ターちゃんルーム

豊かさ


いろいろと考えたんで
せっかくなんでページとして残しておこうと思い
ここに載せましたw
あくまで、大学の課題として提出したものをベースにして
少しだけしか変えてないんで
ところどころ読みにくいと思いますが
ご了承ください

本文

まずは日本における若者の生活の価値観というものを考えながら
豊かさということについての考えていこうと思う。
現在の若者と呼ばれる世代は
オイルショック以降で経済が成長し始めた頃に
生まれた人たちが中心である。
要するに我々は大量生産・大量消費の時代に生まれ、
物には困らない恵まれた世代である。
このような世代に生まれた我々は
マズローでいう低次の欲求は生まれたときから
すでに満たされていたので
成長していくうえで高次の欲求である
社会的欲求、自我の欲求、自己実現の欲求
といったものを求めていくこととなる。
そのような過程を経た結果、
多くの若者は同質と異質を同時に求めていくこととなった。
具体的には
「仲間はずれにされたくない、
友達に遅れたくない
という気持ちがある一方で、
自分は友達とは少し違ったセンスを持っている、
自分には独自性がある
という気持ちを持つこととなる」
という二律背反のことが言える。
ここまではマズローの欲求段階説で説明することができるが、
現在の若者の特徴としてもう一つ上げることができるのが
「保守的」ということだ。
これは、長引く不況の影響で
現在の高次な生活が脅かされるのではないか
という不安から派生し、
保守的な考えを持つ若者が増えたのではないかと思われる。
具体的には
「収入がそこまで多くなくてもいいから
安定した仕事の方を求める。
特にこれは現在の公務員・教員志望の急増
などがあてはまるだろう」
などが言える。
このことをマズローの要求段階で説明するなら
現在の日本は本来、低次な欲求であった
安全の欲求が満たされなくなりつつあると言えるのではないだろうか。
まとめると現在の多くの若者における豊かさの基準としては
「友達と同じような体験や生活をしているという基本があり、
その中で自分だけにしかないセンスや体験や価値観というものがあり、
なおかつ安定した生活と収入が保障されている」
といったことが言えるのではないだろうか。

しかし、これが日本や先進諸国ではなく
貧しい国のように低次の欲求が満たされない国だったらどうなるだろう。
おそらくは金や物があることへ
豊かさを感じる人は多いと思う。
このように国や文化や環境が違えば
求める豊かさの質も変わってくると思う。

最後に私にとっての豊かさというものを定義すると
「豊かさとは自分以外の人の中で
自分という存在の意義がより多くある
一方で、
自分の中でも
人やモノの存在の意義がより多くあること」
ということである。
私は以前
「頼られることはすばらしいことだけど
頼るのはちょっと恥かしいこと」
という考えがありました。
しかし、いろいろなことを経験していくうちに
自分は直接頼っていなくても、
間接的に多くの人やモノによって支えられながら
今、こうして生きているということ、
また直接頼るということで
頼られる人を支える場合もある
ということを知りました。
私はこのような「支え合い」こそ
全世界どの民族でも共通の豊かさになりうるのではないかと思います。



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