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2007.02.01

満点あげます！『リトル・ミス・サンシャイン』

(2)

テーマ：映画館で観た映画(8594)

カテゴリ：映画関連鑑賞記

今日は映画サービスデー。

このチャンスに観に行った『リトル・ミス・サンシャイン』という作品にやられてしまいました。

＜ストーリー＞
アリゾナに住むオリーブは１１歳。小太りの眼鏡ッ子だけど、夢はビューティークイーンになること。
そんなコンテストの１つ『リトル・ミス・サンシャイン』コンテストの地方予選に出場していたオリーブへなんと「繰り上がりでの本戦出場」の通知が。
ただ本戦会場のカルフォルニアへは１０００ｋｍ以上もの道のり。時間も経済的にも余裕のないオリーブの家族たちは、それぞれの事情も重なって一家全員ミニバスで会場を目指すことになる・・・。

オリーブと・・・

★超楽天的でうさんくさい人生哲学を売り込む仕事をする「父」。
★家族のまとめ役だが、ストレスでたばこがやめられない「母」。
★航空パイロットを目指して無言の行を続ける家族が嫌いな「兄」。
★恋人にフラれ失職、失意のまま自殺未遂を起こしたゲイの「伯父」。
★ファンキーで薬物中毒だが、１番の孫思いの「祖父」。

・・・そんな家族が織りなすロードムービーです。

ロードムービーとしてはまず傑作だと思います。（断言）

最初オリーブ以外は、いがみ合ってばかりの家族。
そんな家族に、旅の途中それぞれに様々な「試練」がやって来ます。
それらを乗り越えてミニバンの中でまとまっていく家族。
そこには「ちょっとブラックな笑い」とか「ほんのり涙の感動」とか「社会批判精神」とかいろいろな面白いお話が、きっちり詰まっているのです。（「エロ本」にまつわるエピソードが特に笑えたかな。）
本当に良くできた脚本・演出です。

さらにこのような作品なのに、ラストで家族が「リトル・ミス・サンシャイン」を終えて引き上げるシーンがものすごく清々しくて、まさに「サンシャイン」。
見終わった後でしばらく笑顔でいられる、そんな幸せあふれる作品です。

久しぶりに私は『満点をあげたい作品』に巡り逢いました。

本当に何年ぶりでしょうか。
少なくともこのブログを始めてからは初めてです。

当サイトのオススメということで。

（詰め込まれた笑いと感動に１０．０）＝２０点満点！！ ＞

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