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冷酷な者達
『冷酷な者達』
今夜も罪を重ねる者たちの集会が廃墟の雑居ビルの一室で行われていた。
中ではありえないような不気味な音が小さく聞えてくる。
悪のグループ"DRUG"のリーダー、嵐(あらし)がナイフの剣先を出したり
引っ込めたりして、仲間に指示を出していたのだ。その仲間の人数は推定20人。俺も今日からこの一員となるのだ。そう…俺も罪を犯した者。
「今日は新入りさんを紹介する。俺の高校の時の後輩だった、リョウだ!」
アラシはナイフを片手に意外にも優しい口調で話す。
そのギャップがまた、俺には格好良く見えた。
「お前はどうしていつも問題ばかり起こすんだ?呆れてモノも言えん。1週間の停学処分内に反省文書けよ。お前のせいでやっと平穏になってきた校内もぶち壊しだ!お前の担任やってる身にもなれ。お前が入学してこなければ何もかも全てうまくいったのになぁ」
担任の嫌味な罵声は聞き飽きた。だから、一生そんなこと言えないようにしてやろうと、何度も何度も殴りかかった。止めに割り込んできた他のやつもみんな殴った。そして学校なんて即辞めた。
嵐の噂は入学当時から聞いていた。だんだんと嵐みたいになりたい、という気持ちが俺の中で生まれていった。
「リョウ!今日から頼むよ。それから…これ、どんな時でも持ってろ」
嵐はそういって、俺にだいぶ大きな煙草の空き箱をくれた。
その中には薬をやるための注射器などが入っていた。
一瞬「マズイ」と思った。今まで煙草は死ぬほど吸っていたけど、
薬までに手が出なかった。もう一度グループメンバーを見てみると、
腕は煙草を押し当てた跡だらけだったり、薬でおかしくなってるやつが
ほとんどだった。「僕ちゃん、薬できるやろなぁ?」
独特の関西弁で話し掛けてきたのは嵐といちばんの友好関係をもつ貴(たか)
だった。タカは長身であったが、ほっそりしていてメガネもかけていた。
こんなやつも…と思った。
「あいつ、この中でいちばん何仕でかすか分かんねぇ奴だ。俺もビビる。
気をつけろよ。怒らすとマズイからな・・・。」
嵐は少しからかう感じで俺に教えてくれた。…用心しなければ。
嵐は今まで座っていたイスを蹴飛ばし、大声を出した。
「お前らぁ、今日は"月(ルナ)"からの久々の依頼だ!!しっかりしろよぉ!!
リョウは俺について、他は貴に従え!」
そういうと貴と他のメンバーは一斉に部屋から出ていった。
部屋に残ったのは嵐と俺だけだった。
「月って…?」俺は不思議そうに問い掛けた。
「あぁ。俺の女だ」
嵐はあっさりと答えた。そういえば、嵐には美人な彼女がいたという噂も聞いたことがあった。
「リョウ。これから俺たちのすること、分かるか?」
焦る素振りせずに嵐が言った。
「月さんの依頼ですよね?」
「あぁ。そうだ。これから俺たちはまた罪を犯す。お前が学校なんかで起こした
問題なんかとはケタが違う。よく聞け。これから俺たちは1人の男を殺す!」
「本当…ですか!?」
「俺の愛する月が困ってるんだ。お前も新入りだからって甘くは見ない。
ちゃんと仕事をしてもらう。俺とここでしばらく待機しよう。
ケータイで連絡が来る。それを待つんだ」
俺は体中が震えた。人殺しなんて、初日から大仕事だ。嵐は高校在学中に1人の
教員を殺した。俺が殴った力よりも何倍の力で。学校側はその事件を隠したのだ…。
「リョウ・・・何でうちのグループ入ったん?」
しばらく続いた沈黙は、嵐のこの一言で終わった。
「俺は嵐さんに憧れてるんです!!だから…」
少し緊張しながら答えた。
「やめろっ!!!」
アラシが急に叫んだ。
「俺はそんなママゴトみたいな甘い話がいちばん嫌いだ!俺はリョウが思ってるほどのヤツじゃねぇ!!!」
返す言葉が見つからなかった…。すると、すぐに嵐のケータイが音をたてた。
嵐は素早く手を伸ばし、電話に出た。相手は貴。
『今、ルナと男が店から出てきた。男は相当酔ってるからチャンスだ。ルナは今から嵐の所に行くらしい』
「分かった。ルナがこっちに着いたら、決行だ。連絡を待て」
電話を切ると、アラシは血走った目で俺を見つめた。
「いいか。いよいよ作戦決行だ。俺はここでルナの帰りを待つ。お前は先に貴の
所へ行け!これが地図だ。あと…ピストル。本当はお前にはこれを貴に届けるだけの役目を果してもらおうと思っていたけど、お前が男を殺せ」
息がつまりそうだった。鼓動はどんどん高鳴っていった。
「練習してみ?お手本見せっから」
そう言って、アラシは壁に書かれたマト目掛けて、
ピストルの引き鉦に指をかけ、一気に引いた。
『バンッ!!』
耳がおかしくなりそうなくらい、五月蝿い音が部屋中に響いた。
「どうして…俺に?」
恐る恐る尋ねる俺に嵐は不気味な笑みを浮かべながら、言った。
「俺に大声出させたから。それに手間もかけただろ?それの見返り」
「嵐~!!」
女性の高い声が嵐を求めていた。月が戻ってきたのだ。早速嵐は貴へ電話をした。
「あんた、誰?新入りさん?」
強い口調で月が言った。
「はぁ…」
俺は困りながら答える
「しっかり、あの男のこと、殺しちゃって♪って貴ちゃんに伝えてね」
「いえ、実は俺がその大役を任されたんです」
「えぇ~!あんたなんかに出来るの?ってか、名前は?」
「リョウです」
「そう。じゃあ、リョウ頼んだよ。私は貴ちゃんが殺そうとリョウが殺そうと…
とにかくあの男さえ消えればいいの♪」
本当に美しく、どことなく恐ろしい影をもつ月。すっかり魅了されてしまった。
「よし。リョウ、行って来い」
「でも…練習…」
俺は焦った。
「あぁ…まあ、何とかなる!相手は月のおかげで酔いつぶれてるから。とにかく
早く行けっ!!!」
アラシの命令は絶対的。俺は貴のもとへ全速力で走った。
俺が部屋を出た途端、中から月の喘ぎ声が聞えたのは気のせいだろうか?
「10分か、まぁまぁってとこかな」
息を切らし必死で貴の所に着くと、納得した様子で他のメンバーと共に物陰に隠れ男の方を見ていた。
「あの…男って誰ですか…?」
「そうアイツや。ヨレヨレのスーツ着てるサラリーマン」
「あの人、何したんすか?」
「月のこと、喰っちゃったんよ」
「え…それだけ?」
見た目は気弱そうな中年の男はこれから、俺のこの手によって消えるのだ。
「嵐は月のこと、めっちゃ愛しとるからな。遊びじゃない、マジやで!!
だから、嵐の居る、居ない関係なしで、うちらメンバーですら、
男から月に話しかけるのも許さないんよ…」
貴はなぜかよく知っていた。
「嵐さん…ちょっと意外」
「せやな。それに月もおかしいとこがあるかも。ルナ、水商売の仕事しとるんよ。嵐公認で。だから、あーいうオッサンも客にはいるんだけどなぁ、
あのオっさんはやるとこまでやっちゃったから。・・・あっ!今の話し内緒やで。
今度は俺が殺されてまう。それと、指示は嵐から聞いとるから。
お前、初仕事が人殺しなんて幸運やで」
「がっ・・・頑張ります」
貴と話していると何だか、これから自分が罪を起こすなんて考えられなかった。
「オッサン、今公園のトイレにおるから、そっから出てきた時が勝負や。
俺が合図を出してやる。ちゃんと撃てるんやろなぁ?」
この問い詰めに「練習していない」とは答えることができなかった。
無言でうなずき、貴の合図を待った。
「貴さん、質問してもいいですか?」
「なんや?」
「何で、こんな事してるんですか?」
「そりゃあ、嵐に憧れてるからや…。俺と嵐は同期でこのグループに入ったんよ。最初から仕事バンバンこなしてなぁ、俺は何にも敵わなかった。因みに嵐は3代目のリーダーなんよ」
「俺と一緒ですね。俺も…」
「静かにっ!今だ、トイレ前まで走れ!」
「はっはい!!」
更に鼓動は抑えきれない程、高まっていった。慎重、かつ、素早く近付いた。男は上機嫌にも鼻歌を歌いながら、トイレから出てきた。引き鉦に指をかけて構えた。そんな俺の姿にも男は気付くことなく、フラフラと歩いていた。
「ごめん。オっさん、俺の仕事」
―ヒキガネを思いっきり引いた―
「よし。死体、埋め行く・・・ちょっと待て!!!とにかくオっさん、車に入れろっ!!!」
慌しい貴の指示で何人かのメンバーが車に死体を担ぎ込んだ。
「どうしたんですか?何か俺、マズイこと…?」
「いや、このオッサン…嵐の親父だ…。」
「ねぇ嵐?」
「何だ?」
「私とお父様、わざと犯らせたでしょ?」
「バレた?」
「ばか~バレバレ~♪でも本当に親子だね。好きなプレイが一緒なんだもんっ♪」
「こんなのぉ?」
「きゃっ♪」
俺は重大な罪を犯してしまったのだ。冷静な貴でさえも煙草を燻らす姿が震えているように見えた。
「嵐さんはこの事…」
俺は深刻な顔で貴に問い掛けた…。
「嵐は両親に小さい頃、捨てられたんよ。その恨みを月使うてはらすとはっ、
嵐らしいといえば嵐らしいわな…。」
「貴さん、何でそんな明るく…」
「だって、俺、嵐のこと尊敬してるから。だから、お前に嵐取られたくない。
もともと俺は新入りは歓迎しないタチでねぇ…オッサン共々埋めてやっから!!
覚悟しいや!!お前等!!やるぞ!!!」
貴の声につられ仲間が俺に襲い掛かって来た!!
『ガスッ グッ バスッ』
俺は20人相手にシメられている感じだった…。
「くそ!!俺の手柄取りやがって!!初めからてめぇは嫌いやったんや!!」
貴は麻薬にでもやられたかのように混乱し無我夢中に俺を殴りつづける。
「貴さ……。」
俺はもう何もする事ができなかった…。
「はぁ…はぁ…もう死んだか?」
貴は仲間に問い掛ける。・・・俺はもう死んでいた。
「よし!!じゃあこいつもオッサンと一緒に埋めるか…」
一夜にして俺は人生転機し、そして消えた。
冷酷な者達、"DRUG"に俺が溶け込むスペースは無かったんだ。
そして俺は一生…嵐にはなれない。
♪♪こめんと♪♪
初めてのSストーリーどうでしょうか???
俺は歌詞以外にもこんな事もやっているので
更新は遅くなると思いますけど、
少しずつ載せていきます!!
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