ようこそ、ももちやん旅の部屋へ

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2004白神山地マタギ小屋泊

白神山地探訪記(アルバムはこちらをクリック!)

2004年10月22日(金)

 今回の旅行は、「風の旅行社」という通好みな旅行会社のやってるカルチャー『風カルチャークラブ』のプログラムで行くことにしている。集合は「22日夕方5時に弘前駅前」なんだけど、金曜日は校了日・・・。夜は宿で寝るだけなので、遅れていくことにして、8時の飛行機を予約した。(ちなみにJALのマイルがたまっていたので航空券無料)。

 そうはいっても、一度家に帰らねば。だって荷物が重いし、荷造り完了してない・・!!
 家に帰って着替えて荷作りしたら、もう電車では間に合わないような時間になってたので、泣く泣くタクシーで行きました(せっかく飛行機無料だったのに、タクシー速いが高い!!)

 空港で、今日の旅の友、「H君」と待ち合わせる。H君・・、そう屋久島にも一緒に行った、職場の若いヤツである。怪しい関係では全然ない。先日、知床もH君ご夫妻と一緒に行く予定だったのよ。台風でキャンセルだったけど。。

 飛行機は案外混んでいて、青森空港に着いたのが午後9時過ぎ。それからバスで弘前まで約1時間。さらに弘前から、郊外の「嶽温泉」までいくのだが、もうバスはとっくになくて、駅前も静か~。タクシーで行く。またまたタクシー代がかさむ・・・。

 宿では温泉入って、テレビ見てビール飲んで寝ました。カメムシがいました。部屋にはガムテープがあったんですが、これはカメムシをつぶさずに捕獲するグッズだったということは翌日わかりました。

10月23日
 朝食の場で、同じツアーに参加しているもう一組のご夫婦と対面。今回は4人だけがツアーメンバーで、危うく催行中止になるところだったよう・・・その分添乗員さんは来ない。
 朝食ではホタテの殻の上で豆腐を焼く料理がおいしかったです。

 8時に宿に車の迎えが来てくれ、これから、案内人の白神マタギ舎の工藤茂樹さんの待つ「マタギ小屋」までいく。
 マタギ小屋は、西目屋村の、青秋林道建設予定だった場所の近くにある。

 砂利道を走っていき、「このへん」と車を降りたあたりからちょっと藪の中に入ると、マタギ小屋はありました!

 ここに宿泊用の荷物は置いて、身軽になって、今日は一日山歩き。さっそく工藤さんの案内で山に入ったわ~

 山といっても登山道はほとんど、ないも同然。「マタギ道」といわれる、獣道に毛が生えたような、というかけも生えてないようなところをずんずん、進んでいくのである。

 とちゅうまでは二次林、やがて天然の林に入っていきます。白神山地のいわゆる「核心ゾーン」ではないのだけど、同じような様相の林なんです。

 途中、天然ナメコ発見!大喜びでナメコを取る工藤さん。手にした「ナタ」で、丁寧に丁寧にきのこを採ります。「翌年ちゃんとまた実るよう」根こそぎ取ったりしないですね。

 「やぶこぎ」というわけで、とにかく道はないの(工藤さんには、「道」が見えてるようだけど)。木を掻き分けていくんだけど気をつけないと顔をたたかれるよ!

 途中でお弁当を食べ、ブナの木についたクマの爪あとをみる。巨大な「天然シイタケ」を発見したときの、工藤さんの喜び様ったらありませんでした(^^)

 午後3時くらいにはマタギ小屋に戻ってきて、夕食の支度です。水は冷たい湧き水をひいてあります。工藤さんはきのこ汁をつくってくれます。米をといで釜で炊き、「風の旅行社にはナイショで」と、イワナも焼いてくれたのだ~。マタギ流の下ごしらえをした、おいしいイワナを焚き火で焼いて、天然ナメコやその他のきのこをいれた汁も、ほんっとおいしかった!でも夜はさむかったです。小屋でストーブ炊いて寝袋でみんなで寝ました。。。。

10月24日

 翌朝早くから、工藤さんが火を起こしています。朝もご飯にイクラやら味噌汁やら用意してくれました。
 8時には迎えがきて、工藤さんとお別れ。あっという間でした。ゆうべ、大きな地震が新潟であったということを初めて知りました。なんと新聞もラジオもテレビもないなかで、何も知らずにいたのでした・・・
 嶽温泉の宿に戻って、お風呂に入ることができます。このあとビジターセンターに寄って弘前駅まで送ってくれて、解散。ということなんだけど、飛行機は夜なので、弘前でレンタカーを借りてきて、もう少し白神山地を見て回ろうということにしました。なのですぐに弘前駅まで送ってもらいました。
 もう一組のご夫婦は、これからやはりレンタカーで日本海のほうまで回ってしばらく旅を続けるそうです。

 車を借りて、今来た道を戻り、西目屋村にあるビジターセンターへ。ここでハイビジョン映画をみるんですが、工藤さんの叔父さんがマタギとして出演していました。夕べとまったく同じようにきのこを取ってました。

 さらに、戻って、暗門の滝から、津軽峠のマザーツリーを目指します。この道は私も初めて。うわさにたがわず、すごいぐねぐねした砂利道で、大変でした。私の運転が怖いらしく、H君が「僕が運転しますから」とあとは全部運転してもらったわ・・・

 マザーツリーは初めて見ました。おおきかった。ここから暗門の滝のほうまで歩く道もあるんだけど、車があるので車で戻ります。それから、滝まで歩いていきました。前回私は第3の滝までしか見なかったんだけど、今回は第二、第一まで行きましたヨ。夕方になったので、誰もいなくなっちゃったけど・・しかしいい散策でした。ブナ林も見られたしね。

 そこから一路、弘前空港へ。ブナ堪能の2日間でした。工藤さんがいい味出していたので、また工藤さんと一緒に回りたいな~。まだまだ見たいところがいっぱいある白神山地。ブナは、懐が深いです。


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