられるオットセイ。
注目は　そのお腹。。。大きなスクリーンに大きな尾びれと供に映る　木の葉のようになってしまう小さな彼の体からへその緒？
いや、内臓が出てしまっている。
一撃必殺。。。

イワシなのか　あじなのか　沖だからごんずいでは無いと思うが　カツオドリ、キハダマグロ、イルカ、サメ。
そして　くじら。
大群に襲われ、食われる。

このシーンも良く目にするが、襲う側の大群のその多さは　確かになかなか見られない圧巻。

ただ　ワンシーンではないので　全てが同時ではないはず。
それが　さも同時であるかのような編集になっているのが気にいらない。
リアリティーに欠けるというか　場所やその回りの状況が不明瞭。

南の島かと思うと　いきなり　南極・北極の話。
それもあいまい。

南の島では　夜中の狩人。
それも大群。。。
どうやって撮ってるの！？
檻の中とは思えないが。。。

ただ　種類が獰猛なやつとは違うので　人間は平気なのかも。

ユニバーサルで有名なあいつは　一度ちらりと出るだけである。

そして　夜中に珊瑚の戦いがあるのは　初めて知った。
生きながらにして　珊瑚が珊瑚を食う！！

２０へぇ～♪

そして　氷の海へ。

ベルーガが小さな氷の割れ目に代わる代わる息をしに上がる。
それが呼吸の為だけかと思うと　穴が凍ってしまうのを防ぐ為でもあるらしい。

５へぇ～ぐらい。。。

子育て中のくじらが　餌場へと移動して行く。
おそらく　アメリカ大陸を南から北へ移動するという行動の一部と思われるが　その時シャチに狙われる。

長時間　追いかけ　疲れた子供を親から離す。

そして　ヤツラ、がぶりではない。

上からのしかかって溺れさせる！

１０へぇ～ぐらいのアネマジロ。

そして深海。

これも　先日　それのみで放送されていたので　ちょっとしか出ないという感じ。

それでも　綺麗な生き物は綺麗。
発光体を持つ生物が七色に光る。

マリアナ海溝へも入る。
高音で硫化ガスの充満する世界にも生物は存在している。
先日詳しくやったのは　この生物達。
ここでは　さらりと流される。

降りる潜水艇を映しているのは　何なんだ！？

もう一台潜水艇を降ろしたのか？
カメラだけ別に追加してあるのか？

そして　最後は　お決まり　シロナガスクジラの尾びれが海上に出たシーンで終わり。

くじらが尾びれを見せる時は　深く潜る時。

尾びれが見えたらもう次はすぐには上がって来ないという事。

アネマジロが気に入っているシーンは　大したシーンではなく　最初の頃にちょこっと出る　前に向って歩くカニ達のシーン。

こういうコミカルな撮り方と構成は　ホッとするからいいよね。

もっとも　このカニ、アネマジロは　もともと飼いたいと思ってたりするカニなのである。
２種類出てくるのだが　最初の方。
それぞれ　食事シーンなんだけれどね。

ナショナル・グラフィックの何月号だかに　取り上げられていたけれど　深海シーンは撮るのに苦労したらしい。

そこには　綺麗な部分の写真が数枚取り上げられていたけれど　この雑誌が好きな人は　この映画は好きだろうな。

ただ　先に書いたように　普段見ている人には　物足りない感じがする。

ＢＢＣが数年かけたというのは　その距離感と普段出会えないほどの　大群ばかりであるという点にあるように思う。

色は　誇張することなく　自然な色に仕上げられているように思う。

この時の　感度はどこにどう合わせているのだろう？と考えてしまうような光の捉え方のところもある。

ここに連ねた動物が全てではないし、ドアップの圧巻である事には違いない。

予告編で気になったのは　双子のトラの話「トゥー・ブラザーズ」
感動物の実写映画。大人、子供も感動できそう。

比較的　受けが良さそうなのは　「メン・イン・ブラック」のウィル・スミス主演の　「アイ・ロボット」
ＣＧだし、予測がつきそうな内容だから　シュワちゃんの映画を超えるかどうかは？？？だけれど。

あとは　ちょっと気持ち悪い系が多いかな。。。

ハリポタは　字幕が朝一のみなので　レンタルにする事にしよう。
まだ２も　見られてないし。。。