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出産当日(後産)



こうして私と遼は別々のヒトになり、ダンナと母は遼と写真をとりまくっていた。そして遼は奥できれいにしてもらい、私は後産へ。後産はお産のミニチュア版って感じでちょっといきみがきて、つるんっと出た。けっこう気持ちよく、すっきりした。胎盤をちょっと見せてもらったけど、なんか巨大レバーみたいだった。会陰の処置もしてもらった。助産院では会陰切開もない代わりに、縫合もない。医師でないとメスや針を使えないことになっているからだ。で、その代わりにクリップを使う。切れたところが自然にくっつくまで小さなクリップで留めておくのだ。わたしは最後いきみすぎたためにちょっとだけ切れて、クリップ2つだった。その後、きれいに拭かれた遼が私の胸の上へ。(産湯につかると体温が下がるので拭いただけだった)けっこう出血がひどかったので注射を打ってしばらくそのまま横になっていた。
もちろん初乳もあげた。でも遼もちょっとしか吸わなかったし、わたしもおっぱいのあげかたが今一つよくわからず、くわえさせただけだった。

もうこの時にはすっかりふつうで、あのケダモノ状態は何だったんだろうという感じだった。斎藤先生や小林先生と普通にお話ししながら、この2人はケダモノ状態の私をずっと見ていたんだなと思うと、恥ずかしいような照れくさいような気持ちになった。

で、2時間ほどそのままベッドに遼と横になって、ダンナ、母と過ごし、体を拭いてもらい、血圧を測ったり、お腹を見てもらったりした後で部屋へ。部屋でしばらく休んでいると父が仕事先から遼を見に来てくれた。とっても大事そうに遼を抱く父。うれしそうだった。少しして、3人は家へ帰っていき、私は7時にご飯を食べ、(完食!おいしかった!)遼とゆっくり過ごす。この夜はのりの佃煮のような黒いうんちが出て、あとはおっぱいを少し飲ませたぐらいでそんなに泣かず、私もゆっくり休んだ。時々助産婦さんが様子を見に来てくれ、何だがコーフンしてねむれないような、でもすぐにねてしまいそうな、そんな感じの静かな夜だった。


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