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紅蓮’s日記
第三十七話
「飛刃(ひじん).雷刃(らいじん)!!」
光の召雷槍から電撃を纏った霊力の刃が放たれる。
辺り一面は水道管の亀裂から噴出す水でびしょ濡れだ。
光の放った飛刃(ひじん)の電撃が水を伝って木に襲い掛かる。
だが、電撃は木まで届かず、
辺りの樹々へと吸い込まれるように消えていった。
「オレの樹々の根が電気を地中に逃がすアースの役割を果たすんだよ。」
木は樹という名の強力な盾の中に身を隠し、
盾であり武器である樹を巧みに操り舞火たちに猛攻を仕掛けた。
舞火は何度も果敢に攻め込むが、樹々の猛攻に阻まれ攻め込めず、
厳しい顔をしている。
「飛刃(ひじん).雷刃(らいじん)!!」
光は諦めることなく何度も飛刃(ひじん)を放った。
そのたびに飛刃(ひじん)の電撃が辺りの水を伝い、
木の樹々がその電撃を地中へと逃がした。
この壮大な鼬ごっこはゆうに三十分間もの間続けられた。
光も舞火と同様顔に疲労の色が現れ始めた。
「どうした?勝算があったんじゃなねぇのか?
さっきから同じことを何度も何度も繰り返してばっかりで。
もう手が尽きちまったのか?」
木は二人の苦しそうな様子を見て楽しんでいた。
「………気づかないのかしら?これがわたしたちの奥の手よ。」
急に舞火はニヤリと笑った。
「光ちゃん、もういいわ。危ないから離れて!」
舞火はそう叫ぶと再び弓を庇えた。
「お前も懲りないな。お前の炎ではオレの樹々を焼くことはできないぜ。」
「わたしの炎だけじゃね。
でも今この場には光ちゃんが作ってくれた
わたしの炎を大きくしてくれるものがある。
ねぇ、知ってるかしら。水に電気を流すとどうなるか………」
「水に電気だ!?そんなもんがなんだ………っておい、まさか………」
今まで余裕の表情を浮かべていた木の顔が一瞬にして青ざめた。
「そ!水に電気を流すと電気分解が起こり、水は水素と酸素に分解される。
今この場には大量の水が存在し、
光ちゃんが幾度となく放ってくれた飛刃(ひじん)の電撃が
その水を分解した。
つまり、今この場には大量の水素と酸素が充満しているって訳。」
舞火はそう言うと、矢を支えていた右手を放した。
「光ちゃん、ふせて!」
放たれた炎の矢は一直線に木へ向かって行った。
そして、木の付近に充満する大量の水素に引火した。
巨大な爆発音が有然町に響き渡った。
と同時に巨大な火柱が天に向かって伸びた。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
木は樹々共々この巨大な火柱に飲み込まれ、そして焼き尽くされた。
「よくあんな手思いついたわね。」
光が舞火の背中を叩いた。
「まったく。夏休みの補習授業真面目に受けてて良かったわ。」
舞火は大きなため息をついた。
舞火、光対木の戦いは舞火と光の勝利という形で決着がついたのだった。
「そろそろね………」
舞火たちがそれぞれ外部に出て木や蜘蛛たちとの戦闘が始まった頃、
翼は人々が外部に目をやっている隙を突いて体育館から抜け出し、
体育館裏へやってきた。
「任務………開始………」
翼は静かに呟くと右手を振り上げた。
「こんなところで何しようってんだ?」
突然掛けられた不意な言葉に翼は驚き、振り向くととっさに身構えた。
「とうとう本性現したか。
ここんところずっとマークしておいて正解だったよ。」
物陰から姿を現したのは斬だった。
斬はこの騒動の中、人目を気にして体育館を抜け出す翼の行動を不信に思い、
翼の後をつけてきたのだ。
「三剣 斬………」
翼は厳しい表情で斬を睨んだ。
「見られたからには………目撃者を排除する………出ておいで、黒翼!」
翼の背後に黒光りする一角を額に生やした黒馬が現れた。
「やっぱりグリマーだったか。
ならば手加減なしで戦えるぜ!一閃(いっせん)、いくぞ!先手必勝だ!」
斬は腰の刀に手をやった。だが、刀が抜けない。刀が非常に重いのだ。
「こ、これは………」
次の瞬間、斬の体に異常な負荷が掛かった。
これでは体が支えきれない。斬は地に膝をついた。
「………そのままじっとしてて………そうすれば楽に死ねるから。」
翼の手には杖が握られていた。
その杖は柄はグレーで先端には
先ほどの黒馬の額の黒光りする一角を象った装飾と
折りたたまれた黒い翼を象った装飾がなされていた。
「重力を操る一角(グラビティ.マニューバ)!!」
これこそが翼の精霊黒翼が姿を変えた翼の武器だった。
「あたしの精霊黒翼は重力を操る角を持ったユニコーン………
重力という名の翼を持った天馬よ!」
翼は宙へ飛び上がり、杖を振り上げた。
「重力増加地帯(グラビテイショナル.フィールド.ウェイル)!!」
重力を操る一角(グラビティ.マニューバ)の先端の黒き翼の装飾が
その姿を大きく広げた。
「ぐ………あ、あぁ…………」
巨大な力が斬の体を押しつぶす。
「あなたは今あたしの
『重力増加地帯(グラビテイショナル.フィールド.ウェイル)』
の中にいる。
その中の重力は通常の約十倍。あなたにもう自由はない。
無駄な抵抗は止めおとなしく死んでちょうだい………」
翼は顔を背けた。そして、斬にかかる重力の負荷をさらに上げた。
斬の周囲の地面が音を立てて陥没した。
「………ごめんなさい………」
翼は小さく呟いた。その時だった。
「瞬抜両断(しゅんばつりょうだん)!!」
斬が翼に飛び掛り、渾身の居合抜きをぶつけた。
翼は杖で斬の瞬斬(しゅんざん)を受け止め間一髪で直撃を避けたものの、
斬の強力な斬撃を受けきることができず、
瞬斬(しゅんざん)の刃が翼の脇腹を捕らえた。
翼はそのまま剣圧で吹き飛ばされ、体を体育館の壁に強打した。
「くぅ、つぅ………あなたなんで動けるの?一体どんな方法で………」
「方法!?………そ、そんなもん使ってねぇよ………気合だよ。気合。
ちっ、やっぱ………体が重いな………」
なんと驚いたことに斬は負荷のかかる体を気合一つで動かしていた。
「こいつ………何?………今まで会った奴とは違う………」
翼は再び斬と向き合い、そして武器を構えた。
翼の中で今まで感じたことのない気持ちに小さな灯火が灯った。
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