ｔａｂａｃｃｏｓｅｎ

「るきでずらなか」

http://www.shogakukan.co.jp/bunko_ehon/ugoku_intro.html
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○「バブル期」には、いわゆる<ブりっコ> というか、このさとう珠緒
のような、話し方をする「女性」がいた。東京の地下鉄などでも、会
社の同僚と思われる他人に対して、エラク甘ったるい声を出しているの
がいた。なぜか。その時代の特有のモノか。と、思っていたら、さとう
珠緒がいた。のである。こうしてみると、存在そのものに<タイムラグ>
がありそうだ。それでも、いやいや、それでもなんてものじゃあない。
かなりの「仕事量」を、こなしている。のだ。ＣＭから、バラエティー
のレギュラーなどなど。映画も出てる。それらをみると「半端」な数で
も、姿勢でもない。もちろん、「媚びたり」「甘えたり」というものと
は、全く別の「仕事」を、こなしているのだ。
○「天然」か、「演技」か。今となっては、「演技」に確定しているよ
うなモノだが、ＳＯ，単純ではない。芸能界、そんなに甘くない。とい
うことだろう。それにしても、わたしが最も気になるのは、こうした「
演技」「表現」が、それなりの「納得性」を、もつのかということだ。
是認する。支持する。こうした<社会状況>は、なにかということなのだ。
仮説に飛躍があるが、ともかくそういうことだ。試みとしては、ＳＯだ
○それにしても、もう「３１歳」だよ。
アイドルとか、そういう類のものとは、隔絶したところにいるはずと言
うのが、「常識」だろ。「一般」だろ。それが違う。違うところで、確
実に存在していると言うことだろうな。
○さとう珠緒嫌いの女性は多い。一方で、「支持」する<派>も多いはずだ。
その「支持」には、<幼児性> の「認容」のようものが、あるんじゃあな
いのかな。そんな感じがする。いくつになってもあるものだ。それの「体
現者」なのだ。さとう珠緒というタレントは。これは、コトバ通り。タレ
ント(才能)である。そして驚くのは、本人が演技に苦心して無くて、むし
ろそれを愉しんでいると言うことなのだ。○リトマス試験紙のよろしく。
<おんな> の自立の解釈の差異を、示すことができるかも知れない。もちろ
ん「錯覚」「幻想」としてだ。
○こうしたアクセス自体、いわゆる硬直した「上」の世代からは出なかっ
た。「下」からだ。井上章一・森山嘉一郎・などだ。他にも、数いるが、
それはもう「跳びすぎ」で、under-ground 風の感じになっている。この
分野は、sub-culture 的には、「存続」し、続けているモノだが。硬直し
た論理、タテマエだけの理屈、それらが造りだした「閉塞感」。それさえ
も、哀しく響く「紋切り型」だ。四面楚歌・八方ふさがり、それらを誘引
した大きなズー体は、「団塊の世代」と「マス・メディア」なのだ。○「
さとう珠緒」というカリスマは、このあたりの事情に精通する。だから、
「ぷんぷん」なのだ。笑顔で、「ぶんぶん」。やつてられないな。それに
しても、「かれら」というか、「あいつら」というか、またまた、DO-RUN
だぜ。・・・・かれらの「たぶらかせ」の教祖が、 Hyper-Realism から、
吉本隆明という流れになる。(笑い)

○経済の潤沢さは、社会の許容度・包容力を増す。時代の変化には、確実
に、そうしたことの影響が見える。各人が意識しようとしまいとである。
○三浦じゅん・いとうせいこう・などは、my-pace などの逸脱だ。だ。そ
の、「 otaku 」の前衛的素養は、泉正人、荒俣宏などの「傍流」から、
派生したものだ。それらを、いわゆるアカデミズムの前に置くと、正統派
のかれらは、一瞬のうちに精気を失う。わたしは、あえて、「迷路」を、
描こうとしている。この puzzle なしには、「かれら」の position も、
なにも分からなくなる。全体の「構図」というほど、厳密ではないが、話
のための<布石>のようなものだ。全体自体が不明だが、ある種の「界隈性
」を獲得した運動の存在があり、それらが乱立している。群立でも言い。
しかもそれらは刻々変化、移動しているのだ。(中)

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