暖冬傾向で、ゴルフ場の予約が多い!
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
043916
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
紅蓮’s日記
第二十八話
「か~!なんで夏休みに学校来なきゃならねぇんだよ!」
大地は学校の屋上で大声で叫んだ。
「弁当の飯が口から飛んでる。つうか恥ずかしいからやめろ。
期末テストで点を取らなかったのが悪い。」
隣の龍太の厳しい指摘が大地の胸に突き刺さった。
「そういうお前だって今この場にいるんだから偉そうなこというな!」
「はいはい。ただオレの場合出席日数が足らないだけだけどな。」
「ぐっ………」
大地は今龍太と争っても勝てないと悟り、落ち込んでしまった。
「あはははは………大地くん、わたしも成績悪くて今この場にいるんだから、
まぁ成績悪い者同士頑張ろうよ。」
舞火が大地を元気付けようとなんとか励ます。
「お前は英語だけは学年トップだろ。
取り得のあるお前はまだ救いようがあるが、こいつはもうダメだ。
何とかしたかったらおとなしく補習に出つづけるんだな。」
龍太は容赦がない。大地はますます落ち込んだ。
八月の頭から二週間、今有然中学では成績の悪い者、
出席日数の足りない者を集めた補習授業が開かれている。
該当者でない者は自由参加だが、こんなもの好きで出るほど物好きはいない。
龍太と連鎖が出席日数不足、
そして舞火と大地、暗、忍が成績不良でこの補習へ呼び出されていた。
昼休みの終了を告げるチャイムが校内に鳴り響いた。
「おい、いくぞ。」
龍太は嫌がる大地を無理矢理教室へと連れて行った。
補習授業は三年A組で行われている。人数は大体十五から二十人。
どいつもこいつも勉強に関してやる気のない者ばかりだ。
「………で、あるから………」
前の黒板で鞘坂 心助が熱心に数学の公式を書いているが
まともに聞いている人などいないだろう。龍太は少し心助に同情した。
「おい、あれなんだ?」
そんなときだった。
窓の外を眺めていた一人の男子生徒が空に浮かぶ黒い物体を指差した。
黒い物体は穴のようで、ドンドンと大きくなっていく。
生徒たちの注目は授業でなく、一瞬にしてその黒い物体へうばわれてしまった。
そして黒い物体の大きさが直径二メートルほど大きさになると中から
二人の男が現れ、校庭に着地した。
一人は黒髪で二十歳くらいの気の優しそうな男。
もう一人は金髪で活発そうで、歳は同年代らしき男だった。
「すみませんが、こちらに龍峰 龍太さんと言う方はいらっしゃいますか?」
校庭に現れた男は丁寧な口調で言った。その声を聞いた龍太は愕然とした。
龍太だけではない。舞火、大地、連鎖、暗、
そして忍までもこの声を聞いて愕然とした。
「龍峰、お前の知り合いか?」
心助は龍太に尋ねた。
「………」
龍太は喋れなかった。その男自身は全く知らない赤の他人である。
だが、この声は聞き覚えがある。
そう、この声はあのレジストグリマーズの宣戦布告時に
あのスクリーンから流れていた声だ。
「奴はあそこだな。さっき乱れた霊力を感じた。」
もう一人の男が龍太の三年A組を指差した。
「そうか。」
男は軽く地面をけると、四階にある三年A組の教室までジャンプした。
「どうもこんにちは。キミが龍峰 龍太だね?」
教室の窓から男は龍太に向かって挨拶をした。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
多くの生徒がこの男の常識ハズレな行動見て恐怖のあまり後退りした。
「私の名前はタツ、『破壊と滅亡の使者』とも呼ばれています。
レジストグリマーズを仕切る者であり、またこの組織の創始者です。
以後お見知りおきを。」
龍太はもう動くことすらできなかった。
この男の体から溢れる霊力は禍禍しく自分よりも数倍も大きい。
空気が重い。息が苦しい。龍太の体は『恐怖』によって縛られていた。
「グリマーでありながら我々レジストグリマーズに仇名す者
『五龍の龍太』、お前の力どれほどのものか調べに来た。」
タツはそう言うと左手を振り上げた。
「姿を見せよ。我が精霊、黒龍(こくりゅう)!」
左手の前に一匹の龍が現れた。
まるで一切の光が届いていない世界でも暗示するかのような
漆黒の体に不気味なほど輝く金色の眼。
そして、何よりも精霊から放たれる禍禍しいこの霊力。
この男、龍太が今まで出会ったどの者よりも強い。そしてヤバい。
「破剣(はけん)、滅(めつ)!」
タツの精霊は黒い炎にその身を変えると、
その形状をゆらゆら揺らめく黒い剣へと変え、タツの左手に納まった。
「龍峰 龍太、私と剣を交え貴様の力を示してみろ!」
タツは剣を振り下ろした。と同時に激しい衝撃が校内を揺らした。
龍太は吹き飛ばされ、そして教室の壁を突き破り廊下へと投げ出された。
「朱雀、不死鳥の弓(フェニックスアーチェリー)!!」
「玄武、大地の連接矛鎚(アースフレイル)!!」
今は何か策を考えている場合ではない。
今こいつを止めなければ大変なことになる。
そのことを瞬時に悟った舞火と大地は自分たちの力を隠すのも忘れて
タツに向かって行った。
「お前たちの相手はこのオレだ。」
が、突然タツと大地たちの間にタツと一緒にやってきた金髪の男が
割り込んできた。その速度は風牙すた超えるまさに瞬速だった。
「光龍(こうりゅう)!!光龍剣(こうりゅうけん)!!
閃光刃(せんこうじん)!!」
金髪の男は光輝く剣を手にすると、その剣は一閃の強い閃光を放った。
そして一瞬にして二人の体を真っ赤な血で染めてしまった。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
校内に悲鳴が響く。
「ここで暴れられてはみんなが危ない。忍、とっとと奴らの動きを止めて!」
「わかってる!」
今度は暗と忍が奴らに向かって行った。
「全てを飲み込む闇(ディヴァウアーダーク)!!」
「黒影の死槍(ヘルシャドウランス)!!」
暗の鎌から放たれた闇の刃と忍の影から伸びる槍が二人の男に向かっていく。
「それきしの闇じゃあオレの光は遮れないぜ!飛光錘(ひこうすい)!!」
金髪の男の剣から尖った光の弾が放たれた。
光の弾は暗と忍の闇をかき消すと、暗と忍の体に突き刺さり、
暗と忍を吹き飛ばした。この二人の強さは反則的なほどに強大だった。
「お前の力はこんなものか………」
タツがゆっくりと龍太に近づいてくる。タツの握る剣から黒い炎があふれ出る。
「興ざめだ。
その程度の力で我らレジストグリマーズを敵にまわしたことを後悔するがいい。
滅炎(めつえん)!!」
タツは龍太に向かって剣を振り下ろした。そんなときだった。
龍太の前に大きな背中が現れた。それは心助だった。
心助は竹刀を片手に龍太とタツの間に割り込むと、
竹刀でタツの振り下ろす剣を受け止めた。
だがタツの剣を竹刀ごときで受け止められるわけがない。
竹刀はまるで木の葉のように容易く両断されてしまった。
そして、タツの剣が心助の体を貫いた。更なる悲鳴が校内に響き渡った。
「そこの常人。お前ごときがこの私の剣を受け切れると思ったか。」
タツは心助から剣を抜き取ると心助の体を無造作に投げ捨てた。
「………はっ、こいつはな、龍峰は影でいつもオレたちを守ってくれていた。
大人としていつまでも子供に守ってもらうわけにはいかないだろう。
たまには大人であるオレがこいつを守ってやらねぇとな………
大人として………な………」
心助は笑いながら言った。
そして、この言葉を言い終わると心助の手から竹刀が零れ落ちた。
竹刀が床を転がる音が静かに校内に響き渡った。
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
フォトライフ
源氏物語〔34帖 若菜 51〕
(2025-11-20 11:30:10)
絵が好きな人!?
ボタニカルアート教室に慣れてきまし…
(2025-10-25 19:13:07)
GUNの世界
Browning Hi Power【Commercial】HW…
(2025-11-20 12:30:22)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Mobilize
your Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: