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上生的幻想
☆ ワインの愉しみ ☆
dannanちのワインの愉しみ あるいは、そして、ワインの愉しみ
ようこそdannanのHPへ。
挨拶は苦手なので、早速、本題へ入ります。
だいたい、こんな感じで、ワインを楽しんでいます、っていう話・・・・
1 購入 結構、シビアかも。
対象になるのは、今飲んで美味しいもの、飲み頃のもの。
なんせ、セラーがない。あるのは、冷蔵庫の貯蔵室(7~13℃)、入るのは7本。
むろん、エイジングなんて考えてない。そんなこと考え出したら、ワインは溜まる(貯まる、ではない・・・(×_×;))一方・・・買うときは勢いづいて買ったのが、いざ、溜まり出すと、結構負担に思えてくる。また、エイジングしたとして、はてさて飲み頃は・・・となると・・・・結局、同じ銘柄同じヴィンテージのものを数本単位で購入しないとエイジングの意味がなくなる。とてもじゃないが、場所も金もない。それに、そんなに買い込んだところで、飲みきれるわけもない。だから、今売っている「飲み頃」のものに狙いを定める。
生産者、品種、ヴィンテージ・・・など、そのためには、知識が必要になってくる。もちろん、蘊蓄のための知識ではなく、使い勝手がよく、実用的な、プラグマティックな知識であれば十分だ。
ただ、その時問題なるのが、「熟成」。若すぎるワインは口にあわないので。そして、タイミング。
熟成のピークで、もっとも上機嫌のワインなら最高。あるいは、熟成味と若さが交差するその瞬間。もちろん、品種にもよるけど。白は若めが好き。
思うような熟成具合のワインというのは、なかなか・・・ピタリと照準があった最高の状態のワインに出逢うのは、知識より、むしろ、運かな、なんて。
そして、いつもこの歌・・・・♪ この世で一番大切なのは、ステキなタイミング・・・・
ある人曰く、「人生は無駄なワインにかかわっているほど、長くはない」 なるほど・・・確かに・・・・
とはいえ、「どんなワインであっても、開けた以上、無駄にしない」って言うのが、一応、信条。「無駄だと思うから、無駄なワイン」になっちゃうわけで、それこそ、無駄な時間を過ごしちゃうわけだ(あと、金も)。
だが、無駄だと思わなくてすむ程度の、ワインは選ばないと。。。。
2 サーヴィス温度
これは、ほとんど教科書通り、っていうことで。と言って、正確に温度計で測るわけではないから、だいたい。でも、いろいろ注意は払う。あとは、飲んでみてから。白でも、温度が上がってきた方がよく感じられるものもある。
3 グラス グラスは、現在、7種類。
リーデル・ヴィノム ボルドー 赤
同 ブルゴーニュ 赤
同 シャルドネ・リザーヴ(だと思う。モンラッシェかも。。。)
同 ソーヴィニヨン・ブラン
どこのかわからない、ボルドー、ブルゴーニュ
(たしか)HOYA(だったと思う)シャンパーニュ
リーデル・ボルドーに較べ、もう一つのボルドーは小振り。熟成ワイン向き。
リーデルのブルゴーニュとシャルドネに較べ、どこのかわからないブルゴーは、底がほとんど球形(金魚鉢みたい)。
最初から、グラスは決めてかからない(とはいえ、あんまり的外れもしないように注意している)。
たとえば、ボルドーの赤を飲むとき、とりあえず両方のボルドーに注いでみる。全体の色と輝き、エッジを見、匂いをかぎ、味わってみて、どちらのグラスが向いているかを決める。リーデルのボルドーでは、香りは、樽香が強くなり、酸味がやわらぎ、どこかくすんだ感じになる。このことからも、若いワイン向き。一方、小振りな方は、むしろ酸味、果実味が引き出される。
ブルゴーニュの場合も、リーデルと金魚鉢とを同じように。シャルドネなどの場合、面白いことに、たとえば、リーデルの方はいきなり熟成香が、金魚鉢は果実香が出て、スワリングせずに置いておくと、時間とともに、逆に入れ替わっていくようなこともある。
とにかく、実際に注いでみて、匂いをかぎ、味わい、グラスを決める。
奥さんと意見が分かれるときももちろんある。好みの問題だから。どっちにしろ、自分が美味しいと思うようにして、飲めばいいわけだし。
こんなにもグラスが揃ってしまったのは、別に、初めから揃えようとして揃えたわけじゃなかった(お茶だって、初めから皆具を揃えてみたところで仕方ない。たいてい、つまらない置物になるだけ)。
リーデルとあるワイン店がタイアップしたテイスティング会があった。グラス付きで、六千円。
リーデルの4種は、すべてその時のグラス。「スターターズ・キット」とかいうセットらしい。
ワインもあまり期待していなかった。が、それなりにお高いワインが出ていた。さらに、ラッキーなことに、その日雪が降ってキャンセルする参加者が多かった。で、ワインもお代わりし放題・・・・(*^m^*)
ただし、一番よかったのは・・・・プイィ・フュイッセ2002 ドメーヌ・ジャン・ホール・パケ。力強く、活き活きとしていた。一番、お安かったが・・・
99のレオヴィル・バルトンは、一杯目はよかったが、尻すぼみでがっかりした。
コルトン・ブレッサンド96(ドメーヌ・フローレン・メロード)は、やたらケモノ臭が強く、なんとなくうすっぺらく、特級とはいえ・・・・
サンセール・ランティーク02(ドメーヌ・モレ・モードレイ)は、ソーヴィニヨン・ブランの特徴は良く出ていたとはいえ、それだけ・・・(2002/12)
4 デキャンタージュ まったくしない。
いいのか悪いのかよくわからない。若いワインはまろやかになる、と言うことだが、なんか適当なところでワイン全体が平均化・均質化されてしまうようで、なんかつまらない気がする。長い時間かけて飲むので、変化するのも面白いかな、って。ワインによっては、瓶の下の方に行くほどだんだん濃くなっいくように感じるのは、気のせいか、な・・・・
また、オリのある赤ワインはオリを除くためにデキャンタージュし、ものによっては底の三分の一ほどワインを捨ててしまうということを聞いたことがあるが・・・捨てるどころか、うちの場合、オリまで味わってみる・・・・ボルドーやブルゴーニュはたいてい苦いか美味しくないかだが、ミュザールは違った。オリまで美味しい!!!
(ボルドーでも、良い年のものは、おいしかった^^)
あと、もし、ワインが若くて硬い場合は(そういうワインを選ばないようにしている)、栓をして、ボトルを斜めにして置いておく。ゆっくり飲むから、ゆっくり空気に馴染んでくれればいい。
5 一口飲むと、まず、第一印象や感想やなんやかんや、要するに、奥さんとワインについて会話がはじまる。長いときは、一時間でも二時間でも話している。ただ、この時、あとどのくらい時間が経ったらワインがいい状態になるか、だいたい見当をつける(と言って、それまで飲まないわけではなく、やっぱり、飲んでいる)。
メモをとりながら、飲み、話す。
会話が一段落すると、30分~1時間ごとに、また、飲んで、話す。
そんなふうにして、一日が過ぎていく・・・・
6 そうやって話された内容を、ぐっと凝縮したのが、つまり、このHPのコメント。
確かに、ただひとこと「うまい」という言葉以上に、強烈にワインを表し、評する言葉はないとは思う。
でも、それだけではなく、いろいろな言葉に置き換えることによって、人はまた、新たなワインを発見することが出来る。
また、違った味わい方をする人と話すことで、同じワインを違った角度から見ることが出来る。話す相手が親しい人ならば、新たなその人を発見したりすることも出来る。
グラスの中で魅惑的にかがやくその液体に、もうひとつの新たなワインを見いだし、味わい、楽しむことが出来る。
(2004/11/24)
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