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2007.07.27

『Ｇｅｎｉｕｓ　Ｐａｒｔｙ』、制約はゼロ。（時間と予算以外）

テーマ：おすすめ劇場版アニメーション作品(51)

カテゴリ：アニメ関連視聴記

さあ楽しみに観に行って参りました。『Ｇｅｎｉｕｓ　Ｐａｒｔｙ』！

実写と違って、アニメはゼロから絵・画像で表現する世界なので前提から表現に限界はないのに、その上でさらにテーマがフリー＝ある種究極の映像表現を創作した作品でしょう。
アニメを観ない人には全く意味がわからないでしょうが・・・。

結果「７人７様」というか、 キレのある短編オムニバス作品 になったのは事実です。

河森正治＆木村真一＆湯浅政明監督の作品なんかはとてもユーモアあふれる作品だったし、渡辺信一郎監督は今までとは畑違いの「しっとりとした現代の恋愛物」を撮っても、やはり絵になる渋い表現になってました。
しかしこれを１本の作品として観た場合、１番ポイントとなる作品は ５番目の二村秀樹監督の「ＬＩＭＩＴ　ＣＹＣＬＥ」でしょう。
めまぐるしく変わる背景の中で、三上博史が哲学的な文章を朗読するといった内容で、同じ時間でも長く感じる上に、説教されているみたいで一瞬このまま洗脳されるかと思いました。
これがかなり眠気を誘います。ある意味「山場」かと。

ちなみに前から書いていた通り、森本晃司監督を始めとする第２弾が公開予定のようで、次は次で楽しみに待っておきます。

＜自己評点＝８．０　（ただし骨太なアニメファンのみ）　（１０点満点＋α）＞

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