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今や森全体が怒りに打ち震え人間達に牙をむいていた。逃げ場のなくなった悪人たちは次々に餌食になった。3人の兄弟は、猛烈な勢いで城内に押し寄せる巨大な蛇の大群のような蔦を切り払いながら、ベルと死にかけている野獣を連れて、命からがら城内の生命の泉に辿り着いた。ベルは野獣の胸に刺さった黄金の矢じりを、力を込めて引き抜いた。生命の泉から頭を浮き上がらせた野獣は大きく激しい呼吸をした後、ひととき静かに浮かんでいた。野獣の姿は、弱々しくちっぽけに見えた。心の中で祈りながらじっと彼を見つめていたベルは、恐ろしい状況にも気丈に、精一杯の笑顔で彼に声を掛けた。”食事の時間に間に合わなかったわ” 野獣は力無く目を開けるとベルを見つめて答えた。”君は強がりを言っているのか?、、それとも習慣がそれを言わせるのか?” そしてベルから目をそらせて言った。”なあ、いつの日にか君は俺を愛してくれるんだろうか、、” ベルは愛情溢れるまなざしで彼の目を見つめて答えた。”、、もうとっくに愛しているわ”今この現代にこそ古典の名作が求められていると感じたんです。何度も舞台、映画、テレビなどで作られてきたこの作品ですが、今回物語の新しい解釈をストーリーに織り込んで作品化しています。一般に受け入れられていると思われる男女の愛のお話だけでは無く、母性愛を核とした家族愛の、そして過ちから妃を失いさらに強大な森の神に呪われ野獣に姿を変えられた王国の領主に対する、傷ついた心の救済の物語なのです。おとぎ話の体裁をとっていますが、その内容は十分に共感できるもので、クリストフガンズ監督は、その辺を新たな観点で描ききっていると思いました。自分の出産で亡くなった母と家族に申し訳ない思いを胸に精一杯生きてきたベルは、人一倍自分に厳しく生きてきたのです。幼い頃から一家の母の代わりになろうと決意して!だから人一倍自分に厳しくそしていざとなれば家族の為に死ぬ覚悟まで出来ているのです。凛として毅然に家族を守るため城に現れた彼女。そんな彼女に、野獣は胸を打たれ、だんだんと心を開いていきます。森の神によって広大な緑の監獄と化した領地で野獣に姿を変えられ、孤独に暮らしていた王は彼女の愛を得るためにやり直そうと思うのです。恋愛映画はたくさん作られていますが、本当に心を打つ作品はなかなかないと思います。ハッピーエンドでああ楽しかったなあ。でも持って2年くらいじゃない?この作品のカップルは。みたいな(笑)だからこそ今の時代、家族、特に女性に母性愛が問われる、求められるんだと思うんです。恋愛映画の本場フランスの監督もそんな思いを込めてこの映画を作ったんじゃないでしょうか。あと、久々にサウンドトラック盤(仏盤)がバッツグンです!!もう毎日ヘビーローテーション状態(笑)そしてなんといっても、レアセドウのドレス姿は最高です!なんて美しい!!千の顔を持つ女優、コケティッシュでメランコリーな眼差し、久しぶりに夢中な女優さんです、もう最高にお気に入り!!来年公開の007のスペクター要員で敵手を演じることになりました。ぜひ007をコテンパンにしてほしいと思います!
2014.12.05
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ワクワクするほど楽しみなSFアクション大作を観に行ってそしてそのできばえの素晴らしさに大満足で劇場を後に出来るのは映画ファンにとって最高の幸せです。 過去にさかのぼれる能力を駆使して生物を絶滅し、資源を食い荒らしながら惑星を次々に渡り歩く凶悪なエイリアンの攻撃で、欧州は焼け野原と化しつつあった。各国の合同軍は反撃の大攻勢を準備し、大規模な上陸作戦を計画、総攻撃を翌日に控えたある日、米国から広報任務の将校が合同軍の将軍のもとに送られてきた。少佐の肩書きとは裏腹に、実戦経験のない元広告会社社員のケイジ(トムクルーズ)は、将軍に上陸作戦に参加しろと命じられる。しかし将軍の命令を拒否した為にケイジは逮捕され新兵に格下げ脱走兵として先頭の上陸部隊に組み込まれてしまう。上陸5分で待ち伏せていたエイリアンと刺し違えて死ぬが、そのエイリアンの血を全身に浴びたケイジはなぜか上陸作戦前日の基地で目を覚ますのだった。そしてまた同じように上陸作戦に行き、また死ぬが、死んだとたんに作戦前日の基地で目覚める。それを繰り返すうち、戦場で無敵の女性兵士リタ(エミリーブラント)と出会う。敵の出現位置を知っていたかのように見事にエイリアンを撃ち倒すケイジを見た彼女はすべてを悟る。彼女も時間を繰り返す能力を過去に持っていたのだ。待ち望んだ男が目の前に現れたと知ったリタはケイジに、私を捜してと言い放ち、ケイジもろとも爆死する。そして前日の基地で目覚めたケイジは、彼女を捜し始めるのだった。もう、凄いSFXで、圧倒されました。エミリーブラントは、プラダからの大ファンで、出演作をよく観ますが、本っ当に魅力的な女優さんですね。メチャクチャかっこ良かったです!惚れ直しました!もう最高!史上最高にイカしてる!!ストーリー展開も面白くて、最後まで楽しめました。これは絶対大画面で観ましょう、大傑作SFアクション巨編です!!それにしてもあんなパワードスーツ欲しいです。特に背中のミサイル発射装置がすごく欲しい(笑)
2014.06.29
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サンドラブロック演じる宇宙飛行士の、極限のサバイバルムービー!映画の歴史に燦然と輝く傑作の登場です!! 圧倒される見事な宇宙空間の映像と、緊迫したストーリー展開に、あっという間の感動の時間を過ごしました。幼い娘を事故でなくした過去に深い悲しみを耐えて生きるストーン博士を、観客を感情移入させる程魅力的でリアリティ溢れる表現で見事に演じきっていました。サンドラブロックは大好きな女優さんで、一番のお気に入りは、プラクティカルマジック、そして、トゥーウィークスノーティスです。もしこんな人が近所にいたら、誰だって夢中になりますよね。気さくで愉快な姉さんタイプが好きならすぐにハマってしまいそうです。この作品で共演しているのは、ハリウッドきっての男前、ジョージクルーニー。ストーン博士を勇気づけ、危機を乗り越える力を与える頼れる男を演じて、深い感銘を残します。さてこの作品では、素晴らしいSFXによって、広大な宇宙空間と、スペースシャトルや軌道衛星から臨む地球の神々しいまでの美しさを視覚体験出来ます。SFXがとにかく凄っごいですよ!この作品だけは絶対見逃さないで欲しいと、映画ファンとして思います。内容については事前に知る必要もないでしょう。皆さんとにかく週末はぜひ劇場に行きましょう!!
2014.01.09
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とにかくスゴい映画を観てきました!過去にこれほどの感銘を受ける青春映画があったでしょうか、、。今まで観てきた数多くの名作が霞みそうなくらいの、、。映画ブルークラッシュが全米公開され、スマッシュヒットを飛ばし多くの女性サーファーを産んだ2003年ごろ、一つの悲しいニュースが世界を駆け抜けました。将来を嘱望されていたハワイの天才少女サーファー、ベサニー・ハミルトンが、海岸に迷い込んできたサメに襲われて片腕を失ってしまったのです、、。血液の60%を失うほどの重傷にもかかわらず、奇跡の生還を果たしたベサニーは、世界に通用するプロサーファーになる夢を、捨てるかどうかの瀬戸際に立たされます。愛情豊かな両親も二人の兄も、親友のアラナ、サーファー仲間達、皆懸命にベサニーを励まします。そのかいあって、ベサニーは猛特訓の末、再び地区大会に出場を果たしますが、やはり片腕だけでは波を乗り切るのが難しく、引退を決意するのでした。そんなある日、インドネシア全域やタイなど広い範囲を襲った大津波のボランティアに向かったベサニー。現地の惨状に衝撃を受けますが、気丈な彼女はそこで、現地の被災孤児達をはげまして一緒に海辺で遊ぶうちに、子供達共々元気を取り戻して行きます。そして再びサーフィンに挑戦する決意を固めるのでした。彼女は、世界中の苦難にあえぐ人々へ、勇気を与える役割を受け持とうと決意したのです。そして、再び地区大会に向けて猛練習の日々が始まります!この映画、何がスゴいって、これ全部実話、しかもありがちな誇張や作り話がない事です。ハワイの自然やサーフィンのシーンはとてつもなく美しく、迫力満点です!全然誇張ではないです。波の撮影ここまでスゴくなったんだと、感動しました。作品全体のテンポの良さも抜群で、人物を捉える、とにかく豪快で見事なカメラワーク、そして編集の素晴らしさ!脚本、構成、サウンドトラックの見事さは、まったく映画製作の教科書となりうる完成度だと唸りました。そしてクライマックスの大会!手に汗握る天才女子サーファー達の迫力満点の大決戦です!!Dlifeに頻繁に流れているスポットフィルムからは想像できない完成度で、あのCMでは判断しない様にしてくださいね!名女優ヘレンハント、そして渋い名俳優デニスクエイド!堂々とした見事な名演で、素晴らしい熱演を見せてくれた主演のアナソフィアロブの脇を固めています。ライバルのマリーナにはネイティブアメリカンの血を引く全米ミスティーン準優勝のソーニャバルモレスチャン。彼女とベサニーの絡みが最高!まさに観てる方は萌え状態?で、貴女の腐女子アンテナ立ちまくりは約束します(笑)そして親友のアラナ役にはなんとジャックニコルソンの娘のロレインニコルソンが花を添えています。本当にスゴいです。幕が降りた後、場内の観客も、お互い顔を思わず見合わせるほどだと思います。エンドロールの記録フィルムのあの波、何メートルくらいあったんでしょうか、、。
2012.06.12
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ウッディアレン監督の素晴らしく楽しいファンタジー!時間を忘れて画面に魅入る極上の映画空間、、。すごく面白かったです。こんな楽しく魅惑的な作品を待っていました。成功は収めたものの、ハリウッド映画の脚本家に嫌気がさして、ひそかにノスタルジックな小説執筆に夢中の主人公ギル。お嬢様育ちの婚約者イネズの父親の出張旅行に便乗してパリにやってくる。小説家に転身して、いつかパリに住みたいとイネズに話しても、まったく相手にされないのだった。偶然出くわした、辛口評論家の男友達ポールに嫌気がさしていたギルは、イネズをポール達にあずけて、一人深夜のパリの街を散歩するのだった。タクシーを拾おうと悪戦苦闘しているうち、疲れて石段に座り込んでいると、滅多に見る事のないようなクラシックカーが現れる。座席の窓から、さかんに声をかけてくる男たちの誘うままに、乗り込んだギルが、たどり着いた場所は、映画のセットと見まがうような、はるか昔のパリのサロンだった。そしてそこで目にした男たちは、なんと、当時名を馳せた画家、小説家、作曲家、歌手だったのだ、、!何観ようか迷ってるなら、迷わずこの作品を観るべきですよ。久々に時間を忘れて見入ってしまいました。 コールポーター大好きなので、もし目の前でピアノ聴けたら最高だろうなーとか、ヘミングウエイの熱い(熱苦しい?笑)語りを聞けたら面白いだろうなと、思ってしまいますね。老人と海とか、最高に良かったですから。笑ってしまうのが、ギル役のオーウエン・ウイルソン。ウッディアレンの若い頃のイメージを求められたのか、まるでウッディアレンのような話し方で、しかもそれがぴったりハマっているという、、笑 必見だと思います。スコルピオンの恋まじないと、この作品は、ウッディアレン作品の中でも最高に好きな作品です。
2012.05.28
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傑作ロングキスグッドナイトを送り出したレニーハーリン監督、久々の大作スリラーです。2007年、イラク取材中に瀕死の重傷を負いながらも生還した、ジャーナリストのトマス・アンダースとカメラマンのセバスチャン。1年後戦場ジャーナリストとして選んだ取材地は、ロシアからの離脱の動きを見せて、対立が激化しているグルジア共和国の首都トリビシだった。2008年8月8日未明、ロシア軍は、グルジア側の砲撃を理由に大規模な空爆を開始、民兵や傭兵部隊を前面に立てた地上部隊でグルジアに侵攻を開始。滞在していたホテルで結婚式場が空爆を受けた際に助けたタティアという女性や、再会した他の戦場ジャーナリスト達とともに、戦場の最前線へと向かうトマス達一行。途中、イラクで命を救ってもらったグルジア軍部隊のアヴァリアニ大尉を捜し出す事に成功。前線手前まで搬送してもらう事に。やがて最前線で目撃したのは、民兵や傭兵部隊による大虐殺だった。一部始終を隠し撮りしたデータメモリーを報道機関に公開してもらおうとしても、北京オリンピックが開会しており、どこも買ってくれるところは無かった。殺害を逃れた村人の一部を引き連れて前線を逃げ出す一行だったが、傭兵達に見つかってしまう。絶体絶命のトマス達。間一髪そこへ救出に現われたのは、アヴァリアニ大尉の率いる部隊だった。一行は虐殺の記録を手に、支配地域からの脱出を試みるのだが、、。 作品の出来に関して、レニーハーリン久々の傑作と思います。ものすごい迫力の超リアルな緊迫の戦場を体感出来ます。 なんせ出てくる兵器はすべて実物、ここまで現代の戦争を完璧に再現出来る事に驚愕しますね。実話を元にしたという事で、主人公達を守りながら戦いまくるグルジア人兵士達や、主人公の決死の行動に、最後まで手に汗握る事でしょう。ぜひ劇場で鑑賞してみる事をお薦めします。ヘザーグレアムが印象的な役で出ています。
2011.10.19
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痛快無比のコミック青春カルトムービー !例によって、署名嘆願で国内公開が実現したエドガーライト監督の作品です。22歳のスコットは、 ガレージバンドのニートでゲームおたくなベーシスト。1年前に彼女に振られてから、落ち込みっぱなしの毎日。ようやくできた新しい彼女は中国人の高校生。ゲイのルームメイトウォレスや、バンド仲間や顔見知りの店の店員にからかいのネタにされまくる毎日。そんなある日、偶然見かけたラモーナに一目惚れ。偶然スコットの家に配達に来た彼女をデートに誘い出す事に成功!付き合い始めた二人だったが、ラモーナには何か秘密があるようだった。ローカルバンド対決の日、ステージのスコットの前に突然怒濤のようにヴィジュアル系インド人の男が登場、いきなりスコットに超能力肉弾勝負を挑んで来た!なんと男はラモーナの元カレだったのだ!そしてなぜか7人もいる元カレと、血で血を洗う決戦の火ぶたが切られたのだった!!めっちゃ面白かったです。君に逢えたら、JUNOなどで知られるマイケル・セラは、この作品では、彼しかいないと言い切れるほどのはまり役でした。ここまでコミックテイストな作品も珍しいですね。演出や展開の唐突さは、頭が柔らかくないと理解不能なノリで突っ走ります。エドガーライト監督テイストは相変わらずで失われていませんが、ホットファズやショーンオブザデッド風味を期待したファンは、ついて行けないかもしれません。ハマる人は思いっきりツボだと思います。キックアスと双璧の面白さだと思いました。
2011.06.18
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本当の自分を閉じ込めるもう一人の私。自分を閉じ込めるもう一人の私を殺せるのは自分だけ。母に、幼い頃から異常なほどの執念を持って完璧主義で抑圧されながら育てられた若きバレリーナ。 その存在が許される唯一の場所、バレエの世界で、精神的に幼く汚れなく純粋な彼女が、存在を続ける為に強いられたのは、彼女がまだ理解出来ない、性や、欲望、嫉妬、殺意にまみれた、野獣の様な荒々しい、人間の精神のもうひとつの側面だった、、。ダーレンアロノフスキーは、 人間の深い精神世界を描ききる事を主題に置き、冷徹に分析しつつ掘り下げていく監督だと思います。映画が始まると同時に、観客はバレエの世界にすぐに放り込まれ、主人公とともに臨場感たっぷりにこの緊迫した世界を共有します。こんな素晴らしい作品を鑑賞出来るのは、稀だと思いますが、万人にお勧め出来るわけではありませんし、これも出会いだと思いますね。最高に素晴らしかったと思います。 ナタリーに最高の賛辞を贈りたいと思います。
2011.05.16
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最高にお薦めの恋愛コメディですナタリーポートマンのはじけた魅力全開です! 父親の死のショックから、恋愛に恐怖心を抱く女医のエマ(ナタリーポートマン)は、ある日学生時代の気になる顔見知りだったアダム(アシュトンカッチャー)と再会、、。自分の元カノと出来ていた父親にショックを受け、泥酔して押し掛けたアダムは、翌朝、前夜の記憶をまったく憶えていない有様のまま、裸でエマのアパートで目覚めます。エマと話すうちに、昔の記憶を思い出すアダム。そして昔からエマが気になっていたアダムは、エマと勢い肉体関係に!仕事のストレスで欲求不満気味だったエマも、男を求めていたのです。しかし多忙な エマはアダムに意外な提案をします。多忙な仕事の合間のストレス解消の息抜きに、体だけの関係!デートも、朝のコーヒーも無し!もしお互いが恋愛感情を持ったら、この関係は終わり!そして多忙な仕事の合間を縫って、二人のドライな関係が始まったのでしたが、ある日、エマの同僚の医師がアダムの前に現われ、宣言します。”君はエマの暇つぶしの相手。私は将来のエマの夫。せいぜい今を楽しめ。”その言葉を聞いたアダムは、内心動揺してしまいます。ある日、朝まで二人で寄り添って眠り込んでしまったふたり。動揺したエマは、協定違反と怒りアダムに、他の女と関係を持つまで関係はお預けと言い放って、彼の元を離れるのですが、ある晩アダムがパーティーで、二人の女性と知り合って自宅に連れ帰った事を知ったエマは、酔っぱらってアダムの家に押し掛けて女達を追い払ってしまいます。相性がそれほど悪くないと感じた二人は、試しに一度だけのデートをするのですが、、アシュトンカッチャーはどちらかというと大根役者に見えるタイプですが、この作品ではそれがとてもいい味になって、彼の作品の中でも出色の演技になっていると思いました。クライマックスの台詞、結構はやるんじゃないでしょうか?ナタリーポートマンも、恋に臆病で不器用な女性を、コミカルに演じて魅力あふれ、代表作の一本と言っていいと思います。この作品は長く愛されると思います。こんな楽しい作品はぜひ劇場で見て欲しいと思います。久々の恋愛コメディの傑作だと思いました。今年前半最高のお薦め作品です。
2011.05.10
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映画ノーカントリーで絶賛されたコーエン兄弟の、アメリカ文学の中でも有名な小説を元にした西部劇です。父親を殺された少女が、酔いどれ老保安官を雇い、先住民居留地に逃げ込んだ犯人を追うスリリングな物語。ノーカントリーでは、麻薬組織の金を手に入れたベトナム帰りの男と、殺しを生業とする無敵の冷酷非常な殺人鬼の攻防。そしてこの物語では、父親を殺された、頭脳明晰で意志の強い少女の追跡劇。伝説の人物達を、コーエン兄弟独特の視線で、リアリズムたっぷりに見事に再現した素晴らしい作品に仕上がっています。ジェフブリッジスの、ずっしりとした凄みは、観るものを画面に釘付けにします。少女を演じたヘイリースタインフェルドの、目を見張る見事な演技は、将来の活躍を約束されたと言える程のもので、今後が楽しみです。旅に加わるテキサスレンジャー役に、マットデイモン、少女の父を殺した犯人のチェイニー役に、ジョッシュブローリン。強盗団のボスに、プライベートライアンのバリーペッパーが扮していい味を出していました。実話であり、まさに西部開拓時代のの伝説といえる物語ですが、コーエン兄弟は、この物語をまさに神話のように描くがごとく、荘厳な物語世界を作り上げています。クライマックス以降、トーンが明るくなったと感じましたが、彼らの、西部劇、そしてその時代に対するオマージュかなと、受け取りました。満天の星空の下、傷ついた少女を抱えて医者の元へ荒野をひた走る老保安官、少女の視線で描かれています。このシーンにグっときました。絶対のお薦めです。
2011.04.07
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久々にお勧め出来る作品が公開されました。待ちに待ったこの作品、もしかしたらDVDスルーなんじゃないかと内心ひやひやしていましたが、全米公開、初登場第一位!他にひしめく話題作の中、4週の間ベスト10入りを果たし、3Dでの続編も決定!全米の映画ファンを沸かせた作品がついに日本でも公開されました!牛から発生した謎のウイルスはあっという間に全米を覆い、人間は生きる屍、生きた人間を食べるために襲うゾンビに変貌した近未来。引きこもりであったために運良く生き残った大学生コロンバスは、故郷の両親の元へ、たった一人で決死の旅を続けていた。彼は自分に課せた32のルールを守って生きて延びていた。命からがら逃げ延びた経験がそのルールを作り出したのでした。ある日旅の途中、ランクルに乗った荒くれ男タラハシーと偶然出会ったコロンバスは、その男と旅をする事になります。まるでゾンビを狩る為に産まれてきたような凄腕の男でしたが、彼の目的は”甘いスポンジケーキを手に入れる事?!”と聞かされて全然理解出来ないコロンバス。やがて彼らの前に助けを求める女性が現われ、呼ばれるままに建物の中に入って行く二人なのですが、、。主演には、ナチュラルボーンキラーズのウディ・ハレルソンで、素晴らしい存在感を魅せてくれます!見事としか言いようがないです。それから、ヴィレッジ、カースド、ハンティングパーティ等の演技が光るジェシー・アイゼンバーグ、この作品でも非凡な演技を魅せて、今後が楽しみです。引きこもりの青年を見事に演じ切って作品に感情移入させてくれました。また、コロンバスが恋してしまう詐欺師姉妹の姉ウイチタに、キューティーバニーのエマ・ストーン。妹のリトルロック役に、全米最高の子役の一人、リトルミスサンシャインでアカデミー賞ノミネートの天才子役、アビゲイルブレスリン!あらためてこの作品素晴らしい出来だと思います。入念に練り込まれた脚本、素晴らしい俳優達による演技、見事な撮影、無駄のない演出、隙のない特撮、観に行かないなんて絶対に損だと思います!別に怖いと思う類いの作品ではありません。この世界観は、舞台装置であって、この作品のテーマは、内気な青年の成長、そして恋愛、傷心の男の心の癒し、家族愛をテーマにしているんです。そして決してユーモアは失われてはいません。こんな面白い作品観ないなんて手はありません!映画ファン冥利に尽きるといって過言ではない仕上がりだと思います。ぜひ劇場で!
2010.08.01
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ある日当然それは現れた。全長何キロもある巨大な宇宙船。場所は南アフリカ、ヨハネスブルグ。しかしそれは、動きを全く見せず、時折船からいくつもの謎の落下物を落とすのみ。やがて人間が、その船内に入ってみると、そこには無数のエイリアンが死にかけていた。動かない宇宙船に乗った彼らは、宇宙の難民のようなものだった。そして28年後。人類は、彼らを受け入れ、第9地区と呼ばれる難民キャンプ同然の隔離地区に彼らを押し込めます。しかし、人間とは全く違うエイリアンとの間に軋轢が生まれ、さらに人間から隔離すべく、さらに過酷な第10地区へと移送する事になります。エイリアンの管理を任されているのは軍事企業のMNU。そこで働く気さくで平凡な男ヴィカス。ある日彼は第10地区へのエイリアンの移送の責任者の大役を任される事に。立ち退き書類の片手に、護衛の兵士を引き連れたヴィカスは第9地区へ。強制的な立ち退きを次々に行って行くヴィカスは、ある小屋で奇妙なカプセルを見つけます。うっかりふたを開けてしまった彼に、中の液体がかかってしまう。その後家に帰ったヴィカスはパーティーの最中突然黒い液体を吐き出して気絶します。MNUに運ばれた彼の身に変化が起こります。彼の体がエイリアンに変化を始めたのです。MNUは彼の変化を千載一遇のチャンスと捉え、彼を実験体として解剖しようとしますが、間一髪脱出に成功し、逃亡します。彼を追うMNUの屈強な傭兵部隊の男達はじりじりと彼を追いつめます。体の変化でエイリアンの様々な超兵器を扱えるようになったヴィカスは凶悪なナイジェリア人ギャング達から武器を奪って逃走に成功し、例の液体があった小屋に向かいます。そこで彼は、液体を作ったエイリアンと対峙し、液体が何であるのかを知り、それを取り戻す為に決死の覚悟でエイリアンと共闘する事を決意し、再びMNUの研究施設へ向かう事になるのでした。そして彼とエイリアンは傭兵部隊相手に壮絶な戦いを繰り広げる事になるのですが、、。 圧倒的な描写の壮絶な戦闘シーン、グロテスクなエイリアンの造形、個性的な人物描写、臨場感満点のカメラワーク。描写のキツい映画に耐性のない人の鑑賞はまったくお勧め出来ません。でも好きな人にはかなり楽しめるのではないでしょうか。ヴィカス役のシャルト・コブリーは、タクシードライバーの頃のロバートデニーロを彷彿とさせる俳優さんで、彼だけでも充分堪能出来るほどの好演を見せてくれます。全体としては、リアルタッチSFアクションとしてかなり面白かったです。
2010.04.18
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今年もアカデミー賞の季節になりました。今年から候補作が増えて、しかも混戦になっているようです。どの作品が受賞するのか気になるところですね。アバターは面白かったですね。良く出来たSF冒険アクションでした。興行収入も良く、歴代の記録を塗り替えています。作品賞は確実ではないかと言われていますが、どうでしょうか。個人的には、ハートロッカーの方が素晴らしく面白かったので、作品賞に選ばれたらいいなと思いましたが、他にも有力候補があり、しかもまだ公開されていないので、予想する楽しみがないのが残念です。そしてもう一本、コララインとボタンの魔女3Dを観てきました。劇場でストップモーションアニメを観るのは多分初めてです。主人公の少女のキャラに一目ぼれして(笑)劇場に足を運びました。日本のイラストレーターがコンセプトアートを担当しています。森に囲まれた田舎町のアパートに引っ越して来た園芸誌のライター夫妻と一人娘の活発な女の子、コラライン。アパートの周りには、ほとんど家もない、片田舎。外へ出れば、黒猫を連れた変な少年ワイビーが付きまとって来る。親も彼女の相手をする暇はないとばかり、まったくかまってくれないのだった。親に言われるまま、家の中を探検して回ると、自分の部屋の壁に、鍵のかかった小さな扉を発見。真夜中、ふと目を覚ますとその扉の中にネズミが入って行くのを見つけ、中をのぞいてみると、不思議な通り道が。おそるおそるトンネルのような道を通り抜けると、自分の部屋よりも豪華なベッド。キッチンには楽しそうに料理をする母親がいた。でもよく見ると目はまるで人形のようにボタンがはめ込まれている!私はもうひとりのママなの!と、コララインに言うと、陽気な”別の”パパと一緒に、おいしい食事を食べさせてくれ、大歓迎。そして彼女にまたおいでと優しく言うのだった。不思議な楽しい別の世界。そして夜になると、また別のママに会いに行くのだったが、、、。3DCGとストップモーションパペットの融合は見事に成功し、素晴らしい箱庭的世界を作り上げています。1年8ヶ月もの長期にわたって素晴らしいアニメーションを作り上げたスタッフを賞賛したいと思います。本当に素晴らしいと思いました。長編アニメーション賞を穫れたらいいですね。
2010.03.07
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この映画絶対観たい、、。そう思える作品には、なかなか出会えませんが、最近そんな作品を観ることができました。白血病で苦しむ姉のスペアパーツとして遺伝子操作で産まれてきた妹。ある日妹は貯めたお小遣いを持って、勝訴率91%を誇る敏腕弁護士に、ある依頼をしに行きます。もう姉のスペアパーツになりたくない。だから両親を相手に訴訟をおこしたい、、。たったの700ドルしかない少女の依頼を、敏腕弁護士は引き受けます。落ち着いた物腰の彼のそばにはいつも介助犬が寄り添っています。持病があるようなのですが彼は語ろうとはしません。アビゲイルブレスリンは、最高の子役の一人だと思います。おだやかで人なつっこい笑顔の瞳の奥に悲しさを表現出来る、優れた演技力を持っていると思います。リトルミスサンシャイン、幸せのレシピ、幸せの1ページ、どの作品も彼女の魅力で輝いていると言えるでしょう。新作のホラーコメディ?ZOMBIE LANDも楽しみです。単なるお涙ちょうだいのだるい作品ではなく、最後まで充分堪能出来る佳作に仕上がっています。ぜひ劇場での鑑賞をお勧めします。注意点として、ハンカチでは間に合わないと思います。泣きすぎて顔やせ出来るかもしれません。感涙強度指数最高が10点として、10点満点と思います。泣かずにいるのは困難です。観念して遠慮なく泣いてください。
2009.11.22
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ウィル・フェレルを初めて見たのは、オースティンパワーズという映画でした。トルコ帽をかぶってサングラスをかけた間抜けな殺し屋の役で、可笑しくて、すごく印象に残りました。ニコールキッドマンの奥様は魔女(ニコールが素晴らしくキュート。)という作品でも、ダーリンを演じていて、好感の持てるいい演技をしていました。ウィルの一番の作品と言えば、個人的にはもう、”主人公は僕だった”に尽きます。この作品も超ユニークなラブストーリーで、自分的に大好きな映画ベスト10に入れてしまっているほどです。最近劇場公開された、マーシャル博士の恐竜ランドは、公開をとても楽しみしていた作品で、期待を裏切らない可笑しさで、爆笑しながら観てきました。ウィルの可笑しさは、一見堂々としているのに、ちょっとしたヘマで、堂々とした態度からいきなり声が裏返ったり、みっともない醜態をさらしてしまったりという、簡単に見栄がはげ落ちてしまう可笑しい演技に尽きます。ありえないほどのギャップで笑いを取るのが抜群に上手い俳優と言えます。この作品のヒロインは、タイムラインのアナ・フリエルが演じています。アナのファンは必見ですね。相変わらず魅力的な女優で、この作品に花を添えていました。とにかく笑いたい気分の時、この作品を観たら気分良くハッピーになるかも!お勧めです。
2009.10.11
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未来から、現代に2人の男が時間を越えてやってきた。筋肉隆々の無表情な男は、人間の皮で覆われた、銃弾も跳ね返すチタン合金の殺人ロボットT-800。もう一人の男は、殺人ロボットを追ってきた若い兵士カイル・リース。世界中に核ミサイルが降り注いだ”審判の日”以降の荒廃した未来では、人間とマシーンが日々血みどろの戦いを繰り広げていたが、やがて、人間がマシーン達との戦いに優位に立った時、マシーンは人間の指導者の産みの親サラ・コナーを殺すため、タイムマシンを作り出し、1体のロボットを過去に送る。マシーンの基地を急襲した反抗軍は、ロボットの目的を阻止すべく、一人の兵士に後を追わせる。ターミネータ−の第一作は、こんなドラマティックで緊迫したシチュエーションで幕を開けます。アーノルドシュワルツェネッガーはこの作品がきっかけで、スターの仲間入りを果たしました。作品は大ヒットし、シリーズ化され、第4作目に当たる、ターミネータ−4が全米で公開、日本でも先行上映されました。先日、ターミネーター4の先行上映に行ってきました。監督は、チャーリーズエンジェルシリーズのマックG。冒頭、死刑囚マーカス・ライト(サム・ワーシントン)が、マシーンを密かに製造する多国籍軍需企業サイバーダイン社の医師セレーナ(ヘレナボナムカーター)に、献体を要請されるシーンから始まります。それから時が経ち時は2018年、人類を抹殺しようとするマシーン軍スカイネットと戦う、人類の反抗軍の指揮官ジョン・コナー(クリスチャン・ベール)は、自分の配下の部隊を引き連れ、マシーンの基地を急襲します。目的は、マシーン達の、あるプログラムを手に入れる事。マシーン達は、人間達をさらっては、人間を研究するため人体実験をしていました。プログラムを手に、部隊より先に地下施設を出たコナーは、地上の部隊が全滅しているのを発見、マシーンにさらわれた人々を救うべく、ヘリで飛び立ちますが、同時に地下施設が核爆発を起こし、部隊が全滅するのを目撃します。マシーン達が仕掛けた罠だったのです。彼は、施設急襲の目的が何だったのか知るべく、潜水艦の総司令部に向かいます。そのころ、核爆発で壊滅したマシーンの施設跡から、泥まみれの男が這い出してきました。地下施設で実験されていた男で、物語の冒頭サイバーダイン社に献体していた死刑囚でした。彼は、彷徨ううちに、がれきと化した街でいきなりロボットに銃撃されますが、そこにいた若き日のカイル・リース(アントン・イエルチン)、予知能力を持つ少女スター(ジェイダグレイス・ベリー)に助けられます。マーカスは、今が何年なのか、審判の日の事も、知りませんでした。ジョン・コナーの短波放送を偶然聞いたカイル達と、マーカスは抵抗軍の前線司令部に向かいますが、途中で巨大マシーンにカイルとスターがさらわれてしまいます。マーカスの抵抗むなしくカイル達はマシーンの基地に運ばれます。そしてマーカスは、救援に現れたパイロット、ブレア(ムーン・ブラッドグッド)とともに、前線司令部に向かいますが、、、。もの凄い戦闘シーンの連続で、ド迫力の戦争ムービーに仕上がっていました。物語のトーンが、一本調子で、胸にぐっとくるような人間ドラマの部分が、伝わりにくいというか、感情移入しにくい感じで、その辺がもったいないなあという印象も受けましたが、、。もちろん観に行く価値は充分だと言えますね。シリーズのファンならぜひ観てほしい作品です。続編も早く観たいですね。
2009.06.09
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ハリウッドの新作が発表されて、なおかつ自分にピンときて、面白そうな作品だと、公開まで待ち遠しいものです。テレビシリーズの往年の傑作スタートレックの久々の新作が公開されました。新作は、今までの劇場シリーズとは別に、若き日の主人公ジムがエンタープイズ号の艦長に就任するまでを描きます。監督は、トムクルーズのMI-3を監督した、才能あふれるJJ.エイブラムズ。ハリウッドの映画業界で今最も期待される監督です。向こう見ずで、野心家、女には目がなく喧嘩っ早い若き日のジェイムズ(ジム)・T・カーク。舞台は2055年の米国アイオワ州。様々な異星人と人間が共存しています。宇宙艦隊の造船所近くで無軌道な日々を送っていたジム。ある夜、バーに遊びにきていた、艦隊アカデミーの生徒ウラを強引に口説こうとして、彼女の仲間の宇宙艦隊アカデミーの生徒達と乱闘になってしまい、とうとうノックアウトされかけたその時、宇宙艦隊のパイク大佐が、声を掛けます。”君の父親はたった12分だけ宇宙戦艦USSケルヴィン号の艦長を務めたが、自分を犠牲にして、乗組員800の命を救った。君の母親と、お腹にいたお前を含めてだ。お前に実力があるなら、父親を越えて見ろ!”アカデミーに入学したジムは、相変わらずのオレサマぶりで、しかもナンパ野郎(笑)しかも生徒ウラの同室の女生徒と一緒の所を見られて益々彼女に嫌われます。誰もクリアした事のない戦闘シミュレーションテストをクリアして皆を驚かしますが、実はプログラムを改変しており、それがバレて査問会で吊るし上げられ停学の危機!!。プログラムを考案したのは、若き日のMr.スポックで、このプログラムは、クリアするのが目的ではなく、恐怖を受け入れ克服するためのものだと説明します。それに対してのカークの返事は、”勝ち目のないシナリオなどない”という強気の反論!。しかしその時、スポックの故郷バルカン星から救難信号が!アカデミーの学生達も、数機の戦艦に分乗して、救援に向かうのですが、、、、クリスパインはじめ、テレビ畑の俳優をチョイスしています。狙いはいいと思いました。ザッカリークイントってまさにスポック役のために生まれてきたような、、。スールー役のジョンチョウは、米国FOX系のテレビシリーズ、キッチンコンフィデンシャルの魚料理のシェフ役でいい味を出していました。スールーにぴったりですね。ドクターマッコイ役のカールアーバン、何となく似てて笑います。考えてる仕草が(笑)それから、機関士スコッティに、ナンとホットファズのサイモンペッグって、ナンの冗談かと思いましたが(笑)結構はまっててこれもありですね!チェコフはちょっと、なんかロシアすぎ!って感じもありますが、なかなかいい味出してるんです。ターミネータ−4でも、カイルリース役で重要な役を演じています。ストーリーは、賛否両論あるかもしれない。重要で根本的な物語の設定を二つも破壊してしまったので、続編はどんな感じになるんでしょうか??、、。ご都合主義って言えばそうなるし、説明を省きすぎな部分もあるかな。あと、ウイノナですけど、パンフに写真すら載ってないけど、、。あと、ウラ中尉スポックと、いちゃつき過ぎですよ(笑)
2009.06.03
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往年の少年漫画のノリで突っ走る、ガーリー学園カンフームービー。ストーリーは単純、あれどっかで聞いたなこのセリフ?このシチュエーション、このキャラクター??もう使い古されたパーツをオマージュたっぷりに再構成して、スタイリッシュに、テンポよくノリノリで隙なくまとめた家族向けの軽い娯楽作品になっています。中国少林寺武術学校での3000日の修行を終え、故郷に帰ってきた少女、桜沢凛(りん)。でも故郷で待っていてくれていたはずの道場はすでに人気も無く廃屋に、、。師匠は拳法をやめて今は町外れでさびれた中華料理店を切り盛りしていた。がっくり落ち込む凛だったが、一目で凛を気に入った中国人留学生のミンミンは、大学でのラクロスという球技に凛を参加させる。でも、チームプレイを理解しない凛は、チームのお荷物に、、。ラクロスのコーチに就任した師匠も、彼女に技ではなく少林の心を教えようと、彼女に冷たく当たるのだった。そんなある日、少年サッカーの練習に成り行きで参加した凛は、少しづつチームプレイの心を体得してゆき、ラクロスのチームメイトも、そんな凛を再び、チームメイトとして受け入れるのだった。またそのころ、凛の幼少の頃からの秘めた力を知っており、ひそかに凛を監視し続けてきた大学学長、大庭は、凛を戦わせるため、手下を凛の元に送って、実力を見極めようとする。凛の秘めた気の凄まじさを知る師匠は、大庭の魔手から凛を守ろうとするのだが、、。なんといっても、柴咲コウのひたむきで魅力たっぷりのキャラクターに、もう夢中になってしまいました。一年も鍛錬した少林拳はなかなか見応えがあって、しなやかに地面に吸い付く足元が、本気の少林拳の美しさを魅せてくれています。映像も美しく、マンガチックな特撮や、個性的な脇役の充実、あまりの面白さに、目をうるうるさせながら一気に観てしまいました。少女の成長物語に特化している単純なお話なので、ほかはすべてそのお膳立てに徹しています(笑)ユルすぎる幼児レベルのギャグ(汗)も多く、理詰めで考える人には、まったく理解出来ない作品で、テキトーでしかもご都合主義(笑)な物語の細部などどうでもいいと、すっぱり切り捨てているとも言えます。これは凛の成長物語であってそれ以上でも以下でもないのです。温かい心で凛を見守ってあげて下さい。さて、この作品、あなたに合うのか合わないのか??楽しめるか楽しめないか??もしあなたがこの作品を楽しめる人ならば、まさに、至福の時間が待っています。ぜひ、ご鑑賞あれ。
2009.03.04
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久々に、2度劇場に足を運んでしまいました。ジェニファーコネリーの瞳の威力に酔いしれてしまいました。 この人に見つめられた生命体はすべて、この人の言うなりになる事でしょう。これこそ神に与えられた才能です。キャスティングは大成功と言えるでしょうね。オープニングの緊迫した展開、このシチュエーションが結構好きです。ある夜突然政府に招集されて 軍の輸送ヘリに乗せられた地球外生物学者。秒速3万キロで地球に急接近する大型物体を目前に、まさに終局、回避出来ない究極の状況から物語は始まります。未知の物体に接近する最高の学者や技師達、現代の最先端の科学技術も知識もまったく役に立たない状況でしたが、それなのに最悪な事に、無防備で人々の前に現れた異星人を、偶発的な発砲で重傷を負わせてしまいます。研究施設に移された異星人は、外見はまったく人間そのものでしたが、人間はとてもかなわない特殊な能力を備えており、ジェニファー演じる女性科学者の手助けで、施設から抜け出してしまいます。彼の目的は、滅び行く地球を、人類から救う事。そしてその目的の為に彼は地球上で、彼に課せられた任務を遂行する準備を始めます。そしてその任務とは、、、、。この物語は単純です。単純な話です。だからこそ深い。そんな話だと思います。早くブルーレイやDVDが発売されるといいですね。
2009.02.07
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女上司に毎日いじめられ、こき使われるうだつの上がらないサラリーマンが、ある日突然、非日常の世界に放り込まれるダークな妄想全開ムービー。ただのダメ男だと思っていた主人公は、実は先祖代々の究極の暗殺者の血を引いていたのだ。いつも通りの生活を送っていたある日、目の前に突然美女が現れ、彼に、”あなたの父親は実は凄腕の暗殺者で、昨日殺害された”と告げる。さらにそこへさっそく彼の命を狙う別の暗殺者が現れ、激しい撃ち合いに!大銃撃戦とカーチェイスの後、暗殺者からからくも逃げ切った彼が連れて行かれたのは、古い紡績工場だった。だがそこは、フラタニティと名乗る、悪党を倒す正義の暗殺者達の基地だったのだ、、。 そこで、彼は、自分の知らなかった能力を引き出され、彼らとともに究極の暗殺者としての壮烈な訓練を受けることになる。そんなある日、仲間が一人また一人暗殺され、いよいよ彼も暗殺者と対峙することになるのだが、、、、。なかなか無茶なスーパーアクションで楽しめますよ、、、、HAHAHA。アンジーの魅力満載ですが、この人変テコな映画への出演が多いですね でも今年は、チェンジリングでの演技でアカデミー主演女優賞の期待がかかります。17歳のカルテ(マイフェイバリットムービー)以来のファンですが、ぜひ受賞して欲しいですね!なんか、この人に見つめられるだけで生気吸い取られそうですね、。。でも1度でいいから見つめられたい、、笑。
2009.02.02
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劇場では様々なジャンルを観ますが、自宅で多く観る映画はやはり、ほっとするような作品が多いです。もちろんディズニー映画も大好きです。リンジーローハンの主演した、楽しくキュートなファンタジー、ハービー/機械じかけのキューピッドは、私のひそやかな映写室の定番ムービー。往年のファンタジーの名作、”ラブバッグ”の正統的な続編のこの作品、よく出来た脚本と、さりげなく高度な特撮、個性あふれる演技上手な俳優陣、 そしてアンジェラロビンソン監督の楽しい演出と細やかな気配りが効いていて、見事な娯楽作品になっており、何度観ても飽きがこないハリウッド映画です。 ペイトン家は、親子3代にわたって全米で人気のあるカーレースに出場してきたレース一家。娘のマギーも、父親譲りのレーサーの才能を持っていたが、父親の反対で普通の就職をすることになっていた。大学を卒業して就職も決まっていたマギーは、父親から古いフォルクスワーゲンをプレゼントしてもらう。就職までの一ヶ月間だけ乗るつもりの古いフォルクスワーゲン。乗ってみると、以前の持ち主は、ダッシュボードに1通の手紙を忍ばせていた。この車は”ハービー”という名前で、どんな願いもかなえてくれますと書いてある変な手紙。マギーが気にも留めずに走り出そうとしたその瞬間、大喜びで暴走開始のハービー!なんとそれは、自分の意志を持ったミラクルカーだったのです!!暴走するうちに、ハービーが偶然入り込んだ整備工場で、幼なじみのケヴィンと再会したマギーは、修理部品を調達に2人で出掛けるが、そこでも、いたずらっ子なハービーのおかげで、レースカーの展示会場にいたストックカーレースのチャンピオンに、なんと勝負を挑む事になってしまう、、、。とてもハッピーな気分にしてくれる、最高に楽しいディズニー映画です。ぜひ観て下さいね! マギー・ペイトン/リンジー・ローハン(フォーチュンクッキー) ケヴィン/ジャスティン・ロング(ダイハード4.0)レイ・ペイトン・シニア/マイケル・キートン(バットマン) クラッシュ/ジミ・シンプソン(恋のミニスカウエポン) トリップ・マーフィ/マット・ディロン(メリーに首ったけ)
2009.01.06
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暑さも少しづつ和らいできましたね!この夏個人的に、北京オリンピック最高の感動は、女子ソフトボールによってもたらされたと思います。無敵の米国チームを、見事に打ち負かして金メダルを勝ち取った女子達の素晴らしい戦いぶりは、言葉にしがたい程の感動を与えてくれました。もうまさに伝説を作ったと言っても良い程の素晴らしさで、大感激しました。女性達の活躍は、スポーツの世界でも目覚ましいですね。さて、スポーツの映画も面白い作品が沢山ありますよね!硬派な作品だけでなく、コメディやラブコメも沢山あります。最近、ケーブルテレビで偶然観た映画で、抜群に面白かった映画は、アメリカンピーチパイという作品です。どれほど面白かったかというと、”もう信じられない(笑)”レベルの面白さです!!。ストーリーは、廃部寸前の女子サッカー部の主人公が、女子の実力を学校に認めさせる為に双子の兄の扮装で、男子サッカー部に潜り込むのですが、他の女子に惚れられるわ、同じ部の男子に惚れちゃうわで、もうこれ以上考えられない(?)最高の面白さを堪能出来ます。主演のアマンダバインズの可愛らしさと、演技のうまさは、もうまさに文句無し演技賞受賞レベルの域だと思います。今後目が離せない女優の一人だと思います。アマンダバインズは米国では大人気なんですね。なお、日本で適当につけた(?)この作品のタイトルは無視して下さい。ほとんど意味不明です(笑)ラブコメ好きな人や、元気になりたいと思う人は、一度観てはいかがでしょうか。いやもうゼッタイお薦めします。ホント最高ですよ、この映画。
2008.08.22
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今年のアカデミー賞を賑わした小粒で光る秀作です。本当に観に行ってよかったと思います。好奇心にかられるまま、友達以上恋人未満の男の子の子供を身ごもってしまい、しかたなく里親をさがすオタク少女と、両親や友達との心温まる作品です。オタクで、ほとんど友達も作らなかったジュノは、妊娠をきっかけに、自分のいる学校の皆から疎外される日々を送る事に、、。お相手の少年に妊娠したと告げに行くジュノ。でも、相手の少年はとてもお話にならない程の青二才ぶり。ただただ呆然とするだけ。最初は中絶しようと地元のクリニックに行きますが、結局それも出来ずにジュノは里親をさがす事にします。そして持ち前の気丈さとユーモアで日々乗り越え里親をさがす決意をしたジュノに、やがて里親候補が現れるのですが、、。抜群の脚本で今年のアカデミー脚本賞を受賞しています。セリフとセリフの一瞬の”間”に、次の展開を予感させ、はっとするほどの素晴らしい脚本で、後半どんどんお話が転がって行きます。若者の間で、口コミで評判が広がり、なんと2億ドルの大ヒット作品となりました。主演のジュノには、ハードキャンディーで怖い女の子を見事に演じた新人エレンペイジ。脇役陣も個性的な人達を揃えて、しっかり小さな田舎町の世界を作り上げています。後半たたみかけるように素晴らしく感動的な展開で、男女問わず、鑑賞には必ずハンカチを忘れないようにして下さい。
2008.07.07
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ほんの少し一週間ちょい以上(笑)ブログをお休みしている間にあいかわらず色々面白い映画が公開されてますね。最近はBS放送やビデオで映画を観る事が多いのですが、先日インディージョーンズの19年ぶりの新作を観てきました。第一作からもう26年も立っています。第一作はもう文句無しの抜群な冒険活劇になっていて、設定も面白く、登場人物も魅力的で、第一級の娯楽作品となっていましたね。当時発売されていた、サウンドトラックLPレコードと、BGM,セリフ効果音などが収められたLPを引っ張り出して来て、久しぶりに聴いてみました。LPレコードはホントに音がいいですね。マリオンの、”10年恨みのこもったパンチよ!”と、インディとの再会シーンで、あごへのパンチの音がお腹にズシッときます(笑)今回さすがに年月を重ねたハリソンフォードの老けっぷりはまあ置いといて、結構年齢を感じさせない格闘っぷりで、旧ソ連エージェント達と迫力の追っかけっこを堪能させてくれます。笑いどころつっこみどころも満載で、演出もユルーく見せている部分も多く、インディの衣装がコスプレに見えたり、まるで同窓会みたいな錯覚すらおぼえる、ファンサービス満点の作品になっています。この作品でひと際目を引くのはやはり、敵の女エージェントを演じるケイトブランシェットです!。女性ながら、インディジョーンズを演じたいという願望があった彼女は、楽しんでこの作品をこなしたようです。この作品でケイトのファンになる人は多いんではないでしょうか。今回の黒髪ショートボブのヘアスタイルは、とてもよく似合っています。サーベル片手にめちゃかっこいいですよ!ケイトだけ観に行っても楽しめる事請け合いですね!素晴らしい演技派で、アカデミー賞にはしょっちゅう顔を出しています。多分世界中でこの人だけではないでしょうか?セリフを話しながら吠える事の出来る女優さんは、、。エリザベスゴールデンエイジでの迫力の演技は繰り返し観ても飽きません。しばらくは舞台に専念するとか、、。一度舞台を観てみたいものですね。
2008.06.28
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まあ、一理あるかな?まあ、そんなものかな?まあ、こういう事かな?と、物事を自分なりに理解したりした時に、片方の眉を上げる表情をする人は、結構いるのかもしれません。そういうタイプの人は、多分しっかりとした、強い自我に支えられて生きているタイプの人なんだろうと思います。ドイツ人女優のマルティナゲディックは、マーサの幸せレシピで、つん、と、プライドの高い自信たっぷりの外見と、他者との関係を極力排除しつつ、高級レストランを自分の流儀で仕切って毎日を厳しく生きている女を好演しています。そして、姉の死、そして面倒を見る事になった姉の娘リナ、職場に突如雇われたイタリア人シェフ マリオとの交流を通じて、マーサのその、片眉を上げつつ、冷たい表情から、柔らかくやがて暖かくなってゆく過程を、見事に演じ切りました。マルティナが主演した、マーサの幸せレシピのリメイクである、”幸せのレシピ”が、今週公開されます。主演のキャサリンゼタジョーンズには、あまりこれといった主演作がなかったので、ダンナのマイケルダグラスは、この新作がキャサリンの魅力を最大限に引き出した事に、大喜びしていました。個人的に、女性シェフが主人公の映画で一番好きなのは、やはり、バベットの晩餐会です。この映画の晩餐シーンを越える作品があるなら、ぜひ観たいと思う程の素晴らしさで、今だにそんな作品を観た事はありません。単に豪華絢爛であればいいのかというと、全然そんな事はないというのは、この作品を観ればわかるはずです。マーサの幸せレシピは、そういった凄さはないですが、人と人のふれあいが、固く閉ざした心を開いてゆく過程を、ハートウオーミングに描いています。イタリア人シェフ役のセルジオ カステリット、ちょっと、影のある、トボケていて、力の抜けたような男を好演していますマーサはこの男を最初は嫌いますが、やがてこの男の本質を理解していきます。こんな店で働かなくてもいくらでも働く場所はあると、マーサに言うシーンがありますが、これは強がりです。多分、ひとつの場所に落ち着けないというか、長続きしないタイプの人なんです。だからマーサは、この人も自分と同じ種類の孤独な人であると見抜き、親交を深めていく事になるのです。姉の子リナを実の父親に預けたものの、結局イタリアに取り戻しにいくシーン、カステリット演じるマリオに、”あの子は戻るかしら?” ”もちろん戻るとも” ”太陽が輝くイタリアに残りたいワケはないさ。イカレた叔母と暗く寒いドイツで暮らせるのに” ”ひどいわ、そんな言い方” ”マーサ、リナは君の事が好きだ わからないのか?、、、” 静かに、”わかってるわ”という穏やかな表情のマーサ。娘を連れ戻しに行くマーサを、呆れて仕方ないなと思いつつ、やはり故国を離れてしか生きていけない不器用な自分もついでに皮肉って言ったのだと思います。監督は、閉じこもったドイツ人の主人公の心を開かせる為に、イタリア人の男を、単に漫画のように登場させたのではないのです。あと、登場シーンは少ないですが、マーサの唯一の友人と言える、初老のセラピストが抜群にイイです。さて、リメイクの出来はどんな感じでしょうか?週末が楽しみです
2007.09.25
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この映画が観たいっ!と、思う瞬間ってありますよね?最近で言えば、サミュエルLジャクソンとクリスティーナリッチのブラックスネークモーンなんかがそれ。子供の頃に虐待され、それが元で荒んだ人生を送る若い女。世捨て人のように郊外で一人で暮らす黒人の男 ある日血みどろで道に転がっていた女を自分の家に連れて行き、その女がまっとうな人生を送る準備が出来るようになるまで、鎖につないで自分なりの教育を叩き込む話。これなんか、早く観たくて仕方ないって言うか、すでにブルーレイDVDで発売されてる米国版 全力ダッシュで買いにいってすでに手元にあるわけなんですけど 笑 まあ、よく考えればヘンな話かもしれないけど、映画って、そんなのぞき趣味というか、なんかいかがわしい部分があるのは否定出来ないと思うんです。先日、もう何十年も前に観た記憶のあるホラー映画のDVDを買いました。タイトルはDAUGHTERS OF DARKNESS なんで買ったかというと、助演の女の子を憶えていたからですが、パッケージからしていかがわしい雰囲気満載。レズビアンの吸血鬼の話。でも、この手の映画としては、かなり評価が高いようです。実際この映画面白いです。B級C級映画には、荒削りで、不謹慎な面白さがあります娯楽として高い完成度があまり求められていないような低予算映画には、それなりの自由奔放な表現が許されている、つまり、面白ければ何をやってもいい、というような。梅田のOS劇場と、3番街シネマが閉館するとのことで、OS劇場に、デスプルーフINグラインドハウスを観に行って来ました 監督はクエンティンタランティーノ大衆動員できる珍しいジャンクムービーの鬼才若い頃からドライブインシアターや場末の映画館で、ロクでもない映画(日本映画も大好き)を山ほど観て、それが長年にわたって頭の中でぐるぐるぐるぐるかき回されて熟成して(笑)彼の現在のケッサク作品群になっているわけですそしてこの映画は、スタントマンの殺人鬼が出てくるB?C?級スプラッタムービーです 殺人鬼はなんとカートラッセル。ニューヨーク1997以来の素晴らしいはまり役で、スンバラシイ名演を見せてくれます(いやほんとです 観ればわかる すごいです)女優陣は、クセのあるバイプレーヤーを選んでいますシンシティ、レント、メンインブラック等のロザリオドーソン、チャーリーズエンジェルのシェリルラッドの娘、ジョーダンラッド、ダイハード4.0、スカイハイの、メアリー E ウインステッド。ウインステッドは、スカイハイで、カートラッセルと共演していますスカイハイでは、マッドサイエンティストの役で出ていて、ものすごく印象に残りました。今後活躍すると思いますさて、仕事を早めに切り上げて、夕方劇場へ行きました劇場に入ったとたん、目の前の階段を仰向けに転がり落ちてきたじいさんを発見。、(笑)が、到底自力で起き上がれない風でしたので、じいさんを起こしているうちに、支配人も来て、じいさんが落ち着いたのを確認して劇場に入ったけど、大丈夫だったかな?、、救急車来たのか?、、。ま、いいか 病院くらい行くでしょ大丈夫(いいかげん)しかし、スタントマンの殺人鬼の映画観に来て、自分がスタントやっててどうするんですか(笑ったら不謹慎ですね。すいません)気をとりなおして映画を観ると、もうスゴいスゴい。さすがタランティーノ!めちゃクールです! この映画を女性が観たら、サイッコウにストレス発散出来ます本当です ネタバレ全然出来ません 面白すぎて、もったいないでしょ観るまでは!後半の女性スタントハラハラします!!もちろん男が観ても、冒頭からサイッコウです(とても書けない 笑)タランティーノは天才です ぜひ観て下さいこの映画は、2部構成で、次週は、スゴいゾンビ映画が観れますもう予告編でウキウキ状態です 観てのお楽しみって感じ!いやもう、右足がマシンガンの女が暴れまくり!!、、どんな映画やねん 笑 監督は、デスペラードのロバートロドリゲスが担当しています
2007.09.14
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リースウイザースプーン主演の、キューティーブロンド以来、頑張る女性の映画を観るのは一つの楽しみになりました。東部インテリ層に多いブルネットのような濃い髪の色ではない、西部の高級住宅地のキャピキャピブロンド娘が、恋人にフラレたのをきっかけに、恋人の後を追って、ハーバード法学部で恋人を見返してやろうと悪戦苦闘するチャーミングコメディでした。人は見た目や服装だけで、相手の程度を判断する場面も、社会生活の中では往々にしてある事です身なりを整える事は、社会人としての基本ですが、さらにその美的外観やグレードを一般的なレベルよりもはるかに引き上げて自己主張する人々もいます。そんな最先端のファッション業界で活躍するセレブの中のセレブである辣腕女性編集長の元に、ある日大学を卒業したての若い女性が面接に来ますでもファッション業界の事などまったく知らず、ファッションの事もまったく興味がない主人公アンドレアに、アシスタントはビックリ仰天!そのとき、携帯の呼び出しとともに、今会社に到着したと、出版社に君臨する鬼の女性編集長の一報が!めずらしく早出してきた編集長に、アシスタントは大慌て、しかも巨大な出版社内中が騒然となるのを見て、ビックリするアンドレア。やがて、アシスタントに、たくさんの用事やスケジュールの指示を出しながら、一秒の無駄もないという風な編集長は、アンドレアを部屋に入れ、面接をします。ところが、彼女が業界の事など何も知らないと知るや、アンドレアを、さっさと追い返そうとします。でも、気の強いアンドレアは、自分の優秀さを去り際に強引に主張し、部屋を出ます。ここはだめかとビルを出る間際、あきれ顔のアシスタントがアンドレアを急いで呼び止め、信じられないと言った仕草で、採用を伝えるのでした最先端流行ファッション紙のスゴい世界に身を投じる事になったアンドレアなのですが、この編集長の次から次への無理難題をこなしていかなければならない激務で、誰も長続きしない事を知るのですが、大手新聞社への紹介状を得る為に、一年間仕事をやり抜く事に決め、究極の大忙しの日々が始まるのでした、、、ヴォーグ誌で、アナ・ウインターのアシスタントを勤めた作者の実際の体験をもとに書き下ろした小説はベストセラーになっています ブランドファッション業界なんて、どんな感じなのかなあってのを垣間みるにはいい映画だと思いますメリルストリープがすごくいいんです。アカデミー主演女優賞候補なんとこの作品で14回目です。コメディ/ミュージカル部門で見事主演女優賞に。アンハサウエイは、まさに、ぴったしのはまり役で、他には考えられません また、アシスタントのエミリー役のエミリーブラントが抜群に上手くて、ゴールデングローブ賞にノミネートされています。この作品での受賞は逃しましたが、テレビ作品部門での助演女優賞を受賞しましたKTタンストルが歌う主題歌も素晴らしく、サントラも一流のアーティストが参加しており、クオリティの高い十二分に満足出来る、最高にお薦めの作品です
2007.09.08
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だいぶ暑さもやわらいできました季節の移り変わりがある日本は、やっぱり、いい!と思います映画が大好きで、たくさんの作品を見てきました最近のお気に入りは、プロヴァンスの贈り物全世界でベストセラーとなった小説の映画化で、監督は米国アカデミー作品賞受賞した、”グラディエーター”の名匠リドリースコット主演はその作品でアカデミー主演男優賞を獲得したオーストラリア俳優のラッセルクロウヒロインにはTAXI シリーズやロングエンゲージメントのマリオンコティヤール、やはりオーストラリア女優のアビーコーニッシュトムジョーンズの華麗な冒険、ビッグフィッシュのアルバートフィニー、チャーリーとチョコレート工場の名子役フレディハイモア等、個性的な顔ぶれが揃っています英国人の主人公マックスは子供の頃、毎年夏休みに過ごした南仏プロヴァンスのぶどう菜園を経営する、おじさんのシャトーを遺産相続する事になり、強引な取引で多忙な、豪腕金融トレーダーとしての仕事の合間を縫って、シャトー売却の為にプロヴァンスに向かいますそこで過ごすうちに、子供の頃、いろんな人生の楽しみを教えてくれたおじさんの記憶が甦り、多忙な都会のビジネスマン生活で忘れていた幸せな時間を思い出します そんなある日、おじさんの娘を名乗る女性が彼の前に現れます ワインの専門家、しかも彼女は正当な遺産の後継者。彼女を戦線恐々と眺めるマックスでしたが、ワインを心底愛する彼女を見ているうちに、段々と彼女に親近感を憶えはじめるのでした シャトーに初めてやってきた日、車で女性を撥ねそうになりますが、気づかずに走り去るマックスさっさとシャトーを売却しようと大急ぎで走りまわっている為、周りの事が見えなくなっているのです。そうこうしているうち、水を抜いたプールにうっかり落ちてしまい、悪戦苦闘している時、撥ねそうになった女性が、偶然通りかかります。そして彼は、こっぴどい仕返しとともに、彼女に助けられます。彼女は、地元のレストランのオーナーで、彼女とそこで再会したマックスは、物怖じしない快活な彼女に人目惚れ。そして彼女が誰なのかを思い出し、また、ワイン農園に人生を捧げる幼なじみの親友や、ワインに情熱を向ける、おじさんの娘に接するうちに、彼の心の中の、人生に対する考えが変わって行くのでした映画を観ている時に幸せな気分に満たされる事がありますし、あまりの面白さに、うれしくなってしまう事がありますこの映画もそんな作品でした 、一見緑豊かでのどかな田舎暮らしも、苦労は色々ありますが主人公は、運命の女性との出会いをきっかけに、本当の幸せを知り、すべてを受け入れて行く事になります今年観た映画の中でも、とても気に入っている作品です 自分にとっていい映画の基準は、その映画を何回みても飽きないって言う事なのでDVDが出たらまたじっくり観てみようと思います
2007.09.04
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