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紅蓮’s日記
第二十四話
「え~今日今朝五時、埼玉県のとある市街地でこの地区に住む
会社員佐藤 毅さん四十六歳が『グリマー』と名乗る男に襲われ
意識不明の重体となっております。
先週二十四日の連続テロ事件以来、『グリマー』と名乗る者や、
謎の集団『レジストグリマーズ』による被害は四回目で死者五十四人、
負傷者八十三人と各地での被害は………」
龍太の後ろの席からラジオのニュースが聞こえてくる。
「………」
龍太は窓の外に目をやった。
「龍峰くん、どうかしましたか?」
そんな龍太の顔を林が覗き込むように見た。
「いや、なんでもない。」
龍太は軽く笑ってみせた。
「そうですか。さっきから元気ないみたいだったので。
あ、もうすぐホテルに着きますから。
そろそろ降りる支度をしておいた方がいいですよ。」
林はそう言うと自分の席へと戻っていった。
龍太は今日、皆と共に旅行へ来ていた。
林が計画したもので、林の父親が経営する海辺のホテルで
一泊二日をするという豪勢なものだ。
「大地くんやるじゃない。」
「くそ~、大地!羨ましいぞ!」
「まさか大地に先を越されるとは………」
「お前に女ができるとはな………この世界ももう終わりかな………」
龍太の隣の席では舞火、風牙、勲、極が大地と大地が連れてきた
氷川 扇という少女と楽しそうに騒いでいる。
扇は大地が最近つくった彼女らしい。
正直龍太も大地が女を連れてきたときはかなり驚いた。
「わ~い!あっがり~!あたし大富豪!」
「オレもこれで上がり。」
「ボクもこれで上がりです。」
「オレも上がらせてもらう。」
「よっしゃ!大貧民回避!
そうすると残ったのは………犬飼っ!てめぇだ!」
「………」
その後ろでは連鎖や暗、成人、忍、斬、切菜がトランプをしている。
「スー………スー………」
大地たちの前の席では剣児と光が気持ち良さそうに寝ている。
そして剣児たちの隣の席、ちょうど龍太の席の前にあたる席では
林と林の双子の姉である大森 緑(おおもり みどり)が
電車を降りるための身支度をし始めている。
本来ならば今日は龍太も楽しみにしていた日だった。
しかし今龍太の頭の片隅には
先週のレジストグリマーズの宣戦布告事件のことがある。
彼らが宣戦布告をしてきたからには、
彼らの邪魔者である龍太たちはいつ彼らに狙われてもおかしくない。
もしかしたら今この場で襲われるかもしれない。
そんなことを考えると素直に楽しめないのだ。
「ねぇ、龍峰くんって最近いつもそんな顔してるわね。」
今度は緑が龍太の顔を覗き込むように見てきた。
「それじゃせっかくの容姿が台無しよ。
龍峰くんはかっこいいんだから。
ほら、もっと楽しそうにしなさいよ。」
緑は龍太の隣に座り込むと龍太の腕を取った。
緑も有然中学占拠事件以来龍太に話し掛けるようになった人物の一人である。
最近は事あるごとに龍太のもとへやってくる。
緑は物静かな林とは違い、
どちらかというと活発でおてんばなところが目立つ。
林とは正反対の性格といったところだろうか。
二人の唯一の共通点といえば
どちらも男子に人気があるというところだろうか。
そんな緑に腕を取られた龍太は男子として嬉しくないはずがない。
「せっかくの旅行だもんな。楽し………」
そんなことを口に出そうとした瞬間、
ものすごい見幕でこっちを見つめる舞火が龍太の目に入り、
龍太はとてつもない恐怖を感じた。
午前六時に有然駅を出発し、電車に揺られること四時間。
そこから徒歩で三十分。
「ここがわたしたちのお父様が経営するホテルよ。」
林が前方の建物を指差した。
龍太たちの目の前には二十階建ての超高級ホテルが建っていた。
「すげ~!」
大地と切菜は開いた口が閉まらないまま上を見上げた。
「ほらほら、一泊二日で時間ないんだから。
中に入って荷物を置いたらとっとと泳ぎに行きましょ。」
緑が先導をきって中へと入っていった。
それに続けて他のみんなも中へと入っていった。
広いロビーを抜けエレベーターに乗り込むと
龍太たちは最上階へとやってきた。
「ここのフロアならどこでも使用して構いませんから。
では自分の部屋を決めましたら荷物を置き、
着替えて海辺に集合ということで。
海はこのホテルのすぐ裏にありますから。」
林が説明をし終えると、
皆はそれぞれ自分たちの部屋を決める為それぞれ散開した。
「女子たちおせ~な。」
大地は口を尖らせた。
「しかたないだろ。女子は時間が掛かるんだよ。」
風牙はそっけなく答えた。男子は皆十分としないうちに海辺に集った。
だが女子たちは二十分たっても現れなかった。
照りつく太陽の熱が男子の待ち時間を一層長く感じさせた。
「おっまたせ~!」
それから数分後、やっと女子群が姿を現した。
「おお~!」
大地は女子群の水着姿を見ると、
今まで起こっていたことなどすっかり忘れて女子たちの姿を
見入ってしまった。
龍太でさえ舞火の水着姿には目を奪われた。
その時龍太の目には舞火や暗、光の体の無数の傷跡が目立って見えた。
「そう言えば周りに人が見当たらないけど………」
成人は辺りの状況に不信を抱いた。
「あ、ここ一帯の海もわたしたちのお父様の所有地なの。
ホテルもまだオープン前でいるのは中にいるのはわたしたちの執事だけ。
だから今はわたしたちの貸切だと思ってくれて構わないわ。」
林が補足説明を加えた。
「おし、んじゃ今日は命一杯騒ぐぞ!」
大地の掛け声で皆は一斉に海に飛び込んだ。
海は太陽の熱で火照った体には心地良いほど冷たく、
また大きな都市から離れたところに位置するため水は澄み切っていた。
龍太の龍たちも皆から少し離れた場所で五匹仲良く戯れている。
朱雀はそんな龍たちの様子を空中から眺めている。
浜辺には剣児たちの武器が置いてあり、
桜丸(さくらまる)、迅雷(じんらい)、一閃(いっせん)、
大黒(だいこく)は四人で話に花を咲かせている。
玄武と白虎は波打ち際で戯れており、
ケルベロス、リッチ、シャドウ、
そしてゴート、バッツ、レオ、シザーの四匹は
それぞれの主の後ろに常に浮かんでいた。
そんな様子を眺めながら龍太は一人あお向けの状態で波に漂っていた。
「た~つみ~ねく~ん!こんなところでなにしてるの?」
突然龍太の背後に現れた緑は龍太に抱きついた。
「うわっ!っと、何しやがる。塩水飲んじまったじゃねぇか。」
「みんなでビーチバレーするんだけど龍峰くんもやろ。」
緑は龍太の腕を掴むと強引に龍太を引っ張った。
そんな龍太の様子を舞火はまたも凄い見幕で睨みつけていた。
「ちとオレ休むわ。」
ビーチバレーをある程度嗜んだ龍太は皆から離れ、
浜辺に寝転がり寝てしまった。
「んじゃ今度はオレが龍峰の変わりに入る!」
忍が龍太の抜けた穴に入った。
「あんたそんな小さいのにビーチバレーできるの?」
暗はわざとらしく忍に尋ねた。
「てめぇ、馬鹿にするなよ!」
ビーチバレーは思ったよりも白熱した戦いになっている。
「ねぇねぇ。龍峰くんとあなた付き合ってるの?」
龍太がいなくなると緑は小声で舞火に突然尋ねた。
「な、な、な、な、な、なに言ってるの!?」
舞火は顔を真っ赤にして慌てふためいた。
「だっていつも一緒に学校に来るし、下校もいつも一緒だし………」
「別に龍太とはそんな関係じゃないわよ!」
「そうなの。ならわたし龍峰くん狙っちゃおうかな?」
舞火の返答を聞いた緑は満面の笑みを浮かべた。
「だって龍峰くん容姿もいいし、勉強できるし、
運動神経いいし、最高じゃない。
あの中学校占拠事件の時にわたしたち助けようと
必死に頑張ってたじゃない。あの姿見たら惚れちゃった。」
「え………」
舞火は緑の言葉に声を失った。
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