生活日記

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感謝の言葉は「万能特効薬」

!!感謝の言葉は「万能特効薬」!!
{東京新聞 発言より}

 今は無き父母は「感謝の言葉は災難よけ」と言うのが口癖だった。
 風呂に入る時は「いただきます」。包丁や自転車を使う時も「お願いします」と何事にも挨拶しなさい、と言った。
 父母が生存中は、気にもしなかったが、家内がその言葉を信じていて私が車に乗ろうとすると「忘れ物は―」と聞くようになった。
 思い起こせば父母が他界してこの十年、車の事故どころか、これという病気や盗難など生活上の災難に遭遇した覚えがない。
「挨拶は人と人との潤滑油」という標語はあるが、身の回りに存在する多数の品々にまで挨拶するのは、如何なものかと私は半信半疑でいた。
 しかし、父母の持論は終始一貫、常に「全てのものは命を宿す」であり、「わが身を包む衣類や寝具にも感謝の言葉をかけなさい」と言っていた。
 先日も出勤前の孫に「忘れ物は―」と言い、「あれもこれもみんな言ったよ」と聞いた家内は「じゃオ―ケ―、気を付けてね」と見送った。
 昨今車は事故も多いが、生活上かかせぬものになった。せめて車くらいは、と乗降時に挨拶する私である。もう十数年も事故に遭っていない。
 お金や手間隙は、一切かからぬ上に一言で住む。この簡単な挨拶は、万能特効薬だと思うようになり、近隣の人々にも会うたびお勧めしている。
 その気になれば誰でも何処でも今すぐできる。どなたも一度は試してみては如何と思います。

 平成15年11月20日(木)
          埼玉県 無職 佐伯旨一 74歳

黙ってられない!自衛隊派遣!



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